活动剧情
Cheer with my Heart!
活动ID:168
第 1 话:集うアイドル達
イベント会場
斎藤:——皆さん、お待たせしました! 受付が終わったので、中に入りましょう
遥:ありがとうございます、斎藤さん
斎藤:いえ! それにしても……想像以上に大規模な説明会ですね
愛莉:そうね。ぱっと見た感じ、 アイドルとスタッフさんだけじゃなくて、 取材で来てる人も多そうだわ
愛莉:それだけ——『LUMINAグランプリ』が 注目されてるってことかしら
みのり:あ! あれって……!
雫:あ……アリサちゃん?
愛莉:えっ?
遥:そっか……ReLightやチアデのメンバーも来てるんだ
愛莉:ええ。やっぱりというか、なんというか——
???:皆さん、おはようございまーす!!!
???:弾ける笑顔で宇宙を照らす☆ 銀河級アイドル、ひかりんです!
ひかりん:グランプリのダークホースになるかもなので、 記者さんは今のうちから注目しちゃってくださいね~!
遥:新人さんかな? 勢いがあっていいね
みのり:わ、わたし達も何か自己PRしたほうがいいかな……!?
愛莉:大丈夫だから落ち着きなさい
愛莉:(……本当に、いろんなアイドルがいるのね。 地下アイドルや、初めて見るグループまで。 個性も芸歴もバラバラで——)
愛莉:(共通してるのは……有澤さんから、 番組の招待状をもらった、ってことだけ)
みのり:えっと……大家さんは、 あの伝説のアイドルの有澤日菜子さんで……
みのり:しかも、LUMINAグランプリっていう番組を主催してて……!?
愛莉:(『最高のアイドルを決める』……)
愛莉:(つまり、アイドル達が競い合って 一番を目指す番組ってことよね)
有澤:いろいろと驚かせてしまってごめんなさいね
有澤:よければ、番組の説明会で詳しいことを お話しさせてもらえると嬉しいわ
遥:説明会、ですか?
有澤:ええ。番組の目的と、 MORE MORE JUMP!の目指すところが 重なっているかどうか——
有澤:きちんと確かめたうえで、 番組に出演するかを判断してもらいたいの
愛莉:(……わたし達が目指してるのは、 誰よりもたくさんの人に 希望を届けるアイドルになること)
愛莉:(そのために、目の前のことを全力でやってきたわ)
愛莉:(おかげで、少しずつ仕事は増えてきたけど…… まだまだ厳しい状況が続いてる)
愛莉:(この番組が打開策になりうるのか—— きちんと、確かめなくちゃ)
有澤:——本日はようこそお越しくださいました
有澤:LUMINAグランプリの主催を務める、有澤日菜子と申します。 どうぞよろしくお願いします
愛莉:……!
みのり:有澤さん……!
有澤:早速ではありますが、LUMINAグランプリの 説明会を始めさせていただきます
有澤:番組のコンセプトは、『最高のアイドルを決める』——
有澤:そこに興味を持って、 説明会に来てくださった方も多いと思います
有澤:コンセプト通り、LUMINAグランプリは アイドル達が頂点の座をかけて競い合う番組ですが……
有澤:これはあくまで、視聴者に楽しんでいただくために必要な要素。 番組の目的ではありません
愛莉:(えっ?)
有澤:……具体的な説明に移らせていただく前に、 私がこの番組に込めた願いについて、お話しさせてください
有澤:私は、このグランプリを通して——
有澤:“真のアイドル”としての皆さんの姿を、私に。 そして、全国の……いえ、世界中の人に 見せてほしいと思っているんです
第 2 话:真のアイドル
イベント会場
愛莉:(世界中……? それに、真のアイドルって一体……)
有澤:けれど、突然こう言われても 戸惑ってしまいますよね
有澤:……少し、私の話をさせてください
有澤:——僭越ながら、私もかつて アイドルをしていたことがありまして…… 尊敬する先輩方を見て、思ったのです
有澤:アイドルは、ファンにとっての“光”になれる存在だと
遥:……!
有澤:皆さんも日々を過ごす中で感じていると思いますが…… この世界は、楽しいことばかりではありません
有澤:どんなに頑張ってもうまくいかず、 努力が報われないこともある
愛莉:…………
有澤:どうしようもない現実に打ちのめされて、 すべてを諦めたくなる時もあるでしょう
有澤:……私は、そうでした
有澤:デビューしてしばらく、売れない時期が続いて……。 どんなに頑張っても無駄なんじゃないか、と。 何度も諦めかけました
有澤:けれど——そんな時、前を向く希望をくれたのが、先輩方でした
有澤:先輩方のステージは、いつもキラキラと輝いていて…… 見ると、私も元気をもらえました
有澤:しかし、それだけではありません
有澤:ステージをおりたあと…… 舞台裏でも、楽屋でも、プライベートでも
有澤:いつでも笑顔で、スタッフやファンのみんなに 希望を届けていたのです
有澤:どんなに疲れていても、悩んでいても、苦しくても—— いつも笑顔で、前を向き続けていた
有澤:その姿が、本当に眩しくて……。 諦めたくない、自分もこんな風に頑張りたい、 と思わせてくれたのです
有澤:そして、その輝きは私だけでなく、 たくさんのファンの心を照らしていました
有澤:だから私は、“生き様”で希望を届けられるのが 真のアイドルだと——
有澤:そして、どんな時も前を向く“心”が 何より大切なのだと、そう信じています
愛莉:(心が大切……それって——)
有澤:話が長くなってしまい、申し訳ありません
有澤:ここからは、LUMINAグランプリの具体的な内容について 説明させていただきますね
有澤:このグランプリは 『予選ステージ』と『決勝ステージ』の2部構成——
有澤:各ステージのルールについては、 番組の性質上、本番で発表させていただきます
有澤:次に、放送の仕方ですが……
有澤:グランプリ中は常に、配信サイトで生配信します
みのり:えっ……! 生配信!?
有澤:これは、ステージでの姿だけでなく、 練習や準備中の姿も含めて、 アイドルとしての生き様を見ていただくためです
みのり:あ……
遥:……“真のアイドル”として、 生き様で希望を届けてほしい、ってことかな
有澤:さらに、本番や結果発表のような大事なシーンは、 地上波で番組として放送し——
有澤:決勝ステージについては、 『ネットパラダイス』でも世界に向けて配信する予定です
愛莉:え……ネッパラ!?
雫:地上波での放送に、ネットパラダイスでの配信まで……
斎藤:ネッパラといえば、世界一のシェアを誇る ネット配信サービスですよね……
みのり:そ、想像以上のスケールで、クラクラしてきちゃった……
有澤:ネットパラダイスでは、過去にこういったアイドル番組の 企画を取り扱ったことはありません
有澤:ですが、日本のアイドル文化の独自性に興味を持ってもらえ、 実現に至りました
有澤:この国のアイドル文化と、 皆さんの輝きを——光を、世界中に届けていければと思います
愛莉:(……有澤さん、本気なんだわ)
愛莉:(本気で、“世界中の人”に希望を届けようと……)
有澤:続いて、スケジュールや出演に関する詳細を説明いたします。 お手元の資料をご確認ください——
有澤:——説明は以上です
有澤:最後に……私はこの番組を通して、 皆さんが真のアイドルとして、より眩く輝き——
有澤:多くの人にとっての、 光になってくださることを願っています
有澤:この想いに共感してくださる方は、 是非ご参加いただけますと幸いです
有澤:私もいちアイドルファンとして、 皆さんの輝きを楽しみにしております
みのり:す……、すごかったね……! LUMINAグランプリ!
雫:そうね……。 ここまで大規模な番組だったなんて……
遥:うん。それに……
遥:有澤さんは、真のアイドルとして たくさんの人の光になってほしいって言ってた
遥:私達の、希望を届けるアイドルになりたいっていう 想いと重なってるよね
愛莉:ええ! しかも、有澤さんはその光を 世界中に届けようとしてる——
愛莉:そんなの、アイドルとして惹かれないはずないわ!
斎藤:私も、話を聞いていて 皆さんにぴったりの番組だなって思いました!
斎藤:ですが……リスクもありますよね。 拘束時間もかなり長くなりそうですし…… 何より、生配信は編集がききません
遥:そうですね——
遥:……でも、“ありのまま”を見せるのには慣れてます
みのり:いつも配信でやってるもんね!
斎藤:あ……
愛莉:それに、多少無理してでも出る価値はあると思うわ
愛莉:これは、MORE MORE JUMP!の現状を打破するための 大きなチャンスになるもの
遥:うん。決勝ステージに進めば、 世界中の人にMORE MORE JUMP!を知ってもらえる
遥:私達の夢に近づくためにも、出演しない手はないと思う
愛莉:——決まりね
愛莉:わたし達の未来は、 このグランプリにかかってるって言っても過言じゃないわ
愛莉:たくさんの人に希望を届けるために。 そして、わたし達の夢を叶えるために——全力で挑むわよ!
第 3 话:本気の夢
翌日
ステージのセカイ
MEIKO:へえ……! LUMINAグランプリって、 そんなにすごい番組だったのね
愛莉:わたし達もびっくりしちゃったわ
愛莉:番組の規模も、参加者の数も…… それに、番組に込められた想いも。 想像以上だったから
ミク:想い?
みのり:うん! あのね、有澤さんが言ってたんだ
みのり:アイドルは、前を向くための光になれる存在で——
みのり:この番組で、わたし達にたくさんの人の光になってほしいって!
レン:前を向くための…… なんだか、みんなの想いと似てるね
遥:うん。だから、私達も出演したいって思ったんだ
愛莉:そうね。……個人的にも、有澤さんの話には 共感できるところが多かったわ
ルカ:個人的にって?
愛莉:んー、いろいろあるんだけど…… 特に印象に残ってるのは、アイドルは“心”が大事って話ね
愛莉:わたしも、『みんなに希望をあげよう!』って ハートをずっと大事にしてきたから
雫:ふふ。たしかに愛莉ちゃん、昔から言ってたわよね
リン:そういえば、どうしてそう思うようになったの? 何かきっかけがあったとか?
みのり:あ! それ、わたしも知りたいな!
愛莉:そうね……。 じゃあ、ちょっとだけ話しちゃおうかしら
愛莉:あれはたしか、小学校の3年生くらいだったわね——
愛莉:テレビで見たアイドルみたいに、 みんなをキラキラした気持ちにしたい……
愛莉:そう思って、アイドルになるために いろいろ努力してた頃の話よ
小学生の愛莉:じゃじゃーん! どう? 似合ってる?
愛莉の母:あら、可愛い! いつもよりちょっとお姉さんっぽいわね
小学生の愛莉:えへへ、でしょ?
小学生の愛莉:トレンドの水色を入れて、 大人な感じにまとめてみたの!
小学生の愛莉:それから、プリーツスカートもポイントよ! ショート丈だから『あしながこうか』もあるでしょ?
愛莉の母:ふふ、足長効果って……。 ファッションの勉強、頑張ってるのね
小学生の愛莉:うん! だってアイドルは、 オシャレじゃなくちゃいけないもの!
小学生の愛莉:——あのね。お母さんに、お願いがあるの
愛莉の母:お願い?
小学生の愛莉:わたし、オーディションを受けてみたい!
愛莉の母:えっ? オーディションって……
小学生の愛莉:今度、『アフタヌーンガールズ』が 姉妹グループを作るんだって
小学生の愛莉:それで今、メンバーを募集してるの!
愛莉の母:まあ……。 アフガルって、よくテレビにも出てる人気のグループよね?
小学生の愛莉:そうなの! アフガルの姉妹グループなら、 きっとたくさんテレビとかライブに出られるし
小学生の愛莉:それに、グループの『こんせぷと』も すごくいいなって思って!
愛莉の母:あら、もうコンセプトも決まってるのね
小学生の愛莉:うん! アフガルはかっこいいお姉さんって感じだけど、 こっちはもっと明るくてかわいい感じなの
小学生の愛莉:それで、日本中に元気を届けるために活動していくんだって! ね、わたしの夢と同じでしょ?
愛莉の母:……そうね。事務所もしっかりしてそうなところだし、 お母さんも応援したいわ
小学生の愛莉:ほんと!?
愛莉の母:ええ。だけど、その前に—— 愛莉に聞いておきたいことがあるの
小学生の愛莉:聞いておきたいこと……?
愛莉の母:……愛莉が憧れてるみたいに、 アイドルになりたいって思う子はいっぱいいるわ
愛莉の母:オーディションに受かるには、その子達と競争しなきゃいけない。 それはわかる?
小学生の愛莉:……うん、わかるわ
小学生の愛莉:受かりたかったら、 今までよりも、たくさん練習しなきゃいけないのよね
愛莉の母:そうね。けど、それで学校の勉強をさぼっちゃダメ。 ちゃんと両方、頑張れるかしら
小学生の愛莉:……がんばる! テストで、今までよりいい点とれるようにする!
小学生の愛莉:わたし……本気でアイドルになりたいから
小学生の愛莉:だから……お願い!
愛莉の母:愛莉……
愛莉の母:……わかったわ
小学生の愛莉:……!
愛莉の母:愛莉を信じて、お母さんも本気で応援する。 一緒にオーディション、頑張ろうね!
小学生の愛莉:お母さん……
小学生の愛莉:ありがとう! 大好き!
愛莉の母:ふふ、はいはい。 じゃあまずは、オーディションのこと 詳しく調べてみましょうか
小学生の愛莉:うん! えっとね、まずは『しょるい』の審査があるみたいで……
数週間後
公園
小学生の愛莉:……ふふふっ
小学生の愛莉:(一次審査、通っちゃった……!)
小学生の愛莉:(お母さんと一緒に、質問の答えをたくさん考えたおかげね!)
小学生の愛莉:(……でも、ここで気を抜いちゃダメ。 まだ二次審査があるんだから)
小学生の愛莉:(審査員の人達がびっくりするくらい、 歌もダンスも上手にならなきゃ!)
小学生の愛莉:まずは、ステップの練習ね。 いち、に、さん……
ガキ大将:——おい、見ろよ。 怪獣が踊ってるぞ
近所の悪ガキA:マジだ。しかもなんだよその格好! スカートなんて似合わないぞー
小学生の愛莉:うるさいわね! べつにどんな格好したっていいでしょ!
近所の悪ガキB:うわ、怒った! 殴られる前に逃げろ~!
小学生の愛莉:もう殴ったりしないわよー!
小学生の愛莉:……ふんっ
小学生の愛莉:(昔からホント変わらないわね、あいつら)
小学生の愛莉:(妹をいじめてたからこらしめてやったの、 まだ根に持ってるのかしら?)
小学生の愛莉:(……でも今は、あんな悪口気にしてられないわ!)
小学生の愛莉:よし、さっきの続きからね。 いち、に、さん、し……
第 4 话:キラキラするために
数週間後
愛莉の部屋
小学生の愛莉:…………
愛莉の母:愛莉。ご飯できたけど、食べられそう?
小学生の愛莉:……あんまり、お腹すいてない……
愛莉の母:そう……
小学生の愛莉:……ごめんなさい
小学生の愛莉:オーディション…… お母さんにも、いっぱい手伝ってもらったのに
愛莉の母:謝ることないのよ。 それに、愛莉はすっごく頑張ってたと思うわ
愛莉の母:審査員の人も、一生懸命でよかったって 言ってくれたんでしょう?
小学生の愛莉:……そうだけど……
小学生の愛莉:でも……でも、一生懸命なだけじゃだめよ!
小学生の愛莉:だってわたしは、キラキラしたアイドルになりたいんだもん
小学生の愛莉:『がんばってるね』って言われても、嬉しくない! 『キラキラしてる』って思ってもらえなきゃ……!
愛莉の母:そう。なら……たくさん食べて、頑張らなきゃね
小学生の愛莉:え……
愛莉の母:だって、キラキラしたアイドルになるには、 いっぱい練習しないとでしょ?
愛莉の母:そのためにも、ご飯はちゃんと食べなきゃ
小学生の愛莉:……うん! いっぱい食べる!
数時間後
公園
小学生の愛莉:さあ、またいちからがんばるわよ!
小学生の愛莉:(次のオーディションも決めたし、 今度こそ受かってみせるんだから!)
小学生の愛莉:(まずは、お母さんと反省したダンスのフリを練習して——)
近所の悪ガキA:——あっ、あいつまた踊ってるぞ
ガキ大将:怪獣がアイドルとか、絶対無理なのにな
小学生の愛莉:なっ……無理じゃないわよ!
小学生の愛莉:いっつもちょっかいかけに来て……この暇人!
近所の悪ガキA:は? 暇じゃねーし。 野球クラブ行く時にここ通るんだよ
ガキ大将:さっさと行こうぜ。 大会近いのに、殴られてケガとかしたくねえもん
小学生の愛莉:だから、もう殴ったりしないってば!
近所の悪ガキB:あはは、急げ急げ~!
小学生の愛莉:……無理じゃ、ないわよ
小学生の愛莉:(難しくったって……無理じゃない)
小学生の愛莉:(アイドルになるって、決めたんだから!)
小学生の愛莉:わん、つー、わんー、つー!
小学生の愛莉:(ダンスが難しくても、キラキラの笑顔で!)
小学生の愛莉:(一生懸命で終わらないように、 見てくれる人のことを考えなきゃ)
小学生の愛莉:ドー、ミー、ソー、ドー、ソー、ミー、ドー
小学生の愛莉:うう……やっぱり、 音が上がるとちょっぴりグエッてなっちゃうわね……
小学生の愛莉:ちゃんとかわいい声のまま高い音が出せるように、 がんばらないと!
小学生の愛莉:喉に力が入らないように、もう1回……!
小学生の愛莉:ぜぇ、はぁっ、ぜぇ、はぁ……
小学生の愛莉:(きつい……けど、ゴールまでもうちょっと……!)
小学生の愛莉:ラストスパート、いくわよー!!
近所の悪ガキA:は~、よりによって初戦で 剛湾ヤンキースとあたるなんてなー
近所の悪ガキB:あそこ、いつも優勝してるクラブだろ? 絶対無理だよ……
ガキ大将:……ん?
小学生の愛莉:いち、に、さん、し……
ガキ大将:……あいつ、まだやってんのか
近所の悪ガキA:この前、オーディション落ちたんだってよ。 ホントこりないよな~
ガキ大将:…………
ガキ大将:オレ、戻って自主練するわ
近所の悪ガキB:えっ? ちょ、ちょっと待ってよー!
小学生の愛莉:(——オーディションまで、もう少し)
小学生の愛莉:(できることは全部やるわよ! それで——)
小学生の愛莉:(次は、絶対に……!)
第 5 话:がんばる姿が
1週間後
オーディション会場
審査員:次は——11番、武田さん
受験生:はい! よろしくお願いします!
小学生の愛莉:(……もうすぐ、わたしの番だ……)
小学生の愛莉:(……大丈夫。自己アピールも考えてきたし、 ダンスと歌もたくさん練習したんだから)
受験生:♪————~~!
小学生の愛莉:(じょ、上手……!)
小学生の愛莉:(でも……、でも、わたしだって……!)
審査員:武田さん、ありがとうございました
審査員:次は——12番、桃井さん
小学生の愛莉:……はい!
小学生の愛莉:12番、桃井愛莉です!
小学生の愛莉:ラブリーな笑顔で元気をお届けするので、 よろしくお願いします!
審査員:……ふふっ
小学生の愛莉:(あっ……)
審査員:では、課題曲お願いします
小学生の愛莉:はい!
小学生の愛莉:♪————~~!
2時間後
小学生の愛莉:(……結果発表、まだかな……)
小学生の愛莉:(……決めるのに、時間がかかってるのかも。 みんなすごく上手だったし……)
小学生の愛莉:(でも……わたしも、ちゃんとできたわ)
小学生の愛莉:(ちょっと間違えちゃったところもあるけど、 ちゃんと笑顔で自己紹介できたし……)
小学生の愛莉:(だから……だから、きっと、大丈夫)
審査員:——皆さん、お疲れさまでした
審査員:今から合格者の名前を呼んでいきますので、 呼ばれた方は手を挙げて返事をしてください
審査員:3番、日高のぞみさん
受験生:はい!
審査員:7番、三浦カノンさん
受験生:はい
小学生の愛莉:(12番、12番……)
審査員:11番、武田亜美さん
受験生:はい!
小学生の愛莉:(っ、次だ……!)
小学生の愛莉:(お願い……!)
審査員:——15番、小泉めぐみさん
受験生:はい!
小学生の愛莉:あっ……
数時間後
住宅街
小学生の愛莉:……っ、…………
小学生の愛莉:(…………知らなかった)
小学生の愛莉:(いっぱい、いっぱい練習して。 今やれること、全部やって……)
小学生の愛莉:(それでもダメだったら…………こんなに、苦しいんだ)
愛莉の母:——愛莉は、頑張ってたよ
小学生の愛莉:お母さん……
愛莉の母:前のオーディションの時より、 歌もダンスもすごく上手になってたもの
愛莉の母:愛莉はちゃんと成長してる。 だから、自信を持って
小学生の愛莉:……うん……
愛莉の母:愛莉……
近所の悪ガキA:くそ~、惜しかったよなー!
ガキ大将:ああ。もっと上手くなって、次はぜってー勝つぞ!
小学生の愛莉:(……あいつら、こんな時に……)
ガキ大将:じゃ、また明日な。 お前ら練習遅れんなよ!
近所の悪ガキB:わかってるって!
ガキ大将:——あっ。桃井姉!
小学生の愛莉:……なによ。 悪いけど、今は……
ガキ大将:——ありがとな
小学生の愛莉:えっ……?
ガキ大将:……今日の試合、強いチーム相手に 最後までいいプレーができたんだ
小学生の愛莉:……そうなの
ガキ大将:ああ、でさ……
ガキ大将:それって、お前のおかげなんだよな
ガキ大将:お前、ずっと練習してただろ? 歌とかダンスとか
ガキ大将:それ見てたら、なんか…… オレもがんばんねーとって思ってさ
小学生の愛莉:……!
ガキ大将:……それだけだ! じゃあな!
小学生の愛莉:あっ! ちょっと……!
愛莉の母:ふふ、行っちゃったわね
小学生の愛莉:もう、なんだったのよ……
小学生の愛莉:(……でも……)
小学生の愛莉:(でも、わたし——)
小学生の愛莉:——がんばって、よかったかも
第 6 话:輝く秘訣
翌日
愛莉の部屋
愛莉の妹:お姉ちゃん、起ーきーてー! みんなご飯食べ終わっちゃったよ!
小学生の愛莉:ん~……。 もうちょっとだけ……
愛莉の妹:え~! でも、もうすぐあの番組始まっちゃうよ? 録画はしてるけど……
小学生の愛莉:あの番組……?
愛莉の妹:ほら、お姉ちゃん楽しみにしてたでしょ? 密着プロのやつ!
小学生の愛莉:みっちゃく……あっ!!!
ナレーション:『今週の“密着プロ”は、大人気アイドルのヒヨリさんに密着!』
小学生の愛莉:ま、間に合った……!
ナレーション:『プライベートから舞台裏まで、 輝かしいアイドルのリアルにせまります!』
小学生の愛莉:(お仕事じゃないときのヒヨリちゃんが見れる……!)
小学生の愛莉:(どんな感じなのかしら……)
ナレーション:『この日の仕事は、ライブの打ち合わせからスタート』
小学生の愛莉:(あ、ヒヨリちゃんだ! 私服もかわいい……!)
スタッフ:『——なるほど、たしかにその曲は入れたいですね。 他に希望はありますか?』
ヒヨリ:『会場が大きいので、 後ろの人が距離を感じないようにしたいです』
ヒヨリ:『客席の近くに行ける回数を増やしたり、 サインボールを投げたり…… そういう工夫をたくさんしたいなって』
小学生の愛莉:(……すごい……)
小学生の愛莉:(ライブって、こんなふうに作ってるんだ……)
カメラマン:『——今から練習ですか?』
ヒヨリ:『はい! ライブが近いので、 夜にもレッスンを入れてもらってるんです』
小学生の愛莉:(えっ、さっきお仕事が終わったばっかりなのに!?)
小学生の愛莉:(ヒヨリちゃん、いつ休んでるんだろう……?)
先生:『——ではさっそく、新曲を頭からお願いします』
ヒヨリ:『はい!』
小学生の愛莉:わ……
小学生の愛莉:(すっごくキレキレ! やっぱり、ダンス上手……!)
小学生の愛莉:(わたしもいつか、こんな風に——)
先生:『——ストップ!』
小学生の愛莉:えっ……?
先生:『動きが小さい、もっと感情を前に出して。 そんな影が薄い踊りじゃ、誰も見てくれませんよ』
先生:『もう一度最初から』
小学生の愛莉:あんなに上手でも、怒られちゃうんだ……
先生:『目線を下げない! 常にお客さんに届けることを意識して!』
ヒヨリ:『はい!』
小学生の愛莉:こ、怖い……
ヒヨリ:『もう一度お願いします!』
小学生の愛莉:ヒヨリちゃん、がんばって……!
ナレーション:『この日は、新曲発売イベント。 集まったファンひとりひとりと握手を交わします』
小学生の愛莉:(あ……ヒヨリちゃんの握手会、わたしも行ったことある!)
ヒヨリ:『——ライブも来てくれるんですか? ありがとうございます、会えるの楽しみにしてますね!』
ヒヨリ:『わ、そのリボン可愛いね! 新曲の衣装とおそろいにしてくれたの? 嬉しい……!』
小学生の愛莉:(……やっぱり、すてきな笑顔だな)
小学生の愛莉:(見てるだけで、わたしも笑顔になっちゃう)
ナレーション:『午前の部を終え、休憩に入るヒヨリさん。しかし——』
小学生の愛莉:(え、また練習してる? さっきまで握手会してたのに……)
カメラマン:『——かなりハードなスケジュールですが、 疲れていませんか?』
ヒヨリ:『はい! ファンのみんなと話して リフレッシュできましたから!』
小学生の愛莉:………………
ナレーション:『ラストは、ライブ当日に密着です!』
ヒヨリ:『——すみません! 曲入りのタイミング、もう一度確認していいですか?』
スタッフA:『わかりました!』
小学生の愛莉:(……リハーサル、すごくピリッとしてる……)
小学生の愛莉:(でも——)
スタッフB:『以上でリハ終わりまーす』
ヒヨリ:『ありがとうございました!』
ヒヨリ:『スタッフの皆さんにとっても、 最高の思い出になるライブができるように頑張るので——』
ヒヨリ:『本番も、よろしくお願いします!』
小学生の愛莉:(どんな時も、ヒヨリちゃんはヒヨリちゃんで……)
小学生の愛莉:(すっごく、キラキラしてるな)
カメラマン:『——ライブ、大成功でしたね!』
ヒヨリ:『はい! ファンのみんなの笑顔をたくさん見られて…… 本当に、幸せな時間でした!』
カメラマン:『本当にお疲れ様でした。 全力で頑張る姿に、僕も元気をもらえた気がします』
小学生の愛莉:うん、うん……!
カメラマン:『でも、どうしてそんなに パワフルに頑張れるんでしょう? 何か秘訣があるんでしょうか?』
ヒヨリ:『そうですね……。 秘訣、ってほどではないんですけど——』
ヒヨリ:『“大事なのはハート”だって、 いつも自分に言い聞かせてるからかもしれません』
小学生の愛莉:え……? ハート?
ヒヨリ:『私、自分を見てくれる人には、 笑顔になってほしいんです』
ヒヨリ:『それで、“明日もがんばるぞ!”って 元気になってもらいたい——』
ヒヨリ:『この気持ちがあるから、 前を向いて頑張れるんだと思います』
小学生の愛莉:(そっか……)
小学生の愛莉:(見てくれる人を元気にしたいって、 強い気持ちがあったから……)
小学生の愛莉:(ヒヨリちゃんはどんな時も、あんなにキラキラしてたんだ)
小学生の愛莉:……わたしはまだまだね。 オーディションのときも、自分のことばっかりだったもの
小学生の愛莉:これじゃ、誰かを元気になんて——
小学生の愛莉:(…………あれ、でも……)
小学生の愛莉:(あのとき——)
ガキ大将:お前、ずっと練習してただろ? 歌とかダンスとか
ガキ大将:それ見てたら、なんか…… オレもがんばんねーとって思ってさ
小学生の愛莉:……そっか……
小学生の愛莉:(わたしにも……できてたんだ)
小学生の愛莉:……ちょっとだけでも、近づけたのかな
小学生の愛莉:キラキラした、アイドルに
第 7 话:胸を張って
ステージのセカイ
愛莉:——それからね。 わたしが、“ハート”を大事にするようになったのは
雫:……とっても素敵だわ
雫:ヒヨリちゃんも、 その言葉を忘れないで努力してきた愛莉ちゃんも
MEIKO:ええ。愛莉ちゃんは、 小さい頃から誰かに希望を届けていたのね
愛莉:って言っても、 偶然だからカウントしていいのか微妙だけど……
愛莉:でも、わたしはすごく励まされたわ
愛莉:目に見える結果だけがすべてじゃない。 前向きなハートが、誰かの力になるんだって思えたから
みのり:あ……
有澤:だから私は、“生き様”で希望を届けられるのが 真のアイドルだと——
有澤:そして、どんな時も前を向く“心”が 何より大切なのだと、そう信じています
みのり:そっか……“生き様”で希望を届けるって、 そういうことなんだ!
みのり:愛莉ちゃんの話を聞いて、 有澤さんが言ってた意味、分かった気がする!
遥:——うん
遥:ステージの上でもそうだけど…… それ以外の時間でも、見ている人に希望を届けられるように
遥:LUMINAグランプリ、精一杯頑張りたいね
みのり・愛莉・雫:『うん!』 『ええ!』
ミク:——なんだか、嬉しいな
みのり:えっ……?
ミク:わたし達は、ずっと見てきたから
ミク:つらいことや苦しいことがあっても、 くじけないで頑張って輝く、みんなの姿を
ミク:だから、グランプリでみんなの輝きを たくさんの人に見てもらえるって思うと……嬉しいなって
愛莉:ミク……
リン:そうだよね! 一度アイドルを諦めちゃったけど…… また立ち上がって、4人で走り出して——
リン:事務所に入れないって悩んだりもしたけど…… 『どこからでも希望を届けられる!』って、 配信を始めたんだよね♪
愛莉:……そうだったわね
ルカ:配信では、過去のイメージに 縛られてしまうこともあったわね。 でも、ありのままの自分を見せるって決めて……
ルカ:“4人の”MORE MORE JUMP!を 受け入れてもらえるように、たくさん努力していたわ
KAITO:活動の幅が広がるにつれて、 フリーで活動する難しさや、スケジュールの問題に 悩んだこともあったよね
KAITO:仕事が減ってしまって、焦りを感じたことも
遥:……そうですね
レン:でも、その度にみんなは、 自分やファンと向き合って乗り越えてきた
レン:『みんなに希望を届けたい』って想いを胸に、ね
MEIKO:ええ。その姿は、ファンのみんなに—— そして、わたし達にも。 たくさんの希望をくれたわ
MEIKO:だから……みんなはわたし達にとって 最高の“アイドル”よ
MEIKO:胸を張って、ありのままのみんなで たくさんの希望を届けてきてちょうだい!
愛莉:みんな……
愛莉:——ええ!
みのり:えへへ……みんなにそう言ってもらえると、 自信がわいてきちゃうな!
雫:ふふっ、そうね
愛莉:グランプリは強敵ぞろいだし、 また、壁にぶつかることもあるかもしれないけど——
愛莉:これまでどおり、全力で希望を届けていきましょ!
愛莉:さ! みんなに応援ももらったことだし、 グランプリに向けて特訓するわよ!
みのり・遥・雫:『おー!』
第 8 话:受け継ぐハート
みのり:はぁっ……、はぁっ……
MEIKO:みのりちゃん、ペースが落ちてきてるわよ! しっかり腕を振って!
みのり:は、ふぁい~……!
MEIKO:雫ちゃんは、上半身に力が入ってる! リラックスも大事よ~!
雫:……っ、はい!
MEIKO:いいわね! その調子であと3周!
愛莉:ちょ、増えてない!?
KAITO:あはは……さすがメイコさん、スパルタだなあ
リン:みんながんばれーっ! フレー、フレー、モアモアジャ~ンプ♪
愛莉:今日のトークレッスンは、 『大喜利』で瞬発力とセンスを磨いていくわよ!
愛莉:さっそく第1問! 『この猫、前世はアイドルだ! なぜわかった?』
みのり:えっ!? えっと、えーっと……
みのり:はい! 『かわいすぎる猫だった』!
愛莉:んー……前のめりな姿勢はいいけど、 猫は元々かわいいから、ちょっと弱いわね
雫:えっと……『ふみふみがリズミカル』とか?
愛莉:そ、それは……想像すると、キュンとくるわね……
愛莉:98、99……、100!
愛莉:(はぁ~、キツかった……)
愛莉:(さすが、遥が考えたメニューね。 最後にプランクを持ってくるあたり ストイックな性格が出てるわ)
愛莉:(って——えっ!?)
遥:121、122……
愛莉:(右手と左足を上げてる…… しかも、まだ余裕がありそうね)
愛莉:(……わたしも、負荷をかけてもう1回——!)
数日後
愛莉の部屋
愛莉:……ふう。今日も疲れたわ……
愛莉:(でも、ちゃんと成長してるって実感があるわね)
愛莉:(この調子で、できること全部やっていかなきゃ)
愛莉:(寝る前に、柔軟とトークレッスンのメニュー作りと…… あ、録画したアイドル番組もチェックしないとね)
愛莉:(たしか、注目アイドルに密着する内容だったはず……)
愛莉:あ……
愛莉:(……そういえば、密着プロの録画って まだ残ってたかしら?)
愛莉:えーっと、たしかお母さんが焼いてくれたDVDが……あった!
愛莉:だいぶ古いやつだけど……まだ見られるかしら?
ヒヨリ:『ワン、ツー、スリー、フォー……!』
愛莉:……よし、ちゃんと再生できたわね
ヒヨリ:『——うん、今のはよかったかも! 忘れないうちにもう1回……』
愛莉:(……やっぱり、ヒヨリちゃんはすごいわね。 どんな時も輝いてる)
愛莉:(見てると、わたしも!って元気をもらえるわ)
ヒヨリ:『私、自分を見てくれる人には、 笑顔になってほしいんです』
ヒヨリ:『それで、“明日もがんばるぞ!”って 元気になってもらいたい——』
ヒヨリ:『この気持ちがあるから、 前を向いて頑張れるんだと思います』
愛莉:あ……
愛莉:(……そう。この言葉があったから、わたしは——)
カメラマン:『——ヒヨリさんらしい、素敵なモットーですね』
ヒヨリ:『ありがとうございます! って言っても、これは受け売りなんですけど』
愛莉:えっ?
ヒヨリ:『……これは、私が尊敬している伝説のアイドル——』
ヒヨリ:『有澤日菜子さんがおっしゃってたことなんです』
愛莉:……!
愛莉:有澤さんの……
愛莉:……そう、だったのね
有澤:だから私は、“生き様”で希望を届けられるのが 真のアイドルだと——
有澤:そして、どんな時も前を向く“心”が 何より大切なのだと、そう信じています
愛莉:(だからわたし、あんなに……)
愛莉:(……わたしも、精一杯やらなきゃね)
愛莉:(このハートを胸に、 どんな時も輝いて、たくさんの人の光になれるように)
愛莉:(たくさんの希望を届けられるように——)
愛莉:——LUMINAグランプリ、がんばるわよ!
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