活动剧情
Link the Beats!
活动ID:179
第 1 话:セカイの異変!?
教室のセカイ 駅
リン:いえ~~~い!
リン:演奏どうだった!? いっぱい聴いて大きくなってね!
KAITO:えっと……本当に、音楽で木が成長するのかな
リン:するって! いっちーも、音楽を聴かせると 植物はたくさん成長するって言ってたし!
リン:ほらほら、もう1曲やろ!
KAITO:わ、わかった……
ワンダーランドのセカイ 港
MEIKO:ふふっ♪ こうやってお水をあげると、 葉っぱがキラキラしてすっごく綺麗ね!
MEIKO:それにしても大きくなったわねえ。 このまま育ったら、どうなっちゃうのかしら……
MEIKO:もしかして、雲まで届いちゃったり!?
MEIKO:そうなったら絶対楽しいわね! ふふふっ、もっと大きくな~れ♪
ストリートのセカイ 広場
ルカ:よーし、水やり終わり~っと
ルカ:メイコからもらったコーヒー豆の粉も撒いといたし もう完璧! 誰か褒めてくれてもいいんだけどな~
ルカ:……って、誰もいないんだけどねえ
ルカ:ま、いっか! 帰ったらミクにドヤっちゃおっと♪
誰もいないセカイ 湖
レン:……お水、飲んでくれてるかな……
レン:……いっぱい、飲んでね
ステージのセカイ 花畑
ミク:……うんっ。これでよし、っと
ミク:この前みたいに黒い欠片もついてないし…… 元気そうでよかった
ミク:——みんなの想いで育ってる木だもん
ミク:これからも、元気に育ってほしいな
セカイの狭間
ミク:——みんな、大丈夫そうでよかったな
ルカ:あら、ミク。 もしかして、あの子達のセカイを見ていたの?
ミク:あ、うん……! ちょっと前に、セカイのみんなが 大変なことになっちゃってたでしょ?
ミク:あれから、また何か起きてないかな?って気になっちゃって…… ときどき見ていたんだ
レン:黒い欠片に触って、みんな眠っちゃったやつだよね! オレもびっくりしたなあ
リン:わたしも! このまま起きなかったらどうしよう!って思っちゃった
KAITO:だけど、あのことがあって—— みんなはまた、少しだけ強くなった気がするね
MEIKO:そうね。大切な想いに気づいて、 お互いの結びつきが強くなったんじゃないかしら
ミク:うん!
ミク:きっとあの木は、みんなの想いと 深いところでつながっているんだろうね
ミク:——これからどうなるかわからないけど…… あの子達の想いと一緒に、大きくなってくれるといいな
ミク:えっ?
レン:今のってなに!?
KAITO:なんだろう。僕もわからないけれど……
KAITO:もしかして……あの子達のセカイと関係あるのかな?
MEIKO:え……! セカイで何かあったってこと!?
MEIKO:セカイのみんなは——
リン:ええっ!?
ルカ:セカイにいる私達が、消えた……!?
KAITO:ど、どうして……
ミク:みんな、セカイに行ってみよう
ミク:何があったかはわからないけど…… もしかしたら、力になれることもあるかもしれないから
リン・レン:『——うん!』
ミク:それじゃあ、行こう——!
第 2 话:星に見守られて
视频:播放视频
教室のセカイ
駅
レン:えっと——
レン:あのセカイのオレの気配を追ってきたら、 ここに来ちゃったけど……
レン:でも、このセカイって——
???:こ、ここどこ……!?
レン:あ……!
レン:やっぱり、あのセカイのオレだ……!
レン:でも、どうしてここに来ちゃったんだろ? 他のセカイには行けないはずなのに……
レン:だ、誰か……
レン:いない……
レン:ここ、どこだろ……。 みんなもいないし……
レン:どうしよう……
レン:……もしかして、もう、みんなと……
レン:——大丈夫だよ!
レン:どうしてこうなったかはわからないけど、 オレがついてるし……って、聞こえないか
レン:なんとか、元気づけられたらいいんだけど……
レン:本当に、このまま……ぼくひとりだったら……
レン:空、すごく綺麗……
レン:いっぱい星があって—— なんだか、安心するな
???:あれ? そこにいるのって……
レン:あ……
レン・レン:『ぼく……?』 『オレ……!?』
レン:な、なんでオレが……!?
レン:ていうか、どこから来たんだ!?
レン:ぼ、ぼくにも、わからなくて……
レン:気づいたら、ここに来てたから……
レン:気づいたらって……どういうことだよ
レン:え、えっと……
レン:……とりあえず、来いよ
レン:え……?
レン:どういう理由かはわからないけど、 ひとりにはしておけないからな
レン:今、ミク達が教室にいるし—— みんなのところへ連れてくよ。こっちだ
レン:ミクが……
レン:う、うん……! ありがとう……
ミク:レンが、もうひとり……!?
レン:ああ、駅のほうにいたんだ
レン:どうやってここに来たかは、わからないんだけどな
レン:えっと……ご、ごめんなさい……
レン:いや、別に謝る必要ないだろ
レン:……あれ? そういえばカイトとリンは?
MEIKO:え? 駅にいなかった? あの木の水やり当番だったし、あっちにいると思うけど
レン:駅……? いや、いなかったな
レン:そっちのオレは? カイト達、見なかったか?
レン:う、ううん。 誰も見てないよ
レン:……でも……
ルカ:どうしたの?
レン:あ、あのね…… ぼくも、セカイの木に水やりしてたんだ
レン:それで、気づいたらここに来てて、だから……
レン:……も、もしかしたら、関係あるのかもって
レン:……可能性はあるかもな。 少し前の、黒い欠片のこともあるし
レン:でも……こういうことは、前にもあったんだよな
MEIKO:え? あ、そっか……! レンは他のセカイのレンに会ったことがあるんだよね
レン:ああ。 あの時は、全然違うセカイに行ったんだけどな
ルカ:なるほどね……。その時みたいに、 何かのはずみで、違うセカイに飛んできてしまった という可能性もあるわね
レン:(……急に違うセカイに来ちゃったら、不安だよね……)
レン:(特に、このオレはちょっと内気なところがあるし ……大丈夫かな)
レン:(も~! オレの声が届いたらいいのに!)
レン:……細かいことはわかんないけどさ、 オレも違うセカイに行って戻ってこれたんだから きっと今回も大丈夫だろ
レン:え……
レン:ていうか、悩んでてもしょうがないし。 とりあえずゆっくりしていけよ
ルカ:そうね。前にあの子達が持ってきてくれたお茶もあるし みんなで飲みましょう
ルカ:きっと、気持ちも落ち着くはずよ
レン:あ……
レン:う、うん……。 ありがとう
ミク:ていうか、本当にうちのレンと全然違うよね
MEIKO:そうだね。 なんていうか……小動物みたい
レン:しょ、小動物……?
ルカ:だけど、カイトとは仲良くなれそうね。 ふたりで静かに演奏している姿が目に浮かぶわ
ミク:あ、それわかるな。 せっかくだから、会ってみてほしかったよ
レン:か、カイトさんと……演奏……?
レン:それは……ちょっとだけ、怖いな……
レン:え、なんでだよ? 怖がる必要ないだろ
レン:つーか、オレの顔でビクビクするなよ。 なんか調子狂うんだよな……
レン:ご、ごめん……
レン:たしかに、あのセカイのカイトは 一緒に演奏とか、してくれなさそうだもんな
レン:だけど——
レン:こっちのふたりは、意外といいコンビかもね!
MEIKO:まあ、違うセカイに来るなんてそうそうないと思うし いろいろ見ていってよ
レン:う、うん……
レン:この写真……
ミク:ああ、一歌達の小さい頃の写真だね
ミク:このセカイの想いの持ち主なんだけど…… 4人とも幼馴染みなんだ
MEIKO:みんな、すごく仲が良いんだよ
レン:そうなんだ……
レン:……すごく、いい笑顔だね
ルカ:こっちにもあるわよ
ルカ:これは、みんなでお泊まりをした写真。 こっちは、フェニランへ行った時のね
MEIKO:お祭りに行った写真もあったね
ミク:そうそう。みんな小さくて可愛いよね。 このりんご飴かじってる志歩とか
レン:わあ…… みんな、本当に仲良しなんだ
レン:小さい頃に一緒に星を見たり—— バンドをやったりして仲良くなったんだ
レン:星……
レン:だから、このセカイは星が綺麗に見えるんだね
ルカ:ふふ、そうかもしれないわね
レン:……なんだか、素敵だね。 小さな頃から、みんな仲良しって……
レン:ぼくのいるセカイのみんなとは、 ちょっと違うけど……
レン:あ、でも。音楽で繋がってるのは一緒かも
レン:そうなのか?
レン:うん、えっとね——
レン:あ……!
ミク:噂をすれば、一歌達が来たのかもね
レン:えっ? ど、どうしよう……
レン:別にどうしようも何もないだろ。 怖い相手じゃないんだから
MEIKO:そうそう。せっかくだから紹介させてよ!
ルカ:大丈夫よ。 みんな、いい子達だから
レン:う、うん……。 わかった
第 3 话:離れていても
咲希:え~!? 違うセカイのレンくん!?
レン:え、えっと……
穂波:わたし達のセカイのレンくんと、全然違うね……!
志歩:うん。でも、なんていうか——
咲希:ちょっと、可愛いかも……!
一歌:わかるな。 弟がいたら、こんな感じなのかなっていうか……
咲希:あ、レンくんも弟みたいで可愛いよ! また違ったタイプって感じ!
レン:別にそこはどうでもいいって
穂波:ふふっ
咲希:えへへ♪ レンくん、お菓子食べる? これポリポリチップスの新しい味なんだ!
レン:新しい味……? おいしいの?
咲希:アタシもまだ未体験だから、一緒に挑戦だよ! でもスイカ味だし、きっと美味しいんじゃないかな?
レン:スイカ味のチップスって……それどうなんだ?
志歩:まあ、わけわかんない味なのが ポリポリチップスって感じだし
穂波:あ、みんなで食べようと思って アップルパイも焼いてきたんだ。 たくさんあるから、レンくんも一緒に食べよう?
一歌:そういえば、私もお菓子持ってきてたな。 レンにもあげるね
志歩:え、そういう流れ? だったら——
レン:わ……! すっごい量のお菓子! いいなあ~!
レン:あの……こんなにいっぱい、もらっていいの?
咲希:うん! みんなで一緒に食べよ食べよ♪
レン:う、うん……! ありがとう
レン:えへへ、こっちのオレも嬉しそう! よかったね!
ルカ:ふふ、さっそく大人気みたいね
レン:まったく……
咲希:そうだ! レンくんのために みんなでライブしようよ!
咲希:アタシ達のセカイへようこそ、よろしくねライブってことで!
レン:ライブ……
志歩:いいね。お客さんを入れたほうが練習にもなるし
一歌:ちょうど、みんなで合わせようって言ってたもんね
穂波:レンくん、よかったら聴いていってくれる?
レン:あ……
レン:う、うん……! 聴きたいな……
一歌:それじゃあ、やろうか! みんないくよ——
一歌:————♪ ————♪
一歌:♪————! ♪————~~~!
レン:わあ……
レン:すごい……。 これが、みんなの音楽なんだね
レン:なんだか、かっこよくて……素敵だな……
レン:ここにきた時は、すごく不安そうだったけど…… もう大丈夫みたいだね
咲希:ねえ、レンくんも一緒に歌おうよ!
レン:えっ? で、でも……
咲希:次のメロはわかりやすいから大丈夫! アタシ達も一緒に歌うし、どうかな?
レン:一緒に……
レン:う、うん。わかった……!
咲希:ありがと~!
咲希:じゃあいくよ!
咲希:——♪ ——♪
レン:……——♪ ——♪
レン・咲希:『——♪ ——♪』
咲希:は~、楽しかった!
志歩:咲希、ちょっと暴走してなかった?
咲希:えっそうだった? でも、ああやってお客さんと一緒に歌うのって すっごく楽しくない!?
咲希:次のワンマンでもやりたいなあ~
穂波:ふふ、咲希ちゃんらしいね
一歌:えっと、レンはどうだった? なんか急に始めちゃったけど……
レン:た、楽しかった……!
レン:こういう音楽って、あんまり聴いたことがなかったんだけど……
レン:なんていうか……すごく、ドキドキしたよ
一歌:そっか……! よかった……
志歩:次のワンマンでも、お客さんにそう思ってもらえるように 頑張らなきゃね
咲希:だね♪
レン:……みんなは、お客さんのために演奏を頑張ってるの?
一歌:え? うーん……
穂波:えっと、半分合ってて、半分違う……のかな?
一歌:そうだね……。 お客さんのためでもあるし—— 自分達のためでもある、かな
レン:自分達の……
一歌:私達、もともと幼馴染で……ずっと、一緒にいたんだ
一歌:でも、ちょっとずつすれ違って、 離れてる時間が増えていって——
一歌:また、前みたいに一緒にいたいって思ってたんだけど、 全然うまくいかなくって
咲希:……うん
一歌:でも——バンドだったら、一緒にいられるかもって思ったんだ
一歌:小さい頃も、バンドをしてもっと仲良くなったから
レン:そうなんだ……
一歌:うん。だから……もう1回みんなと一緒にいるために またバンドを始めたんだ
志歩:今になってみると、なんだか懐かしいよね
穂波:バンドを組んで、みんなで練習して—— ふふっ。初めてのライブは、いきなり大きなステージだったよね
一歌:あれは本当にびっくりしたな。 でも……今は、大切な思い出だよ
志歩:……だね
咲希:えへへ♪ それでオリジナル曲も作り始めたんだけど…… 最初はいっちゃん達みんなのために作ったんだよね
咲希:みんながこの先、迷ったり悩んだりしても 前を向けるようにって!
穂波:ふふ、そうだったね
一歌:でも、みんなでプロになって—— 私達の音楽を、たくさんの人の心に響かせて
一歌:聴いてくれてる人達を繋げられたら…… そんな音楽ができたらって、思うようになったんだ
一歌:だから……半分合ってて半分違う、って感じかな
レン:なんだか、すごいね
志歩:まあ、プロとしてはまだまだだけどね。 もっといろんな人に私達の音楽を届けなくちゃいけないし
レン:でも……聴いてくれる人がたくさんいるんでしょ?
レン:ぼくには、プロってよくわかんないけど……
レン:みんながしてるのが、すごいことだっていうのは なんとなくわかるよ
志歩:ありがと。 まあ、まだ駆け出しだし、できることは少ないけどね
咲希:あ! ねえねえ、そういえばレンくんのセカイの子達は どんな感じなの?
レン:ぼくのセカイ……
レン:うまく言えないんだけど…… ぼくのセカイの子達も、みんなで曲を作ってるよ
一歌:え、そうなの?
レン:うん……
レン:一歌ちゃん達みたいに、 ずっと一緒にいるってわけじゃないし……
レン:一緒にいない時間のほうが、 もしかしたら多いのかもしれないけど
咲希:え!? それで曲が作れるって、すごくない!?
穂波:もしかしたら、顔を合わせて作ってるわけじゃないのかな
穂波:よいさ……わたしの知り合いは、 オンライン上で作ってるみたいだし
志歩:まあ、できなくはなさそうだよね
咲希:そっかあ……
咲希:でも……寂しくないのかな
レン:え?
咲希:あ、ごめんね! アタシだったら……みんなと一緒にいれないの ちょっと寂しいなあって思っちゃって
穂波:咲希ちゃん……
レン:…………
レン:寂しく、ないと思う
咲希:えっ……
レン:一緒にいる時間は、あんまりないけど……
レン:でも、みんな—— 心で繋がってるから
一歌:心で……
レン:うん。一緒にいなくても、みんなそばにいてくれる——
レン:なんとなく、そう思ってるんじゃないかなって……
志歩:そっか……
志歩:そういう絆もあるんだね
穂波:ふふ、それならきっとわたし達も大丈夫だね
一歌:え?
穂波:ほら、黒い欠片の夢を見たあと、言ったでしょ? どこでどんな風に過ごしていても、一緒にいたい—— その気持ちは変わらないって
穂波:だからきっと、大丈夫だよ
志歩:穂波……
レン:ぼ、ぼくも……大丈夫、だと思う
レン:さっきの……バンド?の音楽、 みんなの音が重なってて……
レン:すごく、心に響いたから
咲希:レンくん……。 えへへ、ありがと!
志歩:ねえ、レンのセカイの子達はどんな曲作ってるの?
一歌:あ、私も気になるな。 ポップスとか、それともEDMとか……?
レン:どんな……。 えっと、うまくいえないけど……
レン:……————♪ ————♪
咲希:わあ……綺麗なメロディー……!
一歌:うん……!
穂波:(……あれ?)
穂波:(でも……この曲、どこかで——)
レン:————♪ ————……♪
穂波:(……気のせい、かな?)
レン:……優しくて、綺麗な歌だね
レン:オレも、もっと聴いてたいな
视频:播放视频
第 4 话:どこまでも灰色な
视频:播放视频
誰もいないセカイ
湖
ミク:アイドルのわたしは、このセカイに着いてるみたいだけど……
ミク:本当に、ここにいるのかな……?
ミク:うーん……
ミク:えっ? ここって……
ミク:ど、どこ……!?
ミク:あ……! 目を覚ましたみたい
ミク:大丈夫かな……
ミク:えっと、わたし……たしか木に水をあげてて…… それでどうなっちゃったんだっけ
ミク:……それにしても、全然知らない場所だな。 ステージも、花畑もない……いつものセカイじゃないような——
ミク:も、もしかして、違うセカイに来ちゃったとか……!?
ミク:どうしよう。今日はやることがいっぱいあるのに……!
ミク:リンちゃんと次のライブの振付を考えたり カイトくんにセトリの相談をしたり
ミク:めーちゃんとのトレーニングメニュー作りも——
ミク:ううん、不安になっててもしょうがないよね。 まずはここがどんなセカイなのか、調べなきゃ!
ミク:えっと……
ミク:あそこにあるのは、湖……?
ミク:他はずっと灰色で……なんだか、ちょっと寂しいな
ミク:——あ、あれって……
ミク:木だ……!
ミク:(わたし達のセカイにある木とは、 なんだかちょっと違うけど……)
???:——レン、水やり、終わった?
ミク:え?
ミク:え……
ミク:わ、わたし……!?
ミク:あ……も、もしかして、 このセカイの……わたし……?
ミク:……うん
ミク:あなたは?
ミク:えっと、わたしは違うセカイにいたんだけど 木のお世話をしてたら、いつの間にかここにいて……
ミク:そうなんだ……
ミク:う、うん……!
ミク:そうだ、もとのセカイに帰りたいんだけど…… どうすればいいのか知らない?
ミク:……わからない
ミク:そ、そうだよね……。 困ったなあ。ライブの準備をしなきゃいけないのに
ミク:ライブ?
ミク:うん。わたしはアイドルをしてて、 歌ったり踊ったりして、みんなに希望を届けてるんだ
ミク:希望を……
ミク:すごいね
ミク:えへへ。ありがとう
ミク:そうだ。あなたは、このセカイで何をしてるの?
ミク:わたしは……待ってる
ミク:えっ?
ミク:みんな、悩んでる時とか、何か話したい時にここに来るから
ミク:このセカイで、みんなを待ってるの
ミク:待ってる……
ミク:(それは、わたしも一緒だけど……)
ミク:じゃあ、待ってる間は何をしてるの?
ミク:……あやとりしたり、絵本を読んだりしてる
ミク:最近は、お絵描きをしたり、パズルをしたりもしたよ
ミク:そうなんだ……
ミク:(本当に、それだけなのかな? ちょっと不思議だけど……)
ミク:(でも——それが、ここの想いの持ち主達にとって 必要なことなのかもしれないよね)
ミク:(わたしがみんなと一緒に、ライブをするみたいに)
ミク:ふふ。あなたみたいな わたしもいるって知れて、嬉しいな!
ミク:よろしくね、わたし♪
ミク:……うん、よろしく
ミク:(ふたりとも、全然違うけど…… どっちのわたしも、すっごくかわいいな)
リン:……ミク、レンは?
ミク:あ……
リン:え……
リン:ミクが、ふたり……?
MEIKO:……それじゃあ、話をまとめると。 水やりをしていたレンがいなくなって、 代わりにこのミクがいた、というわけね
ミク:うん……
ミク:整理してくれてありがとう、めーちゃん!
MEIKO:めーちゃん……
ルカ:とても助かったわ、めーちゃん
MEIKO:やめてちょうだい
リン:じゃあ、レンはどこに行ったの?
MEIKO:はっきりとはわからないけれど—— このミクみたいに、別のセカイへ行った可能性が高いわね
ミク:うん……
ルカ:ああ、羨ましいわ。 私も他のセカイへ行ってみたかったのに
ルカ:このミクを見る限り、こことは全く違うセカイでしょうから とっても面白い経験ができたはずよ
リン:わたしも、ルカが行ってほしかった
MEIKO:奇遇ね。私も同意よ
ルカ:あら、珍しく意見が一致したわね。 嬉しいわ♪
MEIKO:そう。私は別に嬉しくはないわ
ミク:あ、あはは……
ミク:(なんだか……空気がピリピリしてるような……?)
ミク:(こんな時、カイトくんだったら 雰囲気を和ませてくれるんだけど……)
KAITO:……なんだ?
ミク:えっ?
KAITO:今、何か言いたそうに俺を見ていただろ
ミク:え、えっと……。 なんだか、ちょっとピリピリしてるかもって……
KAITO:放っておけ
ミク:え? で、でも……
KAITO:こいつらにとっては日常茶飯事だ。 いちいち気にするな
ミク:そうなの……?
リン:うん。いつもこうだから
ミク:そう、なんだ……
ミク:(わたしのセカイのみんなと全然違うけど…… こういうセカイもあるんだなあ……)
ミク:ええと……あ、そうだ! このセカイの想いの持ち主のこと、教えてもらってもいい?
リン:え……どうして?
ミク:だって、せっかく違うセカイに来たんだもん! どんな想いからセカイが生まれたのか、知りたいなって
ミク:わたしがいるセカイの想いの持ち主の子達は、 みんなアイドルなんだけど……
ミク:みんなに希望をあげられるようなアイドルになりたいって 想いで、セカイが生まれたんだ!
リン:アイドル……
リン:だから、ミクもアイドルなんだ
ミク:うんっ♪ わたし以外の子も、みーんなアイドルだよ!
ミク:わたし達も、想いの持ち主の子達も…… みんな、明日をがんばる希望を届けるために ステージに立ってるんだ!
ルカ:ふふ、とっても楽しそうね
ミク:えへへ♪ いつかみんなにも見てほしいな!
ミク:それで、みんなのセカイの子達は?
ミク:……このセカイの想いの持ち主は、 本当の自分を見つけたい、と思ってるの
ミク:本当の、自分?
ミク:うん。今も、本当の自分を探して、頑張ってる
ミク:他にも……その想いをわかってくれる子達がいるの
ミク:みんな、いろいろ悩みがあって、 なかなか解決できない時もあるんだけど——
ミク:曲を作ったり、絵を描いたり、動画を作ったり…… みんなで支え合ってる
ミク:そうなんだ……
ミク:(みのりちゃん達も、悩みながら、 頑張って前に進んでるけど——)
ミク:(……ここのわたし達を見てると、 わたしが思ってるよりも、もっと複雑な悩みを持ってるのかも)
ミク:(もし、このセカイの想いの持ち主の子が、 たくさん、たくさん悩んでるのなら——)
ミク:(わたしも……わたしにできることを、何かしたいな)
ミク:——ねえ、みんな! ちょっとだけ協力してもらってもいいかな?
数十分後
瑞希:ミク、来たよ~! なになに、ライブをやるって聞いたけどホント?
絵名:ていうか、急にどうしたの? 私達のためにライブなんて——
奏:この音楽……
ミク:みんな、こんにちはっ! 初音ミクだよ♪
絵名・瑞希:『えっ!?』
まふゆ:ミク……だけど、ミクじゃない……
ミク:今日はみんなのために、ミニライブをするよ! 思いっきり楽しんでいってね♪
絵名:いや、どういうこと……!?
瑞希:アイドルのサプライズライブじゃん! いえーーーい♪
絵名:受け入れるの早すぎない!?
ミク:それじゃあ改めて、いっくよ~!!
ミク:——♪ ——♪
瑞希:わ! 正統派アイドルソングって感じ!
絵名:なんかよくわかんないけど……たしかに、いい歌かもね
ミク:(……うん! こっちのみんなは楽しんでくれてるみたい!)
ミク:(向こうの子は……)
ミク:(あ……)
ミク:(あの子、まだ楽しくなれてないみたい)
ミク:(じゃあ最後は、たくさん笑顔になれるように——!)
ミク:————♪ ————♪
ミク:————~~~♪
第 5 话:希望を届けるために
瑞希:すごいすごーい! めちゃくちゃアイドルって感じだったよ!!
奏:うん……。 なんだか、眩しかったな
ミク:ふふ、ありがとう!
ミク:えっと……
絵名:あ……
絵名:まふゆのことは気にしないで
ミク:え、どうして……?
奏:まふゆは今、ちょっといろいろあって…… アイドルのライブを楽しめるような感じじゃないんだ
ミク:あ……
瑞希:でもでも、ボクはす~っごく楽しかったよ♪ こんな近くでライブ見れることって、あんまりないし!
絵名:瑞希はアイドル好きだもんね
瑞希:まあね~♪
ミク:……みんな、今日は手伝ってくれてありがとう
ミク:あの子達の前でライブができて、すごく嬉しかったよ
リン:別に、何もしてない
ルカ:そうね。みんなの前で歌ったのはあなただもの
ミク:でも、みんなを呼んでくれたりしたでしょ? だから……ありがとう!
ミク:えっと……あっちでストレッチしてくるね! ライブのあとはクールダウンしなきゃだから
ミク:あ……
ミク:(……瑞希ちゃん達は、楽しかったって言ってくれたけど……)
ミク:(みんなのこと、心から笑顔にはできなかったな)
ミク:(わたしの歌とダンスじゃ、足りなかったのかも……)
ミク:(みんなの悩みは、 なかなか解決できないものだって言ってたし)
ミク:でも——
ミク:せっかく、出会えたんだし…… 少しだけでも笑顔になってほしいな
ミク:——そうだね
ミク:たしかに、簡単には解決できないような 悩みや苦しみがあるかもしれない。 でも——
ミク:……でも、きっと希望を届けられるよ
ミク:どんな困難にも負けないあの子達と進んできた、わたしなら——
ミク:——うん
ミク:……やっぱり、みんなのために わたしができることをしたいな
瑞希:えっと……もう1回ライブをしてくれるって言ってたけど……
奏:さっきとは違う感じなのかな……
絵名:そうなんじゃない? さっきのも結構いい感じだと思ったけど
まふゆ:…………
MEIKO:……あの子達のこと?
ミク:うん……! みんなの心に響くライブがしたいから—— もっと、あの子達のことを教えて欲しいの
ミク:あ、えっと……! 言えることだけでいいんだけど……
ミク:そっか……。 みんなは、誰かを救える曲を作ろうとしてるんだ
ルカ:ええ。実際、奏達の作る曲は とてもあたたかいのよ
リン:わたしも、好き。 胸があったかくなる
ミク:あったかい……
ミク:もし、あの子達が悩んでたら…… みんなはどうしてるの?
ミク:わたしは…… そばにいるだけのことが多いかも
ミク:えっ……?
ミク:みんな——特にまふゆは、 言葉にできない苦しい想いを抱えてるから
ミク:そばにいて、できるだけ…… 苦しい気持ちを、わけてほしいなって思ってる
ミク:……そうなんだ……
ミク:(……そっか。 “待ってるだけ”っていうのは、そういうことだったんだ)
ミク:いつセカイに来ても、そばにいられるように——
ミク:(——みんなは、言葉にできない苦しい想いを抱えてる)
ミク:(それならわたしも—— そばにいて、想いを支えたい)
ミク:(少しでも…… あったかい気持ちになってもらえるように)
ミク:……————♪
ミク:————♪ ————♪
瑞希:この曲…… さっきのライブで歌ってた曲だよね
奏:うん。歌い方は違うけど……
奏:でも、なんだか——
絵名:うん……あったかいね
ミク:——♪ ——……♪
ミク:(……すごく、いい歌だな)
ミク:(……届いてよかったね、“わたし”)
ミク・ミク:『——♪ ————♪』
视频:播放视频
第 6 话:花畑のステージで
视频:播放视频
ステージのセカイ
花畑
ルカ:たしか……ストリートの私は、ここに来ていたみたいだけれど
ルカ:でも、まさか違うセカイに飛ばされてしまったなんて——
ルカ:(これも、セカイの木の影響なのかしら……)
???:え~!? なになになになに!?
ルカ:……! あそこにいるみたいね
ルカ:(気づいたら知らないセカイに来ていた、だなんて ……きっと驚いているでしょうね)
ルカ:こんなとこ、私達のセカイにあったっけ……?
ルカ:結構いろんなとこ探検してきたけど、 こーんな大きなステージあったら 気付きそうだけどな~?
ルカ:でも、これって—— ラッキーかも!
ルカ:え……?
ルカ:花畑のステージなんて、 レン達がびっくりしそうだし
ルカ:こんなところでライブできた!って言ったら カイトとかミクも羨ましがるかも!?
ルカ:よ~し! どうせだから歌っちゃおう!
ルカ:……さすが、あのセカイの私ね
ルカ:すごく自由で、どんな時もポジティブだわ
ルカ:————♪ ————~~~~♪
ルカ:ん~! 綺麗な景色の中で歌うのって気持ちいいな~!
???:——そこに誰かいるの?
ルカ:えっ?
ルカ・ルカ:『私……?』
ルカ:えっ!? なんでなんでなんで!? どうして私がふたりも……
ルカ:もうひとりの、私……
ルカ:(このセカイに、違うセカイの私がいるなんて 本来はありえないことだけれど——)
ルカ:(……前に、想いの欠片のセカイへ飛ばされた時 違うセカイの私と出会ったわ)
ルカ:(あの時のように、なにか不思議な力が働いたのなら——)
ルカ:ど、どういうこと!? もしかしてここ、私がいたセカイじゃないとか……!?
ルカ:——とりあえず、落ち着いて? きっと大丈夫だから
ルカ:えっ……?
ルカ:どうしてここへ来てしまったのかはわからないけれど…… きっと元のセカイへ戻れるはずよ
ルカ:だから——しばらく、このセカイで仲良くしましょう?
ルカ:ようこそ、私達のセカイへ。 これからよろしくね♪
ルカ:わわっ……!?
ルカ:か、可愛い~!? 何今の、アイドルみたいだったよ!?
ルカ:ふふ、だって私、アイドルだもの
ルカ:ここで、ミクちゃん達と一緒に 明日をがんばる希望を届けているのよ
ルカ:へえ……! 私ってアイドルもできるんだ~!
ルカ:なんかそう考えると、私のポテンシャルってすごくない?
ルカ:そうね。きっと、やろうと思えば なんでもできると思うわ
ルカ:だよねだよね~! なんだか自分が誇らしくなってきちゃった♪
ルカ:——ふふっ、ふたりとも すぐに意気投合したわね
ルカ:やっぱり“私”同士、気が合うのかしら
ルカ:そうだ! せっかく会えたんだし 一緒に歌おうよ!
ルカ:このステージ、すっごく広いから 誰かと歌っても楽しそうと思ってたんだよね!
ルカ:あら、一緒に?
ルカ:ええ、いいわ。 歌いましょう
ルカ:おっけー! じゃあいくよ~!
ルカ・ルカ:『————————♪』
ルカ:————♪ ————♪
ルカ:♪————!! ♪————~~~~~!
ルカ・ルカ:『♪——————~~~~~~!』
ルカ:……素敵ね
ルカ:(力強い歌声と、華やかな歌声…… 互いの想いがぶつかって、混ざり合って、 それぞれの良さを高めあっている)
ルカ:ふふっ、ずっと聴いていられそうだわ
???:こっちこっち! 向こうから歌が聞こえたんだ!
???:じゃあミク達がライブを——?
???:わかんないけど……多分!
KAITO:えっ? あそこにいるのって……
ルカ:お、やっほー! こっちのセカイのみんな♪
リン・KAITO・MEIKO:『ええ~~~~!?』
KAITO:じゃあ、えっと…… 君は他のセカイから来たルカちゃんってこと?
ルカ:そうだよ~。 ていうか、ルカちゃんって呼ばれるのくすぐったいなあ
ルカ:普通にルカって呼んでいいよ? 私、そんなガラじゃないしさ
ルカ:あら、そんなことないわ。 そっちの私も、と~っても可愛いわよ♪
ルカ:えっ、ホント!? くう~、私のセカイのミクに聞かせたいな~!
リン:あ……!
レン:そういえば、ミクちゃんはどこにいるんだろう
MEIKO:こっちにもいなかったものね
ルカ:え、ミクいないの?
リン:うん。今日は一緒に振り付けを考えようって約束してたから、 探してたんだけど……どこにもいないんだ
ルカ:……違うセカイの私がここにいるということは、 もしかしたらミクちゃんも、違うセカイに 行っているかもしれないわ
KAITO:ミクちゃんが、違うセカイに……!?
リン:だ、大丈夫かな!? ひとりで寂しくしてないかな……?
レン:心配だね……
ルカ:——大丈夫だって!
KAITO:え……?
ルカ:こっちのミクのことは知らないけど、 ミクならきっと、どんな時も前向きでしょ?
ルカ:なら、違うセカイに行ってもきっと 楽しく大冒険してるよ!
ルカ:まあ、私もここに来たときはちょっと不安だったけど…… 別のセカイでも、みんなならきっと受け入れてくれるはずだし!
ルカ:つまり、えーっと……
ルカ:心配しなくても大丈夫ってこと!
MEIKO:ルカ……
レン:ふふ、ルカちゃんの言う通りかもしれないね
レン:ミクちゃんが帰ってきたら、 みんなでお土産話を聞かせてもらおうよ
リン:うん、そうだね!
ルカ:今のってもしかして…… このセカイの想いの持ち主?
KAITO:そうみたいだね。 ルカちゃんのこと、みんなに紹介しようよ
MEIKO:ええ、行きましょう!
ルカ:あ! ちょっと待って!
ルカ:せっかくだから—— 最高の挨拶がしたいんだ!
第 7 话:世界中へ!
MEIKO:それじゃあ次の曲、いくわよ!
MEIKO:————♪ ————♪
みのり:わあ……!
みのり:ちょっと休憩に来ただけだったのに ライブが見れちゃうなんてラッキーだね!
雫:ええ! みんな、とっても可愛いわ!
遥:でも、急にどうしたんだろう。 ライブがある時は、大体前もって教えてくれるのに
愛莉:そうね……。 まあ、たまにはサプライズでってことなんじゃない?
KAITO:——みんな、僕達のライブを見てくれてありがとう!
ルカ:それじゃあ—— 最後は、とびっきりキュートなゲストが登場よ♪
愛莉:ゲスト……?
みのり:あ、ミクちゃんかな!?
雫:たしかに、まだミクちゃんが出てきてないわね
遥:でも、ミクのことをゲストって言うかな……?
ルカ:それじゃあ、みんなで呼びましょう! せーのっ
リン・レン:『ルカちゃーん!』
雫:えっ、ルカちゃん?
ルカ:いえーい! みんな、楽しんでる!?
遥:ルカが、もうひとり……!?
ルカ:リン達のライブもすっごく楽しかったと思うけど—— まだまだ、終わらせないよ!
ルカ:最後まで一緒に、盛り上がっちゃおう!
ルカ:♪————!! ♪————~~~!!
みのり:わっ……!
雫:す、すごいパワフル……!
遥:うん……! それにこの歌、なんだか——
ルカ:みんな、ありがと~!
ルカ:は~! やっぱいつもと違うとこで歌うと すっごく気持ちいいなあ
みのり:ど、どうしてルカちゃんがふたりいるの~!?
みのり:でもでも、最初からいたルカちゃんはかわいいし、 最後に出てきたルカちゃんはかっこいいし……! ドキドキしっぱなしだったよ~!
ルカ:あーっと……あの子、もしかして私のファン?
ルカ:ふふ、みのりちゃんはアイドルが大好きなのよ♪
愛莉:っていうか、本当にこれってどういうこと? なんでルカがふたりいるの?
ルカ:んーとねえ。私、どうやら違うセカイから ここに来ちゃったみたいなんだよね
雫:え、違うセカイから……!?
遥:でも、たしかに…… こっちのみんなとは全然雰囲気が違うね
遥:(アイドルっていうか—— どっちかというと、杏みたいな感じだったし)
ルカ:さて、みんなと会えたところで そろそろこのセカイを冒険しちゃおっかな♪
ルカ:向こうのみんなに、お土産話を作っておきたいしね!
みのり:あ、それならわたし達が案内するよ!
愛莉:せっかくだし、わたし達もルカといろいろ話したいしね
ルカ:お、ありがと~! それじゃあさっそく行こっか!
雫:ええ!
雫:まずは向こうのステージから行きましょうか。 ついてきてちょうだい
愛莉:って、そっちは衣装室でしょ! ステージはこっち!
ルカ:こんなに早くみんなと仲良くなれちゃうなんて、すごいわね
ルカ:心配の必要もなさそうだし…… 私も、このセカイを楽しんじゃおうかしら
ルカ:わあ~~~~~!
ルカ:ステージ、すっごく大きいじゃん! 照明もキラッキラでテンションあがっちゃうね!
ルカ:こんなところでイベントができたら楽しそう! あの子達も喜ぶだろうなあ
愛莉:あの子達……
愛莉:それってもしかして、ルカのセカイの子達のこと?
ルカ:そうだよ! みんなみたいにアイドルってわけじゃないけど 私達のセカイの子も、ステージに立って歌ってるんだ!
ルカ:この前、みんなですっごく大きな夢を叶えて—— 今は世界を目指して歌ってるんだよ!
みのり:え、世界を!? すごいなあ……!
遥:そうだね……
遥:(なんだか、聞いたことあるような話だけど……)
遥:(……気のせい、だよね)
愛莉:あっちのステージには、もっといろんな仕掛けがあるのよ! 舞台下から勢いよくジャンプで登場できたりするの
ルカ:えっ、すごいじゃん! やってみたーい!
ルカ:はあ……どこに行ってもステージがあって ほんとに面白いセカイだねー
ルカ:それに、この花畑のステージも! すっごく華やかで、歌ってて気持ちいいよね!
ルカ:これも、キミ達の想いからできてるの?
愛莉:ミク達から聞いた話だと、そうみたいね
雫:私達の想い—— 『たくさんの人達に、明日がんばる希望を届けたい』 という想いから、たくさんのステージが生まれたみたいなの
ルカ:そうなんだ~! すっごく素敵な想いだね!
みのり:えへへ、ありがとう。ルカちゃん!
みのり:あ、それからね—— ここに咲いてる花は、希望の花なんだよ!
ルカ:希望の花?
みのり:うん! わたし達から希望を受け取ってくれた人がいると咲くんだ
みのり:まだ蕾が多いんだけど…… いつか、この花畑いっぱいに花が咲くように 頑張ろうって思ってるの!
ルカ:そうなんだ……
ルカ:それじゃあ、ここからみんなに届くように歌おうよ!
ルカ:世界中の人に希望を届けて…… この花畑が満開になるようにさ!
雫:世界中……
愛莉:ふふっ、ルカはスケールが大きいわね!
遥:でも、たしかにそれくらいの気持ちで いたほうがいいのかもね
みのり:うん! たくさんの人に希望を届けられたらいいな!
ルカ:よし、じゃあ決まり! みんなで歌おう!
みのり・遥・愛莉・雫:『うん!』 『ええ!』
愛莉:それじゃ、いくわよ!
みのり・遥:『————♪ ————♪』
遥:(世界中の、たくさんの人——)
みのり:(どうやったら、届くんだろう。 いっぱい体を動かして、声ももっと張って——!)
雫:(これじゃあ足りない気がするわ。 もっと、何かが——)
ルカ:♪——————————————————————————!!
ルカ:♪————! ♪——————————~~~~!!
雫:(すごい声……!)
愛莉:(さすがに、これには追いつけないわね……! でも——)
愛莉:(……そうね。 この場所から、世界中の人に届けるのなら……)
遥:(これくらい、ちゃんと声を張らなきゃいけないよね!)
みのり・遥・愛莉・雫:『♪————! ♪——————————~~~~!!』
みのり:はあ、はあ……っ
みのり:……誰かに、届いたかな?
愛莉:わからないけれど——届いてたら、いいわね
遥:うん……
雫:ルカちゃん、どうしたの?
ルカ:うーん……
ルカ:……あ、あそこ!
愛莉:え? ちょっと、どうしたのよ!?
ルカ:——ほら、見て! この花咲きそうじゃない!?
ルカ:あっ、あっちの花も!
遥:え……
ファンの声:はあ、また試合に負けちゃった。 もう辞めたほうがいいのかなあ……
ファンの声:……? 今、モモジャンの曲が聴こえたような…… なんだったんだろ
ファンの声:……もうちょっとだけ頑張ってみようかな。 よし、次の試合のために練習メニュー考えよっと!
ファンの声:————……♪ あれ、なんかモモジャンの曲口ずさんじゃってた。 なんでだろ?
ファンの声:でも……ちょっとやる気出てきたかも。 このまま試験勉強頑張ろうかな
遥:今の、って……
ルカ:みんなの歌が届いたんだよ! やったね!
愛莉:……ふふっ、ありがと。 ルカのおかげよ!
雫:ルカちゃんの歌に、背中を押されたものね。 もっと声をあげて世界中に届けなきゃって
みのり:うん! これからも、もっともっとも~っと みんなに希望を届けられるように頑張らなきゃ!
ルカ:みんななら、きっとできるよ。 応援してる!
ルカ:それに——私のほうこそありがとね
みのり:え?
ルカ:私も、私の歌がこういう形で届いて 嬉しいな~って思ったんだ
ルカ:こんな風に、誰かに希望を届けてるなんて—— アイドルって、すごいね!
みのり:——うん!
ルカ:まさか、あの私が みのりちゃん達と一緒に希望を届けることになるなんて
ルカ:アイドルの私が言っていたみたいに、 やろうと思えば、なんでもできるのかもしれないわね
ルカ:みのりちゃん達も、前に進むために 背中を押してもらえたみたいだし——
ルカ:お互いにとって、いい出会いだったみたいね
视频:播放视频
第 8 话:美味しい料理を召し上がれ♪
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ストリートのセカイ
MEIKO:ええと……ショーをしている私は、 このあたりに来ていたはずなんだけど……
MEIKO:見つからないわねえ。 あの私は声も大きいから、すぐ見つかると思ったのに
???:——美味しい~~~~!
MEIKO:えっ? 今の声って……
crase cafe
MEIKO:んん~~~! このピザ、チーズがとっても濃厚……!
MEIKO:パンケーキも、ナポリタンも、ホットサンドも…… どれもぜ~んぶ、とっても美味しいわ!
MEIKO:す、すごい量……! まさかこれをひとりで食べるの!?
MEIKO:こんなに美味しい料理を作れるなんて、 こっちの私って天才ね!
MEIKO:ふふ、気に入ってもらえたみたいで何よりだわ
MEIKO:まだまだあるから、好きなだけ食べていってちょうだい
MEIKO:本当!? 嬉しいわ! じゃあお言葉に甘えて……デザートもいいかしら?
MEIKO:もちろんよ。 プリンアラモードパフェはどう?
MEIKO:すっごくオシャレな名前ね……! ぜひ、いただくわ!
MEIKO:し、しかもまだ食べるつもりだわ……!
MEIKO:すっごくパワフルだと思ってたけど ……まさかこれほどだなんて
ミク:メイコ、ただいま。 レン達と練習してきた……って……
レン:ただいま~! メイコ、喉乾いた~!
リン:わたし、オレンジジュースね!
KAITO:ボクはアイスコーヒー! は~、お腹空いたなあ
MEIKO:あら、カイト! このプレート少し食べていいわよ
KAITO:お、ありがとうメイコ! ハンバーグだ! いいね~!
MEIKO:もう、カイトに気を遣わなくてもいいのよ? それはあなたのために作ったんだから
KAITO:え~でもボク、ハンバーグの口になっちゃったからなあ。 メイコもくれるって言ってるんだし、メイコも大目に見てよ~
KAITO:……ん?
KAITO:なんかボク、おかしいこと言った?
ミク:言った、っていうか……
レン・リン:『メイコがふたりいる~!?』
KAITO:えっ? ええ~!?!?!?
レン:へえ……! じゃあメイコは、遊園地があるセカイから来たんだ!
MEIKO:ええ! 大きな遊園地とショーステージがあって、 そこで、みんなでショーをしているの!
リン:すごいすごーい! 面白そう!
MEIKO:ショーのメンバーもいっぱいいるのよ! ミク達と、想いの持ち主の子と、その友達と ぬいぐるみと……
KAITO:えっ、ぬいぐるみもショーができるの!?
MEIKO:もちろんよ! 歌ったり踊ったりもできるんだから♪
リン:ぬ、ぬいぐるみが……!?
レン:どんな感じなのか、全然想像できないな……!
ミク:なんだか、絵本の中みたいな話だね
MEIKO:ふふ、まさにそんな感じよ!
MEIKO:カイト、どうかしたの?
KAITO:えっ? えーっと…… そういうセカイ、もしかしたら前に見たかもなあって
ミク:前に、って……
ミク:ああ、そっか。 カイト、前に変な欠片のセカイに行ったんだっけ
KAITO:そうそう。そこでもうひとりのボクに会ったんだけど……
KAITO:そのセカイに浮かんでた欠片のひとつに、 大きな遊園地があるセカイが映ってたんだ
MEIKO:たしかに、そんなこと言ってたわね……
レン:じゃあ、その遊園地のセカイから メイコが来たかもしれないんだ!
KAITO:もしかしたら、だけどね! でも、そうだったらすごいなあ
MEIKO:ふふ、不思議なこともあるのね! 欠片に映っていたセカイが本当にあって、 しかもそこから私が来たんだもの!
MEIKO:そうだ! せっかく来たんだし 私も、もっとこのセカイのことを知りたいわ!
レン:あ! それならオレ達が案内するよ!
リン:任せて! ここはわたし達の庭みたいなものだもん!
MEIKO:あら、それは頼もしいわね。 ぜひお願いするわ!
レン・リン:『やった~!』
MEIKO:それじゃあ、ごちそうさま! どの料理も、とっても美味しかったわ!
MEIKO:お粗末さま。 セカイの探検、楽しんでちょうだい
MEIKO:ええ! それじゃあ行ってきます!
リン:わっ! メイコ速ーい!
レン:待ってよ~!
KAITO:あはは……。 メイコとおんなじメイコなのに、全然違うねえ
KAITO:なんだかパワフルだし、たくさん食べるし…… あっ、でもメイコも結構食べるか!
MEIKO:ちょっと、何か言った?
KAITO:えっ!? いや、何も~
ミク:だけど、こんなに違うと 向こうの私達がどんな感じなのか、少し気になるね
ミク:何があって、違うセカイのメイコが来ちゃったのか わからないけど——
ミク:……こういう変化があるのも、たまには面白いかもね
KAITO:うんうん! ボクもそう思うよ!
MEIKO:……あら、そういえばルカは?
ミク:さあ。ルカのことだし、またどこかふらふらしてるんじゃない?
MEIKO:それもそうね。 まったく、こんな時に限っていないんだから
KAITO:きっと、帰ってきた時かなり騒がれるよ。 いいなあ、もうひとりのメイコに会いたかった。 どうして呼んでくれないの!?って
MEIKO:ふふ、目に浮かぶわね
広場
MEIKO:それにしても、このセカイはすごいわねえ
MEIKO:グラフィティアートっていうんだっけ? あちこちに落書きがあって、フライヤーがあって…… それにどこからか歌が聴こえてきて——
リン:ふふっ。伝説のイベントを超えたいって想いで 生まれたセカイだからね!
MEIKO:伝説のイベント?
レン:そう! RAD WEEKENDっていうすごいイベントだったんだ!
レン:みんな、一生懸命パフォーマンスの練習をしてさ。 くじけちゃいそうな時とかもあったんだけど、 支え合って、ひたすら前を向いて頑張って——!
レン:それで、RAD WEEKENDを超えるイベントを この前やったんだよ!
MEIKO:えっ……じゃあ、ここの想いの持ち主の子達は 本当の想いを叶えられたのね!
リン:うん! すごいでしょ♪
リン:みんなの想いが叶って—— 今は、世界を獲ることを目指してるんだ!
MEIKO:世界? それって——
MEIKO:今の、もしかして……
レン:噂をしたら、みんなが来たみたい! メイコ、会いに行こうよ!
MEIKO:——ええ!
第 9 话:新しい景色を
第 10 话:不思議がたくさん!?
视频:播放视频
ワンダーランドのセカイ
港
KAITO:ええと……バンドをしている僕が来たのは、 こっちのほうだと思うけど……
???:う……
KAITO:……さっきの、なんだったんだろ……?
KAITO:何か、光ったような気がしたけど……
KAITO:……あれ……
KAITO:……え……
KAITO:ここ……って……
KAITO:…………どこ……
KAITO:……あ、俺のギター……
KAITO:そうだ、俺……。駅で演奏してて……
KAITO:リンと——そうだ、リンは?
???:すー……すー……
KAITO:リン……!
リン:すぴー……むにゃむにゃ……
KAITO:ね、寝てる……
KAITO:でもよかった……。 俺だけが変な場所に来てるわけじゃないんだ
KAITO:……リン、起きて。 こんなところで寝てたら——
???:——誰ダ、オ前ハ!?
KAITO:えっ?
岡っ引きのぬいぐるみ:ナンダア? 見タ事アルヨウナ無イヨウナ……怪シイ奴メ!
KAITO:あ、怪しくないよ。俺は——
岡っ引きのぬいぐるみ:エエイ! 大人シクオ縄にツケ~!
KAITO:えっ、そんな……!
KAITO:どうしよう、リン……
KAITO:お、起きない……。 この状況で寝られるの、逆にすごいよ……
KAITO:でもこのままじゃ……
KAITO:——逃げよう。 リン、ちょっとごめん
岡っ引きのぬいぐるみ:オイ、待テ~!
KAITO:はあ、はあ……。 ここまで来れば、さすがに……
岡っ引きのぬいぐるみ:ドコに行ッタ~~~~!?
KAITO:ま、まだ追ってくる……!
KAITO:どうしよう、どこに逃げれば……
KAITO:(大変な状況になっちゃったな……。 知らないセカイに来たと思ったら、 理由もわからないまま追われて……)
KAITO:(助けてあげたいけど、どうすれば——)
KAITO:あそこにいるのは……
KAITO:——うーん、こっちにもいないなあ
KAITO:港の木に水やりに行くって言ってたけど…… メイコ、どこへ行っちゃったんだろう
KAITO:あ、あの……! 助けて——
KAITO:え……?
KAITO・KAITO:『俺……?』 『僕……?』
KAITO:——うん、もう大丈夫。 あのぬいぐるみくんも、わかってくれたみたいでよかった
KAITO:……ごめん、助かった。 説得してくれてありがとう
KAITO:ううん、気にしないで。 それより——
KAITO:……なんで、俺がここにいるか……だよね
KAITO:でも——ごめん。 俺にも、よくわからないんだ
KAITO:気づいたら、リンと一緒にこのセカイに来てて……
KAITO:そうだったんだ……。 ちなみに、リンは——
リン:すぴー……
KAITO:……ただ寝てるだけだと思う
KAITO:そ、そうみたいだね。安心したよ
KAITO:だけど……違うセカイの僕と会えるなんて思わなかったな。 なんだか不思議な気分だよ
KAITO:……俺も……
KAITO:……知らない場所で、少し心細かったけど 会えたのがこっちの俺で、よかった
KAITO:なんだか、すごく頼りになる気がする
KAITO:ふふ、光栄だな
KAITO:(……ふたりとも、さっそく仲良くなれたみたいだ)
KAITO:(バンドをしている僕も、 不安そうな顔じゃなくなったね)
KAITO:……よかったな
ミク:カーイート~! 見て見てっ、4回転半ジャンプだよ~♪
KAITO:えっ……わっ!?
ミク:大成功~☆ うう、でも目が回っちゃった~……
ミク:あれれ? カイトがふたりいる~? いっぱい回っちゃったからかな!?
KAITO:ミ……ミク……?
KAITO:ミク、落ち着いて。 違うセカイの僕が遊びに来てくれたみたいなんだ
KAITO:メイコは残念ながら、見つかっていないんだけどね
ミク:そうなんだ~。 メイコ、どこにいるのかなあ……
ミク:——ねえねえ、カイトはどんなセカイから来たのっ?
KAITO:えっ? あ、えっと、俺は……
ミク:それ、ギターだよねっ! ミク知ってるよ! 司くんがショーの時、ほうきでギューン!てしてたから!
KAITO:あ、うん。あの……
KAITO:……ミク。ちょっと落ち着いて。 こっちの僕が困ってるよ
ミク:えっ、困ってるの? なんでなんで~!?
KAITO:ごめんね。違うセカイから誰かが来るのが珍しくて はしゃいじゃってるみたいだ
KAITO:あはは……
KAITO:(俺のセカイのミクとは、全然違うな……)
ミク:ねえねえ、カイトっ! カイトにこのセカイを案内しようよ!
KAITO:え……
KAITO:そうだね。 たしかに、このセカイがどういう場所か知らないと 不安だと思うし……
KAITO:もしよければ、僕達に案内させてくれないかい?
KAITO:えっと……うん。 迷惑じゃなければ……
KAITO:あ、でも……リンが……
ミク:ほえ? あっ、リンだ! ずっとお昼寝してるの?
KAITO:うん……。 昨日、遅くまで練習してたからかな……
KAITO:それなら、寝かせてあげておいたほうがよさそうだね
KAITO:そう、だね……
KAITO:……じゃあ、やっぱり俺が見てるよ
KAITO:リンに何かあったら、大変だし————
ひよこのぬいぐるみ:ソレナラ大丈夫!
KAITO:えっ……
ひよこのぬいぐるみ:ボク達が、リンチャンを見テルヨ!
くまのぬいぐるみ:目が覚メタラ、ミク達に教エルカラ!
ミク:わあ、ぬいぐるみさんありがと~!
KAITO:みんなが見てくれてれば大丈夫そうだけど……どうしようか? 心配だろうし、好きに決めてもらって構わないよ
KAITO:う、うん……
KAITO:(ぬいぐるみが喋るのは、やっぱり違和感だけど……)
KAITO:(……このぬいぐるみ達は、悪い感じがしないし 違うセカイにも、少し興味ある)
KAITO:…………じゃあ、お願い……していい、かな
くまのぬいぐるみ:ウン! 任セテ!
KAITO:ありがとう……
KAITO:よし、じゃあ僕達は——
ミク:カイトをワンダーランドへ連れてっちゃお~!! ハッピーわんだほーい!
KAITO:わ、わんだほい……?
KAITO:ふふ、このセカイの想いの持ち主の子達が よく使っている魔法の言葉なんだ
KAITO:さあ、行こう。こっちだよ
KAITO:一時はどうなるかと思ったけど…… なんとか馴染めそう、かな?
ミク:カイト~! こっちが遊園地だよ♪
KAITO:い、いろんなものが浮いてる……
ミク:えっへん☆ すっごいでしょ~!
ミク:こっちこっち! 他にもすごいところいっぱいあるんだ♪
KAITO:あ、ちょ、待って……!
歌う花:——♪ ——♪
KAITO:ひっ!?
ミク:なになになになにっ? カイト、どうしたの?
KAITO:い、今……この花が、歌ってて……
ミク:なーんだ! お花さんだもん、歌うよ☆
KAITO:えっ? そ、そうなの……?
KAITO:びっくりするかもしれないけど、 僕達のセカイでは、それが当たり前なんだよね
KAITO:あ、当たり前に……歌うんだ……
ミク:カイト、次はあのお城まで競走だよ~!
KAITO:あはは……。 ミク、本当に楽しそうだな
KAITO:ここのミクは、すごくテンションが高いんだね……
KAITO:そっちのセカイのミクは違うのかい?
KAITO:うん。どっちかというとクールな感じかな……
KAITO:へえ、どんな感じなんだろう。会ってみたいな
ミクの声:おーーーい! ミクが勝っちゃうよ~?
KAITO:あ……
KAITO:ふふ、ふたりで追いかけよう
KAITO:……うん
ミク:いえーい! ミクの勝ち~☆
KAITO:す、すごいスピードだった……
KAITO:全然追いつけなかったね。 もう少し、ハンデをくれてもよかったんじゃないかな
ミク:わかった☆ 次はちょこっとだけ亀さんになるね♪ それじゃあヨ~イ……
KAITO:え、いや俺はもう——
???:ア! コッチダゾ~!
KAITO:わっ!? な、何……!?
ねこのぬいぐるみ:カイトがモウヒトリイルって聞イタケド、オ前ダナ!?
KAITO:また喋るぬいぐるみ……
ねこのぬいぐるみ:フーン、タシカにカイトとハ違ウが、 コイツもカイトダナ! 遊ンデヤッテモイイゾ!
KAITO:え、えっと……
KAITO:(なんだか振り回されてばかりだけど……大丈夫かな?)
KAITO:でも——こういう、普段はしない体験も 貴重かもしれないね
???:おーい、ミク、カイトー!
KAITO:今の声って……
ミク:司くんの声だ~!
KAITO:僕達のセカイの、想いの持ち主が来てくれたみたいだ。 せっかくだし、挨拶していかないかい?
KAITO:えっ、でも、俺は……
ミク:だいじょーぶだよ! 司くん、と~っても元気で明るくて優しいから☆
ミク:ミクも、カイトのこと紹介したいし! ほらほら一緒に行こっ☆
KAITO:う……
KAITO:(バンドをしている僕はシャイだからな……。 ちょっと心配だけど……)
KAITO:(……彼にとっても、いい経験になりそうだし ここは僕も応援しよう)
KAITO:——頑張れ、僕!
第 11 话:音でつなげよう
司:な、なに~~~~~!? 違うセカイのカイトだと~~~!?
KAITO:うっ……
ミク:司くん、今日も元気だねっ☆
KAITO:彼がこのセカイの想いの持ち主の、司くんだよ。 ワンダーランズ×ショウタイムというショーユニットの 座長をしているんだ
司:うむ、よろしく頼む!
司:他のふたりも紹介したかったが…… 今日は予定があるから、後から来ることになっていてな
KAITO:そして、こっちの子が類くん。 同じくワンダーランズ×ショウタイムの演出家だよ
KAITO:えっと、ふたりともよろしく——
KAITO:あの……
類:こちらのカイトさんがいるのは、 学校に関係するセカイなのかな?
KAITO:え?
類:服装が学校の制服に近いからね。僕達のセカイは みんなを笑顔にしたいという想いをベースにしているから カイトさん達もショー用の衣装に似た服装をしているだろう?
類:ということはそちらも、想いの影響を受けて そういった服装なんじゃないかと思ったんだ
KAITO:あ、う、うん……。 俺達のセカイは学校だよ
司:ほう、そうなのか! ではそちらの“本当の想い”は教師になりたいとか そういうものなんだろうか?
KAITO:教師じゃない、かな……
KAITO:——俺達のセカイは、『みんなで一緒にいたい』 っていう想いから生まれたセカイなんだ
KAITO:みんなで一緒に……
KAITO:……うん。みんな、小さい頃から仲良しだったんだけど 大きくなるうちに、気持ちがすれ違っていったんだ
KAITO:本当は学校で仲良く過ごしたいのに、できなくて……
KAITO:それで、一緒にいたい想いが膨らんで—— 俺達のセカイが出来たんだ
ミク:そうなんだ……
類:……共にいたいと思っているのに、いられない……。 それは悲しいね
KAITO:……そうだね
KAITO:でも—— 今はもう、大丈夫
KAITO:音楽を通じて、みんなの心を通わせて—— いろんなことを乗り越えてきたから
KAITO:これから先も、きっと一緒にいられると思う
ミク:そうなんだ~!
司:きっと、とても強い絆で結ばれているのだろうな!
類:フフ、想いが叶ってよかったね
KAITO:……うん
ゾウのぬいぐるみ:大変ダヨ~~~~~~!!
ミク:わわっ! ぬいぐるみさん、どうしたの?
ゾウのぬいぐるみ:港で、喧嘩シテル子がイルノ!
司:なにっ、ケンカだと!?
類:ふむ、ならば——ここは僕達の出番かな?
司:そうだな! みんな、行くぞ!
KAITO:え、行くぞって……
ミク:みんな、ニコニコ笑顔で仲良しが一番だもんね♪ 仲直り大作戦だ~!
KAITO:え……ええっ……
港
KAITO:はぁ、はぁ……。 なんだか今日、走ってばっかりだな……
司:……む、全員ストーップ! どうもあそこが騒がしいぞ!
類:あの辺りに、例のぬいぐるみくん達がいそうだね
ミク:よーし! みんなで仲直りさせちゃうぞ~!
KAITO:……大丈夫かな……
アヒルのぬいぐるみ:君、サッキもヒーロー役ダッタダロ! 次は僕の番ダヨ!
いぬのぬいぐるみ:ヤダ! ヒーローはオレがヤルンダ! オマエナンカ、ヒーロージャナイ!
アヒルのぬいぐるみ:ナンデダヨ! ソンナコト言ウ君コソ、 ヒーローナンカジャナイ!
アヒルのぬいぐるみ:ソレナラ、モウ一緒にショーはヤラナイヨ!
いぬのぬいぐるみ:イイヨ! オマエトハ絶交ダ!
KAITO:あ……
類:どうやら、キャスティングで 喧嘩になってしまっているようだね
司:まあ、役者であれば役にこだわりたい気持ちは よくわかるが……
ミク:でもでも、絶交って言ってるよ~!
KAITO:……このまま一緒にショーをやらなくなってしまうのは 悲しいな
KAITO:でも、どうすれば……
司:——決まっている! こんな時は……あれしかない!
司:いくぞ!
類:ああ
KAITO:え? あれって……
いぬのぬいぐるみ:フン! モウ許シテヤラナイカラナ!
アヒルのぬいぐるみ:コッチコソ!
???:『なぜだ~! なぜみんな、オレではなくあいつをヒーローと呼ぶんだ~!』
いぬのぬいぐるみ:エッ……!?
ヒーローA:『——はい。これで畑の悪い虫はいなくなったよ』
少女:『ありがとう、ヒーローさん! おかげで野菜がいっぱいとれそう!』
元伝説のヒーロー:『オレは……世界を悪の秘密結社から救い、平和を取り戻した! なのに——!』
元伝説のヒーロー:『時間がたつほどに忘れ去られ、 今やあんな能天気な奴らがヒーローよばわりされている。 なぜだ!?』
元伝説のヒーロー:『このオレこそが、本物のヒーローだというのに……!』
???:『まったく、君はいつからそんな風になってしまったんだ?』
元伝説のヒーロー:『お前は、博士……!?』
博士:『久しぶりだねヒーロー。 いや、元ヒーローかな?』
博士:『あの時……世界に平和を取り戻そうと必死だった君は、 そんな風ではなかった。肩書きや名誉に固執するような人では なかったというのに』
元伝説のヒーロー:『なんだと!? オレの想いは、あの頃からずっと変わらない。 この世界が、平和であってほしいと——!』
博士:『そうだね。……だからこそ、みんながヒーローなんだ。 君が、ヒーローじゃないと言った人達もね』
博士:『この世界が平和であってほしい—— 君と同じ想いを持つ人達なのだから』
元伝説のヒーロー:『同じ、想い……?』
博士:『見てみたまえ。港で漁をする者、食事を提供する者、 人々を運ぶ者——そういった者達のおかげで 世界はできている』
元伝説のヒーロー:『あ……』
博士:『君が気づいていなかっただけで、 世界はヒーローで溢れているんだ』
博士:『それがわからないから、 君はヒーローであり続けることができないのさ』
元伝説のヒーロー:『……そうだったのか』
元伝説のヒーロー:『オレは……自分こそがヒーローだとばかり思い込んで……』
いぬのぬいぐるみ:…………
アヒルのぬいぐるみ:僕……自分のコトバッカリ考エテタカモ
KAITO:……ぬいぐるみの子が、喧嘩をやめてる
KAITO:司くん達のショーを見て、考えを改めているみたいだね
ミク:これで、仲直りできるかなあ?
アヒルのぬいぐるみ:僕達……間違ッテタノカモシレナイネ
いぬのぬいぐるみ:…………
KAITO:……すごいな。一瞬で、あの子達の気持ちを……
KAITO:(ケンカを止めるなんて、すごく大変そうだと思ったけど…… こういうやり方もあるんだ)
アヒルのぬいぐるみ:……ゴメン、仲直リシヨウ。 フタリで一緒にヒーローの役、ヤラナイ?
いぬのぬいぐるみ:オレは……
いぬのぬいぐるみ:…………ッ
KAITO:あ……っ!
ミク:わわ、街の方に行っちゃった〜!
KAITO:みんなで手分けして探そう!
KAITO:う、うん……!
KAITO:……こっちの方に来たと思ったけど……
いぬのぬいぐるみ:…………
KAITO:……大丈夫?
いぬのぬいぐるみ:……ッ! ダ、誰ダ……?
KAITO:ごめん。さっきの喧嘩、見てて……
いぬのぬいぐるみ:…………
KAITO:えっと、君は……さっきの子とショーしたくないの?
いぬのぬいぐるみ:……オマエに関係ナイダロ! オレは、アイツとショーがデキナクタッテ……
いぬのぬいぐるみ:…………
KAITO:(……俺みたいな、赤の他人から色々言われても 受け入れられないよね……)
KAITO:(でも……なんとなくこの子、強がってるように見える)
KAITO:(……力になりたいけど……どう言えばいいんだろう)
KAITO:——難しい問題だね。 強がっちゃって、気持ちを言えないなんて
KAITO:でも——
KAITO:きっと、力になれるよ
KAITO:だって“僕”は—— 人の心を動かすような、演奏ができるからね
KAITO:(……俺は司くん達みたいに、 ショーで喧嘩を止めることはできない)
KAITO:(けど——)
KAITO:(この気持ちを…… 彼に寄り添う気持ちを音で伝えることは——できる)
いぬのぬいぐるみ:ア…………
いぬのぬいぐるみ:スゴク、優シイ音…………
いぬのぬいぐるみ:……ドウシテダロ。 アイツと遊ンデル時のコトを思イ出スナ
いぬのぬいぐるみ:…………コノママダト、モウアイツと ショー出来ナクナルノカナ
いぬのぬいぐるみ:……マタ、遊ビタイシ…… 仲直リ、シヨウカナ
いぬのぬいぐるみ:オレ、アイツのトコロ行ッテクル!
KAITO:あ……
KAITO:……よかった
???:——やるではないか、カイト!
KAITO:え……
KAITO:みんな……え、見てたの?
類:すまないね。悪いとは思ったんだけど カイトさんの演奏がとても綺麗で、聴き入ってしまったんだ
ミク:カイト、ギター上手だね~!
KAITO:うん、優しい音色だったよ
司:ああ。なんというか…… 音で想いを伝えている、という感じだったな!
KAITO:……ありがとう
司:しかし、本当に良い音色だったな。 言葉にせずとも、カイトの寄り添う気持ちが 伝わってきたというか……
司:そうだ。次のショーは、先ほどカイトがしたように 音楽とダンスだけで魅せるショーをやるのはどうだ?
司:そういう形のショーでこそ、できることもあるかもしれんしな!
ミク:わあ~! ミクもやりたーい☆
類:面白そうだね。 さっそく考えてみようか
KAITO:(……やっぱり、“僕”なら心配いらなかったね)
KAITO:(ぬいぐるみの子だけじゃなくて、 司くん達にも影響を与えてくれたみたいだ)
KAITO:(きっと、あの僕の自信にも繋がったんじゃないかな)
KAITO:……よかったね
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第 12 话:楽しいがたくさん!
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リン:むにゃむにゃ……ほなっちのアップルパイ……おいしい~
ひよこのぬいぐるみ:リンチャン何か言ッテルヨ!
くまのぬいぐるみ:アップルパイ? 食べ物カナ?
リン:んん、もう食べられないよぉ……
リン:あはは……。 なんだか変な状況だなあ
リン:ようやくこっちのわたしを見つけたけど、どうしよう。 一緒に消えたカイトは、このセカイに 飛ばされてきてないのかな……?
リン:(ぬいぐるみさんはいるけど…… さすがにこのわたしでも、不安になっちゃうんじゃ——)
リン:んー……
リン:あ、起きたみたい! よかった~!
リン:でも……
リン:ん……? ん、あ、あれ!?
リン:なになにっ!? えっ!? あたし、木の世話してて……えっ!?
リン:どーゆうこと!? なになにここどこ~!?
リン:そうだよね……。 やっぱり、目が覚めていきなり 知らない場所にいたら、すっごくびっくりしちゃうよね
リン:っていうか——
リン:す、すっごい大きいステージ……!
ひよこのぬいぐるみ:アー! 起キタンダネ!
くまのぬいぐるみ:オハヨウ、リンチャン!
リン:ぬ、ぬいぐるみが喋ってる……!?
リン:これって……
リン:やばーーーーいっ! めちゃ面白いじゃんここ!
リン:えっ!?
リン:ねえねえ、キミたちってどうやって喋ってるの!? 教えて教えて~!
リン:も、もっとびっくりしたり、 不安になっちゃうかなあって思ったけど……
リン:あのわたしは、全然大丈夫そうだね
くまのぬいぐるみ:ア、ソウダ! リンチャンが起キタカラ、座長に伝エナキャ!
リン:え、座長?
ひよこのぬいぐるみ:ウン、僕達のリーダーナンダ! ショーをヤルカラ、団員がイッパイイテ——
???:あれっ? そこ、誰かいるの~?
リン・リン:『わ、わ~~~~~!?』
リン:リンが、もうひとりいる~!
リン:な、なんであたしが!? これって、もしかして夢!?
ひよこのぬいぐるみ:夢ジャナイヨ〜!
リン:え?
ひよこのぬいぐるみ:アノネ、カイト達が言ッテタンダ! コッチのリンチャンは、違ウセカイから来タノカモッテ
リン:ええ〜〜! じゃあここって、別のセカイってこと!?
リン:わあっ! 違うセカイのリンってこんな感じなんだ~! えっと、こんにちは☆
リン:えへへ、こんにちは~! なんだか不思議な感じかも……
リン:ね! ちょっと面白いな♪
リン:でもでも、どうやってこのセカイに来たの?
リン:えっとねー。セカイにある木のとこにいたら なんかピカーってなって、気づいたらここにいたってわけ!
リン:わあ、そうなんだ……!
リン:あ……じゃあ、メイコもそうなのかなあ?
リン:めーこ姉がどうかしたの?
リン:うん……。 セカイにある木のお世話をするって言ってから いなくなっちゃったの
リン:だから、もしかしたら……
リン:……あたしみたいに、 違うセカイに行っちゃってるかも……?
リン:うん……
リン:う~~~~~~! いいなあいいなあ。リンも行きたかった~~~!
リン:あたしも、こっちのめーこ姉に会ってみたかったよ~!
リン:んーでも、こうやって来れたんだし、 いつかきっと会えるよね♪
リン:あっ、そっか☆ リンも、きっといつか違うセカイに行けるよね!
???:おーい、リン~!
リン:あっ、レンの声だ! リンのこと紹介するね☆
リン:あ、ありがと~! こっちのレンって、どんな感じなんだろ
レン:あ、あれ……。 リンがふたり……!?
リン:やっほー☆ あのね、あたし違うセカイから来ちゃったみたいなんだ!
リン:よくわかんないんだけどー…… ふたりとも、仲良くしてねっ♪
レン:違うセカイの、リン……?
ルカ:ん~……めーちゃんもいないし、 まだ夢を見ているのかしら……
レン:夢じゃないよ、ルカ〜! ほら、ほっぺたつねったら痛いでしょ?
ルカ:あら、本当だわ~……
リン:もうルカってば、相変わらずだなあ
リン:あ、それでね! メイコもリンみたいに、 違うセカイに行ってるんじゃないかって話してたの
ルカ:そうなの……?
ルカ:じゃあ、しばらく膝枕はお預けね……
リン:膝枕?
リン:うん! ルカはお昼寝するとき、 よくメイコに膝枕してもらってるんだよ♪
リン:えっ! そうなの!?
リン:ルカ姉が、めーこ姉に……
ルカ:ふう……。 練習したら、ちょっと疲れちゃったわね
ルカ:ねえ、メイコ。少し休憩しない?
MEIKO:いいよ。いつものアレ、やってあげようか
ルカ:ええ、ぜひお願いしたいわ
ルカ:すう……すう……
MEIKO:ふふ、まったく。ルカってば甘えん坊なんだから
リン:あ、あたしが知らないとこでそんなことしてたの~!?
リン:あははっ! あっちのルカがそんなことしてたら笑っちゃうなあ
リン:でも、こっちのルカのことを知らないと びっくりしちゃうよね
リン:あっ! そういえば、ミクぴょんとかカイト兄は?
レン:ボク達と一緒で、メイコを探しに行ってるはずなんだけど……
リン:そうなんだ! じゃあ、どこかで会えるかもかな~?
リン:絶対会えるよ☆
リン:あ、そうだ! こっちのリンに、セカイを案内してあげようよ♪
レン:そうだね! そのうち、ミク達にも会えるかもしれないし!
リン:ホント!? いいの!?
ルカ:もちろんよ。 それじゃあ、みんなで……すう……
リン:あ、ちょ、ルカ姉!? 大丈夫!? 立ったまま寝ちゃってるけど……
リン:えへへ♪ ルカはいつもこうだからだいじょーぶ!
リン:そうなの!? じゃあいっか!
レン:しょうがないから、寝たまま引っ張っていこ!
リン:うん! それじゃあ、改めて☆ みんなでしゅっぱーつ!
リン:いえーい!
リン:わあ、遊園地だ~!!
リン:いいな、いいな~! こんなセカイがあるんだ~! 毎日遊び放題じゃーん
リン:そういえば、あのわたしは 遊園地とかに行く機会ってないもんね
リン:面白いことが大好きだし…… きっと、すっごく楽しめるんじゃないかな!
リン:え、観覧車めちゃおっきい! 乗ってみたーい!
レン:あ、じゃあ観覧車からミク達を探そうよ!
ルカ:いいわねえ。 のんびりお昼寝できそう……♪
リン:もう、お昼寝しちゃだめだよ~!
歌う花:——♪ ——♪
リン:あ、花が歌ってる! このセカイってぬいぐるみも話すし、花も歌うし…… ホント不思議だよねえ……
リン:そうなの? お花が歌わないセカイもあるんだ~
レン:でも、司くん達の世界のお花も歌わないもんね
リン:あ、そっか! じゃあ、そっちのリンのセカイは、 司くん達の世界に似てるのかも!
リン:えへへ♪ なんだか楽しくていいね!
リン・歌う花:『——♪ ——♪』
リン:ジェットコースターってあんなに速いんだ……! 心臓がキュッてなっちゃったあ
リン:でもでも、ビューン!ってなるの楽しいよね☆ メイコのマジ高い高いみたいで!
リン:マジ高い高いってなに?
リン:えっとね、お空までぴゅーんって飛ばしてもらうの☆ もしメイコに会えたら一緒にやってもらお♪
リン:う、うん……!?
リン:(お空まで飛ばせるって…… こっちのめーこ姉、すごすぎ……!?)
リン:ねえねえ、次は何に乗るっ?
リン:うーん、どうしよっかな~。 気になるとこはいっぱいあるけど……
リン:ふふっ、どっちのわたしも楽しそう♪
リン:……でも、遊園地かあ……
リン:そういえばわたしも、このセカイの遊園地で遊んだことって あんまりなかったかも
リン:……あ、そうだ!
リン:いえーい!
リン:空の上のメリーゴーランドに乗れるなんて、最高~!
リン:えへへ。せっかくだし、ちょっとくらい良いよね♪
リン:でも、遊園地を見下ろして乗ってるの、ちょっと不思議だなあ
リン:……なんだか、空の上を散歩してるみたいで すっごく気持ちいいな!
リン:あ~楽しかった!
リン:みんな、案内してくれてありがと~! このセカイのこと、大大大好きになっちゃった☆
リン:えへへ♪ リンも、リンのニコニコ笑顔が見られて ハッピーになっちゃった☆
ルカ:ふふ、よかったわねえ
リン:うん!
???:……あ! みんな~!
レン:あっ、この声……!
リン:えむちゃんだ! 司くんのお友達だよ☆
リン:司くん……?
リン:うんっ! このセカイの想いの持ち主の子なんだ♪
リン:ね、一緒に行こ! リンのこと紹介してあげる☆
リン:うん!
リン:(えへへ、どんな子なんだろ……!)
第 13 话:みんながひとつに
リン:——ってわけで、よろしくねっ! えむえむ、ねねっち!
えむ:わあ、えむえむだって~! 可愛いあだ名だね☆
寧々:ねねっち……
えむ:えへへ♪ 違うセカイのリンちゃんとも、お友達になれて嬉しいなあ! よろしくわんだほーい☆
リン:えっ、なにそれめちゃ可愛い~! あたしもやる!
リン:よろしくわんだほーいっ☆ こんな感じ!?
寧々:も、もう馴染んでる……
寧々:ていうか大丈夫? 帰り方とか、わかるの?
リン:た、たしかにわかんないかも! どうしよ~!
寧々:あ、な、なんかごめん……
ルカ:でもそれなら、帰り方が見つかるまで 一緒に遊べるってことよね~?
レン:そうだよ! まだまだ紹介したい場所、いっぱいあるし!
えむ:じゃあ帰るまで、い~っぱい遊ぼ☆
寧々:え……。 今の話から、そういう流れになる?
寧々:帰る方法見つけるの、手伝ってあげた方が……
リン:ルカ姉の言う通りかも……!
寧々:えっ
リン:まだまだこのセカイのこと知りたいし、 こっちのみんなにも会いたいし!
リン:どーしたら帰れるかは、まだわかんないけど…… やりたいこと全部やってから考えればいいよね☆
リン:うんうん! そーしよ~♪
寧々:そ、それでいいの……?
寧々:(なんかこのリン、 わたしよりこのセカイに馴染んでるような……)
リン:あははっ。 こっちのわたし、すっかりみんなと仲良くなっちゃった!
リン:いっぱい楽しんでるみたいだし…… わたしも嬉しいな♪
えむ:あ……そうだ! ねえねえ、せっかくだし一緒にショーやらないっ!?
リン:ショー?
えむ:うん! あたし達、みんなでショーやってるんだ!
えむ:それでね、世界中のみんなを笑顔でいっぱいに したいなあって思ってるの!
リン:へえ、そうなんだ! でもあたし、ショーってやったことないんだけど…… できるかなあ?
寧々:たしかに、初めてだと難しいかもしれないけど……
寧々:それなら、わたし達が合わせるよ
リン:えっ?
寧々:最初に簡単な設定と流れだけ作って、 リンには好きに演じてもらうの
寧々:それで、わたし達はリンに合わせる形で 即興でやる……みたいな
リン:え~すごい! そんなことできるの!?
寧々:普段はあんまりやらないけど……多分できると思うよ。 エチュードは練習の時、よくやってるしね
リン:そうなんだ……。 それならあたし、やってみたい!
レン:やった! じゃあ、どんなショーにする!?
えむ:えっとね—— あ、こういうお話はどうかなっ?
女の子:『わ~! ここが魔法の遊園地!? すっごく面白そう~!』
女の子:『観覧車もジェットコースターも乗りたいし…… う~ん、でもやっぱりメリーゴーランドにしよっと!』
???:『え~、やだやだ~!』
女の子:『へっ?』
女の子:『えっ!? あ、あなたは……あたしの影?』
女の子の影:『わたしは観覧車に乗りたいの! だから……』
女の子の影:『わたし、もう影をやるのや~めた! 好きなだけひとりで遊んじゃうもんね~♪』
女の子:『ええ~~~~!?』
女の子:『ちょ、ちょっと待ってよ~!』
魔法使い:『あらあら、あなた……影を無くしちゃったのね』
魔法使い:『大変だわ……。 影が戻らないまま日が暮れるまで放っておくと……』
女の子:『ほ、放っておくと……?』
魔法使い:『——もう、家には帰れなくなっちゃうわ』
女の子:『えっ……うそ~~~!?』
女の子:『待って~! あなたがいないと困るんだってば~!』
女の子の影:『やーだよっ☆ い~っぱい楽しいことするんだもーん』
女の子:『も~! 全然捕まんないじゃん! どうしよー……』
キャストのお姉さん:『もしかして、さっきの影を追いかけてるの?』
女の子:『えっ、そうだけど……あなたは?』
キャストのお姉さん:『この遊園地のキャストをしているの』
キャストの女の子:『困ってるお客さんを助けてるんだ☆』
女の子:『そうなのっ!? じゃあお願い! 影を捕まえたいんだけど、すっごくすばしっこくて……』
キャストの女の子:『それなら、あたし達がお手伝いするよ! みんなもいいよねっ?』
キャストの男の子:『うん! みんなで捕まえよう!』
女の子:『ありがと~! でも、どうやったらいいのかな?』
キャストのお姉さん:『ふふ、それなら簡単よ。 影は楽しいことをしたがっているんでしょう?』
キャストのお姉さん:『それなら、楽しいことで おびきよせちゃえばいいのよ』
女の子:『あ、そっか~!』
女の子:『影のあたしが寄ってきちゃうくらい楽しいこと…… うーん、なんだろ?』
リン:(——あたし、結構いい感じじゃない!? これなら俳優になれるかも!?)
リン:(なーんて、みんなが合わせてくれてるからなんだけど! ふふっ、楽しいなあ)
リン:(えっと、でもこの次の展開はアドリブで考えなきゃだよね。 影のあたしが『楽しい』って思えることは——)
リン:……あ! そうだ!
女の子の影:『ふんふふ~ん♪ 次は何をしよっかなあ』
女の子の影:『せっかくだから、影のままじゃできないこと い~っぱいしたいよね☆』
女の子の影:『観覧車に乗ったし、みんなでかけっこしたし…… うーん、あとは……』
???:『——待って!』
女の子の影:『あ……! もしかして、わたしのこと捕まえにきたの!?』
女の子の影:『でも……わたしは戻らないよ。 楽しいことをやって、自由にしてたいんだもん!』
女の子:『ふっふっふ……。 それなら、もうす~っごく楽しいことがあるよ!』
女の子の影:『え? それって……』
女の子:『——ライブだよ!』
女の子の影:『ライブ?』
女の子:『うん! ライブって、世界一楽しいんだよ♪ あたしが演奏するから歌ってみて!』
女の子の影:『すごーい! 楽しそう!』
女の子の影:『————♪ ————♪』
キャストの女の子:『なんだかウキウキになっちゃうメロディーだね! ねえ魔法使いさん、あたし達も歌おうよ♪』
魔法使い:『ふふ、そうね。じゃあ一緒に——』
みんな:『————♪ ————♪』
リン:(やっぱ、ライブって最高~!)
リン:(しかも今日は——なんかひと味違う感じ!)
リン:(あたしの演奏がショーになって、 みんなのショーがライブになって——)
リン:(なんだか、みんながひとつになってるって感じがする!)
キャストの男の子:『よーし、僕達は歌に合わせて踊っちゃおう!』
キャストのお姉さん:『ふふ、なんだか楽しいわね~』
女の子の影:『ふう……。たくさん歌って、踊って…… とっても楽しかったよ』
女の子:『えへへ。満足した?』
女の子の影:『うん! ……わたし、思いっきり楽しいことがしたかったんだ。 いつも、あなたにくっついていくだけだったから……』
女の子の影:『でもね、わかったの。 わたし、あなたと一緒に遊ぶのが一番楽しいんだって!』
女の子の影:『歌もダンスも……すっごく楽しかったよ♪』
女の子:『……あたしも! あなたと遊べてめちゃ楽しかった!』
女の子の影:『じゃあ、仲直りだね☆』
女の子:『うん。……またあそぼーね!』
リン:はあ~! ショーって、めちゃ楽しいね!
リン:でしょでしょ♪ リンの演奏も、すっごくかっこよかったよ!
寧々:うん。歌ってて気持ちよかった
リン:ホント!? 嬉しいな~♪
???:——皆、見事なショーだったぞ!
リン:えっ?
リン:あっ……あ~~~~!
リン:カイト兄! こっち来てたんだ!
リン:ていうか、一緒にいるのって こっちのセカイのミクぴょんとカイト兄!? すごーい!
ミク:ミクぴょんって、ミクのこと? えへへ♪ ウサギさんみたいで可愛いね~☆
KAITO:ふふ、そっちのリンも元気で明るい子みたいだね。 やっぱりよく似ているよ
KAITO:そうだね……。 ふたりとも、いい子だと思う
司:それはそうと……コホン! 大事な誰かの紹介を忘れてないか?
寧々:はいはい。……リン、こっちにいるうるさいのが司、 隣にいるのが類。うちの演出家
類:どうも。よろしくね、リンくん
司:おい! もっと気の利いた紹介の仕方はないのか!
寧々:十分でしょ
リン:あははっ! なんか楽しい子ばっかりだね~!
リン:でも……あの司くんって子、どこかで見たことあるよーな?
KAITO:リン、どうしたの?
リン:ううん、なんでもない! ——それより聞いてよ、カイト兄!
リン:あたし、さっきみんなとショーをしたんだ!
リン:ショーやるの初めてだし、ちゃんとできるかな?って 思ってたんだけど……なんか、めちゃ楽しくて!
リン:あたしの演奏と、ショーの演技がひとつになって…… 全然違う世界が繋がった感じがしたんだ!
KAITO:違う世界が……
リン:うん! こっちのあたしとも、めちゃ意気投合しちゃったし——
リン:なんか、違うセカイでも 分かり合えることって、いっぱいあるのかもな〜って!
司:そうだな……。 リンの気持ちは、よくわかるぞ
司:オレ達も、身に染みて感じているところだからな。 違う世界に飛び込んだ先に、新たな発見があるというのは
寧々:いろんな場所に行くたびに、 知らない自分に出会える気がするもんね
寧々:でも、それが自分を成長させてくれてるっていうか……
類:ああ。これからも色々な世界に飛び込んでいって、 自分を磨いていきたいところだね
えむ:うん! みんなでがんばろわんだほーい!
リン:わんだほーい!
リン:えへへ♪ 違うセカイで違うわたしに会って、 すっごく楽しそうだったなー!
リン:それに——
リン:わたしもなんだか、セカイが繋がったって感じがして…… ドキドキしちゃった!
リン:不思議な感じだけど…… とっても嬉しいな!
リン:さすがだね、“わたし”!
视频:播放视频
第 14 话:出会えた奇跡を胸に
リン:ねえねえ、みんな合流したんだし もう1回ショーやらない!?
リン:ほら、カイト兄も一緒に!
KAITO:え、俺はちょっと……
司:いいではないか、カイト! 音で魅せるショー、えむ達にも見せてやれ!
寧々:なんだか面白そう……。 わたしも一緒にやりたいな
KAITO:え、えっと……
KAITO:っ!
リン:あれ!? カイト兄なんか光ってない!?
KAITO:リ、リンもだよ……!
リン:えっ? わ、ホントだ~!
えむ:カイトお兄さんとリンちゃんの体がほわわ~ってなってる!
ミク:ねえ、カイト! これって……!
KAITO:うん、きっと——
類:……タイムリミットが近付いているのかもしれないね
リン:え……!?
杏:タイムリミットって……!?
こはね:えっと、はっきりとはわからないんだけど…… 想いの欠片のセカイに行った時は、 時間が経ったら戻れたと思うんだ
こはね:だから、今回もそうなのかもって……
冬弥:……たしかに、その可能性は高いな
杏:そんな……! せっかく会えたのに!
MEIKO:……残念ね
MEIKO:私も、もっとみんなと一緒に歌ったり、 こっちの私ともごはんを食べたり—— やっぱり、ショーもしたかったわ!
彰人:ショーは、ちょっと遠慮しますけど
彰人:でも……それ以外は、次に会った時にできますよ
MEIKO:ふふ、そうよね! みんなの夢、応援してるわ!
冬弥:はい。壁の上からの——新しい景色を見せてくれて、 ありがとうございました
MEIKO:どういたしまして♪ ……きっと、必ず会えるわ
MEIKO:だから、その時は——
ルカ:——また、一緒に歌おうよ。 世界中に希望を届ける歌をさ!
雫:ルカちゃん……
みのり:うう……絶対絶対絶対! 約束だよ!
ルカ:うん! その時は、アイドルの曲もマスターして、 思いっきり可愛い私を見せちゃおっかな~?
ルカ:なんてね♪
愛莉:言うじゃない! でも、アイドルとしてなら負けないわよ!
遥:うん。その時には、きっとここの花を たくさん咲かせてみせるよ
ルカ:ふふっ! 期待してるよ!
穂波:次は、レンくんのセカイの子達にも会ってみたいな
志歩:レンが歌った曲、すごくよかったしね
咲希:その時は、その子達の曲を アタシ達で演奏してみるのも面白いかも!
一歌:そうだね。 ……楽しみだな
レン:う、うん……。 ぼくも、会ってほしいな
レン:それから、えっと……みんな、ありがとう
レン:そっちのぼくも、ミク達も—— すごく優しくて……うれしかった
レン:別に、当たり前のことをしただけだからな
レン:けど——オレも、会えてよかったよ
まふゆ:ミク……
ミク:みんな……
ミク:——そんな顔しないで!
ミク:わたしは、アイドルだから! みんなが会いたいって思ってくれるなら……
ミク:きっとまた、みんなの心に会いに行くよ♪
奏:心に、か……
瑞希:えへへ。さすがアイドルって感じだなあ。 すっごくキラキラしてるよ!
絵名:元気をもらえちゃう感じがするよね。 私も頑張ろうって思えるっていうか……
絵名:ほんと、アイドルってすごいな
まふゆ:…………
ミク:(みんなのこと……心から笑顔にはできなかったけど)
ミク:(でも、ほんの一瞬でも—— みんなの気持ちに寄り添えてたら…… 苦しい気持ちが、なくなってたらいいな)
ミク:(——もっと頑張ろう)
ミク:(アイドルとして、もっと成長して——)
ミク:(どんな人にでも、希望を届けられるように!)
ミク:……やっぱり、アイドルのわたしは いつでも前向きで、とっても可愛いね
ミク:きっと、“わたし”の想いはみんなに届いてるよ
まふゆ:……ミク
ミク:え?
まふゆ:今日は、ありがとう
ミク:……! どういたしまして!
ミク:——みんな、またね!
ミク:いつかまた……きっと、会えるから!
ミク:その時は、また——ライブを見てくれると嬉しいな
奏:うん……!
瑞希:また、絶対会おうね!
ミク:ん……
みのり:あ……ミクちゃん!
愛莉:ミク、戻ってきたのね!
雫:よかった……!
ミク:戻って、きた……?
遥:うん、リン達が探してたよ。 その……もしかしたら、別のセカイに行ってるんじゃないかって
ミク:え……
みのり:実は、さっきまで違うセカイのルカちゃんが来てたんだ。 それで、ミクちゃんもそうなのかもって思って
ミク:そうだったんだ……!
ミク:……うん、わたしも違うセカイに行ってたんだ
愛莉:やっぱりそうだったのね! 大丈夫だった?
ミク:うん。もうひとりのわたしも、めーちゃん達も、 みんなすごく優しかったから
遥:そうなんだ……。 ちなみに、どんなセカイだったの?
ミク:えっとね、どこまで行っても灰色で—— 何もないセカイだったんだ
みのり:そ、そんなセカイあるんだ……!
雫:なんだか、少し寂しそうね……
ミク:そうだね。このセカイとは全然違ったけど…… でも、優しい感じがするところだったな
ミク:それでね、わたし、想いの持ち主の子達の前でライブをしたんだ
愛莉:ライブ?
ミク:うん。その子達は、簡単に解決できないような 悩みがあるみたいだから…… 少しでも、元気になってもらいたいなって
ミク:……わたしね。その時に思ったんだ
ミク:もっと——アイドルとして成長したいなって!
遥:ミク……
遥:それなら、一緒に成長していこう
みのり:うん! 明日をがんばる希望を、一緒に たくさんの人に届けられるように!
ミク:——ありがとう、みんな!
愛莉:とりあえずわたし達は、グランプリの予選を勝ち抜かなきゃね
雫:ええ、またあのルカちゃんに会った時に いい報告ができるように——気合いを入れて頑張りましょう!
ミク:(わたしも……また、あの子達に会えた時に もっとみんなを笑顔にできるように)
ミク:もっともっと、頑張りたいな
第 15 话:これからもずっと
セカイの狭間
ミク:——ふう
ミク:(アイドルのわたし、無事に元のセカイへ戻れてよかったな)
ミク:(それに——)
???:ミクー!
ミク:あ……
ミク:みんな……!
ミク:みんなが探していたわたし達も、違うセカイに行っていたの?
KAITO:うん。でも、さっき無事に戻れたみたいなんだ
MEIKO:ふふ、なかなか見守りがいがあったわ♪
ルカ:そうね。最初は戸惑っていたみたいだけれど……
ルカ:違うセカイの子達ともすぐ馴染んじゃうし 周りを巻き込んでライブをしていて、 見ていた私も、とっても楽しかったわ
レン:オレも、他のセカイのオレ達が話してるの、 ちょっと不思議な感じだったけど…… 仲良くしてて、なんだか嬉しかったな
リン:ふふ、そうだね!
MEIKO:だけど……まさか、別のセカイに行っちゃうとは 思わなかったわね
レン:だよね! それも、こんな同時に!
ルカ:本来なら、他のセカイの私達は 違うセカイには行けないはずだけれど——
ルカ:これも、セカイにある木が影響しているのかしら
KAITO:そうかもしれないね……
KAITO:セカイのみんなは、あの木の世話をしている時に 別のセカイへ行ってしまったみたいだし
ミク:うん……
ミク:今までセカイでは、いろんなことが起きてる
ミク:想いの欠片の中で、セカイのわたし達に出会えたこともあるし みんなの想いから生まれた、あの木もそう——
ミク:最初は小さな芽だったのに、 みんなの想いを受けて成長して—— 不思議な夢を見せたり、今回みたいなこともあった
ミク:きっとこれから、何が起こっても不思議じゃないと思う
リン:……もしかしたら、また変なことが起こっちゃうのかな?
ミク:わからない、けど——
ミク:なんでだろう。 そんなに悪いことは起きない気がするの
MEIKO:ふふっ。今日も、ちょっと不思議なことが起きたけど みんな楽しそうだったものね
ルカ:ええ。きっと何があっても、 みんなで力を合わせて乗り越えてくれるはずよ
KAITO:うん、僕もそう思うな
ミク:これから、あの子達のセカイがどうなっていくのか わからないけれど——
ミク:みんなで一緒に、見守っていこう