活动剧情

ハロー・グッド・デイ!

活动ID:108

第 1 话:始まりの日

一歌の部屋
一歌:えっと……。 ペンケースはあるし、ファイルもあるし……
一歌:これで忘れ物はないかな
一歌の母の声:一歌ー! のんびりしてると、始業式に遅れるんじゃない?
一歌:あ……。 大丈夫! もうすぐ出るから!
一歌:(……今日から2年生か)
一歌:(なんだか、あんまり実感がわかないな)
???:『——おはよう、一歌』
一歌:え——
一歌:ミク! こんな時間にどうしたの?
ミク:『一歌の様子を見に来たんだ。 今日から2年生になるって言ってたでしょ?』
ミク:『それでちょっと興味がわいてさ。 クラス替えとか始業式とか、 実際どんな感じなのか見せてもらおうと思って』
一歌:……どんな感じなのか……
一歌:うーん……そこまで特別なことがあるわけじゃないし、 わざわざ見にくるほどじゃないと思うけど……
ミク:『そう? 私は結構大事な日だって思うけど。 いろんなことが新しく始まる日だしさ』
一歌:新しく……。 そう言われてみると、そうなのかな
一歌の母の声:一歌~! そろそろ行かないと、本当に遅れるんじゃない?
一歌:あ……もう出なくちゃ!
一歌:スマホはポケットに入れておくね。 いつもみたいにこっそり覗いてくれたら大丈夫だと思う
一歌:それじゃ——行こうか、ミク
ミク:『うん!』
宮益坂女子学園
昇降口前
ミク:『うわ。 あそこ、いっぱい人が集まってるね』
一歌:多分、昇降口の近くに クラス替えの紙が貼りだされてるからじゃないかな
ミク:『そっか。それでこんなに賑やかなんだ』
???:おーい! いっちゃ~ん!!
一歌:咲希、おはよう
咲希:おはよういっちゃんっ! ねえねえ、クラス発表なんだけど——
ミク:『おはよう咲希。 今日も朝から元気だね』
咲希:えっ!? ミクちゃん!? なんでミクちゃんが……?
ミク:『2年生になったみんなとか、 始業式を見てみたいなって思ったんだ』
ミク:『もちろん、周りの人にバレないようにね』
咲希:そうだったんだ! じゃあミクちゃんも、一緒にドキドキを経験できちゃうね!
ミク:『ドキドキ?』
咲希:そう!
咲希:アタシ達はこれから——クラス発表を見るのです!!
咲希:クラス替えって、ほんっとにドキドキするイベントなんだよ! これから1年一緒に過ごす相手が決まるわけだし!
ミク:『なるほどね、そういうことか』
一歌:ていうか……咲希、まだクラス見てなかったの?
咲希:うん! 見るならみんなで一緒に見たいもん!
志歩:——そういうわけで、 ずっとここで待たされてたってわけ
穂波:ミクちゃんも一緒だったんだね。 おはよう
ミク:『志歩、穂波!』
一歌:もしかしてみんな、私が来るまで待ってたの? なんか、ごめんね
穂波:ううん、気にしないで
穂波:わたしも、できたらみんなと一緒に見たいなって思ってたから。 こういう時ってちょっとドキドキするし
咲希:うんうん! だよねだよね!
志歩:私は別にひとりで見てもよかったけどね。 咲希がどうしてもって言うから
咲希:え~! もう、しほちゃん冷たいよ~!
志歩:はいはい。 全員そろったことだし、さっさと見に行くよ。 早くしないと予鈴鳴っちゃうし
一歌:ふふ、そうだね
ミク:『やっぱり、すごい人混みだな……』
志歩:これくらい近づけば見れそうだね。 えっと、私達は……
一歌:——あった! 私、A組だ
穂波:……わたしの名前も……! っていうことは……
穂波:一歌ちゃん! わたし達、同じクラスだよ!
一歌:……! うん!
咲希:えっ!? ふたりとも同じなの!? アタシは……
咲希:え~~ん、A組のとこに名前ないよ~~!
志歩:咲希の名前はB組にあったよ。 ほら、あそこ
咲希:え? ……あ、ほんとだ!
咲希:でも、いっちゃん達とはバラバラになっちゃったなあ……
志歩:たしかに、ふたりとは一緒じゃないけど……
一歌:——あ! 志歩と咲希、同じクラスだ!
咲希:えっ!?
志歩:そういうこと。 ほら、あそこ
咲希:ほんとだ~~~!!!! よかったぁしほちゃ~~~ん!!!!
志歩:わっ! ちょっともう、大げさでしょ……
穂波:ふふ、よかったね、咲希ちゃん
教師:皆さーん! 混雑するので、クラスの確認が済んだら、 すぐ移動してくださーい!
咲希:あ、はーいっ!
一歌:じゃあ、行こうか
ミク:『……ふふっ』
一歌:ミク、どうしたの?
ミク:『やっぱり来てよかったなって思って』
一歌:え……
ミク:『一歌は特別なことがあるわけじゃないって言ってたけど、 私はすごく楽しいよ』
ミク:『みんなのドキドキした顔とか、 一緒のクラスになれて嬉しいって顔とか、 いろんなものが見れたし』
ミク:『それに、みんなを見てると——なんていうのかな』
ミク:『やっぱり、“今日から新しいことが始まる”って気がするんだ』
一歌:……新しいこと……
一歌:……そっか
ミク:『一歌?』
一歌:今日は、クラス替えがあって、新しい教室に行って—— ただそれだけの日なんだって思ってたけど……
一歌:でもきっと、そうじゃないんだよね
一歌:今日からいろんなことが新しくなって、 いろんなことが始まっていく
一歌:だから——
一歌:そういう特別な日だって思って、大事にしていきたいな
ミク:『——うん』
ミク:『今日を思いっきり楽しんでね、一歌!』
一歌:うん!
咲希の声:いっちゃーん! 遅刻しちゃうよー!
一歌:あ……! ごめん、すぐ行く!!
一歌:じゃあミク、学校のこととかみんなの様子とか—— いっぱい見ていってね
视频:播放视频

第 2 话:新しいクラスで

宮益坂女子学園 2年A組
教師:——HRは以上です
教師:このあとは始業式になります。 時間までに、各自体育館に集まってください
クラスメイト達:HR早く終わったから、 始業式までちょっと時間あるね
クラスメイト達:あ、じゃあ隣のクラスちょっと覗きに行かない? あっちの友達にも紹介したいし!
クラスメイト達:いいね! じゃ、行こうか!
穂波:はぁ……。 新しい教室って、やっぱり少しドキドキするな
一歌:それはちょっとわかるかも。 窓から見える景色とかも変わるしね
一歌:あ、そういえば……このクラス、 私達の他にも——
こはね:——一歌ちゃん、穂波ちゃん!
穂波:あ……こはねちゃん! こはねちゃんも、今年は一緒のクラスだね
こはね:うん。同じクラスになれて嬉しいな。 ふたりとも、1年間よろしくお願いします
一歌:こちらこそよろしく
穂波:……あ。こはねちゃん、もしかして ちょっと寝不足だったりする?
一歌:え?
こはね:あ……
こはね:実は、最近チームでの練習をいっぱいやってて…… 昨日は特に遅くまで頑張ってたから、そのせいかも
穂波:そうだったんだ……
一歌:こはね達の練習って、今までもキツそうだったけど それよりすごいことやってるの?
こはね:うん。杏ちゃんのお父さんが組んでくれたメニューを やってるんだけど、それがすごく厳しくて……
穂波:大変そうだね……
こはね:そうだね、毎日ぐったりしちゃってるよ。 でも——
こはね:どうしても今、頑張りたいんだ
こはね:私達が目指してるものは、 簡単に超えられるものじゃないけど……
こはね:どんなに苦しくても、後悔しないように—— 精一杯やろうって思ってるの
一歌:……こはね、なんだかかっこいいな
こはね:え?
一歌:なんていうのかな、前からしっかりしてたけど、 一段とキリっとしたっていうか……
穂波:うん。 覚悟を決めて努力してるんだなって感じたよ
こはね:……そうかな。 えへへ、ちょっと照れちゃうな
穂波:頑張ってね、こはねちゃん。 わたし達も、応援してるね!
こはね:うん! ありがとう!
こはね:あ……そういえば、 志歩ちゃんと咲希ちゃんは、どこのクラスになったの?
穂波:ふたりはB組だよ
穂波:そうだ。始業式までまだ時間あるし、 B組の様子を見に行ってみない?
一歌:いいね。 他の子達も、覗きに行ってるみたいだし……
こはね:あ……ごめんね。 私、さっき先生に頼まれごとされちゃって このあと職員室に行かなきゃいけないんだ
穂波:そうなんだね。 それじゃあ、また今度一緒に行こう
こはね:うん!
2年B組
一歌:えーっと、咲希と志歩は……
穂波:……あ!
えむ:ではっ! おんなじクラスになれたことをシュクして~!
えむ:2年生も、よろしくわんだほ~い!!
咲希:わんだほ~い!!
志歩:はぁ…………
えむ:えへへ、ふたりと同じクラスになれて ほんとにほんっと~に嬉しいな~!!
えむ:これからも一緒に、いーっぱい遊ぼうね!
咲希:うんっ! あ、そうだ! 今度みんなでプリシ撮らない?
えむ:おーっ! あれ、いっぱい落書きできて楽しいよね♪ あっ、あと一緒にゲームしたいな~!
咲希:いいねいいね~! あとはみんなでカラオケ行ったりパフェ食べたり——
志歩:いや、1日じゃそんなに回れないでしょ
志歩:それに、バンドの練習やバイトだってあるんだから、 遊んでばっかりいるわけにもいかないし
咲希:う、そ、そうでした……!
咲希:あ……そういえばえむちゃん達も これから、いろんな舞台や劇団を回っていくんだよね
えむ:うんっ! ちょっと前に、みんなといっぱいお話してね。 みんなで、いろ~んなところに行ってみることにしたんだ!
えむ:だからえーっと……夢を叶えるために、みんなで修行するの!!
志歩:修行、か……
えむ:うん。だから、今までよりも 時間は少なくなっちゃうかもしれないけど……
えむ:でもでも、せっかく同じクラスになれたし、 ちょっとだけでも遊ぼうよー!
咲希:ちょっとだけ! しほちゃん、おねが~~~い!
志歩:う…………
志歩:……たまにならね
えむ・咲希:『やった~!!』
ミク:『……志歩が振り回されてて、ちょっとおもしろいね』
穂波:ふふっ、そうだね
咲希:——あ! いっちゃーん、ほなちゃーん!
志歩:あれ、遊びにきたの?
えむ:あ~! みんな、ようこそいらっしゃ~い!!
穂波:ふふ、えむちゃんもB組だったんだね
えむ:うん! 穂波ちゃんと離れちゃって、ちょっとションボリだけど……
えむ:でも、これからもいーっぱい遊ぼうね!
穂波:うん。また絵名さんとお絵描きしたり、 瑞希さん達と遊びに行ったりしたいね
???:あ!! みんなー!!
一歌:あ、この声は……!

第 3 话:それぞれの目標

遥:おはよう、みんな。 朝から楽しそうだね
えむ:遥ちゃん、みのりちゃん! おはようわんだほ~い!!
一歌:ふたりとも、今日は仕事じゃなかったんだね
遥:うん。 今日と明日はフリーなんだ
穂波:あ、そういえばふたりのクラスって……
みのり:——よくぞ聞いてくださいましたっ!
咲希:へっ?
みのり:花里みのり、ついに……ついに念願を叶え!!
みのり:遥ちゃんと——クラスメイトになることが! できたのですっ!!
志歩:……いや、単位制はそこまでクラス多くないし、 みのりと桐谷さんが同じクラスになるのは そんなに驚くようなことじゃないでしょ
みのり:違うよ……っ! そういうことじゃないんだよ、志歩ちゃん! 遥ちゃんとクラスメイトってことはつまり——
みのり:教室で同じ空気が吸えたり……! 授業を受ける遥ちゃんが見れたり……!
みのり:そういう……そういうハートフルな学園生活が 送れちゃうんだよ!? こんなの……控えめに言っても奇跡だよ……っ!!
志歩:……ああ、なるほど……
えむ:みのりちゃん、今すっごくわんだほいなんだね!
一歌:いつものみのりって感じだね
遥:でも実際、みのりと離れ離れにならなくてよかったな。 授業を中抜けする時とか、一緒に行動できたほうが都合がいいし
遥:何より——みのりがいてくれると、私も嬉しいから
みのり:は、遥ちゃん……! まぶしすぎるよ……!
志歩:……なんかこれ、新手のコントになってない?
みのり:ううっ……ごめんね。 嬉しすぎてテンションが変な感じになっちゃって……
みのり:でも、もう大丈夫! ここからはアイドル・花里みのりとしてがんばるよ!
みのり:——わたくし花里みのり、 単位制の2年生になりました!
みのり:これから MORE MORE JUMP!としてお仕事もいっぱい受けて、 大変なことも多くなると思うけど——
みのり:希望を届けるために、全力でがんばりますっ!
咲希:がんばれー! みのりちゃ~ん!
教師:皆さーん! そろそろ体育館に移動してください!
一歌:あ、そろそろ始業式の時間か
みのり:はっ、ギリギリに行くと体育館の入り口が混んじゃうから 早めに行こうと思ってたのに……!
遥:ふふ、すっかり話し込んじゃったね。 そろそろ行こうか
みのり:うんっ!
穂波:じゃあ、わたし達も教室に戻ってから行こうか。 こはねちゃんも、もう戻ってるだろうし
一歌:そうだね。 みんな、またあとで!
体育館前
まふゆ:——じゃあ、日野森さんと桃井さんは また同じクラスになったんだね
雫:ええ、そうなの!
愛莉:ま、なんとなくそうなるかもーって思ってたけどね。 わたし達、腐れ縁だし
愛莉:朝比奈さんは、たしかB組よね?
まふゆ:え? うん。 でも、どうして知ってるの?
愛莉:ふふ、朝比奈さんの名前は 表の上のほうにいるから見つけやすいのよ!
まふゆ:あ、なるほど。そういうことか
雫:それにしても—— 私達ももう、最上級生なのねえ
愛莉:そうね……。 来年には卒業しちゃうって思うと なんだか不思議な気分だわ
愛莉:でも、ぼんやりなんてしてられないわよね。 みのり達だって覚悟決めて単位制に移ってくれたんだし、 わたし達も気合い入れて引っ張っていかないと
雫:——ええ。 経験者として、先輩として、頑張りたいわね
まふゆ:気合いが入ってるね。 私も、ふたりに負けないように頑張らないとな
雫:ありがとう、朝比奈さん
雫:あ……そうだわ。 よかったら朝比奈さんの目標も聞かせてもらってもいい?
まふゆ:え? 私の?
まふゆ:……そうだな……
まふゆ:——ごめん、ちょっと考え込んじゃって
まふゆ:最近、いろんなことがあって…… 先のことまで考えられてなかったから
雫:あら……そうだったのね
雫:もし何か大変なことがあったら……いつでも声をかけてほしいわ
雫:私にできることはそう多くないと思うけれど…… 一緒に弓を引くだけでも、きっと気晴らしになるもの
愛莉:ええ! あとは京都の時みたいに、一緒に和菓子食べに行ったりね?
まふゆ:あ……
まふゆ:……ありがとう
???:あ……先輩! おはようございます!
雫:え?
愛莉:あら、おはよう! なんだかちょっと変わった組み合わせね?
雫:もしかして、みんな同じクラスなの?
こはね:はい。 全員A組なんです
まふゆ:A組か……
まふゆ:A組の掃除ロッカー、建付けが悪くて開かないことがあって…… 無理に開けようとしてケガした子がいるから、 星乃さん達も気をつけてね
一歌:そんなことがあったんですね……! 教えてくださってありがとうございます、朝比奈先輩
まふゆ:どういたしまして
愛莉:ていうか——先輩先輩って言ってるけど みんなも、もう先輩なのよ?
一歌:あ、言われてみればたしかに……
雫:一歌ちゃん達なら、素敵な先輩になりそうね
雫:でも、もし何か困ったことがあったら言ってね。 私も先輩として、力になりたいから
一歌:ありがとうございます。 先輩達がついていてくれると思うと、心強いです
雫:あら、もうすぐ始業式が始まっちゃうわ。 早く並ばないと
穂波:そうですね、行きましょう!

第 4 话:もうひとつの始業式

スクランブル交差点
咲希:んっふっふ~ん♪
ミク:『咲希、ご機嫌だね』
咲希:うん! だって今日すっごく楽しかったから!
咲希:クラス替え、どうなっちゃうんだろ~ってドキドキしてたけど、 新しいクラスも新鮮でいい感じだったし!
穂波:そうだね。 友達も何人かいて、ほっとしたなぁ
???:——うむ! これで無事、任務完了だな!!
一歌:……あれ?
穂波:なんだか今、聞いたことのあるような声が……
司:おお! 咲希達ではないか~!!
咲希:あーっ!! お兄ちゃん!!
一歌:……! ミク、ちょっと隠れてて!
ミク:『わかった』
司:——こんなところで出会うとは、奇遇だな!!
一歌:そ、そうですね! 司さんはどうしてここに……?
司:ランニングシューズを買いに来ていたのだ。 このあいだの練習で、ついに履き潰してしまってな
咲希:あ、そういえば朝そんなこと言ってたね! いいの見つかった?
司:ああ、ジャストフィットなものを見つけた! なので今は、最高の気分で帰路についているというわけだ!
穂波:だから任務完了って言ってたんですね
志歩:任務っていうほどのことじゃない気もするけど……
司:そういえば咲希達も今日が始業式だったな。 どうだったんだ、宮女の始業式は
咲希:すっごく楽しかったよ! あ、あとね、しほちゃんと同じクラスになれたんだ~♪
司:おお、それはよかったな! 志歩、咲希のことをよろしく頼む!
志歩:あ、はい……
司:オレの学校も今日始業式だったんだが、 なかなか面白かったぞ
咲希:えっ、そうなの? どんな感じだった?
司:そうだな。どこから話そうか……。 まず、オレは自分のクラスに行ったんだが——
神山高校 3年C組
司:なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
司:ま、まさか……! まさか……!
司:まさか、類と同じクラスになるとは!!
類:いやあ、これには僕も驚いたよ
類:噂に聞いたところでは、教師の負担を減らすために 問題児は別々のクラスにされるというからね
司:ほほう…………ん? 問題児?
類:(まあおそらく、僕達は一緒にいることが多いから、 まとめて監視したほうが負担が少ないと思ったのだろうねえ)
クラスメイト達:まさか、ワンツーがそろってるとはな……
クラスメイト達:大丈夫なのか……? 授業中もとんでもないことになるんじゃ……
クラスメイト達:でも飽きなさそうだよな。 いつも楽しそうに騒いでるし
司:む? 何やら、妙に注目されているような……?
司:これはもしかすると——
司:オレのスターたる輝きに、 クラスメイト達が引き寄せられているのかもしれないな!
類:う~ん……そうかもしれないねえ~
類:まあとにかく、クラスメイトになれて嬉しいよ。 卒業までの1年間、よろしくね。司くん
司:ああ! よろしく頼む!
司:さて、それでは始業式に……と思ったが、 まだ少々時間があるな
司:おおそうだ! 寧々の様子を見に行ってみないか?
類:え? 寧々のかい?
司:ああ。 この前練習した時、クラス替えが憂鬱だと言っていたからな。 もし緊張しているようなら、和ませてやろうと思うのだ
類:うーん……。 僕達が寧々のクラスに行って、 寧々が和むかどうかは怪しいところだけれど……
類:まあ、見に行ってみてもいいかもしれないね。 どんなクラス分けになったのか、興味もあるし
司:そうだろうそうだろう! それでは、2年生の教室へ出発だ!

第 5 话:みんな笑顔で

神山高校 2年A組
寧々:…………
クラスメイト達:ねえねえ、今度カラオケ行かない!?
クラスメイト達:いいねいいね! じゃああっちのグループにも声かけてみよっか!
寧々:(……どうしよう。 このクラスの人達——)
寧々:(なんていうか、全体的に…………明るすぎる…………)
寧々:(わたし、ちゃんと馴染めるのかな……。 もしかしたら、ずっと浮いたままになったりして……)
寧々:(……名簿を見てみたら、一応知り合いはいたけど……)
???:あーっ!
杏:おはよ、草薙さん!  草薙さんもA組だったんだね! 1年間よろしく!
寧々:お、おはよう、白石さん……
彰人:まさかお前達と同じクラスとはな
寧々:お……おはよう……
杏:あ、彰人! 彰人もA組だったんだ!
彰人:まあな。 つーかお前、クラス分けの名簿見てねえのか?
杏:え、うん。 私のクラスは友達が教えてくれたし、別に見なくていっかなって。 教室入ったら誰がいるかわかるし
彰人:まあ……お前はそういう図太いヤツだよな
杏:それどういう意味? 私だって、新しいクラスに友達いるかなーとか ちょっとは思うんですけど?
杏:まあでも、ざっと見る限り だいたい話したことある子みたいだし、 よかった!
彰人:ほとんどって、どんだけ顔広いんだよ……
杏:あ、でも彰人の友達もいるっぽいじゃん! あっちでサッカー部集まってるし
サッカー部のクラスメイト達:おーい、彰人! お前もこっち来いよ!
彰人:おう、あとで行く
寧々:(う……)
寧々:(やっぱりふたりとも、わたしとはタイプが…………っ)
杏:あ、そうだ草薙さん!
寧々:えっ、な、なに?
杏:この前、天馬先輩から聞いたんだ! 草薙さん達、ワンダーステージから離れて いろんなところで演技の修行していくんでしょ?
寧々:う、うん……
杏:じゃあ私達——修行仲間だね!
寧々:え? 修行仲間?
杏:実は私も今、歌の修行中でさ。 父さんに連れられて、いろんなところに行ってるんだ
寧々:そ、そうなんだ……。 遠征までするなんて、頑張ってるんだね
杏:うん! だから草薙さんも、 一緒に頑張ってる修行仲間だなって思って!
寧々:仲間……
寧々:そっか……。 じゃあ、その……お互い頑張ろうね
杏:うん!
???:失礼するぞーーーーーー!!
寧々:う……っ!
彰人:げっ……! なんであいつら、2年の教室に……!?
クラスメイト達:あれ? ワンツーフィニッシュ先輩じゃん!
クラスメイト達:なんでうちのクラスに来たんだろ?
寧々:た、他人のフリ……他人のフリ……
司:おーーーーい寧々ーーーー! どうだ新しいクラスはー!
類:クラスメイトとは仲良くできそうかい?
寧々:バ、バ……!
クラスメイト達:ネネ……って誰かな?
クラスメイト達:あ、あそこにいる草薙さんって子だよ。 先輩達と一緒にショーやってるんだって
クラスメイト達:へえ~。おとなしそうな印象なのに、なんか意外だね
寧々:うう、最悪……!
???:——あ! ほら、やっぱり司先輩の声だったよ!
???:聞き間違いではなかったようだな
類:おや?
寧々:こ、今度は誰……!?
寧々:あ、あれって……
類:瑞希。それに青柳くん。 その様子だと、もしかして——
瑞希:うん! 冬弥くんと同じクラスだったんだ、隣のB組!
冬弥:暁山とふたりで話していたんですが、 その時に、とても大きな声が聞こえてきて……
冬弥:もしかしたら司先輩がいらっしゃるのかと思って 来てみたんです
類:ああ、そういうことだったんだねえ
瑞希:いやー、でもホントに冬弥くんが同じクラスでよかったよ!
瑞希:さっきボクが先生に頼まれた荷物運んで『おもーい!』 ってなってた時も、すぐ手伝ってくれたし♪
冬弥:目の前でクラスメイトが困っているなら、 力になりたいと思うのは当然のことだろう
司:うむ! 素晴らしい心がけだな、冬弥!
彰人:……おい冬弥。 あんまいいように使われるんじゃねえぞ
類:瑞希はそういう調子のいいところがあるからねえ。 気をつけるんだよ、青柳くん
冬弥:暁山にはいつも良くしてもらっていますが…… そういうこともあるんですね。わかりました
瑞希:え~! 類まで酷いや!
寧々:あはは……
彰人:はぁ……先が思いやられるな……
杏:ま、ふたりなら仲良くやれそうだし大丈夫でしょ!
司:そうだな! 何はなくとも、皆、笑顔であることが確認できてよかった!
司:お前達、この1年間もよろしく頼むぞ!
瑞希:はーい!
冬弥:よろしくお願いします

第 6 话:夕暮れ時の出会い

スクランブル交差点
司:——というわけで、 全員新しい環境を楽しみ、張り切っている様子だったぞ!
一歌:そうだったんですね……。 神高のほうも楽しそうでよかったです
咲希:とーやくんとみずきちゃん、同じクラスになったんだ~! いいなあそのクラス! アタシも入りたい!
穂波:でも、咲希ちゃんがいなくなったら 志歩ちゃんが寂しがっちゃうんじゃない?
咲希:あっ、そっか……! じゃあやめておこーっと♪
志歩:はいはい。まったく……
司:——やはり、いいものだな。 皆が楽しそうにしている姿を見るのは
一歌:え?
司:ちょうど今日も思っていたのだ。 やはり、多くの人が笑顔でいられることは素晴らしいことだと
司:——よし! 帰ったらこのくつをはいて、走り込みだな!
司:多くの人を笑顔にするためにも、 まずは体力作りをせねば!
一歌:はい、頑張ってください!
穂波:あ、そういえば、そろそろスタジオに入れる時間じゃない?
一歌:そうだね。 そろそろ行こうか
司:ああ、練習に行くところだったのか。 長話をしてしまって悪かったな
司:それでは、練習に励んでくれ! さらばだ!
咲希:バイバーイ! また、家でね~!
ミク:『おもしろい話が聞けてよかったね、一歌』
一歌:そうだね。 賑やかで楽しそうだったな
志歩:でも、ちょっと急がないと。 スタジオの時間、もうすぐだし
穂波:うん……! 使える時間が短くなるともったいないし、ちょっと走ろうか
一歌:わかった!
数時間後
センター街
咲希:みんな、お疲れさまー!
一歌:お疲れさま! ……なんだろう、今日の練習 すごく調子よかったな
穂波:わたしも、いつもより気持ちよく叩けた気がするな
ミク:『うん、全員いい感じに気合いが入ってるって感じたよ』
咲希:え、本当? やったー!
志歩:ミクの言うとおり、今日はいいスタートが切れたと思う。 ——この調子で、頑張っていこう
穂波:それじゃあまた明日だね。 みんな、お疲れさま
咲希:バイバーイ!
ミク:『お疲れさま、一歌』
ミク:『今日はいろんなものを見せてくれてありがとう。 ……やっぱり、ついてきてよかったな』
一歌:ふふ、そうだね。 ミクが言ってたみたいに、 いつもとはちょっと違う、特別な日になったし
一歌:……あ、お母さんからだ。 『帰りに醤油買ってきてくれる?』か……
一歌:スーパーまでは遠回りなんだけど…… ま、いっか
ミク:『一歌の特別な今日は、まだちょっと続くみたいだね』
一歌:おつかいは特別ってわけじゃないけどね
ミク:『そう? それだって立派な任務じゃない?』
一歌:任務って……もう、司さんじゃないんだから
一歌:……あれ……?
ミク:『どうしたの、一歌?』
一歌:あそこにいるの、もしかして——
一歌:——奏さん! 絵名さん!

第 7 话:力をもらって

センター街
奏:——星乃さん。 こんなところで会うなんて、偶然だね
一歌:本当ですね。 おふたりとも、どうしてここに……?
絵名:私は今から学校なんだ
一歌:え、今から?
絵名:うん。実は定時制にかよってるんだよね。 で、夕方から定時制の始業式でさ
一歌:夕方から……そうなんですね
奏:わたしも始業式だったんだ。 もう終わったけど
一歌:え? 奏さんはたしか、通信制ですよね。 通信制の学校にも、始業式ってあるんですか?
奏:うん。学校によって違うのかもしれないけど…… うちはこういう節目の時はちゃんと式があって、 できるだけ出席するように言われてるんだ
奏:それで始業式が終わった時、絵名から連絡があって。 さっきまでファミレスにいたの
一歌:そうだったんですね
絵名:一歌ちゃんの学校はどうだった? クラスとか変わったんだよね
一歌:あ、はい。 私は穂波と同じクラスになりました
奏:そっか……望月さんと一緒なんだ
絵名:同じクラスになれてよかったね
一歌:はい、穂波が一緒で私も安心しました。 あとふたりバンドのメンバーがいるんですけど、 その子達はその子達で同じクラスになれて喜んでました
一歌:それで、さっきまで練習してたんですけど なんだか熱中しちゃって
奏:そうだったんだ……。 心機一転って感じで、気合い入るよね
一歌:ふふ、そうですね
一歌:それに——
絵名:一歌ちゃん?
一歌:あっ……ごめんなさい。 えっと……
一歌:多分、なんですけど…… 今日はいろんな人と会って、話をして……
一歌:みんなのやる気に——力をもらったんだと思います
こはね:私達が目指してるものは、 簡単に超えられるものじゃないけど……
こはね:どんなに苦しくても、後悔しないように—— 精一杯やろうって思ってるの
みのり:これから MORE MORE JUMP!としてお仕事もいっぱい受けて、 大変なことも多くなると思うけど——
みのり:希望を届けるために、全力でがんばりますっ!
司:——よし! 帰ったらこのくつをはいて、走り込みだな!
司:多くの人を笑顔にするためにも、 まずは体力作りをせねば!
一歌:みんな、自分の夢や目標のために、 大変なことでもちゃんと乗り越えていこうって前を向いてて——
一歌:そういう姿を見たから、 私も頑張ろうって思えたんだと思います
一歌:……って、すみません。 急に自分のこと語り出しちゃって……
奏:ううん、そんなことないよ。 なんとなくだけど、伝わってきた
奏:それに——
奏:今の星乃さんの話を聞いたら、 わたしも頑張ろうって思えたよ
一歌:奏さんも?
奏:……実は、今日の始業式の時、 これからのこととか考えてて
奏:——ちょっと個人的なことなんだけど、 実は最近いろいろあって、考えることが多かったんだ
絵名:今日もファミレスで、そのこと話してたしね
奏:わたしは、星乃さんや、星乃さんの周りの人達みたいに、 目標に向かって前向きに努力ができてる……って いうわけじゃないけど
奏:でも今の話を聞いて、 できることを、頑張っていこうって思ったよ
一歌:今の話で……?
一歌:えっと……私は今日のことを話しただけですけど…… でも、少しでも力になれたのならよかったです
奏:うん。 ありがとう
絵名:それじゃ、私はそろそろ行くね
一歌:あ……引き留めてしまってすみませんでした
絵名:ううん、全然大丈夫。 またね、一歌ちゃん! 奏もまた今夜!
奏:うん。いってらっしゃい
奏:……それじゃあわたしも帰ろうかな。 またね、星乃さん
一歌:はい! また!

第 8 话:少しずつ、つながって

一歌の部屋
一歌:……ふぅ
一歌:(今日はいろんなことがあったな)
一歌:(クラス替えがあって、先輩達とも話して、 練習もして、奏さん達にも会って——)
奏:わたしは、星乃さんや、星乃さんの周りの人達みたいに、 目標に向かって前向きに努力ができてる……って いうわけじゃないけど
奏:でも今の話を聞いて、 できることを、頑張っていこうって思ったよ
一歌:……奏さん、なんでああ思ったんだろう……
ミク:『一歌?』
一歌:あ、ミク
一歌:ボーっとしちゃっててごめんね。 今日のこと、いろいろ思い出してて
ミク:『今日はいろんなことがあったもんね』
ミク:『おかげですごく楽しかったよ。 新学期の学校のことも知れたし、 一歌の知り合いもたくさん見れたし』
ミク:『それに——』
ミク:『奏さんって人が、 一歌から力をもらうところも見れたしね』
一歌:え?
ミク:『ほら、言ってたでしょ。 一歌の話を聞いたら、頑張ろうって気持ちになった、って』
ミク:『それってきっと、みんなの姿が一歌に力をくれたみたいに、 一歌が奏さんに力をあげられたからだって思うんだ』
一歌:あ……
ミク:『そういうのって、 ちょっとずつ、つながってるのかもしれないね』
ミク:『誰かが一生懸命頑張ってる姿に、 応援したいとか、私も頑張りたいとか、負けてられないとか…… いろんな気持ちがわいてきて』
ミク:『その人が頑張ると、また違う誰かが同じように思って——』
ミク:『なんだか、素敵だね。 自分も気づかないうちに、 ちょっとずつ誰かの力になってるなんてさ』
一歌:……誰かの力に……
一歌:ふふ、そうだったら嬉しいな
一歌:でも、もしそうなら—— やっぱり私は自分の音楽で、誰かの背中を押したいな
ミク:『え?』
一歌:言葉や態度で誰かの力になれるのも嬉しいけど、 私は、その想いを音楽に乗せたいって思うから
ミク:『——そうだね。 きっと、一歌ならできるよ』
一歌:うん。ありがとう、ミク
一歌:よし……! それじゃあ夕ご飯まで自主練、頑張ろう
ミク:『あ……じゃあ、セカイでやるのはどう? 私も演奏したいし』
一歌:え、いいの? じゃあ……お言葉に甘えて行かせてもらおうかな
ミク:『オッケー。 それじゃ、あっちで先に用意してるよ』
一歌:あ……! ちょっと待って、大事なこと言い忘れてた
ミク:『ん?』
一歌:——ミク。 今日もありがとう
一歌:改めてこれからも、よろしくお願いします
ミク:『こちらこそよろしく、一歌』
一歌:(——今日は、学年が上がって、 クラスが替わるだけの日だって思ってた)
一歌:(だけど、ミクのおかげでいろんなことに気づけたな)
一歌:(今日は特別な日なんだって思って、 いろんなことを感じようとしてみて……よかった)
一歌:(おかげでまた一歩、 しっかり前に進めるような気がする)
一歌:……2年生も、頑張ろう!