活动剧情
Our Golden Days
活动ID:181
第 1 话:フェスへの誘い
昼休み
神山高校
杏:んん〜、やっと午前の授業終わった……!
杏:(アメリカ行ってた間に授業も進んじゃってたから、 頑張らないとね)
杏:(帰ってきたら勉強もちゃんとやる、って約束だったし……)
杏:まあでも、補習の課題はこの前——
???:おーい、杏~!
瑞希:もしかして購買? ボクも一緒に行っていい?
杏:全然いいよ! っていうか瑞希、今日は学校来てたんだ
瑞希:冬弥くんが、受けといたほうがいいテストがある って教えてくれてさ
瑞希:持つべきものは、優しい友達だよね~♪
杏:あはは、なるほどね
瑞希:そういえばさっき、弟くんともすれ違ったよ
瑞希:図書室で補習の課題やるって言ってたけど、 杏は大丈夫なの?
杏:ふっふっふ……ちょうどこの前、全部終わらせたからね!
瑞希:おおー! すごいじゃん!
瑞希:それなら今日の帰り、なんか甘いものでも食べに行く? 補習お疲れさま記念ってことで!
杏:行く行く! そういえば友達が、 おすすめのカフェ教えてくれたんだよね
杏:えっと、なんて名前の店だったっけ——あれ?
瑞希:どうしたの?
杏:うん……。 チームの連絡先に、知らないアドレスからメールが来ててさ
杏:なんだろ、これ。 『ドリームチューン・フェスタ出演のご相談』?
瑞希:え、杏達にも来たんだ! 実はボク達のとこも来てたんだよね
杏:えっ、そうなの?
瑞希:うん。音楽フェスに参加してくれないかってやつでしょ?
瑞希:場所がシブヤからも日帰りで行けるくらいの 小さい島らしいんだけど——
瑞希:高校生ミュージシャンとかパフォーマーを集めて、 若い人のパワーで島を盛り上げよう!って企画みたいなんだ
杏:へえ……! なんか面白そう! 彰人達にも相談してみようかな
杏:……あれ? でも瑞希達のサークルって、 歳とか顔は出してないんじゃなかったっけ? なんでフェスの連絡が来たの?
瑞希:ボク達はスペシャルゲスト枠、ってことだったみたいだよ。 なんか同世代の子達からのリクエストが多かったんだって
瑞希:まあ、出演は断っちゃったんだけど…… せっかく声かけてもらったし、 MVとか曲を会場で流してもらうことにしたんだ!
杏:そっか~……残念! もし瑞希も一緒に行けたら、すごい楽しそうって思ったんだけどな
瑞希:うんうん。ボクも杏と一緒に行きたかったな~。 ……ってわけで——
瑞希:暁山瑞希、参加しようと思いまーす!
杏:えっ? でも、今……
瑞希:ニーゴでは参加しないけど、ボク個人で行こうかと思ってるんだ! ちょうどイベント運営のバイトも募集してたしね♪
杏:ほんとに!? やった!
杏:けど、よくひとりでも行こうって決めたね
瑞希:いやー。実はフェスをやる島って、 ボクが大好きなアニメの聖地でさ~
杏:アニメ……。 えっと、たしかミラマジ……だったっけ?
瑞希:そう! 『ミラクルマジックガール☆ララ』、略してミラマジ! 1期でララ達がバカンスに行く島がそこなんだよね
瑞希:だから、聖地巡礼も兼ねて行ってみようかなーって。 あ、もちろんフェスのバイトも全力でやるから安心してよ!
杏:あはは、瑞希らしいなあ
杏:じゃあ、私達が出ることになったら一緒に楽しめそうだね!
瑞希:だね! えへへ、なんかワクワクしてきちゃったな~
ストリートのセカイ
crase cafe
こはね:島でやるフェスかあ……。 なんだか楽しそうだね
彰人:高校生のアーティスト限定っつーのも面白そうだ。 同年代のすげえヤツらが出るってことだしな
ミク:そんなフェスに呼ばれるなんて、すごいじゃん
MEIKO:本当ね。さっきの説明を聞いた感じだと、 出演者にはプロの子達もいるみたいだし
冬弥:すごいかどうかはわからないですが…… 選んでくれた人がいるというのは、純粋に嬉しいですね
杏:だよねだよね! せっかくだし出たいなーって思ってるんだけど、みんなはどう?
彰人:いいんじゃねえか。 他の出演者がどんなパフォーマンスすんのかも気になるしな
冬弥:俺も賛成だ。ストリート音楽中心のイベントではない分、 俺達を知らない観客を惹きつける練習にもなる
こはね:うん! 私も出てみたいな
杏:オッケー! じゃあ、さっそく返信しとくね!
ミク:みんなの歌、私も楽しみにしてるよ
MEIKO:ええ。それにせっかく島に行くなら 合間に少し羽を伸ばせるといいわね
MEIKO:最近はアメリカ旅行だったり、補習があったりして みんな忙しそうだったし
ミク:たしかにね。 でも、島に行ってからは ステージの準備なんかで忙しいんじゃない?
杏:あ! でも、自由時間も結構あるみたいなんだよね
冬弥:そうなのか?
杏:うん! 参加者はリハもあるから、 前入りして2泊3日するんだけど…… 初日のリハと、2日目の本番以外はフリーみたい
こはね:そうなんだ。 じゃあ、島の観光とかもできそうだね
杏:そうそう! 海で遊んだりもできちゃうかも!?
彰人:つっても、メインはフェスのステージだってこと忘れんなよ
杏:もー、わかってるって! じゃあさっそく練習しよっか
杏:補習も全部終わったし、思いっきり 歌って歌って、歌いまくるぞ~!
ミク:……気合いは十分みたいだね
MEIKO:ええ。この調子なら歌も遊びも両方、 思いっきり楽しめそうでよかったわ
第 2 话:リハーサルの後は
数日後
島の港
杏:とうちゃーく!
杏:わあ、砂真っ白! 海もめっちゃキラキラしてる~!
こはね:うん……! 船から見てたときも思ったけど、 近くで見るともっと綺麗だね
冬弥:ああ。それに小さな島と聞いていたが、 港もかなり賑わっているようだ
彰人:この感じだと、フェスの会場もかなり期待できそうだな。 ……にしても——
司:おお……! 光り輝く大海原に、広大な森! 未来のスターたるオレにふさわしい舞台ではないか!
えむ:こんなところでショーができるなんて、 ワクワクわんだほいパラダイスだね~!
彰人:出演するグループは知ってたが…… こうやって見ると、めちゃくちゃ知った顔が多いな
杏:ほんとだよね! おかげで話しやすくって助かるかも
???:みんな~!
こはね:あ、みのりちゃん達だ!
みのり:島に着いたので、出演者としてご挨拶に来ました! ……なんちゃって!
みのり:えへへ、これからよろしくね!
志歩:私はみのりに引っ張られて挨拶にきただけだけど…… まあ、よろしく
遥:みんなで一緒に盛り上げて、いいステージにしようね
杏:こっちこそよろしく!
杏:みんなとまた一緒にやれるなんて嬉しいよ! ……って、あれ?
瑞希:——みんな、お疲れ様~!
杏:瑞希!
瑞希:いらっしゃーい! 船の旅はどうだった?
冬弥:船内が綺麗で快適だったが…… 暁山は同じ船で来たわけじゃないのか? そういえば、一度も姿を見かけなかった気がする
瑞希:ボクみたいなバイト組は、 ちょっと早い便で来てる人もいるんだよね。 会場設営とかリハの準備とか、いろいろやることあったんだ
杏:さっそくマジメに働いてるんだ。 えらいじゃん、瑞希
瑞希:えっへん! あ、そういえばバイトで思い出したけど——
瑞希:実はえむちゃんも、運営のバイトとして参加してるんだよね。 説明会の会場でバッタリ会って、びっくりしちゃったよ!
遥:そうだったんだ。 あれ? でも鳳さんには ショーのパフォーマンスもあるんじゃ……?
瑞希:うん。だからステージの時間は、そっちを優先するみたい
志歩:イベントの運営とかに興味あるって言ってたけど…… ステージと両方やるなんてタフだな
こはね:ふふ。でも、えむちゃんらしいね
みのり:すごいなあ……! わたしも見習って、お仕事がんばらなくちゃ!
杏:そういえば……MORE MORE JUMP!って今、 ずーっと配信してる番組に出てないっけ?
遥:『LUMINAグランプリ』だね。 出演期間中も、学校とか他の仕事で抜けるのは問題ないよ
遥:今回のフェスは企画自体も面白いし、 ステージと観客の距離がすごく近いみたいだから——
遥:配信とはまた違う形で、ファンのみんなに 楽しんでもらえるかもと思って参加したんだ
瑞希:おお~! さすがモモジャン! ファンのことめちゃくちゃ考えてくれてて神!
こはね:でも、志歩ちゃん達が出るって知った時は ちょっとびっくりしたな
こはね:今ちょうど、ワンマンの練習で忙しそうだったから
志歩:受けるかどうか迷ったけど、イベントに出て経験を積むのは ワンマンにもいい影響がありそうだし
志歩:あと、咲希が出たいってうるさかったんだよね。 島フェス、絶対面白そうとか言って
遥:ふふ。なんだか、目に浮かぶ気がするよ
杏:みんな理由はいろいろみたいだけど、共演できて嬉しいな
杏:全員で盛り上げて、最高に熱いイベントにしちゃおう!
みのり・瑞希・こはね:『おー!』
遥:そのためにも、この後のリハを頑張らないとね
瑞希:だね! ってわけで、宿泊所に荷物置いたら リハの会場までボクが案内するよ!
杏:はーい!
数時間後
ドリームチューン・フェスタ会場
スタッフ:——これにて、リハーサルを終了します! 皆さん、明日もよろしくお願いします!
彰人:思ったよりすんなり終わったな
冬弥:ああ。段取りや機材の確認がスムーズに進んだおかげだろう
杏:スタッフさん達がみんなやる気満々!って感じで テキパキしてたよね
冬弥:このフェスは、地域活性化のために 島の人達が中心になって企画したとサイトに書いてあったが——
冬弥:音楽を通じて島を盛り上げたいという気持ちが、 原動力になっているからかもしれないな
こはね:音楽を通じて、か……。 なんだか素敵だね
杏:うん! スタッフさん達のためにも、 この島のためにも、絶対成功させちゃおう!
スタッフ:——さて、皆さん! このあとは自由時間になります
スタッフ:今回のフェスは“島の魅力を知ってもらう” という目的もあるため、ぜひ皆さんも観光を楽しんでください!
スタッフ:また、運営側でアクティビティも用意しているので 興味のある方は参加してみてくださいね!
杏:あ! ついに観光タイムじゃない?
こはね:アクティビティって、どんなことをするのかな
スタッフ:暁山さん、鳳さん。 あとはお願いして大丈夫?
えむ:はーいっ! 任せてくださいっ☆
瑞希:じゃあ、これからアクティビティについて説明しまーす! 参加は自由なので、よければ聞いてってください!
瑞希:その名も、『島散歩スタンプラリー』! スタンプを集めながら、島の皆さんおすすめの 観光スポットを回れるようになってます!
彰人:スタンプラリーか……。 まあ、闇雲に観光するよりはよさそうだな
えむ:スタンプラリーのチームは、くじ引きで決めます!
えむ:このアクティビティは、出演者同士の交流も目的なので、 一緒に島をお散歩して仲良くなりましょうっ☆
杏:じゃあ、こはねと一緒に回れないかもしれないんだ
こはね:うん……。でも、最終日にも自由時間はあるし、 せっかくだからやってみたいな
杏:そうだね。じゃあ、参加してみよっか!
瑞希:——説明は以上です! 参加する人は、この箱からくじを引いてくださーい!
瑞希:くじには海の生き物が描いてあるから、 同じ絵の人とチームを組んでくださいね!
杏:(次は私の番か……誰と一緒になるかな?)
杏:——えい!
杏:えっと……このトゲトゲしたのは、ウニかな?
遥:へえ、杏もウニだったんだ
杏:『も』ってことは、遥もウニなの?
遥:うん。よろしく
咲希:はいはーい! アタシもウニでーす!
杏:あれ? たしか——
咲希:アタシ、天馬咲希です! いつもお兄ちゃんがお世話になってます♪
杏:あ! そっか、天馬先輩の妹さん……!
杏:私、白石杏! 冬弥とかこはねから、よく話は聞いてたんだ。 よろしくね!
咲希:よろしくね、あんちゃん! えへへ、ずっと話してみたかったから嬉しいな♪
杏:え、そうなの?
咲希:うん! こはねちゃんとかはるかちゃんが、 よくあんちゃんのこと話してたから。 今日は一緒に楽しもうね!
遥:ウニチームは、これで全員かな?
???:待って待って~!
えむ:あたし達もウニさんの仲間に入れてほしいな~!
杏:瑞希、鳳さん……! ふたりもスタンプラリー参加できるんだ!
瑞希:いや~、ほんとはバイトだし アクティビティは参加しない予定だったんだけど……
えむ:みんなが友達だって言ったら、 他のスタッフさんが『一緒に行ってきていいよ』って 言ってくれたの!
咲希:わあ、そうだったんだ!
瑞希:急遽だから、一番人数の少ないとこに 合流させてもらおうと思って。いいかな?
杏:当然! なんか珍しい組み合わせで新鮮だしね!
杏:じゃあさっそく、スタンプラリー行ってみよー!
えむ・瑞希・咲希:『おーっ!』
第 3 话:巡るスタンプラリー
瑞希:うわ~……! この景色、ミラマジでも見たやつだ……!
瑞希:まさか、ここが第1ポイントだなんて思わなかったな~!
杏:もう、瑞希ってば相変わらずだなー
杏:で、第1ポイントってことは どこかにスタンプ台があるんだよね
遥:あ、あれじゃない? 石段の横のところ
咲希:ほんとだ! さっそくスタンプ押しちゃおっと♪
咲希:よいしょ、っと……えへへ、できた!
えむ:あたしも押しちゃおうっと! ぺったーん!
杏:なんか懐かしくない? 小学生のとき、ノートとか手紙に スタンプ押すのが流行ったりしたよね
遥:あったね。 押し方にも性格が出たりして、面白かったな
杏:性格?
瑞希:あー、なんかわかるかも。 杏とか、すっごい豪快に押しそうだもん
遥:そうなんだよね。 たまに上下がひっくり返ってたりしてて…… その辺りは、今も変わらなそうだけど
杏:もー、小学生のときの話でしょ?
杏:今ならもっと綺麗にできちゃうって、ほら!
咲希:あっ! あんちゃん、そこ……!
えむ:次の場所のを押すところだよ~!
杏:えっ!? ……あー、ほんとだ!
えむ:この神社にはね、海の神様がまつられてるんだって!
瑞希:島の漁師さんは、漁のシーズンに入る前に お参りしに来たりするみたいだよ
咲希:わあ……! ふたりとも、すっごい詳しいね?
瑞希:運営のバイトするって決まってから、 いろいろ調べたんだよね~、えむちゃん!
えむ:うんっ! この島のいいところを みんなに知ってもらえるようにしたいなって!
遥:そっか。今回のフェスは、島の地域振興が目的だもんね
杏:じゃあ、せっかくだし海の神様にお参りしていこっか! 明日のフェスが上手くいきますように、って
遥:それって、海の神様にお願いすることなのかな……?
えむ:ここの動物園には、ふれあいコーナーがあるんだよ♪ いろんな動物さんと遊べちゃうんだ~!
遥:へえ、ミーアキャットにオニオオハシ、ナマケモノ…… あ、カピバラなんかもいるみたいだね
杏・咲希:『カピバラ!?』
瑞希:ふたりとも、食いつきよすぎじゃない!?
杏:最近、カピバラが温泉入ってる動画に ハマったんだよね!
杏:目がちっちゃいところも可愛くって、 見てるだけで和むっていうか!
咲希:アタシもアタシも! カピバラに触れるなんて、テンション上がっちゃうよ~!
杏:わかる! 毛並みとか、どんな感じなのか気になるし
杏・咲希:『ねー!』
瑞希:あははっ! なんかふたりって、ちょっと似てるかも!
杏・咲希:『えっ?』
住宅街
杏:えっと、次のスタンプの場所は——ん?
瑞希:なになに? 何か気になるものあった?
杏:うん……あそこにあるの、駄菓子屋さんだよね?
遥:そうみたいだね。 店構えに雰囲気があって、素敵だな
杏:だよね。ちょっと気になるなーって
咲希:わあ……! ああいうお店、あんまり行ったことないから覗いてみたいかも!
えむ:みんなでお買い物しよ~!
杏:そうしよっか! ちょうど冷たいものとか飲みたかったしね
瑞希:ボク、アイスにしよっと!
瑞希:ん~♪ 疲れた体に冷えっ冷えのアイスが染みますなあ
えむ:染みますなあ♪
咲希:あはは、いっぱい歩いたもんね! ——あ!
咲希:見て見て、みんな! 『あたり』だって!
瑞希:おお~! 咲希ちゃん、ツイてるね!
咲希:えへへ、実はワタクシ強運なのです! なんちゃって♪
杏:そうだ! せっかくだから、記念写真撮っとく?
咲希:え、いいの? じゃあ、お願いします!
杏:いくよ——はい、チーズ!
駄菓子屋の店主:ふふ。賑やかでいいねえ
遥:あ……すみません。お店の中で騒いでしまって
駄菓子屋の店主:いやいや、見てるこっちまで元気がもらえるよ。 普段はこの島も、若い人が少ないから
咲希:そうなんですか?
駄菓子屋の店主:うん。だから、お祭りでこうして人が来てくれるのは嬉しいね
遥:私達は、明日のお祭りのステージに参加する予定なんです
遥:島の外から来る人だけじゃなく、住民の皆さんにも 楽しんでいただけるように頑張るので、よければ見にきてください
駄菓子屋の店主:お、おやまあ……。 そしたら、孫に頼んで連れていってもらおうかねえ
杏:——やるじゃん、遥
遥:できるだけたくさんの人に楽しんでもらいたいからね
駄菓子屋の店主:……お嬢さん達と話してると、若い頃を思い出すよ
駄菓子屋の店主:友達となんでもない話をしたり、遊んだり、 それだけで毎日が楽しくて仕方なかったねえ
瑞希:いいですね! ボク達も今、そんな感じです!
駄菓子屋の店主:ふふ。みんなも、1日1日を大事にねえ
駄菓子屋の店主:楽しい時間ほど、あっという間に過ぎていっちゃうから
えむ:あっという間に……
第 4 话:思い出の1ページ
数時間後
浜辺
杏:はあ、遊んだ遊んだ~! スタンプラリー、参加してよかったな
こはね:ふふ、私も島のことがたくさんわかったし、 いつもはあんまり話せない人とも話せて嬉しかったな
杏:そういえば、こはねのチームは 草薙さんと雫さんと……あと望月さんだっけ?
こはね:うん! 私達はヒトデチームだったんだ。 たくさん写真撮ってきたから、あとで見せるね
杏:ありがと! あ……
こはね:杏ちゃん、お腹ペコペコみたいだね
杏:あはは、いっぱい歩いたからさ~。 それに——
杏:なんたって今から、出演者全員でバーベキューだしね! 楽しみでお腹も鳴っちゃうって
瑞希の声:おーい! お肉持ってきたよ~!
杏:あ、噂をすれば……!
えむ:みんなで火をブォオオオってして、 早くジュージューしよー!
司:うむ! では、火をつけるのはオレが担当しよう!
スタッフ:助かります! 炭はこれを使ってください
司:ああ! 無人島と違って設備が整っているのが 心底ありがたいな……
類:フフ。あれはあれで貴重な経験だったけれどね
愛莉:じゃあ、わたしは野菜を切ろうかしら
冬弥:俺も手伝います、桃井さん
彰人:大丈夫かよ……。 んじゃ、オレは飲み物でも運ぶか
一歌:あ、それならあっちに大きなペットボトルが——
杏:私達も手伝いに行こっか、こはね! 父さん譲りのバーベキューテク、見せてあげる!
こはね:うん!
えむ:皆さん、飲み物は持ちましたか~? それじゃあいきますよ!
えむ:フェスの大成功を祈って~……かんぱーい!
杏:いえーい!
遥:わ……いいお肉だな
司:ほう、見ただけでわかるのか?
遥:はい! 赤身が多いから、 たくさんタンパク質をとれると思うので
彰人:味の話じゃねえのかよ
司:さすが桐谷! はるばる離島まで来てもブレんな
遥:ふふ、島だからこそですよ。 山や海は、体を作るのに絶好のロケーションですから
彰人:たしかに、山だと坂を使ったランニングができるし、 海も砂浜を走るといい負荷がかかるっていうな
司:ふむ……明日は、海辺でトレーニングしてみるか。 桐谷、おすすめのメニューがあれば教えてくれ!
えむ:穂波ちゃん! ソースと鰹節持ってきたよ!
穂波:じゃあ、ソースを麺の上にかけてもらってもいいかな?
えむ:はーい! 焼きそばさん、おいしくなあれスプラーッシュ☆
一歌:わあ、いい匂い……!
類:ここの鉄板では焼きそばを焼いていたんだね
えむ:あ、類くん、一歌ちゃん! もうすぐできるから、食べて食べてっ☆
一歌:いいの? ありがとう! ……こんなことなら、コッペパン持ってくればよかったな
穂波:ふふ、あとで島のお店に売ってないか探してみようか
穂波:神代さんも、よかったらどうぞ。 島でとれた新鮮な野菜をたくさん使ってるので、 きっと美味しいと思いますよ
類:……ありがたいけど、僕は遠慮しておくよ
瑞希:あはは、どこも盛り上がってるね~
寧々:うん……みんな、楽しそう
みのり:もしもし、そこのおふたりさん! 食べてますか~!
寧々:わ! っと……花里さん
瑞希:どうしたの、そのお皿? お肉てんこ盛りだね
みのり:その~……実は、みんないっぱい食べるよね!って思って 焼いてたら、すっごくいっぱいになっちゃって!
寧々:あ、そういえば…… あっちの網、お肉だらけになってるね
瑞希:ホントだ! じゃあ、ボク達も肉祭りに参戦しちゃおっか?
瑞希:推しのみのりちゃんが焼いてくれた、ありがたーいお肉だし。 なんて言ってもフェスは体力勝負だからね!
寧々:たしかに体力つけなきゃね……。 じゃあ、わたしもいただきます
みのり:うん! ふたりとも、ありがと~!
雫:……マシュマロに、うっすら焦げ目がつくくらい焼くのよね。 こんな感じかしら……?
愛莉:ちょ、ちょっと! そんなに火に近づけたら——
雫:きゃっ! マシュマロが燃えちゃったわ……!
冬弥:加減が難しいですね。 こちらは全く焼けないというのに……
咲希:とーやくんはちょっと遠いんじゃない? ほら、アタシくらい近づけても大丈夫そうだよ!
冬弥:なるほど……奥が深いな
杏:はあ、もう満腹~! ちょっと休憩しよっと
こはね:あ……じゃあ、ふたりに見せたい写真があるんだけど、いいかな? これなんだけど……
志歩:わ……猫の写真だ。可愛いね
杏:おお~! 背景の海がいい感じだし、猫もカメラ目線で プロみたいだね。さすがこはね!
こはね:えへへ。スタンプラリーのときに撮ったんだけど、 同じチームの人達も協力してくれたんだよ
こはね:草薙さんが猫じゃらしで気を引いて、 穂波ちゃんが背中を撫でて…… 雫先輩は、猫語でたくさん話しかけてくれたんだ
志歩:それ、お姉ちゃん意味あった?
杏:あはは、楽しそう! その光景見たかったな~
咲希:ねえねえ、みんな~! あっちで一緒にマシュマロ食べない?
雫:しぃちゃんも、一緒に行きましょう。 お姉ちゃんが美味しいマシュマロを焼いてあげるわ!
志歩:いや、私はもうお腹いっぱいだし、いいかな
雫:そ、そうなの……。 じゃあ、仕方ないわね……
冬弥:……日野森さん。 ひとつだけでも食べてもらえないだろうか
志歩:え……
冬弥:お姉さんは、日野森さんのために美味しいマシュマロを 焼こうと一生懸命頑張っていたんだ
冬弥:その想いがたくさん詰まったマシュマロを、 ぜひひとつだけでも食べてもらいたい
志歩:そ、そこまで……? まあ、ひとつくらいなら……
雫:ありがとう、しぃちゃん……! とーっても美味しく焼くわね♪
咲希:あはは、ふたりともやっぱり仲良しだね! あんちゃんとこはねちゃんは、どうする?
杏:んー。お腹いっぱいだから、もう少ししたら行こうかな!
こはね:私も、ちょっとだけ休んでから行くね
咲希:わかった! じゃあ、ふたりの分もとっておくね
杏:ありがとー!
???:『——楽しんでるみたいだね』
こはね:あ、ミクちゃん……!
杏:うん! もうめちゃくちゃ満喫してるよ!
杏:リハもバッチリだったし、観光もして、 バーベキューまでやっちゃったし!
ミク:『私もたまに様子を見てたけど、 イベントが盛りだくさんって感じだったね』
ミク:『みんなの顔も、すごくいきいきしてたし。 見てるこっちまでなんだか嬉しくなったよ』
ミク:『この島に来たのは、 フェスのためだったかもしれないけど——』
ミク:『他にもいろいろ、いい思い出ができそうだね』
杏:……うん!
杏:明日のフェスも、最高の思い出にするつもりだよ。 ここにいる、みんなと一緒に!
こはね:そうだね。 ……なんだか、すごくいい歌が歌える気がするな
こはね:頑張るから、ミクちゃんも見ててね!
ミク:『もちろん。期待してるよ』
えむ:みんなー! お楽しみはまだまだここからだよ~♪
えむ:じゃじゃじゃーん、花火セットー! パチパチもニョロニョロもドッカーンもあるよ~!
瑞希:杏ー! こはねちゃんも、こっち来て一緒にやろーよ!
杏:うん! 今行くー!
第 5 话:きっと、今が一番
数時間後
浜辺
瑞希:——うん! この辺でいいかな
瑞希:よいしょっと……。 おーい、みんなー! 見えてる?
奏:『うん、ちゃんと見えてるよ』
絵名:『後ろは暗くてよくわかんないけど…… これ、もしかして波の音?』
瑞希:お、えななんってば鋭いね! ただいま、夜の海から中継してま~す♪
まふゆ:『海……?』
瑞希:今日はバーベキューの後、ここで花火やったんだよね!
瑞希:で、その時にちょっと残ったやつがあるから みんなにも見せたいなと思って
瑞希:——どう? 線香花火!
奏:『わ……すごく綺麗だね』
瑞希:でしょ~? 派手で大きな花火もいいけど、 こういう小さいのもカワイイよね!
絵名:『たしかにいい感じじゃん。 でもAmia、それ——』
瑞希:ん? どしたの?
まふゆ:『そんなに揺らすと、落ちるよ』
瑞希:え……あー! 落ちちゃった……
絵名:『もう、カメラの角度ばっかり気にしてるから』
瑞希:そんなこと言ったって、結構難しいんだってば~
瑞希:ま、他にもあるからどんどんやってこう! なんかリクエストある?
絵名:『リクエストって、他は何があるの?』
瑞希:えーっと、手持ち花火がいくつかと…… あ、へび花火もあるよ!
奏:『へび花火って、どんなのだっけ?』
まふゆ:『火をつけると、長く伸びる花火』
瑞希:そうそう! せっかくだからやってみよっか。 火をつけてー、っと……
絵名:『うわ、ほんとにどんどん伸びる……』
奏:『すごい……』
まふゆ:『へび花火なんて、久しぶりに見た気がする』
瑞希:あはは、ちょーっと見た目がシュールだけど 面白いよね
瑞希:さてさて、次はどれにしよっかな~♪
絵名:『その色が派手なやつは?』
瑞希:おっ。じゃあえななんのリクエストいきまーす!
奏:『——Amia、アルバイトはどうだったの?』
瑞希:結構楽しいよ。 明日のフェスまでは、自由時間も多いしね
瑞希:けど、どうせならみんなとも来たかったな~
絵名:『無理。絵画教室の課題もあるし』
奏:『わたしも、曲作りがあるから……』
瑞希:まあ、そうだよね~
瑞希:けど、こうやってみんなで話してるだけでも 十分楽しいからいっか♪
まふゆ:『そうなんだ』
瑞希:うん! あと、みんな夏っぽいこととか ほとんどしてないでしょ? だからおすそ分けしてあげないとな~って
奏:『たしかに、全然やった記憶がないな……』
まふゆ:『Kはそもそも家からほとんど出ないから』
奏:『う……そういえば、ウォーキングも最近行けてないかも』
絵名:『私も……』
瑞希:Kもえななんも、もうちょっと外に出たほうがいいんじゃない?
絵名:『わかってるってば。 最近は夜なら結構涼しいし……』
絵名:『——あ、そうだ。 Amiaが帰ってきたら、みんなで花火する?』
瑞希:えっ?
絵名:『一緒にバイトは無理だけど、 花火ならこれからでもできるでしょ』
まふゆ:『……そうだね』
奏:『うん。楽しそうだな』
瑞希:……えへへ、そっか
瑞希:うん、みんなでやろう! 楽しみにしてるよ
絵名:『じゃ、予定はあとで立てるとして…… Amia、明日もバイトでしょ?』
絵名:『いつもみたいに夜更かししてないで、早めに寝なさいよ』
瑞希:はーい! ちょうど花火も終わったし、これでおひらきにしよっか
絵名:『うん。私達はこのまま作業ってことで』
まふゆ:『わかった』
奏:『またね、Amia』
瑞希:うん、またね!
瑞希:みんなで花火かあ……
瑞希:えへへ、楽しみだな
???:——あれ、瑞希?
瑞希:杏? どうしたのさ、こんな夜中に
杏:んー、なんか目が冴えちゃって。 ちょっと散歩でもしようかなって思ったんだよね
杏:瑞希は、花火してたの?
瑞希:うん、バーベキューのときの残りをちょっともらってたんだよね
瑞希:すっごくキレイだったし、 ニーゴのみんなにも見せてあげたいなーって思ってさ
杏:ふふ、そっか!
杏:……なんかさ、瑞希—— ちょっと変わったよね
瑞希:え?
杏:前からノリがよくて明るかったけど、 なんか最近はこう……もっとスッキリしたっていうか
杏:すっごく楽しそうだなって!
瑞希:あ……
瑞希:……そうだね
瑞希:ボク——今が、一番楽しいかも
???:——あれ、そこにいるのって……
遥:やっぱり、杏と瑞希さんだ
杏:え、遥? なんでここに……
遥:なかなか眠くならなくて、 少し外の空気を吸おうかなと思ったんだ。 そうしたら——
咲希:えへへ。はるかちゃんがどこかに行くのが見えたから、 アタシ達もついてきちゃった!
えむ:ウニのみんな、大集合だねっ☆
第 6 话:続いていくもの
数分後
杏:——あはは! まさかみんなして寝付けなかったなんてね
咲希:でも、他にも夜更かし仲間がいて安心しちゃったな~
遥:あんまり遅くなると、明日の本番に響くから 気を付けないといけないけどね
杏:まあね。でも、少しくらいならいいんじゃない?
杏:みんなでいろいろ話してるうちに、 いつの間にか眠くなったりするかもだし!
えむ:じゃあ、みんなでちょっとだけお話しようよ!
瑞希:いいよ♪ ボクもまだ眠くないしね
えむ:やった~!
杏:じゃあ、何の話しよっか?
瑞希:せっかくなら怪談話とかしちゃう? 暗くて雰囲気バッチリだし
瑞希:島についてネットでいろいろ調べてたとき、 そういう話もいくつか見かけたんだよねえ
杏:え……
遥:ちょっと気になるけど、やめておこうか。 杏が本当に眠れなくなっちゃいそうだし
杏:そ、そんなことないけど~……!?
杏:——あ、そうだ! 今日のスタンプラリー、すっごく面白かったよね!
咲希:うんうん! 神社とか動物園とか、 いろいろまわれて面白かったな~
咲希:あと島の人達も、すっごく優しくて親切だったし!
遥:たしかに、みんなあったかい人ばっかりだったな
えむ:駄菓子屋のおばあさん、いっぱいお話してくれたよね!
えむ:『1日1日を大事にね』って言ってもらったの、 なんだかすっごくズシーン!って来たんだ
杏:それって、楽しい時間は あっという間に過ぎちゃうってやつ?
えむ:うん!
えむ:この頃ね、前よりも毎日が ぴゅぴゅぴゅーん!って過ぎてく感じがして……
えむ:学校とか、ショーの練習とか、 やりたいこといっぱいで、すっごく楽しいからなのかな~?って
咲希:あ……
咲希:——その感じ、なんだかわかる気がするなあ
咲希:アタシも最近、ワンマンの準備でバタバタしてて。 気がついたら、もう寝る時間~!?ってびっくりしちゃうんだ
杏:そっか。バンドの練習以外にも、 宣伝とか演出とか、いっぱいやることありそうだもんね
瑞希:うひゃ~、大変そうだなあ……
咲希:うーん。 たしかに忙しくって、大変なときもあるけど……
咲希:でも、みんなに喜んでもらえるワンマンにしたいから!
咲希:そのためにやれることは、 なんでも全力でやらなきゃ!って思うんだ
遥:ふふ。毎日充実してるんだね
咲希:うんっ!
遥:そういう意味だと、私も最近は……本当に時間が経つのが早いな
遥:みんなで夢を叶えようって誓って、 配信もそうだけど他の仕事もやらせてもらえるようになって。 LUMINAグランプリにも出場できて——
遥:今は夢を叶えるために全力で走ってる、って実感が強いから…… それもあって、なんだか早く感じるのかも
杏:わかる! ホントやることいっぱいで大変だけど、 楽しいからあっという間だよね
瑞希:あはは、みんな青春してるなあ
瑞希:ボクはみんなみたいに忙しくないし、 まったりマイペースに過ごしてるけど——
瑞希:……でも、楽しいと時間があっという間なのは、 ちょっとわかるかな
咲希:でも……
咲希:そういう楽しい時間も、いつかは終わっちゃうんだよね
えむ:あ……
咲希:ずっとずーっと、このまま続いてほしいなあ
咲希:——なんちゃって! えへへ、アタシってば、すっごく欲張りなのかも?
えむ:咲希ちゃん……
瑞希:でも、わかる気がするな
瑞希:今が楽しくて、ずっとこのままでいたいなって…… そう思っちゃうことあるよね
遥:……そうだね
遥:私も……想像すると、少し寂しくなるよ
杏:そうだね。でも……
杏:私は、今もこれから先も、ずっと楽しいままだと思うな
咲希:え?
遥:ずっとって……どうしてそう思うの?
杏:だって、今までもそうだったから
杏:——伝説の夜を超えようって、 チームのみんなと決めた日から とにかく前だけ見て、全力で走ってきて……
杏:いろんなことがあったけど、なんとか夢を叶えられて。 それで今度は、世界を獲るためにみんなで頑張ってる
杏:その間に、いろんなことが変わったりもしたけど……
杏:でも、全力で進んだら、絶対に楽しくて最高になるんだ!
杏:だから、少し寂しくなるときがあっても—— ちゃんとまた、楽しい時間は続いてくよ!
咲希:あ……!
咲希:そっか……。 そういう考え方もあるんだ!
遥:杏らしいね
瑞希:だね。さっきまでのしんみりした空気、どっか行っちゃったな
えむ:えへへ……あたし、なんだかワクワクしてきちゃった!
えむ:今もすっごく楽しくて、これから先も も~っと楽しいことがあるかもしれないんだもんね!
杏:それじゃあ手始めに——まずは明日のフェス!
杏:みんなで、最っ高に盛り上げちゃおう!
咲希:うん! 今までで一番楽しい日にするぞー!
瑞希・えむ・遥:『おー!』
第 7 话:最高の盛り上がりを
翌日
ドリームチューン・フェスタ会場
杏:うわー、すっごい人!
こはね:本当だね……! リハーサルのときと、全然雰囲気が違うな
彰人:観客は……やっぱオレ達と同い年くらいが多そうだな
冬弥:『若い人に楽しんでもらえるように』と、 高校生はチケットや宿泊費も特別プランがあるらしいからな
冬弥:だが見たところ、島の住人の方々も かなり集まってくれているようだ
杏:いいね! お祭りって感じで、テンション上がるなー!
こはね:ふふ。杏ちゃん、嬉しそうだね
???:——お! 杏達みーっけ!
杏:あ、瑞希!
瑞希:天気もバッチリ晴れてよかったね♪ 絶好のイベント日和って感じ!
瑞希:雨が降ったら、せっかくの飾りつけとかも 引っ込めなきゃだから助かったよ~
冬弥:そうだな。 暁山は……その様子だと、何かの撮影中か?
瑞希:うん! 会場の動画を撮ってたんだよね。 あとでサークルのみんなに送ってあげようと思って
瑞希:それに、多分あと1、2分で——
観客達:あ……これってニーゴだよね!
瑞希:お、来た来た!
杏:そういえば、曲のMVが流れるって言ってたっけ
瑞希:そういうこと♪
観客達:私、最近ニーゴ好きなんだよねー
観客達:わかる! 歌詞とか曲が刺さるし、 MVもめちゃくちゃレベル高いんだよね
杏:めちゃくちゃ評判いいじゃーん
瑞希:あはは♪ 他のみんなにも伝えなくっちゃね!
えむ:——あ! こはねちゃん達、いたー!
こはね:えむちゃん?
えむ:あのね、あと30分くらいで始まるから 出演者の人は舞台袖に集まってくださーい!だって!
杏:あ! もうそんな時間なんだ。 ありがとう、鳳さん!
こはね:えむちゃん達はトップバッターだよね。 応援してるね!
えむ:うん! ありがと~!
瑞希:みんな、頑張ってね! ボクもスタッフのテントのほうから見てるから、 サイッコーに盛り上げてよ~?
彰人:言われなくても、そのつもりだ
杏:任せといて!
観客達:そろそろ始まる時間か?
観客達:ワクワクするね~
杏:ふふ、みんな楽しみにしてるみたい!
杏:(最初は天馬先輩達のオープニングアクトだけど…… リハのときは、ゆっくり見てる暇がなかったんだよね)
杏:(一体どんな感じでやるんだろ?)
???:『——皆の者! 知っているか!』
観客達:え、なになに?
観客達:知っているか、って……なんのことだ?
司:『なんと今、この島には 素晴らしい歌声を持った若者が結集しているらしい!』
えむ:『ええ~っ!? そうなのそうなの!? 聴いてみたいな!』
えむ:『あ……! もしかして、素晴らしい歌ってこんな感じ?』
ネネロボ:『♪——————』
観客達:すごい! ロボットが歌ってる!
類:『おやおや、歌声を競いあっているのかい? それなら彼女も負けないよ』
寧々:『♪————————!』
観客達:わあ! すっごい綺麗な歌……!
司:『はっはっは! 最初のひとりと1体でまさかこれほどとは!』
司:『ならば、この先は——よほどの歌が聴けるに違いない! そうだろう!?』
司:『さあ、それでは…… ドリームチューン・フェスタ、開幕だ!』
杏:おお~……!
こはね:ワンダーランズ×ショウタイムのみんな、 すごかったね……!
冬弥:思わず笑顔になるような、素晴らしい開幕だったな
彰人:ああ。おかげで、いい感じに場があったまった
一歌:♪————————!
観客達:あ、この歌知ってる! 最近よく流れてるやつ!
観客達:かっこいー! このバンドの曲だったんだ!
咲希:みんなー! もっともっと盛り上がっちゃお~!
穂波:次は一緒に歌ってみよう!
一歌:♪———— ♪——————!
観客達:『♪———— ♪——————!』
志歩:いいね。でも、もっといけるでしょ!
一歌:みんなの声を、もっと聴かせて! いくよ——!
杏:咲希ちゃん達、すごいなあ……! どんどん会場が盛り上がってる!
杏:(いろんなジャンルのグループがいて、 いつものイベントとはちょっと違うけど——)
杏:(みんなで上げてくこの感じ…… すっごくワクワクする!)
???:——杏
杏:遥! あ、MORE MORE JUMP!はもう出番だっけ
遥:うん。トリは杏達に譲ることになったけどね
杏:あー……それ、 私達も最初聞いたときはびっくりしたよ
遥:ふふ。イベントの主催者が、 Vivid BAD SQUADの歌に惚れ込んで どうしても!って頼んだんだって?
杏:うん。そう言ってもらえるのは嬉しいし、 期待には応えるつもり
遥:そっか
遥:今回はそっちがトリだけど—— 私達も、負けるつもりはないよ
遥:むしろここが最高潮だって、 そう思わせるくらいに盛り上げてくるから
遥:呑まれないように、頑張ってね
杏:……へえ、言うじゃん
杏:いいよ、本気でぶつかろ。手加減はなしね
遥:当然。昨日、みんなで決めたでしょ
遥:——今日を、今までで最高の日にするよ
遥:じゃあ、行ってくる
杏:——うん、期待してるからね
みのり:みんなー! こんにちはー!
雫:MORE MORE JUMP!です。 私達は普段、ネット上の配信を中心に活動しているの。 だから、知らない人も多いかもしれないけれど——
愛莉:わたし達のことを知ってる人もそうじゃない人も、 思いっきり楽しめる時間にしちゃうわよ!
遥:みんな、一緒に声を出す準備はできてる?
遥:どこまでもどこまでも、遥か遠くまで—— 私達の歌を響かせよう!
みのり・愛莉・雫:『♪————』
遥:♪————————!
観客達:えー!? MORE MORE JUMP!、歌もダンスもやばくない!?
観客達:生で見れたの嬉しすぎる!
観客達:ひゃっ!? 今、ファンサもらっちゃった……!
こはね:みのりちゃん達、すっごくかわいい……!
彰人:もうすっかり、あいつらの空気だな
冬弥:ああ。客席へ向けたパフォーマンスが効いているみたいだ
杏:……やるじゃん、遥達
杏:——なら、私達はこの熱さを超えていかなきゃね! 私達の目標は、世界を獲ることなんだから!
杏:ここで一番盛り上げられなきゃ、 世界なんて夢のまた夢でしょ!
彰人:おう
こはね:絶対盛り上げよう……!
杏:うん、いい顔! それじゃあ——行こう、みんな!
第 8 话:全力の“今”を
みのり:——みんな、たくさん盛り上がってくれてありがとう!
愛莉:名残惜しいけど、 そろそろ次の出演者にバトンを渡す時間なのよね
観客達:え~、寂しい!!
観客達:もっと聴いてたかったなあ……
雫:楽しい時間は、あっという間よね。 でも、きっとまたどこかで会える日がくるわ
遥:今は、最後まで全力で駆け抜けよう
遥:トリを飾るのは——Vivid BAD SQUAD!
観客達:……なあ、このグループ知ってるか?
観客達:ううん、知らなーい
観客達:あ……なんか動画サイトで見かけたことあるかも? 名前だけだけど
観客達:そうなんだ? どんな感じの曲やるんだろ
杏:(……この空気、アメリカのライブハウスでもあったなあ)
杏:(ま、仕方ないよね。 私達はまだ、全然有名でもなんでもないし)
杏:(でも——)
杏:♪——————————————!!!
観客達:えっ……!?
杏:♪——————!
冬弥:(——よし。白石が観客を掴んだ)
彰人:(このまま、一気に畳みかける——!)
冬弥:♪——————! ♪——————!
彰人:♪——————!!
観客達:すげえ、一瞬で鳥肌立った……!
観客達:肌がビリビリする……!
こはね:(空気が熱くなってきた。 でも、もっともっと、高く……!)
こはね:♪———————————~~!!
みのり:ひゃあ~! こはねちゃん達、すごい迫力……!
雫:歓声で、島全体が揺れてるみたい……
愛莉:本当ね……! 最初の杏ちゃんの歌声で、 会場の空気を一気に変えちゃったわ!
遥:……うん。さすがだね
ミク:『……すごい熱気だな。 トリをやるって聞いてたけど、想像以上かも』
ミク:『しかも、この歌声——』
杏・こはね:『♪————! ♪————!』
彰人・冬弥:『♪————! ♪————!』
ミク:『限界なんて、超えてやる——って感じだね』
ミク:『みんな、最高に熱くて……かっこいいな』
彰人:お前ら、まだまだいけんだろ!?
杏:みんな! 今、楽しい!?
観客達:楽しいよー!
観客達:サイコー!
杏:あはは、そっか!
杏:みんなと全力で盛り上がれて、私達も嬉しいよ!
杏:でもね——まだまだ上があるの!
杏:今だけじゃない、この先もずうっと! 私達が手を伸ばし続ける限り!
杏:最高のその先まで突き抜けてくから—— ついてきて!
浜辺
瑞希:——コホン。え~、それでは皆さま!
瑞希:飲み物はちゃんと持ってますか~?
杏:オッケー!
咲希:持ってまーす!
遥:こっちもみんな大丈夫そうだよ
瑞希:よし! それじゃあ、フェスの成功を祝って~乾杯!
杏・咲希:『かんぱーい!』
えむ:お菓子もいっぱいあるから、みんなどんどん食べてねっ☆
寧々:うわ、本当にすごい量……。 こんなにいっぱい、どうしたの?
類:フェスの運営からのご厚意で、 差し入れてくれたようだよ
えむ:うん! 来年もまたやってほしい!って声が いっぱい集まったから、そのお礼だって♪
司:おお! 島を盛り上げる手伝いができたのなら、 これ以上嬉しいことはないな!
一歌:なんだか、まだ昼間の熱が残ってる気がする……
志歩:会場の雰囲気もよかったし、 演奏してても手ごたえがあったな
穂波:わたし達のことを知らないお客さんも多かったと思うけど、 みんな盛り上がってくれたね
咲希:ね! お客さんとの距離が近くて、すっごく楽しかったー!
愛莉:そういえば、時間的にそろそろかしらね
雫:そろそろ? この後、何かあったかしら?
みのり:あ、そういえば今日はフェスで来てくれた お客さんのために——ひゃっ!?
遥:……そっか。打ち上げ花火があるんだっけ
彰人:へえ……色も形も凝ってて、見ごたえあんな
冬弥:ああ。周りに遮るものがないし、まさに絶景だな
こはね:綺麗だね、杏ちゃん
杏:だね! ほんと綺麗……!
杏:……なんか、また歌いたくなってきちゃったな
瑞希:え? もう、杏ってば元気だなー。 ステージであんなに歌ったのに
杏:そりゃあ、世界目指して鍛えてるし? これくらい全然ヨユーだよ
杏:それに——今日は本っ当に楽しかったから!
杏:こんなの、まだまだ歌いたくなっちゃっても当然でしょ?
こはね:ふふっ……そうかもしれないね
杏:(今日はほんとに最高だったな)
杏:(みんなの歌が聴けて、お客さんとも盛り上がれて……)
杏:——きっとこれからも、 こんな風に楽しくって最高の毎日にできるよね
杏:前だけ向いて、全力で走り続けて
杏:(それで——)
杏:(いつか今日のことを、 みんなで笑いながら思い出せるといいな)
杏:(この時も楽しかったけど——『今』はそれよりも、 もっともっと最高だ!って)