活动剧情
届け!HOPEFUL STAGE♪
活动ID:17
第 1 话:三つ葉のクローバー
宮益坂女子学園 屋上
愛莉:よーし! それじゃ、次いくわよ~! 次は新コーナー! その名も——
みのり・雫:『教えて! MORE MORE JUMP!』
みのり・遥・愛莉・雫:『いえーい!!』
愛莉:ここでは、わたし達MORE MORE JUMP!が、 みんなの質問に、どんっどん答えていくわよ♪
雫:うふふ、どんなことを聞かれるのかしら。 ドキドキするわね
遥:それじゃあ、早速いってみようか。 みんな、私達に聞きたいことはある?
コメント:『最近ダンス始めました! ダンスのコツを教えてください!』 『みんなのオススメのコスメ教えて~!』 『最近ハマってることは?』
みのり:わ、たくさんありがとう~!
愛莉:じゃあ……『ダンスのコツを教えてください!』からにしましょ! これは、遥が答えるのがいいんじゃないかしら?
雫:遥ちゃん、ダンス上手だものね。 私もくわしく教えてもらいたいわ
遥:ふふ、そんなに大したことは言えないと思うけどね。 でも、最近始めたっていうなら……そうだね
遥:とにかく曲に合わせて動いてみること。 まずはリズムとメロディーを覚えて、 体に馴染ませることが大事なんじゃないかな
みのり:ふむふむ……
遥:それで実際に踊る時は、鏡で全身を確認しながら踊ったり 動画で撮って見返してみると、自分がどんな風に 踊っているのか確認できていいと思うよ
コメント:『さすが遥ちゃん』 『プロのアイドルって感じ』 『参考になります!』
遥:他に何か聞きたいことはある?
みのり:あ、はい! 質問いいでしょうか!
コメント:『お前かよ』 『私も聞きたかったのに……』
みのり:わ、ごめんなさい……っ!
遥:ふふ、みんなの質問にも答えるから大丈夫だよ。 みのり、どうぞ
みのり:あ、ありがとう! あと、みんなに聞きたいんだけど……
みのり:どう踊ればいいのかなんとなくわかってるのに うまく体が動かない時があるんだけど……。 そういう時って、どうすればいいのかな?
愛莉:そういう時は、とにかく練習あるのみね!
みのり:や、やっぱりそうなんだ……!
愛莉:でも、がむしゃらに踊ればいいってわけじゃないわ。 苦手な振りをゆっくり確認しながら、 何度も反復練習すれば自然とできるようになるわよ
みのり:なるほどー! 鏡を見ながらゆっくり反復練習して、動画で撮影か~
雫:みのりちゃん、全部一気にやろうとしなくていいのよ。 ひとつずつ、ゆっくりね
みのり:あ、そ、そうだよね!
愛莉:ま、でも一番大事なのは、見てる人達が楽しめるように 笑顔で楽しく踊ることだけどね
みのり:みんなが笑顔になれるように、楽しんで……
愛莉:そうそう。だから気張らずにやりなさいよ
みのり:うん……! ありがとう、みんな!
コメント:『みんなのアドバイス参考になるな』 『そもそも振りが覚えられない……』 『振りはどうやって覚えればいいの?』
愛莉:なるほど、振りの覚えかたねえ……
遥:そういえば、みのりは振りコピが得意だったよね。 みんなにアドバイスできるんじゃない?
みのり:え!? わたしがアドバイス!?
コメント:『振りコピできるの?』 『コツ教えてー!』
みのり:あ……っ!
みのり:(見てくれてるみんなのために、 わたしも何かできるかも……!)
みのり:う、うん! 任せて! 振りコピはすっごく得意なんだ!
みのり:コツは……え~と、どう説明すればいいんだろう? ASRUNの振りコピした時はたしか……
みのり:あ、そうだ! ちょっとやってみるね!
みのり:LaLaLa~♪ 明日の希望を君に~
コメント:『まさかの実演』 『なるほどわからん』 『アドバイスがほしいんだけど』
みのり:あっ……!
遥:ふふ、みのりの振りコピは、また今度見てもらおうか
遥:じゃあ改めて、アドバイスお願いね!
みのり:はいっ!
みのり:えーとえーと…………あれ? いつもどうやって覚えてるんだっけ。 と、とにかくがむしゃらに! 動いて覚えます!
愛莉:——って、それじゃアドバイスになってないじゃない!
みのり:えっ! あ、ほんとだ~!?
遥:みんな、お疲れさま。 今日もいい配信ができたね
雫:ええ、そうね。見てくれたみんなも、 楽しんでくれていたみたいでよかったわ
愛莉:みのりも相変わらず、渾身のボケをかましてたしね~
みのり:うう、ボケてるつもりはなかったんだけどな~
遥:そこがみのりのいいところでもあるけど、 もし次、アドバイスする時は気をつけたいね
みのり:うん、みんなごめんね……!
みのり:(せっかくみんなの役に立てそうだったのに……)
雫:大丈夫よ。失敗しても、次に活かしましょう
愛莉:そうそう。ノリノリで踊ってるみのりも 見てておもしろかったしね
遥:ふふっ。私の振り、本当に完璧だったね
みのり:えへへ……
遥:——でも、さっきのコーナーもそうだけど、 みのりが考えてくれた企画はいつも人気だよね
愛莉:そうね。この前の『お互いに一問一答』ってヤツも かなり盛り上がったし
雫:ええ。みのりちゃんはファンのみんなの気持ちを 一番わかってるって感じがして、とても心強いわ
みのり:そ、そうかな……?
みのり:えへへ、見てくれるみんなに喜んでもらえるように、 もっともっともーっとがんばるね!
宮益坂
みのり:今日の配信も、楽しんでもらえてよかったぁ
みのり:……ちょっと失敗もしちゃったけど……
みのり:でも、次はもっともっとがんばって きっといつかは遥ちゃん達みたいに——!
通行人A:ねえねえ、MORE MORE JUMP!って知ってる?
みのり:えっ……
通行人B:あ、知ってるー。桐谷遥ちゃんがいる 新しいアイドルグループでしょ?
通行人A:雫ちゃんと愛莉もいるよね。 なんか変わってるメンバーだけど、 生配信がおもしろいんだよね~
通行人B:うんうん! 今日の配信もおもしろかったよね!
みのり:あ……
みのり:(今日の配信、見てくれたんだ……!)
みのり:(リアルな声ってドキドキするけど、嬉しいなぁ……)
通行人B:でもさ、もうひとりメンバーいるじゃん? なんだか素人っぽい子
通行人A:ああ、いるね。えーと……みのりちゃん、だっけ
みのり:……!
通行人B:あの子、いつもパッとしないっていうか、 一般人って感じだよねー
通行人A:てか、あの3人で十分やっていけそうじゃない? なんでメンバーにいるんだろ?
通行人B:ね、今日も空回ってたし。 遥ちゃん達の友達だから入れてもらってるのかな
みのり:…………
通行人A:でも配信は楽しみだよね~。 そうだ、次は一緒に見ない?
通行人B:あ、いいね! 遥ちゃんにコメント拾ってもらえるかな~
みのり:(……そ、っか)
みのり:(……そうだよね。 わたし、アイドルになってから、まだ何もできてないし)
みのり:(見てくれてる人に——何も届けられてなかったんだ)
みのり:……もっともっと、がんばらなきゃ
第 2 话:ビッグニュース!
数日後
宮益坂女子学園 屋上
みのり:ワン、ツー、スリー、フォー……!
みのり:はあ、はあ……
愛莉:お疲れさま、みのり! 今日はずいぶん気合い入ってるわね
遥:はい、スポーツドリンク。 少し休もうか
みのり:ありがとう。愛莉ちゃん、遥ちゃん!
雫:みのりちゃん、とっても良かったわ。 難しいステップなのに、すごく様になっていたわね
みのり:本当!? よかったぁ……
みのり:(よし……! この調子で、みんなに追いつけるようにがんばらなくっちゃ!)
遥:みんな。次のメニューの前にちょっと話をしていいかな
みのり:はーい!
愛莉:遥、どうしたの?
遥:突然だけどみんな——コラボ配信に挑戦してみない?
みのり:えっ?
雫:コラボ配信って、なあに?
愛莉:簡単に言うと、わたし達だけじゃなくて 他の配信者と一緒に配信するって感じね
愛莉:でも、誰とコラボするつもりなの?
遥:私の知りあいだよ。 少し前にアイドルグループを卒業して、 今は配信メインで活動してる子がいるの
遥:知ってるかな。早川ななみって子なんだけど
みのり:ええっ!? もしかして、『CreamBerry』のななみん!?
雫:あら、早川さん? 番組で何回か共演したことあるわ
みのり:すっごく人気で、番組もライブもいっぱい出てたのに 急に辞めちゃったんだよね
愛莉:わたしも、当時はびっくりしたわ。 でも今は配信で活動しているのね——
愛莉:……って、調べてみたら 登録者数80万人もいるじゃない!
みのり:えへへ、ななみんは人気だったもん!
愛莉:なんでアンタが得意げなのよ……
雫:うふふっ
遥:実は、前に事務所を探してた時、 早川さんにもあてがないか聞いていたの
遥:そしたら、早川さんが私達に興味を持ってくれて——。 『フリーで活動しているなら一緒にコラボ配信したい』って 申し出てくれたんだ
愛莉:それって……すごいチャンスじゃない!
雫:そうね。たくさんの人に MORE MORE JUMP!を知ってもらえそうだわ
みのり:は、80万人だもんね……!!
愛莉:それで、配信で具体的には何するか考えてるの?
遥:うん。まだ少し話しただけだから、 概要レベルだけど……
遥:せっかくやるなら、2回に分けてコラボ配信をしてみようか って話をしてるよ
みのり:に、2回も~!?
愛莉:みのり、ちょっと静かに
みのり:ご、ごめんなさいっ
遥:じゃ、続けるね
遥:1回目はトーク配信にするつもり。 早川さんが私達のことを自分のファンにも 紹介したいって言ってくれてるの
雫:まあ、それは嬉しいわね
遥:それで2回目の配信は——合同ライブだよ
みのり:え…………えええええええっ!?
みのり:ライブ!? わたし達、ライブができるの!?
愛莉:本当なの? 遥
遥:うん。早川さんは、今まで何回か配信で ライブをやってるみたい
遥:それで、今回は会場もおさえてくれるって
雫:じゃあ、私達4人がライブする姿を、 みんなに見てもらえるのね……!
愛莉:……ライブを、みんなに……
愛莉:セカイのステージでは何度もやってきたけど……。 ついに、こっちでもできるのね
遥:うん……
愛莉:ありがとう、遥。 ……ま、やるならやっぱりワンマンが最高だけどね?
雫:うふふ、いつかみんなでできるといいわね
みのり:(そうだよね……。遥ちゃん達は、ステージの上から ファンのみんなに希望を届けてたんだもんね)
みのり:(わたしも——みんなと一緒にがんばらなきゃ!)
翌日
愛莉:——というわけで!
愛莉:MORE MORE JUMP!と ななみんさんのコラボ配信が決定したわよ~!
みのり・遥・愛莉・雫:『いえーい!!』
コメント:『え、すごい!!』 『元アイドル繋がり?』 『どんな配信するの!?』
遥:配信は、私達とななみんさんで 仲良くお話する感じだよ
遥:どんな話をするかはまだ秘密だけど……、 まだみんなが知らない話もできるんじゃないかな
愛莉:あと、もうひとつ! みんながぜーったい喜んでくれる、嬉しい発表があるわ!
コメント:『え、なになに!?』 『気になる!』 『早く教えて~!』
みのり:そ、その発表とは……!
コメント:『発表とは!?』 『焦らすな~~~』 『ドキドキするー!』
みのり:……コラボ配信の日にお知らせしまーす!
コメント:『なんだまだか~!』 『無駄に焦らされた』 『配信見ます!』
雫:ふふっ、みんな楽しみにしていてね
コメント:『ななみんとのコラボとか熱すぎ!』 『絶対見るよ~!!』 『早く配信日になれ~』
みのり:(みんな、すっごく楽しみにしてくれてる……!)
みのり:(みんなの期待に応えられるように……がんばらなきゃ!)
第 3 话:コラボ配信スタート♪
コラボ配信 当日
ななみん 配信用スタジオ
遥:早川さん、今日は誘ってくれてありがとう
ななみん:こちらこそ! みんな来てくれてありがとう!
ななみん:改めまして、早川ななみです! よかったら、ななみんって呼んでね♪
愛莉:ええ、こちらこそよろしくね!
みのり:え、えっと……よろしくお願いします、ななみんさん!
ななみん:あ、あなたがみのりちゃんだね! すっごく会いたかったんだ~!
みのり:え、ええっ!? ななみんがわたしに!? な、なんで!?
ななみん:ふふっ、遥ちゃんから聞いてたんだよ。 みのりちゃんは、遥ちゃんにとって大切な人だって!
みのり:えっ?
ななみん:みのりちゃん、落ちこんでる遥ちゃんのためにライブをやって、 元気づけてくれたんでしょ?
ななみん:遥ちゃん、みのりちゃんがいてくれたから、 もう一度アイドルになろうと思えたんだって すっごく嬉しそうに言ってたよ!
みのり:は、遥ちゃんがわたしのことを……
遥:もう、今そんなこと言わなくても……
ななみん:いいじゃんいいじゃん! 私、それ聞いてすっごく感動したもん!
ななみん:遥ちゃんってプロ意識高いし、仕事のことになると厳しいじゃん? そんな遥ちゃんにここまで言わせるって、すごいなーって
ななみん:だから、どんな子なのかな~って 会えるのを楽しみにしてたんだ!
みのり:ぜ、全然すごくないんだけどなあ……
雫:だけど、私もみのりちゃんには 何回も助けられてるわ
愛莉:わたしも。やっぱりMORE MORE JUMP!は、 みのりがいなくちゃ始まらないわよ
みのり:雫ちゃん、愛莉ちゃん……!
愛莉:だからみのりには、 もっともーっとがんばってもらわなきゃね?
みのり:……うんっ! もっともーっとがんばって、 早くみんなに追いつけるようになるよ!
ななみん:よーし! それじゃあ私は、MORE MORE JUMP!の みんなのこともっと知ってもらえるようにがんばるよ!
ななみん:それに、みのりちゃんの魅力もいっぱい紹介していくつもりだから 一緒にがんばろーね!
みのり:はいっ! がんばります!
遥:ありがとう、早川さん
ななみん:いえいえ! それじゃ、本番前に軽く打ちあわせしよっか
遥:基本的には、台本どおりの流れで進めればいいかな
ななみん:うん、みんなに挨拶してもらって、 それからグループ結成秘話とかを話してもらう流れだね。 で、最後にライブ配信の告知をするって感じで!
ななみん:視聴者さんからのコメント次第では 流れとは違う話をするかもしれないけど、 そーゆう時はアドリブで対応よろしく!
愛莉:ええ、わかったわ!
遥:みんな、頑張ろうね
みのり:ひゃいっ!
愛莉:アンタはもう少し力抜きなさい
みのり:はぁい……!
ななみん:はいどうも、こんにちは! ななみんだよ~!
コメント:『こんにちはー!!』 『ななみん~~~!!!』 『うわー!! 待ってたよ~!!』
ななみん:おお~! みんな、今日も元気だね~☆
ななみん:さてさて、今日はちょっと変わった子達を ゲストに呼んでるんだ!
ななみん:もう知ってる人もいると思うけど、紹介するね!
ななみん:じゃじゃん! MORE MORE JUMP!のみんなでーす!
遥:みんな、こんにちは。 MORE MORE JUMP!の桐谷遥です
愛莉:桃井愛莉よ! 今日はよろしくね!
雫:日野森雫です。 みんなに会えて嬉しいわ
みのり:え、えっと……! 花里みのりですっ! よろしくお願いひましゅ!
ななみん:あはは、みんなよろしくね~!
コメント:『遥ちゃんと雫ちゃんだ!』 『愛莉もいる!』 『そういえば最近グループ組んだって聞いたような』
コメント:『ななみんとはどういう繋がりなの?』
ななみん:実は、遥ちゃんとはアイドル時代から仕事で何回か会ってて、 ときどき一緒にご飯行ったりしてたんだ
遥:うん。それで、たまに近況報告してたの
愛莉:へえ、そうだったのね
ななみん:で、そんな遥ちゃんが新しいアイドルグループを 作ったって聞いたから、すごーく注目してたわけ!
ななみん:そしたらなんと、配信で活動し始めたっていうじゃん? めちゃくちゃ親近感わいちゃって!
遥:それでちょっと前に、コラボに誘ってくれたんだよね
ななみん:そうそう! きてくれたみんなに感謝!!
コメント:『へー、そんな繋がりあったんだ』 『初めて知った!』
コメント:『ななみん、ありがとう! もっとMORE MORE JUMP!を広めてほしい~!』
みのり:あ……
愛莉:わたし達の配信を見てくれてる人も きてくれてるみたいね
雫:みんな、見にきてくれてありがとう~
みのり:ありがと~っ!
コメント:『あれ? 知らない子だ』 『誰?』 『新人アイドル?』
みのり:あ、花里みのりですっ! よろしくお願いしますー!
コメント:『ひとりだけ素人? なんで?』 『アイドルオーラなくない?』 『遥ちゃん達と釣りあってないよね』
みのり:う……
遥:みんな、みのりは——
コメント:『みのりちゃん頑張って!』
みのり:あ……
みのり:(わたしのこと、応援してくれてる人もいる……!)
みのり:(そうだよね、これくらいでめげてちゃだめだよね……! ちゃんと笑顔でいなくちゃ!)
ななみん:みのりちゃんはまだ新人だから、期待値未知数って感じだよね~。 でも、私はこれから伸びていく子だと思うんだよねー
ななみん:なんせ、遥ちゃんがめちゃくちゃ推してる子だからね!
コメント:『そんなにすごいの?』 『ななみんがそう言うなら……』 『ちょっと興味ある』
ななみん:それじゃ、MORE MORE JUMP!の結成秘話と一緒に、 みのりちゃんのことをリサーチしちゃお!
コメント:『結成秘話?』 『気になる!』 『MORE MORE JUMP!はいいぞ』
みのり:(MORE MORE JUMP!を初めて見る人達が 興味を持ってくれてる……!)
みのり:(それに……)
コメント:『みのりって子のエピソード期待』 『楽しみだなー』 『みのりちゃん、どんな子なんだろ』
みのり:(みんなが、わたしに期待してくれてる……。 こんなに注目されたの、初めてだな……)
みのり:(みんなの期待に応えられるように、 がんばっていかなきゃ!)
ななみん:オッケー! それじゃ、早速聞いていこ~う♪
みのり・遥・愛莉・雫:『おー!』
第 4 话:成功させなきゃ!
ななみん 配信用スタジオ
ななみん:それじゃあ早速、MORE MORE JUMP!の 結成秘話について質問していくよーっ!
ななみん:MORE MORE JUMP!のみんなは、 同じ高校に通ってることがきっかけで、知りあったんだよね?
遥:うん。お互いのことはなんとなく知ってたけど、 ちゃんと話したのは、学校の屋上が最初だったかな
愛莉:ついこの前のことなのに、なんだかなつかしいわねー。 みのりと遥が先に屋上にいて、そこにわたしと雫が来て……
雫:みのりちゃんが、『オーディションに受かりたいから、 ダンスを教えてください』って言ってくれて……。 それから、いろんなことが変わったのよねえ
みのり:うんうん!
みのり:(ミクちゃん達がいてくれたことも大きかったけど……。 さすがにここでは話せないよね)
ななみん:ふむふむ! そうするとやっぱり、結成の鍵になったのは みのりちゃんなんだね!
ななみん:では、ここでみのりちゃんに質問っ♪
ななみん:みのりちゃんは、MORE MORE JUMP!の中では 唯一アイドル経験がないんだよね? みんなと一緒に配信するのは、緊張するんじゃない?
みのり:はい! いつも緊張しっぱなしです!
愛莉:そんな堂々と言うことじゃないでしょ
みのり:えへへ……。 えっと、ダンスも歌もまだまだだから、 みんなに追いつけるように、がんばりたいって思ってます……!
コメント:『たしかにいつもガチガチw』 『踊ってる動きがちょっと素人っぽいよね』
みのり:うう……
遥:——たしかに、みのりにはまだまだできないことも多いよ
遥:でも、アイドルを辞めた私達を、もう一度 奮い立たせてくれたのはみのりなんだ
遥:だからみのりには、胸を張って、 焦らずに頑張ってほしいな
コメント:『遥ちゃんにそこまで言わせちゃうなんて、 そんなにすごい子なの?』 『そんな風には見えないけどなぁ』
愛莉:みのりはこー見えてすごい根性してるのよ。 わたしもずいぶん励まされたし……、 あと、オーディション50回落ち続けてもめげないしね~
ななみん:えっ、50回も!?
コメント:『50回も落ちたのw ヤバいw』 『かわいいけどなんか地味だしなー』 『でも落ち続けてもヘコまないのすごいかも』
雫:ふふ。私もたくさん悩んだけど、 みのりちゃんに、とても助けられたわ
雫:みのりちゃんは、MORE MORE JUMP!に欠かせない 大切なメンバーよ
みのり:雫ちゃん……
ななみん:ふふっ、みんなにこーんなに信頼されてるなんて、 みのりちゃんはすごいんだね!
コメント:『意外とポテンシャル高いのかな』 『今後の活躍に期待』
みのり:あはは……
ななみん:それじゃ、MORE MORE JUMP!のみんなに もっと質問しちゃおーう!
ななみん:へえ、雫ちゃんって弓道が得意なんだ!
雫:ええ、アイドル活動を優先していたから 最近はあまりできていないけど、 いつかはみんなの前でも披露したいと思ってるわ
コメント:『見たい見たい!』 『絶対かっこいいよね~!』
愛莉:そういう企画も、今度やってみたいわね
ななみん:じゃあ次は——みのりちゃんの特技を教えてくれる?
みのり:は、はいっ! 特技は、アイドルの振りコピですっ!
ななみん:お、そうなんだね! みのりちゃん、根っからのアイドル好きって感じだねー!
ななみん:ちなみにそれって、パッと見てすぐできたりするの?
みのり:えっ? う、うん。そこまで難しくないものなら……
コメント:『前、配信でもできるって言ってたね』 『ちょっと見てみたいかも』 『ななみんのダンス、振りコピしてみて~』
みのり:あっ……!
ななみん:うん、いいね! もしよかったら、私の新曲の振りコピしてみない?
ななみん:きっとファンのみんなも、 みのりちゃんの特技、見てみたいと思うんだ~!
みのり:え、えっと……
みのり:(どうしよう、うまくできるかな……!? 今日はちょっとだけヒールあるくつはいて来ちゃったし……)
みのり:(でも……)
愛莉:それって……すごいチャンスじゃない!
雫:そうね。たくさんの人に MORE MORE JUMP!を知ってもらえそうだわ
みのり:(MORE MORE JUMP!のために、 わたしができることをやりたい……!)
遥:みのり、大丈夫? 無理しないで、断っても——
みのり:大丈夫だよ、遥ちゃん!
みのり:わたし、やります! やらせてください!
遥:みのり……
ななみん:おっけー! じゃあ新曲からいくね~!
ななみん:——♪ ——♪
みのり:(わ、かわいい曲……! 振りも元気いっぱいって感じで、 ななみんに合ってるな~!)
みのり:(……じゃなくて! 今は振りを覚えるのに集中しなきゃ!)
コメント:『結構難しいよね、この曲』 『みのりできるの?』 『遥ちゃんが認める子ならできるでしょ』
コメント:『いつも足引っ張ってんだから、 MORE MORE JUMP!のためにも成功させてよ』
みのり:……っ!
ななみん:どうかな、みのりちゃん
みのり:あっ……は、はい! 大丈夫です!
ななみん:ほんと? もし不安なら、もう1回やってもいいよ?
みのり:いえ、大丈夫です! ……ちゃんと、できますから!
ななみん:お、1回で覚えるなんてさすがだね~。 じゃあ、みんなに見えるようにカメラの前に立ってね!
みのり:は、はい……!
コメント:『めちゃくちゃ緊張してるw』 『大丈夫?』 『見てられないなー』
みのり:(大丈夫、できる……! MORE MORE JUMP!のために、ちゃんと成功させなきゃ!)
みのり:いきますっ!
みのり:(ここで腕を振ってステップ……!)
みのり:(……あ、くつが……っ!)
遥:……っ!
コメント:『今転びそうだった?』 『危なっかしいな……』 『期待されてた割にはうまくないね』
みのり:(うう、やっぱり踊り慣れてないくつだと難しいな……。 なんだか足が震えてきちゃった)
みのり:(だ、大丈夫。まだ……っ! 絶対に成功させなきゃ!)
みのり:(右、左、ポーズ! ここでターンして、最後に……)
みのり:(あ……! ヒールがカーペットに引っかかって——!)
みのり:っひゃあ!
愛莉・雫:あっ……!
遥:——みのり!
ななみん:みのりちゃん、大丈夫!?
みのり:は、はい……! すみません!
ななみん:ううん、下カーペットだったし、 踊りにくいところでやらせちゃってごめんね!
コメント:『途中から動き怪しかったな』 『びっくりしたー!』 『まさか転ぶとは……』
愛莉:……本当に、びっくりしたわよね~! まさかこんなにステーンと転ぶなんて!
愛莉:こーゆーことがあるから、みんなも踊る時は、 足下に注意するのよ! ね、雫?
雫:そうね。でも、途中まですごくよく踊れていたわ。 さすがみのりちゃんね
コメント:『これくらい余裕でできると思ってた』 『期待の新人って本当は大したことない?』 『みのりちゃんは頑張ってるよ』
コメント:『頑張ってるとかそういう問題じゃないから』 『まさか本当の意味で素人? 養成所も通ってないの?』
コメント:『遥ちゃん達にとって恩人なのはわかるけど、 一緒にアイドルやる必要あった? ただの素人じゃん』
みのり:……っ
ななみん:こらこら、今のはちょっと難しめの振りだったし 途中まで踊れたみのりちゃんはすごいんだよ~!
ななみん:みんなもよかったら挑戦してみてね☆ そしたら、みのりちゃんのすごさがわかると思うよ!
みのり:ななみんさん……
ななみん:じゃあ、そろそろお別れの時間だね!
雫:いつもの配信と違って、新鮮で楽しかったわ
愛莉:ええ、前からわたし達の配信を見てくれてた人達も そう思ってくれたんじゃないかしら
愛莉:今日は呼んでくれてありがとね!
ななみん:いえいえ! 私も楽しかったよ!
コメント:『もう終わっちゃうのか』 『もっと見たい~!』 『またコラボして~!』
ななみん:ふふ……実は、次のコラボも決定してまーす!
遥:うん、次回はMORE MORE JUMP!とななみんさんの 合同ライブを配信しようと思ってるんだ
コメント:『ライブ!?』 『やったー!』 『めちゃくちゃ熱い!!』
愛莉:MORE MORE JUMP!になって初めてのライブだから、 わたし達もすっごく楽しみなのよね!
雫:ええ、機会を設けてくれたななみんさんに感謝してるわ
みのり:(みんなでライブ、できるんだよね……!)
みのり:(でも……)
コメント:『でも、みのりもいるのか~』
コメント:『また失敗するかもなー』 『遥ちゃんが出るライブなんだから台無しにしないでよね』 『端っこで踊ってて』
みのり:あ……
遥:大丈夫だよ。 みのりは本番に強いから
愛莉:本番までに、わたしがきっちりレッスンしておくし 安心して楽しんでもらっていいわよ!
みのり:う、お、お願いします~!
雫:みんなも応援よろしくね
第 5 话:プロとして必要なこと
ななみん 配信用スタジオ
ななみん:みのりちゃん、さっきはごめんね! 私が無茶振りしなきゃ、いい感じに終われてたのに……
みのり:い、いえ! わたしが失敗しちゃったのが悪いので! ななみんさんは全然! むしろごめんなさいっ
愛莉:ま、生配信にトラブルはつきものだし、 こればっかりは仕方ないわよ
愛莉:仕方ないけど……、あとで反省会ね
みのり:う、ごめんなさい……
遥:早川さん、今日はありがとう。 また次のライブ配信もよろしくね
ななみん:うん、またね! みんなとライブできるの、楽しみにしてるよ!
シブヤの公園
みのり:……みんな、本当にごめんなさい! せっかくMORE MORE JUMP!をいろんな人に 知ってもらえるチャンスだったのに……
遥:…………
遥:それはいいよ。 みのりが頑張ってくれたのもわかってる
遥:けど、見ている人を不安にさせちゃだめ
みのり:……っ
遥:あのね、みのり
遥:この先、アイドルとして活動していく時に さっきみたいな、台本にないアドリブを 要求されることが絶対にあると思うの
遥:うまくいけば、チャンスにも繋がる。 でも失敗した時のリスクも、ちゃんと考える必要はある
遥:できないと思ったら、断ることも大事だよ
みのり:あ……
遥:みのり、大丈夫? 無理しないで、断っても——
みのり:大丈夫だよ、遥ちゃん!
みのり:わたし、やります! やらせてください!
みのり:ごめん、なさい……
雫:大丈夫よ、みのりちゃん
雫:みのりちゃんは、アイドルになりたてなんだもの。 これからたくさん勉強して、経験して 頑張っていけばいいと思うわ
みのり:雫ちゃん……
愛莉:それに、誰だって失敗することはあるわ。 わたしも新人だった頃は結構失敗したしね
愛莉:とりあえず、今回のことはバネにして 次のライブ配信はヘマしないよーにがんばりなさい
みのり:……うん、そうだね。みんなありがとう
みのり:次はMORE MORE JUMP!としての 初めてのライブだもんね!
みのり:わたしもいーっぱい練習して、 見てくれてるみんなが笑顔になるように もっともっとがんばります!
宮益坂
みのり:……また、失敗しちゃった
みのり:(今日は、ファンのみんなもすっごく楽しみに してくれてた配信だったのに……)
遥:うん、次回はMORE MORE JUMP!とななみんさんの 合同ライブを配信しようと思ってるんだ
コメント:『ライブ!?』 『やったー!』 『めちゃくちゃ熱い!!』
愛莉:MORE MORE JUMP!になって初めてのライブだから、 わたし達もすっごく楽しみなのよね!
雫:ええ、機会を設けてくれたななみんさんに感謝してるわ
コメント:『でも、みのりもいるのか~』
コメント:『また失敗するかもなー』 『遥ちゃんが出るライブなんだから台無しにしないでよね』 『端っこで踊ってて』
通行人B:あの子、いつもパッとしないっていうか、 一般人って感じだよねー
通行人A:てか、あの3人で十分やっていけそうじゃない? なんでメンバーにいるんだろ?
通行人B:ね、今日も空回ってたし。 遥ちゃん達の友達だから入れてもらってるのかな
みのり:……っ、う……
みのり:(どうして、うまくできないんだろう……?)
みのり:(遥ちゃんみたいに、ファンのみんなに 希望を届けられるアイドルになりたいって思ってたのに——)
みのり:(たくさんがんばってるつもりなのに、 みんなみたいに、うまくできない)
みのり:(それどころか、みんなの足を引っ張ってるのかも……)
みのり:わたし……
みのり:わたし、本当にアイドルになれるのかな……?
ステージのセカイ
ミク:みんなーっ! 今日もわたし達に会いに来てくれてありがとー♪
ルカ:次のライブも、絶対に来てちょうだいねっ!
ルカ:あら、アンコールは終わったのに まだ声が止まないわ
ミク:じゃあ、もう1曲アンコールやっちゃおう!
リン:うーーーーん……
ミク:あれ? どうしたのリンちゃん
リン:あ、ちょっと、考えごとしてて……あれ?
みのり:あ……っ
ミク:みのりちゃん、いらっしゃい!
ルカ:今からアンコールに応えてステージに行くところなんだけど、 よければみのりちゃんも一緒に歌わない?
みのり:わたしは……
みのり:ううん、大丈夫! みんなのライブ、応援してるね!
リン:そう?
ミク:じゃあ、みのりちゃんも聴いてってね♪
みのり:うん……ありがとう!
ミク:みのりちゃん、おまたせ!
みのり:ミクちゃん達もお疲れさま! すっごくいいライブだったよ!
ミク:ふふ、ありがとう♪
ミク:……でも、みのりちゃんを 心から笑顔にはできなかったみたいだね
みのり:あ……
ルカ:何かあったの?
みのり:……実は……
ルカ:……そんなことがあったのね
みのり:うん……
みのり:アイドルとして、みんなはすごくて、 わたしも……みんなみたいになりたいって思うの
みのり:もちろん、そんなに簡単になれるなんて、思ってないけど……!
みのり:でも、どんなにがんばっても——いつまで経っても—— 3人みたいなアイドルにはなれないんじゃないかって、思って
ルカ:みのりちゃん……
みのり:わたし、どうすればいいんだろう……。 このままじゃ、みんなの足を引っ張っちゃうし……
リン:それ——すっごくわかる!!
ルカ:えっ、リンちゃん?
リン:あのね、ミクちゃんもルカちゃんも、 すっごく踊れて歌えて、全然ミスもしないの!
リン:だから、わたしばっかり足を引っ張っちゃって、 悔しいなーってずっと思ってて……
リン:わたしもふたりみたいに、もっとちゃんとできたらいいのに……
ルカ:あらあら、リンちゃんってば そんなこと思ってたの?
リン:だって~
ミク:……誰かみたいに、なんて思わなくてもいいんじゃないかな?
みのり:え……?
ミク:わたしは、一生懸命がんばってるみのりちゃんやリンちゃんは、 とっても素敵だと思うの! ファンのみんなも、きっとそう思ってるはずだよ
ミク:だから、ふたりはそのままでいいんじゃないかな?
みのり:ありがとう、ミクちゃん。 ……でも、それだけじゃ……
ルカ:それだけじゃ、みんなの足を引っ張ってしまう……かしら?
リン:そうだよ! がんばってるけど、がんばるだけじゃ……
ルカ:本当にそうかしら?
ルカ:私は、みのりちゃんにもリンちゃんにも、 自分にしかできないことがあると思うわ
みのり:わたしにしか、できないこと……?
リン:……んー、あ! わたし、ミクちゃんやルカちゃんより、たくさん手を振れるよ! そうすると、みんなすっごく喜んでくれるの!
リン:あとは、うーん……
ルカ:ふふ、そうやって探していきましょう?
みのり:わたしにしか、できないこと……
みのり:そんなの、あるのかな——
第 6 话:思いがけない出会い
宮益坂女子学園 屋上
遥:ワン、ツー、スリー、フォー……。 みのり、もっと腕を上げて! 笑顔が崩れてるよ!
みのり:は、はいっ!
みのり:ひゃっ……!
みのり:いたたた……ごめんなさい! もう1回、お願いします!
愛莉:いいけど、ちょっと休んでからにしましょ。 みのりもバテてきたでしょ
みのり:ううん、大丈夫! もっともっとがんばれるよ!
遥:…………
みのり:(ミクちゃん達が言ってた、わたしにしかできないこと)
みのり:(それが何かは……わからない)
みのり:(でも、もうみんなに迷惑はかけたくない! 次のライブ配信までに、もっともっと練習して 少しでもみんなに近づかないと……っ!)
みのり:はあ、はあ……っ
遥:みんな、お疲れさま。 だいぶ一体感が出てきたね
愛莉:ステージで披露するには、まだまだだけどね。 また明日、みんなで合わせましょ
みのり:……っ!
みのり:そうだよね……! まだうまく踊れないところもあるし……
みのり:わたし、もう1回——!
愛莉:ちょっとみのり、落ち着きなさい! 明日やるって言ってるでしょ!
みのり:で、でも……っ
遥:——みのり
遥:1日に練習を詰めこんでも、 すぐうまくなれるわけじゃない
遥:前のめりになる気持ちはわかるけど、 それじゃ体が追いつかないよ
遥:……ちゃんと体を休めて。 それも練習のうちだよ
みのり:遥ちゃん……
雫:大丈夫よ、みのりちゃん
雫:みのりちゃんは、今日だけでも 十分に成長しているわ
愛莉:ええ。ライブ配信で気合い入ってるのはわかるけど、 今日はひとまず帰って休みなさい
みのり:……うん、そうだね
みのり:わたし、ちょっと焦っちゃってたのかも……。 今日はイメトレだけにするね!
みのり:じゃあ……えっと、わたしそろそろ帰ろうかな。 みんな、また明日ね!
遥:……あ、みのり!
遥:…………
宮益坂
みのり:はあ……
みのり:(焦っちゃダメだって、わかってる。でも……)
みのり:(ライブ配信までにうまくならないと、 見てくれてるみんなをがっかりさせちゃう……)
みのり:わたし、どうすればいいんだろう——
???:——あれ、もしかして……。 MORE MORE JUMP!のみのりちゃん!?
みのり:……へっ?
???:わあ、みのりちゃんですよね!? すごい、まさか会えるなんて……!
みのり:えっ、えっ!?
みのり:えっと、人違いじゃないですか!? たしかにわたしはMORE MORE JUMP!の 花里みのりですけど……っ
みのり:わたし、遥ちゃんとかじゃないですよ!? あっ全然似ても似つかないし、間違えられるとか おこがましいんですけど……!
みのりのファン:いえ! 私、みのりちゃんのファンなんです! よかったら握手してもらえませんか……?
みのり:えっ? は、はい喜んで!
みのり:(わ、わたしの、ファン……!?)
みのり:初めて見た……!
みのり:……でも、どうしてわたしなんですか?
みのり:わたし、みんなみたいにかっこよく踊れないし、 歌もそんなに……
みのりのファン:みのりちゃんを見てると、 元気をもらえるんです!
みのりのファン:いつも明るくて、一生懸命で、 MORE MORE JUMP!の3人って 有名アイドルばかりなのに、並んで胸を張ってて……!
みのり:そ、そんな風に見えるのかなあ……?
みのりのファン:はい! この前のななみんとのコラボ配信も見ました! 頑張ってるみのりちゃんを、ずっと応援してたんですよ
みのり:え、そうなの? ありがとう……! 全然うまくできなかったけど……
みのりのファン:そんなことないです! 難しいことにも チャレンジしてて、すごいって思ってます。 私も……みのりちゃんみたいになりたい
みのり:わたし、みたいに?
みのりのファン:……実は私、部活でチームを組んでるんですけど、 チームメイトがすごい人達ばっかりで いつも私が足を引っ張ってるんです
みのり:え……
みのりのファン:私のせいで試合にも負けちゃうし、 練習もスムーズに進まないし……。 いつも、部活辞めようかなって悩んでて
みのり:そう、なんですか……
みのりのファン:ヘコんでる時はMORE MORE JUMP!の配信を見て いつも元気をもらうんです!
みのりのファン:明日こそは、ミスしないように頑張ろうって思えるから
みのり:……!
みのりのファン:でも……私はみのりちゃんみたいに頑張れなくて……。 この前も、もう少しのところで成功できそうだったのに やっぱり失敗しちゃったんです
みのりのファン:みんなは大丈夫だって言ってくれてるんですけど、 このままみんなに甘えてるだけじゃ 駄目だってこともわかってて……
みのり:あ……
みのりのファン:次の試合は、絶対に負けられないんです
みのりのファン:だけど……どんなに練習しても、手応えがなくて。 このままじゃ、また私……みんなに迷惑かけちゃう……
みのりのファン:部活は好きだけど、みんなのことを考えたら 諦めたほうがいいのかなって——
みのり:…………!
みのり:諦めちゃダメです!
みのりのファン:えっ……?
みのり:好きなら、諦めちゃダメですよ! がんばればきっと……きっと、うまくいきます!
みのり:わたしだって、さっき褒めてもらったけど……。 本当はできないことばっかりだし、 失敗して落ちこむことも、いっぱいあるんです!
みのり:でも、こんなわたしでもみんなは MORE MORE JUMP!に必要だって言ってくれるんです
みのり:だから、きっと……あなたのチームのみんなも 同じことを思ってくれてると思うの!
みのりのファン:みのりちゃん……ありがとう。 でも私は……
みのり:(あ……こんなこと言われても、やっぱり不安だよね……。 わたしだって、みんなに大丈夫だって言われても、 落ちこんでばっかりだったし……)
みのり:(でも……この子を笑顔にしたい。 アイドルとしてのわたしを信じてくれるこの子に、 希望を届けられたら……っ)
みのり:あ、あの、今度のライブ配信……、 もしよかったら、その配信見てくれませんかっ?
みのりのファン:えっ……?
みのり:このあいだのコラボ配信は、 ちょっと失敗しちゃったけど……
みのり:次のライブ配信は絶対に成功させるから!
みのり:こんなわたしでも、できるってことを証明するから、 あなたも……自分のことを信じてあげてほしいの!
みのりのファン:……みのりちゃん
みのりのファン:ありがとう……。 絶対、絶対見ます! 頑張ってください!
みのり:ううん、わたしも……ありがとう!
みのり:(わたしはアイドルとして、何もできてない—— 何も届けられてないって思ってた)
みのり:(だけど……こんなわたしでも、 この子に希望を届けられるかもしれない)
みのり:(それが……ミクちゃんの言ってた、 わたしにしかできないことなのかも)
みのり:(だったら——もっともっとがんばって、 成功させるしかないよね!)
みのり:……よーしっ!
第 7 话:わたしにしかできないこと
ステージのセカイ
ミク:よし! 今日もファンのみんなのために、 いっぱい歌って踊っちゃおうね♪
ルカ:あら……?
ルカ:みのりちゃん、どうしたの?
みのり:ルカちゃん……! みんな! わたし、わかったの!
みのり:今のわたしにしか、できないこと!
みのり:だから……お願いします! わたしに、アイドルとしての心得を教えて下さい!
リン:みのりちゃん……!
ルカ:ふふ、いいわ。 それなら今日は、ライブの前に ステージの上で練習しましょうか
ルカ:ミクちゃん、いいかしら?
ミク:もっちろん♪ みのりちゃん、一緒にがんばろうね!
みのり:あ、ありがとう……! がんばります!
ルカ:そう、2階席のお客さんにも見えるように 体を大きく動かすの
ルカ:けど、指の先まで意識してね
みのり:は、はいっ!
みのり:あ……っ、ごめんなさい! 振り、間違っちゃった……
ルカ:大丈夫、そのまま続けて。 間違っても笑顔でいることが大事よ
ルカ:みのりちゃんが笑顔でいるだけで、 ファンのみんなは安心するの
みのり:……っ!
みのり:(そっか……遥ちゃんも言ってた。 見ている人を不安にさせちゃだめだって)
みのり:(みんなを笑顔にするためには、 わたしも笑顔でいなきゃだめなんだ——!)
みのり:——もう一度、お願いします!
みのり:はあ、はあ……っ
ルカ:いい感じよ、みのりちゃん!
ミク:うんっ! リンちゃんと一緒に客席で見てたけど、 みのりちゃんのダンス、とっても素敵だった♪
みのり:わあ、ありがとう……!
みのり:あの、ライブ配信までのあいだ、 またレッスンしてもらってもいいかな……?
ルカ:ええ、もちろん。 本番まで、一緒に頑張りましょう
リン:わたし達も、できることは協力するよ!
みのり:みんな……。ありがとう!
宮益坂女子学園 屋上
愛莉:……みのり、すごいじゃない!
遥:この前より、体の使いかたがうまくなってるね。 ミスも減ったし、細かい演技もできてる
雫:ええ、一緒に踊っていても感じたわ
雫:それに……みのりちゃん、 踊っていて、とっても楽しそう
愛莉:この調子なら、週末のライブ配信もうまくいきそうね
みのり:あ……!
遥:うん、もう少しで仕上がりそう
遥:みんな、無理はしないように 頑張っていこう
みのり:うんっ! もっともっともーっとがんばるね!
愛莉:それじゃ、お疲れさま!
雫:また明日ね
遥:うん、気をつけて
みのり:バイバーイ!
遥:ねえみのり、予定がなければ一緒に帰らない?
みのり:えっ?
遥:最近、練習のあと予定があるからってすぐ帰ってたでしょ? だからたまにはって思ったんだけど
みのり:も、もちろん! わたし、毎日でも遥ちゃんと帰りたいな……!
遥:ふふ、大げさだなみのりは。 じゃあ行こうか
宮益坂
みのり:もうすぐライブ配信だね! う~……すっごく緊張する……!
みのり:でも、みんなでステージに立てるの嬉しいな! わたしも、遥ちゃん達みたいなアイドルに なれるかもって!
遥:もう、みのりったら。 何度も言ってるじゃない
遥:みのりは、もうずっとアイドルだよ
みのり:……えへへ。そうかもしれないけど、 わたしはまだ、アイドルとして何もできてなかったから
みのり:それに、この前の配信も失敗しちゃったし……。 次こそ見てくれてる人のためにも、がんばりたいんだ!
遥:みのり……
遥:あの時はごめんね。 みのりも落ちこんでたのに、 厳しいことを言っちゃって
みのり:えっ? なんで遥ちゃんが謝るの!?
みのり:だって、失敗しちゃったのはわたしなんだし、 遥ちゃんは全然謝る必要ないよ!
遥:でも……
みのり:それにね、最近わかったの。 こんなわたしにも、できることがあるんだって
みのり:だから……ライブ配信は、絶対に成功させたいんだ!
遥:……みのり、なんだか変わったね
遥:前よりも、アイドルとしての自信を持ててるように見えるよ
みのり:え、そ、そうかな? なんだか恥ずかしい……
遥:実はね、少し心配だったんだ
遥:あのコラボ配信から、少し頑張りすぎてる気がしたから
みのり:あ……
みのり:心配かけちゃってごめんね
みのり:……でもわたし、みんなに追いつけるようにがんばりたいの!
みのり:遥ちゃんと……みんなと一緒に、アイドルとして 希望を届けられるようになりたいから!
みのり:まだ心配かけちゃうかもしれないけど、 ……信じてほしいな
遥:みのり……
遥:ふふ、みのりらしい
みのり:えっ? わたし、らしい?
遥:うん。私は、みのりのそういうところに背中を押してもらったの
遥:……きっと、みのりならできるよ。 一緒に、見てくれる人達に希望を届けよう
みのり:……うんっ! ありがとう、遥ちゃん……!
ステージのセカイ
ルカ:みのりちゃん、今日もレッスンお疲れさま!
みのり:お疲れさま! みんな、練習につきあってくれてありがとう!
みのり:ルカちゃん達のおかげで、 バッチリ踊れるようになったよ!
ルカ:うふふ、よかったわ♪
ルカ:でもそれは、みのりちゃんがファンのみんなのために 一生懸命頑張ったからよ
ルカ:本番も、今の想いを忘れなければ大丈夫。 きっとみんなに、みのりちゃんの想いが届くはずよ
リン:がんばってみのりちゃん! わたしも、わたしの全力のライブ、がんばるよっ!
みのり:ルカちゃん、リンちゃん……。 ありがとう!
みのり:MORE MORE JUMP!初めてのライブ、 絶対に成功させるね!
第 8 话:四つ葉になったクローバー
ライブ配信 当日
小さめのライブハウス
みのり:わ、すごい……! ここでライブするんだ!
ななみん:そこまで大きな会場じゃないけど、 いいところでしょ?
スタッフA:カメラ位置のチェックお願いしまーす
スタッフB:配信テスト、OKです。 いつでもいけます!
みのり:すごいね、スタッフさんもこんなにいるんだ……!
ななみん:うん、事務所のスタッフさん。 イベントとかには、こうやって会場おさえてもらったり 配信のお手伝いしてもらってるんだ!
遥:事務所……? 早川さんって、事務所に入ってたの?
ななみん:そうだよ、芸能事務所とはちょっと違って、 ネットで動画を配信してる人達が所属してる事務所なんだけどね!
ななみん:やっぱひとりだとイベントやるのも大変だしね。 新曲出せてるのも事務所のおかげだから、 すごく助かってるよ
遥:そっか、そういう選択肢もあるんだね……
ななみん:ま、何かあったら言ってよ。 遥ちゃん達の活動を助けられることも あるかもしれないしさ!
遥:うん、ありがとう……!
ななみん:ふふっ! それじゃ、ライブのリハやろっか!
みのり:わ……
みのり:(セカイでは、ミクちゃん達と一緒に歌ってたけど……。 現実のステージは初めてだな)
遥:まさか、もうライブができるなんて思わなかったね。 もう少し時間がかかると思ってた
みのり:遥ちゃん……
雫:ええ、お客さんはいないけれど……。 いつかは、私達のステージで 会場をいっぱいにしたいわね
愛莉:なーに言ってんの。 無観客なだけで、カメラの前には お客さんがたくさんいるのよ!
愛莉:それこそ、本来ならこの会場に入りきらないくらい いっぱいにね!
みのり:あ、そっか……! ななみんさんのチャンネルって80万人いるんだよね
遥:そうだね
遥:カメラを通して、このステージから “明日を頑張る希望”を届けよう
みのり:……うんっ!
ななみん:みんなー! 今日も見にきてくれてありがとう!
コメント:『待ってた~!!』 『ライブ始まる!?』 『楽しみ!』
みのり:わあ、今日もたくさん見にきてくれてる!
コメント:『遥ちゃん頑張って~!』 『愛莉ー! 応援してるぞ~!』 『雫ちゃんの歌声早く聴きたい!』
コメント:『みのりは前みたいに失敗しないでよ』 『ちゃんと練習してきた?』
みのり:う……
みのり:(ううん、不安になってちゃだめ! たくさん練習してきたんだし、大丈夫……!)
愛莉:もちろん、今日は4人で一緒に 最高のライブを届けるわよ!
遥:みんな、最後まで見ていってね!
ななみん:それじゃあライブ、始めるよ!!
みのり・遥・愛莉・雫:『おー!』
ななみん:——♪ ——♪
みのり:わああ、CreamBerryのななみちゃんだ~! すっごくキラキラしてる~!
愛莉:あの頃とはまた違う良さもあるわね。 ……わたし達も負けてられないわ!
遥:さあ、もうすぐ出番だよ。 みんな、準備はいい?
愛莉・雫:『ええ!』
みのり:——うん!
みのり:(MORE MORE JUMP!として、 あの子に希望を届けるために——!)
遥:行こう!
雫:もっともっとたくさんの歌を!
愛莉:もっともっとたくさんの元気を!
遥:もっともっとたくさんの希望を!
みのり:もっともっとも~っと たくさんの人達に届けられるように!
みのり:もあもあ~
みのり・遥・愛莉・雫:『JUMP!』
ななみん:みんな、聴いてくれてありがとう! コメントでたくさん盛り上げてくれて すっごく嬉しかった!
ななみん:次はMORE MORE JUMP!のみんな、よろしくね!
愛莉:みんなー! まだまだライブは終わらないわよ!
雫:私達の歌も、聴いていってくれたら嬉しいわ
遥:いくよ!
みのり・遥:『ミュージック・スタート!』
愛莉・雫:『——♪ ——♪』
遥:~~~♪
コメント:『うわー! この3人のステージ尊い……』 『遥ちゃーん!』 『かわいい~!』
みのり:(すごい……! わたし、スポットライトをあびて ステージに立ってる……! 現実じゃないみたい……!)
みのり:(わわ、意識すると緊張してきた……っ)
コメント:『みのり大丈夫?』 『ミスしなきゃいいけど……』
みのり:(……でも……)
みのりのファン:はい! みのりちゃんが大好きですし、 私もみのりちゃんみたいになりたいんですけど
みのりのファン:……でも、私はみのりちゃんみたいに頑張れないから
コメント:『みのりちゃん、頑張って!』
みのり:(きっと、あの子もこの配信を見てくれてる。 だからわたしが——ライブを成功させて、 希望を届けなくちゃ!)
みのり:——! ——!
愛莉:(みのり、いい感じじゃない!)
雫:(次はみのりちゃんのソロパートね……! みのりちゃんならきっと——)
みのり:(絶対に、成功させる!)
コメント:『みのりが前に出て来た』 『もしかしてあの子のソロ?』 『大丈夫!?』
みのり:——♪ ——♪
みのり:(届いて……!)
みのり:————♪
みのり:(あの子に、届いて——!)
コメント:『なんかアイドルっぽい』 『みのりちゃんいいじゃん!』 『MORE MORE JUMP!最高~!』
遥:(……やっぱり、みのりはすごいな)
遥:(練習の時よりもずっといい。 画面越しでも、ファンの姿を見てるってわかる)
遥:(みんなに希望を届けたいって気持ちがあふれて、 こんなに輝いてる……)
遥:(ねえ、みのり。 きっとみのりはこれから——もっとすごいアイドルになるよ)
みのり:はあ、はあ……っ
遥:みんな、最後まで見てくれてありがとう!
愛莉:MORE MORE JUMP!の初ライブ、 楽しんでもらえたかしら
雫:少し緊張しちゃったけど、 みんなで踊りきれてよかったわ
コメント:『すごく良かった!』 『初めて見たけど応援します!』 『MORE MORE JUMP!の配信も見るね』
コメント:『雫ちゃん、最高!』 『遥ちゃんのアイドル姿がまた見れるなんて……』 『愛莉良かったよ!』
コメント:『みのりも悪くなかったね』 『前より良かった』 『やればできるじゃん!』
みのり:わあ……
ななみん:すごい良かったよ、みんな! みのりちゃんのソロパートも最高だった!
みのり:あ、ありがとうございます!
遥:ななみんさんのおかげで、私達も MORE MORE JUMP!として新しい一歩を 踏み出せたと思う
雫:またコラボ配信に誘ってもらえると嬉しいわ
愛莉:ていうか、次はわたし達の配信に きてもらわなきゃね!
ななみん:うんうん! 楽しみにしてるね!
ななみん:じゃあ、これで今日のライブ配信は——
みのり:あ、待って! 最後にちょっとだけいいかなっ?
愛莉:みのり?
ななみん:もちろん! みのりちゃん、どーぞ!
みのり:ありがとう! あのね——
みのり:わたし、アイドルとしてはまだまだだし、 遥ちゃん達の足を引っ張っちゃうかもしれない。 みんなに心配かけちゃうかもしれない……
みのり:でも……!
みのり:こんなわたしでも、ちゃんと踊りきれたよ! みんなと一緒に前へ進めたよ!
みのり:だから大丈夫! あなたも、絶対にできるよ!
みのり:これからもわたしと——わたし達と一緒に、がんばっていこう!
みのりのファン:——みのりちゃん……
雫:ふふ、素敵なメッセージだったわ
愛莉:いいこと言うじゃない!
コメント:『みのりやるじゃん』 『見直したかも』 『みのりが言うと重みがあるな』
みのり:えへへ……
みのり:(あの子に、届いたのかな……。 ……届いてるといいな)
みのり:…………
コメント:『みのりちゃん、ありがとう。 私も自分を信じて頑張ってみるよ』
みのり:あ……
みのり:(よかった……。あの子に、届いたんだ……)
みのり:(わたしはまだ、遥ちゃん達みたいに ステキなアイドルにはなれないかもしれない)
みのり:(でも、ひとりでもいい! 目の前にいるファンのために、がんばろう——!)
みのり:(そしたらいつか、わたしも 希望を届けられるアイドルになれるよね!)
みのり:よーっし! もっともっともーっと、がんばるぞー!