活动剧情

start rolling! stars' crossing

活动ID:174

第 1 话:LUMINA FORUM

LUMINAグランプリ 初日
みのり:わあ……! す、すごい建物……!
雫:本当ね……! グランプリの合宿所が、こんなに大きいなんて……!
遥:前回の説明会で、 『予選ステージは、専用の合宿所に1カ月泊まり込みで撮影する』 って言ってたけど……
遥:これはもう合宿所っていうか、 高級ホテルみたいだね
愛莉:本当にね。 かかってる予算がすごそうだわ
みのり:わたし、なんだかワクワクしてきちゃった! こんなに素敵な場所で、毎日みんなとご飯食べたり お泊まりしたりできちゃうんだよね……!
愛莉:まったく、みのりは相変わらずのんきね
愛莉:楽しむのもいいけど、気は引き締めなさいよ? 予選の様子はぜーんぶ、生配信されるんだから!
みのり:うっ、た、たしかに……!!
遥:予選はもちろん、合宿所での日常生活まで全て配信する…… 改めて聞くと、前代未聞の番組だね
雫:アイドルとしての“生き様”を見てもらうためって 有澤さんは言っていたけど……
雫:1日中カメラの前にいるって思うと やっぱりドキドキするわね
みのり:そうだよね……。 ううう、緊張してきちゃった……!
愛莉:もう、極端ねえ……
遥:学校や他のお仕事で抜ける時は 配信に乗らないって言っていたし、 そこで気持ちを切り替えられるといいね
みのり:あ……そういえばどうやって競うんだろ? ダンスバトルとか……!?
愛莉:それもなくはないでしょうけど…… 実際にその時になってみないとわからないわね
愛莉:今告知でわかってるのは、出演するアイドルが 24グループってことくらいだし……
雫:24グループ……
雫:グランプリを勝ち取るためには、その中で トップにならなきゃいけないのよね
遥:……うん
遥:——でもまずは、予選ステージを突破して 決勝ステージに進むことを目指そう
遥:決勝ステージは、地上波の放送だけじゃなくて あのネットパラダイスでも配信されるから——
遥:たくさんの人に見てもらえるし、 活躍できれば、仕事を増やすチャンスにもなる
愛莉:そうね。 まず目指すは、決勝ステージ!
愛莉:MORE MORE JUMP!が前に進むためにも、 絶対勝ち残るわよ!
雫:ええ……! 一歩も譲る気はないわ
みのり:まだ何するかわかんないし、ちょっと不安だけど……
みのり:——でも、ダンスもトークも みんなにたくさん教えてもらったもん! どんなことがあっても、特訓を活かしてがんばります!
遥:今の私達の全部を、ぶつけにいこう!
みのり・雫・愛莉:『うん!』 『ええ!』
LUMINA FORUM ホール
みのり:わ……! まだ集合時間の30分前なのに、 他のグループ、もう集まってる!
愛莉:みんなそれだけ気合いが入ってるんでしょうね……
スタッフ:『皆様、おはようございます。 早くからお集まりいただき、ありがとうございます』
スタッフ:『音響テストを行っているため、申し訳ありませんが、 今しばらくお待ちいただければと思います』
雫:音響テスト……。 じゃあ、まだしばらく時間に余裕があるみたいね
遥:そうだね。 時間までは、資料を確認して——
有澤:『——皆さん、おはようございます』
みのり:あ……! 有澤さんだ!
有澤:『出演者も揃われているということだったので この施設について少し説明させてもらおうと思います』
有澤:『——皆さん、改めまして、 LUMINAグランプリにご出演いただきありがとうございます』
有澤:『そして——ようこそ、LUMINA FORUMへ』
有澤:『この合宿所、LUMINA FORUMは、 LUMINAグランプリのためだけに作られた、 “アイドルのための施設”です』
愛莉:え……!? グランプリのために、こんなすごい建物を……!?
有澤:『ネットパラダイスとの共催により、 ここには、アイドルとして活動するために必要なもの、 全てを揃えることができました』
有澤:『豊富なトレーニングマシンが並ぶレッスンルーム。 管理栄養士が監修し、 健康や身体づくりに配慮した食事が提供される食堂』
有澤:『他にも、配信専用スタジオ、ミーティングルーム、 マッサージルーム、アーカイブルームなどがあり、 あらゆる活動ができるようになっています』
有澤:『このLUMINA FORUMは、 自由に使っていただいて構いません。 皆さんの活動の一助となれましたら幸いです』
みのり:トレーニングも、食事も、 配信も、ミーティングもできちゃう……つまり……
みのり:進化版モアモアハウスってこと……!?
遥:……たしかにそうだね
遥:(……もしかすると有澤さんは、ここの前身として モアモアハウスを作ったのかもしれないな……)
有澤:『施設についての説明は以上です。 わからないことがあったら、近くのスタッフに聞いてくださいね』
有澤:『では——ああ、そうそう。 ひとつ大切なことを伝え忘れていました』
みのり:大切なこと……?
有澤:『グランプリに輝いたグループには、 賞金が贈られますが——』
有澤:『それとは別に 私からも、ささやかな贈り物を用意しています』
他のアイドル達:え……?
他のアイドル達:贈り物?
有澤:『具体的には、グランプリが決まった時にお話ししますが…… きっと、喜んでいただけるものになっていると思います』
有澤:『どうかそちらにも期待して、 このグランプリを勝ち抜いていってくださいね』
みのり:ささやかな贈り物……。 それって、なんだろう?
雫:あんまり想像がつかないわね
愛莉:この規模の番組の賞品なら、 かなりすごそうな気もするけど……
愛莉:今考えてもしかたなさそうね。 取らぬタヌキのなんとやらだわ
遥:うん。今は目の前の一瞬に、全力を出していこう
スタッフ:——お待たせしました! 準備が整いました!
みのり:あ……
有澤:『それでは、私はこれで失礼します』
有澤:『——皆さんの全力の輝きを、見せてくださいね』
みのり:(……ついに、始まるんだ……!)
みのり:(がんばろう! この場所からたくさんの希望を届けて、 MORE MORE JUMP!の夢に近づくために——!)

第 2 话:グランプリ開幕!

LUMINA FORUM ホール
みのり:(すごいカメラの数……! こんなにあるの、初めて見たかも……!)
みのり:(それに、あの大型モニタ————)
コメント:『配信まだ?』 『あと1分くらい?』 『あ~待ちきれん!』
みのり:(視聴してる人のコメントも、 リアルタイムで見られるようになってる)
みのり:(本当に、これから全部 配信されるんだ……!)
みのり:(……ううん。 緊張してなんかいられない!)
みのり:(MORE MORE JUMP!のために—— わたし達の夢のために、がんばらなくっちゃ!)
スタッフ:それでは、カメラ回します! 5、4——
司会:さあ、ついにこの日がやってきました!
司会:アイドル——それは、ファンの心を照らす光
司会:最もまばゆく輝き、希望を届けられるグループはどこなのか!
司会:アイドルの頂点を決める、 世界初の戦いが、今始まります!
司会:——LUMINAグランプリ、スタートです!!
コメント:『始まった!』 『うおー!待ってました!』 『チアデがんばれー!』
司会:さっそくコメントも盛り上がってますね!
司会:皆さんが投稿したコメントは、 この合宿所のあちこちに設置された100台のモニタに流れます
司会:アイドルの皆さんもしっかりと見ていますから、 どんどん送ってくださいね!
愛莉:みんな、コメント見てるわよ~! 回線パンクするくらい、いっぱい送っちゃって♪
千晴:皆さんの声、力になります。 ありがとうございます!
コメント:『え、ほんとに全アイドルが見てるってこと!?』 『テンション上がりすぎて逆に冷静』 『応援してるよ!がんばって~!』
みのり:(愛莉ちゃんも椿木さんも、もうアピールしてる! すごいなあ……!)
司会:そして司会は私、あやぴぃこと小泉彩音が務めます! 皆さん、最後までよろしくお願いしますね!
司会:——では、さっそく予選ステージのルールを説明します!
司会:予選のルールはいたってシンプル! アイドルの皆さんにはこれからここ、“LUMINA FORUM”で 1カ月間、自由に過ごしてもらいます
司会:そして最終日、その1カ月の姿を見て、 どのグループが決勝に進むのがふさわしいかを ジャッジします!
あかり:1カ月の姿を見るだけで……?
アリサ:さすがに、それだけで何もしないってことはなさそうだけど
司会:はい、そのとおりです!
司会:この合宿所では、ランダムに、 “LUMINAタイム”が実施されます!
みのり:LUMINAタイム……? なんだろう?
司会:LUMINAタイムは、不定期に発生するイベントで、 アイドル達に様々な『お題』が出されます
司会:どういったお題なのかは、 イベントが発生した時に発表しますので、 皆さん、楽しみにしていてくださいね!
司会:また、皆さんの普段のお仕事と タイミングが重なってしまわないよう 時間帯には配慮しますので、そちらはご安心ください!
愛莉:(ランダムに発生して、お題が出される……。 アピールするには絶好の機会ね)
結雨:(なるほど……。 このLUMINAタイムが、予選を勝ち残る鍵になりそう)
司会:LUMINA FORUM内の様子は 夜間を除き当チャンネルで生配信しているので、 たくさん遊びに来てくださいね!
司会:さらに京テレでは、毎週金曜夜9時から 配信のダイジェスト版を放送します! そちらもぜひ、チェックしてください!
遥:(……LUMINAタイムで活躍できれば、 ダイジェストに切り抜かれる可能性が高い)
遥:(そうなると自然に、目に触れる機会が増えて 予選突破にもつながりやすくなるはず)
遥:(一体どんなイベントなのかはわからないけど……、 気を引き締めてかからなくちゃ)
司会:続いて、審査方法についてです!
司会:予選ステージは——なんと! 視聴者の皆さんの投票によって順位が決定します!
みのり:えっ……!
コメント:『わたし達!?』 『ま?』 『責任重大じゃん!』
司会:このLUMINAグランプリは、 『最も希望を届けられるアイドル』を決める大会です
司会:つまり、希望を受け取る人々—— 皆さんの声こそが必要不可欠! そういった理由で、視聴者投票となっております
あかり:なるほど……。 それはたしかに、納得です
司会:そして、視聴者の皆さんの持ち票は2票! これは、個人ではなくグループへの投票になります。 同じグループには投票できませんので、ご注意ください
愛莉:(1票はもともと推してるグループに入れて、 もう1票はそれ以外のグループに入れさせようってことね)
愛莉:(今の人気だけで決まらないように、考えられてるみたい)
司会:そして、投票で多くの支持を獲得したグループのみが、 決勝ステージへ進むことができます
司会:その枠の数は——
司会:4つ! 4グループだけが決勝に進めます!
千晴:……!
みのり:そんなに少ないんだ……!
結雨:……厳しい戦いになりそうね
司会:頂点に輝くグループはどこなのか—— 命運を握るのは視聴者のあなた! その目で、たくさんの輝きを見つけてください!
司会:そして、希望を受け取ったと感じたら、 是非コメントや投票で応援してあげてくださいね!
コメント:『寝る時間なくなっちゃいそう!』 『画面に張り付いて応援します!』
遥:……みんなも、楽しみにしてくれてるみたいだね
遥:勝ち上がろう、全力で
みのり:……うん!!
司会:——では、ルール説明もすんだところで……
司会:続いては、予選の舞台となるLUMINA FORUMを、 アイドルの皆さんと見ていきましょう!
廊下
司会:まずは、LUMINA FORUMの目玉、 レッスンルームに案内しますね!
みのり:レッスンルーム……! もう見られるんだね!
愛莉:有澤さんの口ぶりからして、相当期待できそうよね
遥:うん。どんなマシンがあるのか楽しみだな
みのり:(あ……)
コメント:『あ、遥ちゃんだ!』 『ASRUN時代からファンなんだよねー』 『やっぱ推しが映ると嬉しいな』
みのり:(廊下にも撮影用にカメラが用意されてるんだ……! そういえば、合宿所のいろんなところに置かれてるんだよね)
雫:みのりちゃん? どうしたの?
みのり:あ、えっと……いっぱいカメラがあるんだなあって思って
遥:24グループもいたら、 カメラマンさんだけじゃ追いきれないからね
遥:たしか、50台以上のカメラを ほぼリアルタイムで切り替えて配信してるんじゃなかったかな
愛莉:しかも、視聴者がなるべく推しを見逃さないように、 サブチャンネルでも配信してるのよね
みのり:すごいよね! わたしが視聴者だったら、運営さんに大感謝だよ!
みのり:(……でも、そっか。 今この瞬間も、映ってるかもしれないんだよね)
みのり:(じゃあ——)
みのり:(いつ見られても大丈夫なように、 どんな時も“希望を届けるアイドル”でいなくちゃ!)
雫:私達も見習わないとね
レッスンルーム
みのり:わあ……! レッスンルーム、すっごく広いね!
雫:本当ね! ここでライブができちゃいそうだわ
愛莉:向こうにはトレーニングルームもあるわね。 これは遥が喜ぶんじゃ——
愛莉:……遥?
遥:すごい……! !
みのり:えっ?
遥:最新の有酸素系マシンがこんなにある……!
遥:グリップやベルトも充実してるし、 ダンベルの種類も豊富だし……。 まさか、ここまで設備が整ってるなんて……
遥:あ、アプリと連動するパワーグリップもある! これ、試してみたかったんだ……!
愛莉:ちょ、ちょっと遥、いきなりテンション上げ過ぎじゃ——
コメント:『え?桐谷遥って筋トレオタクなの?』 『アスリートだよ遥ちゃんは』 『なんかいいな。推しプロテイン気になる~』
愛莉:……そこまで心配しなくてもよかったみたいね
雫:ふふ、遥ちゃんらしさがみんなにも伝わって嬉しいわ
みのり:でも、本当にすごいよね! わたしの身長より高いマシンもあるよ!
遥:それはラットプルダウンって言って、 背中や腕のトレーニングにすごくいいんだ
???:正しいフォームを維持するのに体幹も使うので、 総合的に鍛えられますよね
遥:ええ。ストレッチにも使えますし……って——
遥:椿木さん……!
千晴:すみません、急に話しかけてしまって。 私も筋トレとか好きで、つい
あかり:あはは! 千晴、トレーニングの鬼なんですよ! 暇さえあれば空気椅子とかしてるし
みのり:あっ! それなら遥ちゃんも、よく踵上げとかしてるよ!
あかり:なら千晴は、エレベーター使わないで いっつも階段移動してます!
みのり:で、でもでも! 遥ちゃんは教科書でいっぱいのカバンを こう、ダンベルみたいに持って——
愛莉:なーんでアンタが張り合ってんのよ
結雨:あかりも、その辺りにしなさい
みのり:だ、だって、もう勝負は始まってるって思って!
みのり:相手がReLightさんでも、 負けるわけにはいかないもん!
あかり:——はい! あたし達も全力で挑ませていただきますね!
あかり:MORE MORE JUMP!さんは、 あたしの憧れですけど…… だからこそ、超えたいって思うので!
結雨:皆さんだけでなく、この中で突き抜けて輝いて、 頂点に立つつもりです
愛莉:ふふっ、こっちだってそのつもりよ!!
司会:お~っ、こちらではさっそく熱いやりとりが生まれてますね!
みのり:わっ、あやぴぃさん!? ……もしかして、今のやりとりも映ってました?
司会:は~い、それはもうばっちりと!
コメント:『ここの共演熱い!』 『ドルラバ思い出すよね』 『もっと話してるとこ見たい!』
みのり:あ、もっと話してるとこ見たいって言ってくれてるよ!
愛莉:グループ同士の珍しい絡みが見られるのも、 こういう番組の醍醐味だものね
みのり:(……そっか! こうやって注目してもらうことも考えないとだよね)
みのり:(だったらこのあとも、 いろんな子と話していきたいけど——)
???:——わあ~! このお部屋、ぴかぴか号より広~い!
みのり:へっ?
千晴:ぴかぴか号……?

第 3 话:破天荒な新星

LUMINA FORUM レッスンルーム
あかり:えっと、ぴかぴか号って……?
???:あっ、そっか~! 地球のみんなは知らないよね♪
ひかりん:ぴかぴか号は、ひかりんがこの星に来る時に乗ってた おーっきな流れ星だよっ☆
結雨:それは……どういう……?
みのり:(ひかりんさんってたしか……あっ!)
ひかりん:弾ける笑顔で宇宙を照らす☆ 銀河級アイドル、ひかりんです!
ひかりん:グランプリのダークホースになるかもなので、 記者さんは今のうちから注目しちゃってくださいね~!
みのり:(説明会の時の……!)
みのり:(たしか、ソロで活動してる人なんだよね。 それなのにここまで来るなんて、すごいなあ……)
アリサ:——今のそれ、全然説明になってないけど。 とりあえず、宇宙人って設定であってる?
ひかりん:むむっ、ちがうよ~!
ひかりん:ひかりんは、キラリ星で生まれた妖精さんなの! みんなにキラメキを届けるためにやってきたんだよ~☆
アリサ:はいはい、そういう設定ね
ひかりん:も~う~! だから、違うってば~!
真理奈:もうアリサちゃんってば、相変わらずなんですから~
みのり:ふふっ
愛莉:……やるわね、あのふたり
みのり:えっ?
愛莉:コメント見てみなさい
コメント:『www』 『ひかりん、覚えました!』 『アリサちゃんナイスつっこみ!』
みのり:あ……すごい! 流れるの速すぎて、読めないくらい盛り上がってる!
雫:アリサちゃん、やっぱり上手ね。 あえて強めにつっこんで、ひかりんさんのキャラを 立たせたんだと思うわ
遥:うん。それに——
ひかりん:ちゃーんと、キラリ星で生まれた証拠もあるんだよ! ほらほら、これ見て!
千晴:えっ、住民票!? ……ってこれ、なんて書いてあるの?
あかり:日本語じゃないっていうか……見たことない文字かも
ひかりん:それはそうだよ! だってそれ、キラリ星の文字だもん!
結雨:も、文字まで作ってるんですか……?
遥:ひかりんさんもうまいね。 みんなに話を振って、上手く場を回してる
みのり:あ……
みのり:(そっか……! 注目されるためには、 こんな風に自分から話を広げていかなくちゃだよね!)
みのり:(——わたしも、もっと積極的にいかないと……!)
ひかりん:も~、誰も信じてくれないよ~!
みのり:だ、大丈夫です、ひかりんさん! わたしは信じます!
ひかりん:え~~~~! 本当っ!?
みのり:はい! わたし、おばけとか信じるタイプなので! ついこのあいだ、金縛りにもあいましたし!
ひかりん:ってちょっとー! ひかりんとおばけを一緒にしないでよ~!
司会:おっと、みのりちゃん無意識のディスりが ひかりんにクリーンヒットです!
みのり:えっ!? そ、そんなつもりじゃ……! えーっと、えーっと……!
コメント:『みのりがひかりんをいじめてるぞw』 『あの子、モモジャンの子だっけ?』
みのり:あ、あわわ……!
ひかりん:……っていうか、金縛りって本当ですか? ひかりん、おばけとか怖くって~!
みのり:あ……はい! 金縛りは本当です!
みのり:寝てる時、上に何か乗ってる感じがして…… 実際、重くて全然動けなかったんです!
他のアイドル達:え、普通に怖いヤツだ……
真理奈:大丈夫だったんですか?
みのり:えっ、あ……
みのり:(ど、どうしよう! せっかく楽しい雰囲気になってたのに、 ちょっと変な感じになっちゃった……!)
みのり:(なんとか楽しい雰囲気にしなくっちゃ! えっと、どうすれば……!)
遥:……それって、サモちゃんが乗ってたんじゃない?
みのり:え……?
愛莉:……たしかに、実際重く感じたっていうのも サモちゃんってことなら辻褄があうわね
みのり:あっ! 言われてみれば、布団に抜け毛がついてたかも!
コメント:『名探偵ハルカ』 『サモちゃん?』 『サモちゃんってなに?』
愛莉:サモちゃんっていうのはね、 みのりの家で飼ってる犬なのよ。 サモエドって犬種ですっごく大きいの
雫:みのりちゃんとしばらく離ればなれになるから、 寂しくて、夜中に乗っかっちゃったのかもしれないわね
他のアイドル達:よ、よかった~、おばけじゃなくて!
みのり:わたしも安心しました~!
みのり:(はぁ……。 遥ちゃん達のおかげで助かった……)
みのり:(でも……)
みのり:(こんなにいっぱいアイドルがいる中で、 盛り上げながら、見てもらえるように目立つ——)
みのり:(それって、すっごく難しいな……)
みのり:(だけど、くじけてられないよね……!)
ひかりん:…………
司会:——では、そろそろ気を取り直して この最新レッスンルームの説明に入りましょうか! スタッフさん、お願いします!
トレーナースタッフ:はい、まず一番手前にあるのが——
トレーナースタッフ:——説明は以上です。 せっかくなので、皆さん、実際に使ってみませんか?
千晴:わ、いいんですか?
結雨:じゃあ、千晴が気になるマシンやってみる?
千晴:ありがとう……! サポートお願い!
遥:じゃあ、私達は——
みのり:あ……はいっ!
みのり:あそこにある、ダンスの分析をしてくれるマシン、 使ってみようよ!
雫:あれは……たしか、カメラの前で課題曲を踊ったら、 上手にできてるか分析してくれる機械だったかしら
愛莉:カラオケ採点のダンス版みたいな感じね。 たしかにおもしろそうだわ
みのり:じゃあみんなでやってみよう! えっと、さっきメニュー画面に……やっぱり! 前配信で踊った、『100億点のきゅん♡』が課題曲になってる
遥:ああ、バズっててリクエストがあったから踊ったやつだね。 これなら4人で踊れそう
コメント:『お!モモジャンが億きゅん♡踊るみたい!』 『あれかわいいよね』 『モモジャンが踊るとどんな感じなんだろ~』
アリサ:……へえ、うまく注目を集めたね。 やっぱり知ってる曲で踊るのは、みんな見たいだろうし
真理奈:こっちも負けてられないですね!
みのり:……よーし! 見ててね、みんな!
みのり:(みんな期待してくれてるし、 次こそ上手にやらなくちゃ!)
遥:カメラを起動して……よし、できた。 曲流すね
みのり:よろしくお願いします!
コメント:『かわいい~!』 『ダンスうま』 『さすがだなあ』
みのり:(いい感じ! このまま、失敗しないように……!)
みのり:(……って、あれ? 次どっちの足出すんだっけ!?)
みのり:(えっと、えっと……! どうしよう、頭が真っ白に……!)
コメント:『あれ?ひとりだけ変な動きしてない?』 『なんか違う気がするw』 『ギクシャクしてるぞ』
みのり:あ……!
みのり:(これじゃダメ……! なんとか、なんとかしないと……!)
みのり:(えーい……こうなったら!)
遥:(……! アドリブで立て直した!)
愛莉:(やるじゃない! あとは……)
コメント:『アドリブ!?』 『急なアドリブで草』 『採点してもらってる時にやることなのか?』
コメント:『ミスったんじゃなくて?』 『今のかわいい~』 『いや採点の流れでどうなんw』
みのり:あ……!
みのり:(えっと、ど、どうしよう……!)
ひかりん:むむっ! むむむ~っ!!
ひかりん:きらきら隕石、ぴゅぴゅぴゅぴゅーんっ☆
みのり:わっ!? ひかりんさん!?
ひかりん:みのりん! 今のダンス、 もしかしてひかりんダンスを取り入れてくれてたんじゃない!?
みのり:へっ? ひかりんダンス……?
ひかりん:そう! 他の星に信号を送るための、ひかりんオリジナルダンスだよ!
ひかりん:こうやって、流れ星がながれるように手を振って—— きらりーんっ☆ きらりーんっ☆
みのり:え、え~っと……? きらりーん?
ひかりん:そうっ! みのりん、じょうず~☆
コメント:『なんか始まったw』 『クセが強い!』 『困惑してておもろい』
ひかりん:あとは、ビックバンを起こすみたいに全身を伸ばすの! 縮こまって~……どっか~ん!
みのり:ど、どっか~ん!? こうかな!?
ひかりん:そう! やっぱりみのりん、ひかりんダンスがうまいよ!
愛莉:な、なんか怒涛の勢いで巻き込まれてるけど……
コメント:『生あたたかく見守ってるモモジャンww』 『このふたりの絡みいいな』 『億きゅんのモモジャン×ひかりんバージョンも見たい』
遥:ふふ、結果オーライって感じだね
ひかりん:——以上! みのりんひかりんダンスでした~!
ひかりん:じゃあ、ひかりんは流星ステップに磨きをかけにいくね! バイバーイ☆
みのり:あっ……! 行っちゃった……
愛莉:去り際も唐突ね
雫:……でも、ふふ。 とっても優しい宇宙の妖精さんだったわね
みのり:うんっ!
みのり:あ……
コメント:『ひかりん、クセになる』 『次何するのか気になるよね』 『また映らないかな』
みのり:(ひかりんさん、あの一瞬で、 みんなの気持ちを掴んじゃった……)
みのり:(……っ。 わたしも、もっとがんばらなきゃ……!)

第 4 话:飾らない姿で

数時間後
LUMINA FORUM 廊下
みのり:はぁ…………
みのり:(……全然、上手くいかなかったな……)
みのり:(ミーティングルームでも配信スタジオでも、 一生懸命感想言ったりしてみたけど…… 全部から回ってた気がする)
みのり:(MORE MORE JUMP!をみんなに見てほしいのに、 悪い方向にばっかり目立たせちゃって……)
遥:みのり? 大浴場、そっちじゃなくてこっちだよ
みのり:えっ? あ、ご、ごめん……! えへへ、うっかりしちゃった
愛莉:もう、みのりったら! 雫みたいなボケ方しないでちょうだい?
雫:そうよ、みのりちゃん。 迷うのは私の特技なんだから、取らないでほしいわ
愛莉:いや特技って何よ! 履歴書に書くのだけはやめてよ!?
みのり:あはは。そうだね……
遥:……ねえ、みのり——
???:——はぁ~、いいお湯でしたねー! 牛乳瓶ぐいっといきたい気分です!
???:何おじさんみたいなこと言ってんの? ていうかアンタ、歯みがくとき腰に手当てるのやめたほうがいいよ
雫:……あ
アリサ:……雫?
真理奈:あ、モモジャンの皆さん! 今からお風呂ですか?
雫:ええ、私達は先にご飯を食べたから
アリサ:へえ……
コメント:『待って、雫様とアリサがエンカしてる!』 『アイハザみたいにバチバチするかな?』
みのり:(そうだ……こういうところも見られてるんだ……!)
アリサ:……ちょうどよかった
アリサ:脱退したとはいえ、同期だし。 ライバルには挨拶しておかなきゃね?
雫:……!
アリサ:それに——いい機会だしね。 いつかはっきりさせたかったから
アリサ:——本当の実力は、どっちが上なのか
雫:アリサちゃん……
雫:——私も、証明したいわ
アリサ:ふうん? やる気?
雫:ええ。前に話したでしょう?
雫:大きな責任から逃げようとする私からも、 守られているだけの私からも、卒業したって
雫:Cheerful*Daysの私は、 センターとしてみんなを引っ張るどころか、 迷惑をかけてばかりだったけど……
雫:今度こそ、私の輝きでみんなを—— MORE MORE JUMP!を導いてみせる
雫:だから、アリサちゃんにも負けないわ。 ——絶対に
アリサ:…………!
愛莉:雫……
アリサ:……言うようになったじゃない。 ま、口ではなんとでも言えるけど
真理奈:ちょっとアリサちゃん! 因縁があるからって、 さすがにギスギスしすぎなんじゃないですか~?
愛莉:そうよまったく! 今のやりとりのどこが“挨拶”なわけ?
アリサ:いい挨拶でしょ?
アリサ:これは世間話じゃなくて、番組なんだし
コメント:『ふたりの確執、熱い……!』 『目が離せん』 『ダイジェスト版にも絶対入れて~!』
みのり:(アリサちゃん、注目を集めるためにあえて……)
みのり:(……でも、それだけじゃない)
アリサ:——じゃ、言いたいことは言えたし、もう行くね
雫:ええ。お互いに、全力を尽くしましょう
みのり:(ふたりとも、本気でぶつかるつもりなんだ……)
1時間後
寝室
雫:——改めて見ると、素敵な部屋ね。 このソファ、とっても座り心地がよさそうよ
愛莉:ほんとね! 座ったら最後、無限にだらけちゃいそうだわ
遥:ふふ、それぐらいはいいんじゃない? 寝室は撮られてないんだし
みのり:あ……そっか! この部屋にはカメラないんだよね!
みのり:ふい~……
愛莉:ちょっと、大丈夫? 溶けるみたいに崩れるじゃない
みのり:えへへ……ほっとしたら力が抜けちゃって……
雫:みのりちゃん、とっても張り切ってたものね
みのり:うん……。上手くはできなかったけど……
遥:みのり……
???:『みんなー!』
みのり:えっ? 今の声……
リン:『えへへ、きちゃったー!』
ミク:『わたし達もいるよ♪』
雫:まあ、みんないらっしゃい♪
レン:『急にお邪魔してごめんね。 実はこっそり撮影をのぞかせてもらってたんだけど、 “この部屋にはカメラがない”って聞いて出てきたんだ』
KAITO:『みんな、今日はお疲れさま! グランプリの緊張感、すごく伝わってきたよ!』
KAITO:『それに、ライバルとの交流も見応えがあって——』
MEIKO:『カイト? わたし達はカイトじゃなくて みのりちゃん達の感想を聞きにきたんだけど?』
KAITO:『あ! ご、ごめん……!』
愛莉:ふふ。楽しんでもらえたならよかったわ
KAITO:『コホン……それで、グランプリ初日はどうだった?』
みのり:あ……、えっと……
みのり:わたしは、あんまりうまくできなくて
ミク:『えっ、そうなの? ひかりんさん達と話してるところとか、 すっごく楽しかったけどなあ』
みのり:あれは、みんなに助けてもらったおかげだから
愛莉:結果的にウケたんだし、そこまで気にすることないと思うけど…… たしかに、いつもより力が入りすぎてたかもしれないわね
みのり:うん。 大事なグランプリだから、覚悟はしてたつもりなんだけど……
みのり:『見てもらえるようにちゃんと目立たなくっちゃ』って いろいろ考えてたら、いっぱいいっぱいになっちゃって……
ルカ:『……そうよね。 みんな配信に慣れてるとはいえ、 今回はとても長時間の撮影だし……』
ルカ:『こんなにたくさんのアイドルの中で注目してもらうのは、 すごく難しいわよね』
みのり:うん……。 でも——
ひかりん:ぴかぴか号は、ひかりんがこの星に来る時に乗ってた おーっきな流れ星だよっ☆
アリサ:これは世間話じゃなくて、番組なんだし
みのり:……他のみんなは、ちゃんとできてたんだ
みのり:周りと一緒に盛り上げたり、ぶつかったりしながら、 しっかり自分をアピールできてて……
みのり:それってきっと、このグランプリにかける覚悟が 違うからなのかもって思ったんだ
みのり:わたし……全然足りてなかったなあって……
みのり:——でも、今日でそのことがわかったから
みのり:この反省を活かして、明日は失敗しないように もっともっとちゃんとがんばるよ!
KAITO:『…………』
KAITO:『みのりちゃん。少し、力を抜いてもいいんじゃないかな?』
みのり:えっ?
KAITO:『みのりちゃんの気持ちはすごくわかるよ。 ……この番組は、MORE MORE JUMP!にとって すごく大きなチャンスだしね』
KAITO:『もっと自分達を見てほしい。もっと希望を届けたい。 そう思って、気持ちが焦っちゃうんだよね』
みのり:は、はい……
KAITO:『——でも、みのりちゃんはそのままでも 十分素敵なアイドルだよ』
KAITO:『僕も、ファンのみんなも。 飾らない、ありのままのみのりちゃんを好きになって、 応援してるんだ』
KAITO:『だから、“上手くやらなきゃ”、“目立たなきゃ”って 無理に変えなくてもいいんじゃないかな』
KAITO:『たとえ失敗しちゃったとしても、 一生懸命頑張るみのりちゃんの姿は、 きっと誰かにとっての希望になるはずだよ』
みのり:カイトさん……
遥:私も、カイトさんの言うとおりだと思う
遥:周りにいるのはすごいアイドルばかりだから、 不安になるのもわかるけど——
遥:みのりはみのりのままで、 十分、希望を届けられるアイドルなんだよ
遥:だから——もっと今の自分を信じてもいいんじゃないかな
みのり:みんな……
みのり:……そっか。 わたし、うまくやらなきゃって思いすぎてたんだね……
みのり:——ありがとう、みんな!
みのり:明日からはもっともっともーっとわたしらしく、 のびのびやってみるよ!
愛莉:ええ、そのままのみのりで、ドカーンとぶつかっていきなさい!
愛莉:……とはいえ、反省会は必要だけどね?
みのり:へっ? あっ、は、はいっ!!
遥:ふふ、そうだね。 せっかくみんなが来てくれたんだし、 感想も聞きながら、振り返って明日につなげていこう!
みのり:——はい! ダメ出し、よろしくお願いしますっ!

第 5 话:動き出すステージ

翌日
LUMINA FORUM 食堂
みのり:ふわぁぁ……。 ——あ、雫ちゃんもサーモンハラス定食にしたんだ!
雫:ええ。つけ合わせの出汁巻き玉子が とっても美味しそうだったから
みのり:わかる~! ぷるっぷるでつやっつやだよね! これぞプロの業!
遥:ふふ、それじゃあみんなそろったし食べようか。 いただきます
みのり・雫・愛莉:『いただきます!』
みのり:……ん~! サーモン、脂がのっててトロトロ~! 朝からこんなに美味しいものを食べられるなんて、幸せだな~
コメント:『モモジャンだ!』 『雫様、朝からお美しい』 『ご飯おいしそ~!』
雫:あら? 今は私達が映ってるみたいね
みのり:ホントだ! みんなおはよー! 見てください、このサーモンハラスの輝き! 味もね——
遥:……みのり、もう大丈夫みたいだね
愛莉:ええ。これで4人フルパワーで挑めるわ!
???:——あの、相席してもいいですか?
みのり:ReLightさん……! どうぞどうぞ、一緒に食べましょー!
千晴:ありがとうございます! ……あかり、桃井さんの隣いきなよ
あかり:そ、そういうのいいってば! 座るけど!
雫:萩山さんは、生姜焼き定食にしたのね
結雨:はい。魚は骨を取るのが苦手で…… 外で食事する時は控えてるんです
あかり:結雨、こう見えてけっこう不器用なんですよ。 料理とかも全然だし
雫:そうなの? ちょっと意外だわ
遥:……なんだか少し不思議な感じがするな。 ReLightの皆さんと、こんな風に食事するなんて
愛莉:そうね。 これから何度も顔を合わせるでしょうし、改めてよろしくね!
千晴:はい! またMORE MORE JUMP!さんと共演できて、 本当に嬉しいです
千晴:ライバルではありますけど…… 想いはきっと、同じだと思うので
みのり:想い……
あかり:あたし達は、自分達の歌とダンスで希望を届けて—— この日本中をまるっと元気にするようなアイドルになりたくて!
みのり:うん……!
みのり:たくさんの人に希望を届けて、元気にできるように! 一緒にがんばりましょう!
???:『——みなさーん! おはようございます!』
みのり:わっ!? な、なになに!?
遥:あ……あそこのモニタ、見て
あかり:あれって……司会のあやぴぃさんですよね。 どうしたんだろう?
司会:『突然ですが——本日、第1回LUMINAタイムを実施します!』
遥:……!
愛莉:きたわね……
みのり:LUMINAタイム……いったい、何するんだろう?
司会:『お題は1時間後にメインホールにて発表します! 参加する方はメインホールに集まってください! それでは~!』
みのり:あ、切れちゃった
遥:今から1時間後か。 あんまり時間ないな……
愛莉:着替えたりメイクしたり、いろいろやることあるものね。 でも、まずはしっかり食べて力をつけましょ!
みのり:おーっ!
1時間後
LUMINA FORUM ホール
司会:皆さん、お集まりですね! では、時間になりましたので 今回の参加者はここで締め切ります!
司会:さて、第1回LUMINAタイム。 いったいどんな内容になるか、 皆さんも気になっていることかと思います
司会:なので、出し惜しみせずにいきましょう! 今回のテーマは——
司会:“アピールトークショー”です!
みのり:アピール……?
司会:ルールはシンプルです。 運営が出すお題に沿って、グループや自分というアイドルについて 知ってもらえるように話すだけ!
司会:ただし、企画に参加できるのは各グループ1名のみです
司会:また、進行役のMCはいますが、 基本的には皆さんでトークを回していただきます
愛莉:(……なるほど。 ただアピールすればいいってわけじゃなさそうね)
司会:また、トークショーは京テレの特番でも流すので、 テレビの視聴者にも皆さんをPRするチャンスですよ!
司会:企画は30分後、この場所で開催するので、 それまでに代表者を決めておいてくださいね。 それでは、また後ほど~!
みのり:どうしよう? 誰が行く?
遥:トークなら、愛莉の得意分野だけど……
遥:……それだけじゃ決められない気がするな。 まだ時間はあるし、ミーティングルームで話し合おうか
愛莉:そうね。今聞いた情報も整理しましょ
スタッフ:さて、誰が出てきますかね
スタッフ:ソロのひかりんは確定ですが…… となると、ツッコミながら場を回せるアリサちゃんや 愛莉ちゃんがいてくれたら番組的には助かるな
有澤:アリサちゃんは出てくるでしょうね。 自分の役割を理解している子だし、 リーダーとして率先して前に立つと思うわ
有澤:愛莉ちゃんは、私の見立てだと…… 五分五分といったところね
スタッフ:は、はあ……
スタッフ:……それにしても、トークショーですか。 最初の企画としては妥当かもしれませんが、案外普通ですね
有澤:あら、そうかしら?
有澤:みんな、これから長い時間同じ場所にいるんだもの、 お互いを知ることはとても大事よ
有澤:——きっと、実りのある時間になると思うわ

第 6 话:純粋に、まっすぐに

LUMINA FORUM ミーティングルーム
遥:それじゃあ早速、誰を代表にするか考えようか
雫:今回のテーマは、『アピールトークショー』よね
愛莉:ええ。 でも、ただアピールすればいいってわけじゃないわ
愛莉:他のアイドルと協力して、 トークを回して盛り上げていく力が求められてると思う
みのり:協力して……
みのり:(うう、昨日は変な空気にさせちゃったし……、 わたしはやめておいた方がいいよね……)
雫:……それなら、やっぱり愛莉ちゃんがいいんじゃないかしら
雫:アピールをするのも、協力してトークを盛り上げるのも 私達の中では一番得意だもの
愛莉:そうねえ……
みのり:……うん! 愛莉ちゃんなら絶対、見てる人を楽しませられると思う!
みのり:昨日のアピールもさすがだったし、 わたしが失敗しちゃった時、 いつもフォローしておもしろくしてくれるし……!
愛莉:たしかに、わたしはそういうの得意ではあるけど——
愛莉:本当に、そういう理由で決めちゃっていいのかしら
みのり:え……?
遥:——うん、私も愛莉と同じことを考えてた
みのり:で、でもそれじゃ誰が……
遥:私は、みのりがいいと思う
みのり:えっ……!?
みのり:ど、どうして? わたし、昨日失敗してばっかりだったのに……
遥:それは——
遥:——MORE MORE JUMP!を、 純粋な形で知ってもらいたいから
雫:純粋な形……?
遥:そう
遥:愛莉ならきっと、しっかりトークを回して、 グループのアピールもできると思う
遥:でも、まだ私達MORE MORE JUMP!の 全国的な知名度は低い
遥:それに——私、愛莉、雫は、どうしてもまだ 前のグループのイメージが残ってるでしょ?
雫:あ……
遥:私達のことを知らない視聴者は、私達の 『過去のイメージ』に引っ張られる可能性が高いと思うんだ
愛莉:……たしかに、バラドルの印象が強いわたしが出たら、 『バラエティ売りしてるグループなんだ』って思われるかも しれないわね
雫:そうね……アリサちゃん達と共演している私は、 やっぱりまだチアデの印象が強いでしょうし……
遥:うん
遥:だから私は、そういう先入観を抱かれにくい、 そして何より——
遥:MORE MORE JUMP!らしさをまっすぐ体現できるみのりに、 やってほしいって思うの
みのり:……わたしに……
愛莉:——そうね。 わたしも、賛成よ
遥:ありがとう。 あとは、みのりの気持ち次第だけど——
遥:お願いできる?
みのり:…………
みのり:(わたしが、みんなの代表に……)
みのり:(それってつまり、わたしの話したことで、 MORE MORE JUMP!のイメージが決まる……ってことだよね)
みのり:(失敗しちゃったら、わたしだけじゃなくてみんなまで “その程度”って思われちゃうかも……)
みのり:(それは、すっごく怖いけど……)
みのり:——わかった!
みのり:みんなが信じて、任せてくれるなら 期待に応えたい!
みのり:それにわたしも、大好きなMORE MORE JUMP!のこと、 たくさんの人に知ってほしいから!
みのり:だから——全力でがんばります!
愛莉:みのり……
遥:——うん。任せたよ、みのり
遥:昨日も言ったけど、いつもどおりで大丈夫
遥:一生懸命でまっすぐな、 ありのままのみのりを出してきて
みのり:……はいっ!
司会:『——間もなく時間です! 参加するグループは、ホールにお集まりください!』
みのり:あ……
雫:行ってらっしゃい、みのりちゃん!
愛莉:アンタのパワー、みんなに見せてやんなさい!
みのり:うん……!
みのり:(……やっぱり、緊張するけど……)
みのり:(みんなの言葉と、自分を信じて——)
みのり:——いってきます!
数分後
LUMINA FORUM ホール
スタッフ:代表者は、中央のテーブルを囲んで座ってください。 それ以外の方は、壁沿いの椅子にお願いします
雫:わかりました
みのり:(他のグループの代表は、椿木さん、アリサちゃん、 それから——)
ひかりん:あっ、みのりんもトークショーでるんだ!
ひかりん:えっへへ~嬉しいな~♪ どかどかどかーんと天体衝突しちゃおーねっ☆
みのり:(やっぱり、ひかりんさん!)
みのり:——はい! 正面からぶつかりましょう!
司会:21、22……24人! これで全員席につきましたね! では、さっそく参りましょう!
司会:——予選ステージの行方を占う、第1回LUMINAタイム! 『アピールトークショー』、スタートです!
司会:まずは、MCをしてくださる スペシャルゲストを呼びましょう! こちらの方です!
上野:どうも、上野です~
みのり:えっ……! ホットドッグマンの上野さん!?
コメント:『え、うそ!!!!』 『大御所芸人じゃん』 『ガチの人きた!』
上野:お~、コメントはやっ。 アイドルの中にこんなおじさんが入っちゃってごめんね~
上野:MCって言っても、俺は基本的にお題を出すだけだから。 まあ、滑らないようにはするけどね。仕事だから
千晴:ふふっ、頼もしいです! よろしくお願いします!
みのり:よ、よろしくお願いします……!
みのり:(びっくりした……。 毎日テレビで見てるような人が来ちゃうなんて)
みのり:(でも……そっか。 これも『すごいゲストがこれからどんどん来るかも』って 盛り上げるためにやってるんだろうな)
みのり:(このグランプリを作ってる人たちも、 いっぱい考えて、いっぱい工夫して——)
みのり:(それならわたしも……がんばりたい!!)
上野:じゃあさっそく、最初のお題いこうか。 1発目は——
みのり:…………
上野:『あなたとグループについて紹介してください』! お~、めっちゃ普通! 良心的な運営さんですねえ
みのり:(よかった、これなら……!!)
上野:さあ、誰からいく? どんどんいっちゃおう!
みのり:——はいはい! わたしからお願いしますっ!
愛莉:えっ……!
ひかりん:おっ、みのりん早い! ぴかっと一等星ーっ☆
上野:ガヤが独特だな~!?
上野:まあいったん置いといて…… えーと、君はどこのなにちゃんだっけ?
みのり:MORE MORE JUMP!の花里みのりです! 特技はアイドルダンスの振りコピです!
みのり:この中にも、真似させてもらったアイドルがたくさんいるので 共演できてとーっても嬉しいです!
ひかりん:んへへ~、照れちゃうな~☆ ひかりんのマネしてたなんてっ♪
アリサ:いや、説明会で初めましてだったでしょ
遥:……みのり、いつもどおり喋れてるみたいだね
上野:——それで、MORE MORE JUMP!はどんなグループなの?
みのり:はい! 一言で言いますと……わたしの最推しグループです!!
上野:ファン目線!? 君のいるグループなんだよね!?
みのり:えへへ、わたし、元々アイドルオタクだったもので……。 でもでも、メンバーが本当にすごいんですよ!
みのり:まず、パーフェクトアイドルの遥ちゃん! 歌とダンスが完璧なの はもちろん24時間365日常にファンのことを考えてるまさにア イドルオブアイドルなんです! ファンサも神で何万ものファンを
みのり:前にしても誰ひとり見逃すことなく最高の笑顔を見せてくれますし その上握手会ではしっかりと目を見て全員に感謝を述べてくれて その誠実さときましたら! もう目がつぶれそうなくらいの輝きで
上野:長い長い長い!
アリサ:うしろに私達もいるんだけど?
みのり:あ、すみません! えーっとまとめると……
みのり:MORE MORE JUMP!は、パーフェクトアイドル遥ちゃん、 歌・ダンス・笑いの三刀流愛莉ちゃん、癒しと美の化身雫ちゃん、 そしてがんばる気持ち無限大のわたし、花里みのり——
みのり:この4人で、“明日をがんばる希望”を届けるために、 日々活動しておりますっ!
愛莉:あの子、また人に変なキャッチコピーつけて……
雫:ふふ。一生懸命アピールしてくれてるのが伝わってくるわね
千晴:MORE MORE JUMP!さんは、本当にすごいんですよ。 前にドルラバで共演したんですけど、 お客さんとの距離が近くて、すごく盛り上げ上手なんです!
コメント:『わかる!近い感じがして嬉しい』 『ドルラバよかったよな』 『アツかった!』
みのり:椿木さん……
みのり:あ、でもでも、ReLightの皆さんもすごいんですよ! 歌とダンスがほんっとうに上手で!! コラボした時も ステージを見て、わたしももっと頑張らなきゃって思いました!
千晴:そうまっすぐ褒められると、照れちゃいますね
上野:ほーん、君がReLightの子? じゃあせっかくだし、次は君に聞いちゃおうかな
千晴:はい! よろしくお願いします!
愛莉:……いいわね。 お互いに話を振りながらトークを進められてるわ
雫:ええ。椿木さんが入ってきてくれたおかげで、 いい流れができたわね
千晴:私達のグループは——
上野:えー次は、『アイドルやってて最高の瞬間』! これは誰いきます?
他のアイドル達:はいっ! お願いします! 私達はやっぱり、握手会の時が一番テンション上がります!
他のアイドル達:これは、デビューして最初の握手会のことなんですけど——
上野:お次は『このファンサ、私だけでは!?』。 おもしろいの期待できそうだね
アリサ:じゃあ、はい。 ファンによく求められるんですけど……
アリサ:『なじってください』って言われるんですよね
上野:おっとこれは特殊なの来たな~~~
上野:次のお題は——『わたしのアピールポイント』! 何かある人いる?
ひかりん:はーい! ひかりんのアピールポイントは、 す~っごく輝いてること!
ひかりん:ほら、ピカピカ~☆
他のアイドル達:わ、衣装光った!
コメント:『輝き(物理)』 『たしかに輝いてるなw』
アリサ:はい、次行こ、次
ひかりん:ああっ! 流れ星級のスピード感! 頑張って手作りしたから、ピカピカもっと見て~!
みのり:あははっ! あっ、この頭に乗ってるのってもしかして惑星ですか!?
ひかりん:そうなのっ! よく気づいたねみのりんっ♪ これはキラリ星なんだよ~♪
みのり:おお~、自分の生まれた場所を頭の上にのせるなんて、 なんだか楽しいですね! わたしだったら、日本を頭にのせてるってことですし!
アリサ:ふふ、何それ
千晴:想像すると笑っちゃいますね
みのり:あ…………
コメント:『このトークずっと見てたいな~』 『初絡み多くて助かります!』 『みんなのこと知れて楽しい!』
みのり:(よかった……! わたし達のトークで、みんな楽しんでくれてるみたい!)
みのり:(この調子で、最後までがんばろう……!)

第 7 话:それぞれの信念

LUMINA FORUM ホール
上野:——いや~、最近のアイドルはトークうまいね! 芸人顔負けでびっくりしたよ
上野:……さて、それじゃあそろそろ、最後のお題に入りましょうか!
コメント:『え~』 『もっと聞きたい』 『あと10問やろう』
上野:俺ももっと聞いてたいけど、 あんまやってるとじいさんになっちゃうからね
みのり:(……もう最後なんだ。 なんだか、あっという間だったな)
みのり:(じゃなくて……最後まで気を引き締めなくちゃ!)
上野:というわけで、ラストのお題はこちら!
上野:——『アイドルとしての信念』!
みのり:え?
上野:『あなたのアイドルとしての信念を熱く語ってください!』 とのことで~す
みのり:信念……
みのり:(わたし達は、 『希望を届ける』ってことを大事にしてるけど……)
みのり:(それはMORE MORE JUMP!としての目標だし、 わたしの信念って言っちゃっていいのかな……)
みのり:(信念、信念……。 うう、わたしの信念って、いったい……?)
千晴:——じゃあ、私から話してもいいですか?
上野:お、それじゃあ千晴ちゃん、いってみようか!
千晴:はい
千晴:私の信念は——常に自分を磨いて、輝きを更新し続けることです
みのり:輝きを……
千晴:私は、小さいころからずっと、 なんでもそれなりにできる子でした
千晴:でも、いつも一番にはなれなくて……。 自分は、そういう子なんだろうなって どこかで思ってました
千晴:でも、あるアイドルグループのオーディション番組を見て…… 気づいたんです
千晴:ただ私は、自分を輝かせる努力をしていなかったんだって
千晴:漠然と、今できることだけを、なんとなくしていて…… 一生懸命進めていないんだって
千晴:あの子みたいに——自分のなりたい姿を自分で決めて、 必死で努力してる子は、本当に輝いて見えて……
千晴:それから、あの子みたいにもっと、 自分と向き合って輝いてみたい。そう思うようになりました
みのり:(あの子みたいに……)
みのり:(……わかるなあ。それ)
千晴:絶え間ない、本気の努力で輝く光に圧倒されて—— 私はアイドルを志したんです
千晴:だから私は——ReLightは、そんな『圧倒的な光』になる。 ならなくちゃいけないと思ってます
遥:…………
千晴:でもそこに到達するには、 並大抵の努力ではどうにもなりません。だから——
千晴:一瞬も無駄にしないで、自分を磨き続ける。 それが、私の信念です
みのり:(一瞬も無駄にしないで、磨き続ける……)
みのり:(椿木さん、本当にストイックなんだな)
みのり:(なんだかちょっと、遥ちゃんに……)
上野:お~、立派だなあ! 俺もなんか、初心に帰ったよ
千晴:ありがとうございます
上野:いや~、しょっぱながこれだと、 ハードル上がっちゃったんじゃない?
みのり:(た、たしかに……!)
みのり:(わたしも聞いてばっかりじゃなくって考えなくっちゃ! えーと……)
アリサ:——じゃ、次は私が言おうかな
アリサ:私の信念は、『なんだってする』。 正確には——
アリサ:『チアデをトップに導くためにできることはなんでもする』。 それが私の信念です
他のアイドル達:へえ……! さすがチアデのリーダー!
アリサ:もちろん、自分が前に出てファンを喜ばせたいって 気持ちもあるけど……
アリサ:リーダーになった今は、 それ以上に『Cheerful*Daysを輝かせたい』って思ってます
アリサ:だから、この番組でも絶対にグランプリを獲って、 チアデは最強で最高のアイドルだって証明したい
アリサ:そうすれば、応援してくれてるみんなにとって チアデがもっと強い光になると思うしね?
雫:アリサちゃん……
コメント:『アリサーーー!』 『一生ついてく』 『応援してるよー!』
みのり:あ……
みのり:(チアデファンのみんな、 すごく喜んでくれてる)
みのり:(わかるなあ……。 アイドルのこういう、いつだって本気でまっすぐなところに 胸がじーんとするんだよね……)
ひかりん:——く~! アリサりんカッコイイ! ひかりんもぴかっと痺れちゃった☆
上野:お、それじゃあ次はひかりんいってみる?
コメント:『これは期待』 『ひかりん、ちゃんと言えるかな?w』 『キラリ語で答える可能性』
ひかりん:もう、心配ご無用ブラックホールだよ~☆ みんなちゃーんと聞いててね!
みのり:(ひかりんさんの信念……)
みのり:(どんな信念なんだろう?)
ひかりん:——ひかりんの信念はね、『夢をみせる』こと!
千晴:夢?
ひかりん:そうっ!!
ひかりん:この星には、楽しいことだけじゃなくて、 つらいこともたくさんあって——
ひかりん:星でのくらしが、イヤになっちゃう時もあると思うんだ
ひかりん:だからひかりんは、そういう人に、 イヤなことぜーんぶ忘れられるくらい 楽しくてキラキラした、夢を見せてあげたいの!
ひかりん:きっと、そのハッピーな時間が、 明日を生きるパワーになってくれるって思うから!
みのり:ひかりんさん……
みのり:(とっても素敵な信念だな……。 ひかりんさんらしくて、キラキラしてて——)
コメント:『なんか急に真面目なこと言い出したな』
みのり:え?
コメント:『ひかりんキャラブレしてない?』 『微妙に期待外れw』
ひかりん:…………!
みのり:(な、なんで? ひかりんさんの信念、とっても素敵なのに……)
コメント:『え!すごいよかったじゃん!』 『いいことは言ってるw』 『いいけど、もっとおもしろいこと言うかなって思っちゃった』
コメント:『キラリ星を救うため!とか言うと思った』 『↑そっちバージョン見たいw』 『最後なんだからちゃんとしたほうがいいだろ』
雫:これは……
愛莉:……難しい流れになったわね
愛莉:個性の強いキャラクターをやると、 こういうことが起きるから、怖いのよね
遥:……そうか。 アイドルとして伝えたいことと、 視聴者から期待されるものがズレて……
上野:…………
上野:……ひかりんやるじゃ~ん! ちゃんとアイドルらしいこと言えたんだねえ!
上野:ほら、コメントもびっくりしてザワついてるよ。 地球語しゃべれるんだーって
ひかりん:むむっ! 上野さん、ひかりんはずーっとアイドルだし、 地球人じゃなくてキラリ星の妖精さんだよ!
みのり:(よかった……! 上野さんがカバーに入ってくれた!)
みのり:(これならコメントもきっと——)
コメント:『てか、ひかりんって地下の頃もっと真面目じゃなかった? もっと優等生キャラだったよね』
ひかりん:あっ……
みのり:(ひかりんさんが、優等生キャラ……?)
コメント:『私もそれ思ってた』 『どゆこと?』 『知ってる人詳しく!』
コメント:『前は地下だったの?』 『てか、1回引退してなかったっけ?』
アリサ:……はいはい、ひかりんターン長すぎでしょ。 そろそろ引っ込んで次に渡したら?
ひかりん:ちぇ~、わかったよ~! じゃあ、次は——
コメント:『ひかりん、どういうこと?』 『話してー!』 『逃げるの?』
雫:アリサちゃんが流れを変えようとしたのに……
愛莉:コメントが引っ張られてる……!
ひかりん:…………っ
みのり:(ひかりんさん……!!)

第 8 话:交差する輝き

LUMINA FORUM ホール
コメント:『ひかりん、前はどんなキャラだったの?』 『隠されると逆に知りたくなる』 『いや、他のアイドルの話聞きたいんだけど』
コメント:『ひかりんで尺使いすぎ。もういいから』 『でも知りたい~』 『優等生時代気になるよな』
遥:(……コメントが、ひかりんさんの過去の話で埋まり始めてる)
遥:(普通はこういうコメントは拾わないけど、 これだけ話題が埋め尽くされてると、無視するのも難しい)
遥:(この流れ、一体どうすれば——)
ひかりん:……えへへっ♪ みんな、ひかりんのこと日食か!ってくらい 気になっちゃってるね~
ひかりん:じゃあちょっとだけ昔のこと、話しちゃおっかな! 百万光年くらい前のことになっちゃうけどねっ♪
雫:あ……
愛莉:場をおさめるために、自分から進んだわね……
上野:……ひかりん、昔は真面目だったとか言われてるけど…… 実際どうなん?
ひかりん:——うん
ひかりん:ひかりんは、本当はもっと昔から この星の地下でアイドルをしてたんだ
みのり:……!
ひかりん:その時もね、みんなをぴかぴか~って 照らせるようにがんばってたんだよ!
ひかりん:でも……あの時のひかりんは、 本当に小さな光しか届けられなかったんだ
ひかりん:それで、もっとぴかぴかしなきゃ!って力を振り絞ってたら、 いつの間にか充電が足りなくなっちゃって——
ひかりん:だから、キラリ星に帰ってお休みしてたの
みのり:…………
ひかりん:それで、そのまま星でゆっくりしよっかなーって思ったんだけど、 でも、やっぱり想いは変えられなくて
ひかりん:でもでも、もっとぴかぴかしなくちゃ また同じことになっちゃうって思ったから
ひかりん:どうすればもっと輝けるかな?って いっぱいいっぱい考えた結果——
ひかりん:今のひかりんがババーンと爆誕した、というわけなのです!
千晴:そうだったんですね……
ひかりん:えへへ、だから昔とは ホントにぜーんぜん違うけど……でも、生まれ方は同じだよ!
ひかりん:前のひかりんも今のひかりんも、 みんなに届けたいキラキラがぎゅぎゅ~って詰め込まれてるの!
ひかりん:だから、みんな——
コメント:『やっぱり前世あったのか』 『マジで根は真面目なんだな』 『いい話!』
コメント:『でもなんか知っちゃうとこのキャラに 乗り切れないところあるよな』 『あんなこと言ってるけど実は真面目なんだなーって思うよねw』
コメント:『もうちょっと違うキャラのがよかったんじゃない?』 『わかる。ノリが昭和っていうか』
ひかりん:あ…………
雫:……どんな形であっても、 自分を変えるのは、簡単なことじゃないわ
雫:それでもひかりんさんは、 たくさんの希望を届けるために、自らその道を選んだ
雫:……なのに……
遥:…………
ひかりん:……っとゆーわけで、ひかりんのお話はこれにて めでたしめでたし~っ!
ひかりん:みんなもそろそろ地球の子達の話、聞きたいでしょ? だから次はみのりんに——って……
みのり:……ぅっ……
ひかりん:え?
ひかりん:み……みのりん!? どうしたの!?
上野:な、なんだなんだ!? どうしたの、みのりちゃん!
みのり:ご、ごべんなさい、わたし……!
みのり:か……、か……っ
みのり:感動して……!!
ひかりん:えっ?
みのり:ひ、ひかりんさんは、 お休みしたくなっちゃうくらい つらいことが、あって……!
みのり:でも、希望を届けるために乗り越えて……!
みのり:それだけでも本当にすごいのに、 もっと輝ける自分になって戻ってくるなんて——
みのり:本当に……本当に、たくさん努力して、 たくさん覚悟したんだろうなって、 そう、考えたら……っ!
ひかりん:……みのりん……
みのり:っ——ひかりんさん!
みのり:ひかりんさんは、本っ当にカッコイイです!
みのり:わたし、ファンになりました! これからもずーーーーーっと、応援しています!
ひかりん:あ…………
ひかりん:…………っ
ひかりん:——みのり~~~~ん!! ありがとう!! すっごく嬉しくて、キラリ星がビッグバンしちゃいそう!
ひかりん:ひかりん、これからも絶対絶対、 みんなにぴかぴかを届けるからね!!
みのり:はいっ!! ひかりんさんのぴかぴか、いっぱい受け取ります!!
みのり:それで、そのぴかぴかエネルギーで、 わたしももっともっともーっと、がんばります!!
コメント:『なんかちょっと泣けてきた』
アリサ:あ……
コメント:『たしかに、キャラ変はかなり勇気いるよね』 『いろいろ言ってる人いるけど、私はかっこいいと思う』
コメント:『挫折してももう1回!ってできるの、本当にすごい!』 『ひかりん!俺はずっと応援してるよ!』 『みのりちゃんと同じ気持ちになった!』
千晴:コメントが……
上野:……わかるなあ。 俺も、若手時代はずいぶん苦しんだもんだ
上野:ちゅーわけでひかりん、俺も応援してるぞ!!
ひかりん:……! うえっちもありがとう~! 今度一緒に金星行こうねっ!
上野:急に距離近いな!! いや金星だから遠いのか!?
ひかりん:じゃあじゃあっ、 このキラキラーな流れで、次はみのりんの話が聞きたいな!
みのり:えっ? わ、わたしですか!?
上野:この流れだからみのりちゃんでしょうよ! それじゃあ行ってみよう!
上野:『あなたのアイドルとしての信念は?』
みのり:(ど、どうしよう……! みんなの話を聞くのに夢中で、 結局あんまり考えられてなかった……!)
みのり:(……でも——)
みのり:(わたしも、みんなみたいに伝えたいな)
みのり:(わたしの想いを……今見てくれてるたくさんの人たちに)
みのり:(わたしの信念は——)
みのり:……わたし達MORE MORE JUMP!は、 “明日がんばる希望”を届けるために、毎日がんばっています!
みのり:でも、それはすっごくすっごく大変で……
みのり:特にわたしは、他のみんなと違って アイドルの経験もなかったから…… いつも足を引っ張っちゃってました
みのり:だけど——
みのり:だからこそ伝えられたこともありました
みのり:『こんなわたしでも、一生懸命がんばれば輝ける! だから、あなたも一緒にがんばろう!』って!
みのり:それで、そんなわたしの姿に、 希望を受け取ってくれた人がいるから——
みのり:わたしは、絶対に挫けませんっ!
みのり:わたし達の夢を叶えるその時まで、絶対に!!
みのり:あ、ええっと…… なのでまとめると、わたしの信念は……
アリサ:ちょっと、尺取り過ぎじゃない?
みのり:えっ!? あっ、すみません!! えとえと……!
アリサ:今ので十分伝わったでしょ、って
みのり:え……
ひかりん:うんっ! コメントも、ほら!!
コメント:『いつもみのりちゃんのおかげで頑張れてるよ!』
コメント:『ずっと空回ってたからちょっと痛いなって思ったけど、 一生懸命な子なんだな』 『なんてまっすぐなんだ……』
コメント:『さっきの号泣もぐっときたわ』 『急に泣き出してびびったけどなw』 『モモジャンはこういう前向きに熱いところがいいんだよ!』
みのり:あ……
みのり:みんな……
みのり:ありがとうっ!
司会:——第1回LUMINAタイムは、これにて終了となります!
司会:皆さん、引き続きLUMINAグランプリをお楽しみください!
みのり:ほぁ……おわったぁ……
千晴:お疲れさまでした、花里さん
みのり:あ、椿木さん! お疲れさまでした!
みのり:いーっぱい話振ってくれてありがとうございます! すっごく助かりました!
千晴:お互いさまですよ。 花里さんが明るい空気を作ってくれたおかげで、 最後まで楽しく話せました
アリサ:ま、最後は助けられたかな。 ありがと
みのり:あ……! ありがとうございます!
チアデのメンバー:アリサお疲れ~! さすがうちらのリーダーだったねー?
アリサ:当然でしょ
みのり:あ、行っちゃった……
千晴:ふふ、日暮さんらしいですね。 あ……それじゃあみんなが呼んでるので、私もこれで!
みのり:はい! また!
愛莉:みのり~!
みのり:あ、みんな……!
みのり:えっと、どうだった? ちゃんとアピールできてたかな?
雫:ええ。みのりちゃんのことも、私達のことも、 ちゃんと見ている人に伝わったと思うわ
愛莉:コメントだけじゃなくて、SNSでも評判いいわよ! みのりを通じて、わたし達にも興味を持ってくれたって人が たくさんいるみたい
遥:うん
遥:ありがとう、みのり。 みのりに任せてよかった
みのり:あ……。 えへへ、よかった……!!
ひかりん:——み~の~りん! ぎゅぎゅぎゅぎゅ~~~!
みのり:わ、わあっ!? ひかりんさん!
ひかりん:みのりん! さっきはホントにありがと~! 感動したって言ってくれて、すごく嬉しかったよ!
みのり:い、いえいえ! わたしは思ったことを言っただけなので!
ひかりん:えへへっ♪ それがとっても嬉しいんだよ☆
ひかりん:あのね……みのりんのおかげで、 『明日からもがんばるぞ!』って思えたんだ
ひかりん:ってわけで、私もみのりんのファンになっちゃった!
みのり:ひかりんさん……
ひかりん:残りの期間も、一緒にがんばろーねっ☆
みのり:はい! ……ん?
みのり:ひかりんさん、今、『私』って……
ひかりん:ひかりんは、ぴかぴかパワーでどこまでも飛んでっちゃうぞ~☆ ぴゅぴゅぴゅぴゅーんっ!
愛莉:すごいじゃない、みのり。 ライバルにも希望を届けちゃうなんて
みのり:えへへ……そう言ってもらうと照れちゃうな
みのり:……でも、わたし、 これからもっともっとがんばりたいって思ったよ
みのり:今日、みんなの信念を教えてもらえて、 やっぱりすっごくかっこいいなあって思ったから
みのり:せっかくこんな素敵な人達と競えるんだもん! 胸を張って戦えるように、成長しなくちゃ!
雫:……そうね。 私も、ライバルに恥じない自分でいたいわ
遥:——それじゃあ、さっそくこれから レッスンルームで練習しようか!
みのり:おーっ!
みのり:あ、そうだ! 昨日の夜『みのりんダンス』を考えてみたんだけど、 みんなでやらない?
愛莉:遠慮しとくわ
みのり:え~っ!?
スタッフ:トークショー、撮れ高バッチリでしたね
スタッフ:特に信念のお題は、俺も胸を打たれました
有澤:ふふ、それはよかったわ
有澤:——でも、今日はまだ舞台を整えたに過ぎないわ。 予選ステージは、ここからが本番よ
有澤:……さあ、次の準備を進めましょうか