活动剧情

祈りの先 願う明日は

活动ID:45

第 1 话:初詣の約束

12月29日
午前6時
遥:うん。 今朝も寒いけど、いい天気だな
遥:よし——行こう
遥:はっ、はっ、はっ、はっ……
神社の境内
遥:……ふぅ。気持ちよかった
遥:(いつもどおり、ここで少しストレッチしてから帰ろう)
???:あら、遥ちゃん。 今日も精が出るわね
遥:あ——榎本さん。おはようございます。 巫女さんのお仕事、お疲れさまです
榎本:遥ちゃんもお疲れさま。 こんなに寒いのに毎日ランニングなんてさすがアイドルね
遥:いえ、私は体を動かすのが好きなだけですから
遥:それより、もうすぐ大晦日ですね。 皆さんこれからお忙しくなられるんじゃないですか
榎本:ええ。この時期は本当に 目が回るくらい忙しいわ
遥:大変ですね……。 夜中は寒いですし、お体に気をつけてくださいね
榎本:ありがとう! でもこの時期は、いろんな人達が神様にお願いごとをしているのを 見られるから、結構好きなのよ
榎本:明るい未来に向かって進もうとしてる、その人達の背中を 押す手伝いができてるような気がするの
遥:ふふ、素敵ですね
遥:(——私も昔、背中を押してもらったな)
遥:(ASRUNのセンターになることが決まった時、 ここにお参りをしにきて——)
遥:(その時に榎本さんに、 声をかけてもらったんだっけ)
遥:(あの時は、随分気持ちが楽になったな)
遥:……きっと、ここで見守ってくれる巫女さん達に 助けられてる人も、たくさんいると思います
遥:今年もお仕事頑張ってください
榎本:ええ、ありがとう遥ちゃん
遥:それじゃあ、私はこれで失礼します。 よいお年を
遥の部屋
遥:……ふぅ、走ったあとのシャワーは気持ちいいな
遥:夕方からお正月配信の話をするから、 それまで企画でも——
遥:あ、みのりからメッセージ……?
みのり:『遥ちゃん、愛莉ちゃん、雫ちゃん! お正月配信のネタ、考えてきたよ~!』
遥:……わ、すごい長文。 ふふ、お正月配信のネタ、いっぱい考えてくれてるな
遥:どれもいいから、明日みんなで一緒に 練ってみよう……と
みのり:『うん! そういえば、話は変わるんだけど……』
みのり:『みんなもしよかったら 今年は一緒に初詣に行かない?』
遥:初詣?
みのり:『前はお正月配信の練習でバタバタしてて、 行き損ねちゃったけど……』
みのり:『配信は2日にやるし、 元旦ならみんなで初詣に行けるんじゃないかなって!』
みのり:『だから一緒に行かない? あ、もちろん用事があるなら大丈夫です!!!!』
遥:……ふふ。みのり、いろんなスタンプ持ってるな。 『ご検討を』っていうのもあるんだ
遥:——大丈夫だよ。 私は一緒に行けると思う……と
遥:ふふっ。みのりってば大げさだな
遥:あ。愛莉と雫も行けるんだ。 よかった
遥:……そうだ。初詣ならあそこの神社がいいかも
遥:いい神社を知ってるから、 みんなで行こう……と
遥:ふふっ。 楽しみだな、みんなで初詣
遥:(……難しいだろうけど、もし時間があったら、 榎本さんにみんなのことを紹介したいな)
遥:(私は今も、みんなと一緒にアイドルを頑張ってます——って)

第 2 话:巫女さんのお手伝い?

12月30日
ステージのセカイ
愛莉:ってわけで、今日は1月2日にやる、 お正月配信の企画を決めきるわよ!
リン:はーいっ!
みのり:がんばろーうっ! ネタ、いっぱい考えてきたよっ!
KAITO:たしか前は、お正月配信のための練習をしたんだよね。 ミクちゃん達に聞いたよ
ミク:うん。配信の練習をするために、 みんなでかるたと福笑いをやったんだよ!
ルカ:リンちゃんに、雫ちゃんの福笑いがとってもおもしろかったって 聞いたから、ぜひ見てみたいわ
雫:あら、本当? それならもう一度挑戦しようかしら
MEIKO:みのりちゃん達とやったかるたも、 すごく白熱したって聞いたわ♪
遥:ああ、みのりとミク、愛莉とリンのチームで 勝負したやつだね
みのり:あはは……愛莉ちゃんとミクちゃんがほとんど取っちゃったから、 わたしは何もしてないんだけど……
レン:へえ、おもしろそうなことをたくさんしたんだね。 今回はどういうことをするの?
みのり:はいっ! わたしはやっぱり、お餅つきがいいと思いまーすっ!
リン:お餅!? わぁ、楽しそう~♪
KAITO:あ、でも……やるなら、杵と臼を用意しなくちゃだね。 そろえるのはちょっと大変そうかも
愛莉:ええ、それに一番はやる場所ね
愛莉:雫の家の庭は広いからできそうだけど、 さすがに場所特定されそうな気がするし……。 ってわけで他のネタにしましょ
みのり:えええ~! お餅~!
遥:じゃあ……書初めはどうかな? それなら私の部屋でもできるし
雫:たしかに、みんなでお習字のセットを持って行けばできそうね。 私もいいと思うわ
ミク:そうだ! 書いた書初めを、ファンのみんなにプレゼントするのはどう?
みのり:あっ、それいいねっ! みんなの直筆書初めがもらえちゃうなんて感激だよ……!
愛莉:ちょっと、アンタもあげる側だってこと忘れないでよ?
みのり:はっ! そ、そうだった!
遥:あはは……。 でも、書初めをあげるっていう発想はなかったな。 さすがミク、ファンの気持ちがよくわかってるね
ミク:ふふっ、ありがとう!
リン:……ん~でもでも、わたしはやっぱりかるたがいいと思うな! この前やってすごく楽しかったし!
リン:そうだ、今からみんなでやってみない!?
レン:リン、今は企画会議中だよ?
遥:ふふっ……。 でも、たしかにかるたは前もすごく盛り上がってたし、 視聴者も楽しんでくれそうだね
雫:そうね! かるたの強い愛莉ちゃんを みんなに見てほしいわ♪
みのり:ならリハーサルで1回やってみようよ!
愛莉:そうね。じゃあ読み手はわたしがやるわ!
リン:ホントに? やった~!! ありがとう!!
愛莉:じゃあチームは経験者を別のチームにして……。 ミク・みのり・レン・カイトさんチーム対、 リン・遥・ルカ・メイコチームはどう? 奇数だから雫は見学ね
雫:ええ、大丈夫よ
リン:ふっふっふ、これなら負けないからね、レン! わたしは前もやってるし!
レン:リンがそういう風に言って勝てたことって、 ほとんどない気がするんだけどな……
KAITO:かるたか。 やるのは初めてだから楽しみだな
ルカ:私こういうの得意なのよね。 頑張りましょうね、めーちゃん?
MEIKO:ええ! アイドルは瞬発力! 反射神経で負ける気はないわ!
みのり:は、遥ちゃんが敵チームになっちゃうなんて……!
遥:ふふ。全力でやろうね、みのり
雫:みんな、頑張ってね~
ミク:札の準備はオッケーだよ、愛莉ちゃん!
愛莉:ありがと! それじゃいくわよ~!!
愛莉:『あきのたの——』
ミク:はいっ!!
みのり:えええーっ!? もう!?
レン:すごいな……! ミクちゃんの動き、全然見えなかったよ
ミク:ふふっ、たまたま覚えてた札だったんだ。 でも次も絶対に取っちゃうよ♪
遥:そっか……。 それじゃ私も、本気でいかなくちゃね
リン:こ、こんなの絶対取れないよ~!
大晦日
神社の境内
遥:はっ、はっ、はっ、はっ……
遥:……ふぅ。 今朝はいいタイムで走れたな
遥:(昨日の話しあいでお正月配信の企画も作れたし、 帰ったら家でゆっくりしようかな)
遥:(あとは、今年の振り返りをして、 来年に向けての目標を立てて——)
遥:……ん? あそこ、誰かうずくまって……
榎本:う…………
遥:榎本さん!?
遥:大丈夫ですか? あ……顔が真っ青……!
遥:今、社務所に行って人を呼んできますから、 ここで待っていてください!!
神社の拝殿
神主:本当に、助けていただきありがとうございます
遥:いえ。 あの……榎本さんは大丈夫でしたか?
神主:ええ。どうやら熱が出てしまったようで……。 今日はこのまま帰ってもらうことにしました
遥:熱が……そうだったんですか
巫女A:……榎本さんが倒れたって本当ですか?
巫女B:どうしよう、今年はいつも以上に人手が足りないのに、 榎本さんがいないのは——
神主:静かに。今、お客様がいらっしゃっているんですよ
巫女A:あ、失礼いたしました……!
遥:……人手が足りないんですか?
神主:ええ。毎年のことなのですが、今年は特に足りなくて……。 年越しのために何人か助勤——アルバイトも頼んだのですが、 榎本さんがいないとなると少し厳しいかもしれません
神主:とはいえ今から人手を増やすこともできないので、 なんとか乗り越えるしかありません
遥:あ……
遥:(榎本さん、年末年始のお仕事を楽しみにしてたのに。 それに——)
榎本:でもこの時期は、いろんな人達が神様にお願いごとをしているのを 見られるから、結構好きなのよ
榎本:明るい未来に向かって進もうとしてる、その人達の背中を 押す手伝いができてるような気がするの
遥:…………あの
遥:よければ、私にお手伝いをさせてくれませんか?
みのり:——ええっ!? 初詣に行けない!?
遥:……うん。知りあいの巫女さんが体調不良になっちゃって……。 神主さん達も人手が足りなくて困ってるみたいだから、 代わりにお手伝いをしようと思うの
遥:だから元旦は、一緒に初詣はできないと思う。 本当にごめん
みのり:ぜ、全然大丈夫だよ! わたしもできたらいいなーって思ってただけだし、 もし時間があったら次の日に行こうよ!
雫:私達も大丈夫よ。気にしないで行ってきてね
遥:ありがとう、みんな
愛莉:それにしても、アンタってほんと律儀よね。 お世話になってるからって神社の巫女さんの代わりをするなんて
遥:あ、うん。実は……その巫女さん、 昔、私の背中を押してくれた人なんだ
遥:私が迷ってる時に、声をかけて、励ましてくれて……。 だから、その時の恩を返せたらいいなって思うの
雫:遥ちゃん……
みのり:……っ!
みのり:——なら、わたしも手伝うよ! 遥ちゃん!
遥:え?
みのり:人が少なくて困ってるんだよね? ならわたしも手伝う! 遥ちゃんの心の支えになってくれた人に、 わたしも恩返ししたいもん!
遥:でも、みのりのご家族にも予定があるだろうし、 高校生は夜勤をしちゃいけないから、 本当にお手伝いをするだけで……
みのり:大丈夫! うちの家族、年越しする前に寝ちゃうし!
遥:そ、そういう問題でもないような……
雫:……じゃあ、私もお手伝いしようかしら?
遥:え、雫も……?
雫:しぃちゃんは一歌ちゃんのおうちでお泊り会をやるみたいだし、 前から巫女さんのお仕事がどんなものなのか興味があったの。 だから、私にも手伝わせてくれない?
遥:雫……
愛莉:そうね。その巫女さんも神社も助かるなら、 わたし達が手伝ったほうがいいんじゃないかしら?
愛莉:それに一仕事終わったら、みんなで初詣できるしね。 一石二鳥だわ!
遥:みんな……
遥:——ありがとう、みんな

第 3 话:それぞれのお正月

教室のセカイ
咲希:みんなー! いっちゃんちでやる、 年越しお泊り会の用意はできてるかーいっ!?
リン:いぇーい! もっちろーん☆ みんなで盛り上がっちゃお~!
レン:って言っても、リンは一歌の家に泊まれないだろ
リン:そうだけど! みんなとおしゃべりとかはできるしーっ!
穂波:ふふっ、みんなでいっぱい話そうね
志歩:そういえば、前はミク達と一緒に初詣に行ったけど……。 今回も行く?
一歌:うん。せっかくみんな集まったんだし、 一緒にお参りしたいな
KAITO:…………初詣、か
MEIKO:おもしろそうだけど、他の人もいるし 大っぴらには出られなさそうね
ルカ:そうでもないわよ、案外バレないもの。 前はこっそり様子を見たり、おみくじも引いてもらったわ
穂波:おみくじ——
ミク:ん? 穂波?
穂波:今年のおみくじは、絶対にリベンジします……!!
ルカ:あら、気をつかわせちゃったかしら
レン:え? リベンジ? おみくじでリベンジってどういうこと?
志歩:あー……前、ルカさんの代わりに 穂波がおみくじを引いたんだけど、 それが大凶とか凶だったんだよね
穂波:絶対に今年は大吉を引きますからね……!!
KAITO:……すごい、気合いだね……
咲希:がんばろうね、ほなちゃん! アタシも大吉パワーをほなちゃんに送るからね!
リン:あたしも送るよ! だいだいだいきち~!!
レン:そんなんで大吉引けるなら苦労しないだろ
一歌:——ふふ。今年も楽しい年越しになりそう
ストリートのセカイ
crase cafe
こはね:こんにちは! あ、もうみんなそろってたんだね
ミク:いらっしゃい、こはね
杏:待ってたよ! こっち座って!
冬弥:思ったよりも遅かったな。 何かあったのか?
こはね:待たせてごめんね。 大掃除に時間がかかっちゃって
レン:あ、大掃除か! ……そういえば、杏のところの大掃除はどうだったの? お店も掃除しなくちゃいけないんじゃない?
杏:実は父さんああ見えて綺麗好きだから、 うちの店の大掃除、1週間くらい前からやっててさー
杏:そんなわけで、今日はそこまで掃除するところなかったんだよね
彰人:謙さんらしいな。 お前じゃそうはいかねえだろ
杏:ちょっとちょっと、私も綺麗好きですけどー? 自分の部屋もちゃーんと大掃除したしね!
リン:あ、わたし達も大掃除したんだよ! メイコのお店、ピカピカにしたんだー♪
KAITO:や~、ボクも手伝ったから腰が痛いよ~。 テーブルも椅子も、一度外に運び出したし……
ルカ:ねー。メイコってば人使い荒いんだからー
MEIKO:いつもくつろいでる分、働いてもらっただけよ?
ミク:それで、みんなは今日も練習?
こはね:うん! 1日はお休みにしてるけど、 2日からはみんなでまた練習するんだ
杏:お正月はのんびりすごしたいしね。 初詣行ったり、お雑煮食べたり!
こはね:あ、初詣っていえば——みのりちゃんが 近くの神社で巫女さんをするって言ってたな
リン:みのりちゃん? だぁれ?
杏:こはねの友達なんだ。 私の友達とアイドルグループやってる子で、 すごく頑張り屋のいい子なんだよ!
冬弥:ああ。俺達も一度顔を合わせて、 歌の練習を見たことがある
杏:にしても、巫女か……。 アルバイトでやるのかな?
こはね:アルバイトかどうかはわからないけど……。 同じアイドルグループのみんなでお手伝いするって言ってたよ
杏:へー! ってことは遥もやるんだね!
こはね:うん、多分そうだと思う!
杏:そっかぁ……ねえねえ! そしたらさ、みんなで1日に初詣行かない?
彰人:は? なんでオレ達まで……。 お前らで行けばいいだろ
杏:いいじゃん! 一年の計はなんとかーって言うし、 RAD WEEKENDを超えるぞ!って みんなでお参りしようよ!
杏:冬弥も行きたくない? みんなで初詣!
冬弥:……元日に初詣か
冬弥:そうだな。家族で行ったことはあるが、 友人と、というのはあまり経験がないからな—— できれば行きたい
冬弥:彰人はどうだ? 忙しいならかまわないが……
彰人:…………はぁ。 わかったよ、どうせうちにいても何か食ってるだけだしな
杏:やった! それじゃ、決まり! じゃあ早起きして、みんなで行こーう!
こはね:うんっ!

第 4 话:それぞれの初詣

ワンダーランドのセカイ
えむ:はいはいはいは~い!! あたし、みんなで初詣に行きたいで~すっ!!
司:うわっ! なんだ、藪から棒に!
えむ:あのね、この前穂波ちゃんとお話してたんだけど、 穂波ちゃんは前のお正月に、みんなで初詣に行ったんだって! だからあたし達も行こうよっ♪
ミク:初詣……! それって、カランカラーン♪ シャカシャカ~♪っていう やつだよね!? 楽しそう~☆
寧々:カランカラン……?
類:おそらく、参拝の鈴の音と、 おみくじ筒を振る音かな
KAITO:そういえば、前はここでショーの話をずっとしていたから、 初詣には行っていないみたいだったね
ルカ:あら、そうなの~? なら今年は行ってきたらどうかしら~
リン:リンも行きたーい♪ おみくじ、楽しそうだもん!
レン:ボクも! ……あれ? 『行ってきたらどうかしら』って、 ルカは行かないの?
ルカ:だってお正月は、1年で一番のんびりできる日だもの~。 なんにもしないでのんびりしたいわ~
MEIKO:ひとりだけ寝正月決めこむなんてもったいないわよ! ルカも一緒に行きましょ!
ルカ:……ぐぅ
MEIKO:あ、コラ! 寝ないのー!
類:僕は時間もあるし初詣に行けるけれど、 みんなはどうだい?
司:そうだな……。 咲希が一歌の家に泊まると言っていたから、 今年も家族での参拝は夕方頃になりそうだしな……
司:昼頃であれば、オレは行けるぞ!
えむ:やったー!! 寧々ちゃんは!?
ミク:寧々ちゃんはっ!?
寧々:あいてはいるけど、 元日の神社って人が多いからあんまり……
寧々:う…………。 ……わかったってば、行けばいいんでしょ
えむ:やった~~~!! ありがとうっ!!
ミク:わ~~~い!! みんなで初詣ショーだね!!
寧々:何、初詣ショーって……
類:ふむ……たしかにせっかく全員で初詣に行くなら、 それなりの演出を考える必要があるねえ……
KAITO:初詣に演出……?
司:おい! また妙なものを持ちこむんじゃないぞ!?
誰もいないセカイ
奏:——はい。 ポリポリチップスおせち味、持ってきたよ
瑞希:ありがと、奏! じゃあ、そこのお皿に出しておいてね~♪
まふゆ:このジュースは、もう注いでいいの?
絵名:うん、お願い。あ、蹴っちゃわないように 真ん中辺りに、まとめて置いといてくれる?
まふゆ:わかった
ルカ:ふふ、素敵なパーティーになりそうね
ミク:うん
リン:……これ、何やってるの?
ルカ:あら、リン。どこに行ってたのかと思ったわ。 今みんなでパーティーの準備をしてたのよ
リン:パーティー?
瑞希:そう! 年越しカウントダウンパーティーだよ! 前やってすっごく楽しかったから、今年もやろうって思ってさ♪
絵名:とか言って、今年もアニソンのカウントダウンライブに 外れてヒマだったからでしょ?
瑞希:ち、ちがうってばー! 絵名ってばいじわるだなーもー
瑞希:あ、せっかくだからさ、今年はカウントダウンだけじゃなくて、 お正月っぽいこともしてみない?
奏:お正月っぽいこと……?
ルカ:お餅を食べるとか、初詣をするとかかしら?
絵名:あ、初詣って言えば、さっき愛莉から、 『みんなで近所の神社で巫女をやることになった』 って連絡来てたような……
瑞希:えぇっ!? みんなでってことはつまり……アイドル全員巫女姿!? え!? ヤバくない!?
ミク:……まふゆ、なんで瑞希はすごく嬉しそうなの?
まふゆ:アイドルと巫女が好きなんじゃない?
瑞希:モモジャンのみんなが巫女……! これは見に行くっきゃないよ!! みんなで行こう!!
絵名:いや、みんなで行く必要はないでしょ。 まぁ私は愛莉の様子、見に行こうかなって思ってるけど……
瑞希:んー……奏とまふゆはどう?
瑞希:巫女のみんなが見たい!みたいなテンションで言っちゃったけど、 実際みんなで初詣できたらいいなって思うんだよね
奏:……寒いから、外はちょっと……
絵名:あ、寒いのは大丈夫なんじゃない? いつもより気温上がるって天気予報で言ってたし
奏:え? そうなの?
絵名:うん。今年の冬はいつもよりあったかいから、日が出てれば 春みたいな三が日になるって。 だから私も行こうかなって思ってるんだよね
奏:そっか……。 まあ、それなら……
瑞希:やったー!! まふゆは……やっぱり難しい?
まふゆ:昼は家族と過ごす予定があるけど——
まふゆ:……毎年、夕方は時間があるから、 その時間に行けないか、聞いてみる
瑞希:……!! ありがとう、まふゆ~!!
奏:……ふふ
MEIKO:(みんなで集まって何をしているのかと思ったけど——)
MEIKO:(まあ……悪くない雰囲気かしら)

第 5 话:大きな願いごと

大晦日 午後9時
神社の拝殿
遥:——うん。着付けはこれで問題なさそう。 みんなは大丈夫?
みのり:は、遥ちゃんの巫女さん……! ううう~! 神様ありがとうございます~!
愛莉:みのり、今日のアンタはファンじゃなくて巫女なんだから しっかりしなさい!
雫:そうね。今からベテランの巫女さんから 作法を教えてもらえるみたいだし……
ベテラン巫女:お待たせしました。 皆さん、今日は榎本の代わりに来てくださって、 ありがとうございます
遥:いいえ。こちらこそいつも榎本さんにはお世話になっているので。 今日はよろしくお願いします
みのり・愛莉・雫:『よろしくお願いします!』
ベテラン巫女:ふふ、聞いたとおり、しっかりしたお嬢さんがたですね。 それでは早速、業務内容と作法についてお話しましょう
みんな:『はい!』
みのり:えーっと、参拝者への挨拶は、 『ようこそお参りくださいました』で、 お守りとかを売る時は——
愛莉:みのり、売るんじゃなくて“頒布”よ
みのり:あ、そうだった! 神様の力をお配りする……みたいな意味だよね!
愛莉:ええ。お守りやお札を渡す場所が『授与所』っていうのも、 神様のものを授かる場所だかららしいわ
雫:ふふ、神社ならではの言葉があって おもしろいわよね
遥:お金をもらう時も『お納めください』って言ったりね。 言い慣れないから気をつけないと
遥:そういえば——みんな、担当する場所は覚えた?
みのり:うんっ! わたしはおみくじ!
愛莉:わたしはみのりと同じ授与所で、 お守りやお札を頒布する係ね
雫:私はお神酒と甘酒をふるまう係よ
遥:うん。大丈夫そうだね。 私は参拝者の案内と連絡係だから、 何かあったらすぐに私に言って。社務所の人に伝えるから
遥:休憩はみのりと雫が朝4時から、私と愛莉が5時から。 みんな、寒いから風邪をひかないように、 しっかりカイロを貼って頑張ろうね
みのり:うん! ……えへへ、 遥ちゃんがリーダーになってくれてよかったな!
遥:え? リーダー?
雫:ええ。さっきの巫女さんも言ってたもの。 一番しっかりしてそうだから、案内役と連絡役を任せるって。 それってリーダーってことじゃないかしら?
愛莉:そうね! それに、見所があるって言われてなかった?
遥:……ふふ、ありがとうみんな。 今日はリーダーとして頑張るよ
遥:あと30分でスタートだね。 そろそろ用意しようか
みのり:うん! あ……もうあっちにお参りに来た人達が 並んでるよ
雫:早いわねえ。 やっぱり一番にお参りしたいのかしら?
愛莉:もしかしたら、大きなお願いごとがあるのかもしれないわね!
遥:大きな願いごとか……
みのり:……遥ちゃん? どうしたの?
遥:あ、ごめん、ボーっとしちゃって。 いろいろ昔のことを思いだしてたんだ
みのり:昔のこと……?
遥:アイドルを目指し始めた、 本当に最初の頃のことだよ
遥:実は私、アイドルを目指し始めた頃から何回も、 この神社にお参りに来てたんだ
雫:そうだったの?
遥:うん。小学校3年生の時にアイドルになろうって思って、 毎朝のランニングを始めるようになったんだ
遥:それから毎朝、アイドルになれますようにって ここでお参りしてたの
愛莉:へえ……! ちょっと意外ね。 遥って神頼みするイメージがあんまりなかったわ。 自分の力でなんとかするタイプっていうか……
遥:ふふ、よく言われるな
遥:もちろん、努力して、自分の力でアイドルになろうって 思ってたよ
遥:でも、人との縁や、タイミングや……。 そういうものがあるから、扉が開くことがあるでしょ?
遥:だから、そういう自分ひとりではどうにもならないことは、 せめて神様にお願いしようって思ったの
みのり:それでほんとにアイドルになって、 センターにまでなれちゃうなんて……! さすが遥ちゃん!
愛莉:ほんっと昔っからストイックでブレないわね、遥は
遥:ブレないってことはないよ。 結構不安になることも多かったしね
遥:ASRUNのセンターに決まった時なんて、 緊張で眠れなくなったりしたんだよ
雫:そうだったのね……
みのり:い、意外……! 遥ちゃんでもそんなことがあるんだね……!
遥:うん。本当にセンターとしてやれるのかっていう不安とか、 それでもやりきらなきゃいけないっていう気負いがあって……
遥:その時も、この神社に来たんだ
遥:…………
遥:……はぁ
遥:(駄目だ……。 いつもなら、ここでお参りすれば気持ちが切り替えられるのに、 今日はずっと胸が苦しい……)
遥:(来週から全国ツアーがあって、 そのあとはレギュラー番組も始まって……)
遥:(本当に、私がセンターを務められるのかな……)
巫女:あの——すみません。 このハンカチ、落とされませんでしたか?
遥:えっ? あ……。 はい、私のハンカチです。ありがとうございます
遥:お手水の時に落としちゃったのかも。 大切なものなので助かりました
巫女:いえ、持ち主が見つかってよかったです
遥:本当にありがとうございました。 それじゃあ、失礼します
巫女:——きっと、聞き届けてくれると思いますよ
遥:……え?
巫女:すみません。 先ほどとても熱心にお参りされていたので、つい
巫女:神様は、心からの真剣な願いを、きっと聞き届けてくれます。 だから——ひとりではないですよ
遥:…………!
巫女:……差し出がましいことを言ってすみません。 それでは
遥:ひとりじゃない……
遥:(センターとしてファンの期待に応えられるか ずっと不安になっていたけど……)
遥:(——ASRUNは、ひとりじゃない。 みんながそばにいてくれる。それなら——)
遥:あ、あの……!
巫女:あ……はい
遥:……ありがとうございます。 私、ひとりで背負いすぎるところでした
遥:ちゃんとみんなと一緒に——頑張ろうと思います
遥:あの、もしよかったら、 お名前を聞いてもいいですか?
遥:その時の巫女さんが、榎本さんだったの
遥:榎本さんにもらった一言で肩に入ってた力が抜けて——、 できることを全力でやればいいんだって ちゃんと思えるようになったんだ
みのり:そんなことがあったんだ……!
愛莉:“背中を押してくれた人”って言ってたのは、 そういうことだったのね
遥:うん。 榎本さんは、明るい未来に向かって進もうとしている人達を 見守れることが嬉しいって言っていたから……
遥:私も今日、そんな風に、みんなの願いを見守りたい。 それでもしできるのなら、少しでも力になりたいって思うんだ
雫:なら、今日はみんなで見守っていきましょう? ここに来る、たくさんの人達の願いを
愛莉:ふふっ、みんなどんな願いごとをしに来るのかしらね?
みのり:なんだかワクワクしてきたね! みんな、早く準備しに行こうよっ!
遥:——うん!

第 6 话:あけましておめでとう!

12月31日 午後11時30分
神社の拝殿
咲希:とうちゃーっく♪ わー! もう結構いるね!
リン:『すっごーい☆ さっきチラっと見たけど、屋台もいっぱいあったよ~!』
レン:『こら、リン! 人がいる場所では顔出すなって』
リン:『もー、ポケットの中だから大丈夫だってばー!』
一歌:ごめんね、リン。もうちょっとしたらみんなが 出てこれるような場所に行くから待っててね
志歩:そうだね。 …………
穂波:あれ? 志歩ちゃんどうかしたの? ソワソワして
志歩:あ……。実は今日の夕方頃、お姉ちゃんから ここで巫女やってるから見にきてって連絡がきてて……
一歌:え、巫女? 雫先輩が?
咲希:でも、しずく先輩が巫女さんなんてやったら、 人がいっぱい集まっちゃうんじゃない?
志歩:そのあたりは変装するって言ってたから大丈夫だとは思うけど、 お姉ちゃんに見つかったら面倒臭そうだなって思って……
雫の声:あら? なんだか、しぃちゃんの声が聞こえるような……?
志歩:……この声……
志歩:……みんな、早く参拝の列に並ぼう
一歌:もう、顔ぐらい見せればいいのに。 ……あれ?
遥:あ、星乃さん、天馬さん。 それに日野森さんと望月さんも
遥:——ようこそお参りくださいました
咲希:ええー! はるかちゃんも巫女さんやってたんだ! かわいい~!
穂波:うん! すごく良く似合ってるね……! 本物の巫女さんみたい……
遥:ふふ、ありがとう。 いろいろあって、MORE MORE JUMP!のみんなで 手伝うことになったんだ
一歌:そうだったんだ……! じゃあ、みのりや桃井先輩もいるの?
遥:うん。みのりと愛莉は授与所にいるよ。 お参りまで時間があるなら、のぞいて行くのもいいかもね
咲希:あいり先輩がいるの!? なら絶対行かなくっちゃ~!
一歌:ふふっ、咲希は本当に桃井先輩が大好きだよね。 前もサインもらってたし
咲希:うん! アタシ、入院してる時よくあいり先輩の出てる バラエティ見てたから、ファンなんだ~♪
遥:ふふ、そうだったね
遥:よかったら顔を出してあげて。きっとみんな喜ぶと思うから。 あ、日野森さんも、雫ならあっちにいるよ
志歩:そっか……
一歌:桐谷さん、ありがとう!
遥:どういたしまして。 暗いから足下に気をつけてね
授与所
咲希:え~~っと……あ! あいり先輩発見! お守り売ってるみたいだよ!
咲希:アタシ、買ってくるね~!!
志歩:ちょっと咲希、走ったら危ないってば……!
愛莉:——はい、破魔矢と、交通安全のお守りと、お札ですね。 こちらで間違いないですか?
咲希:わ、すごい速さ……! ベテランの人みたいだね!
志歩:本当だ。 どこに何があるのか、完全にわかってるみたい
愛莉:次のかたは——あら? あなたたしか、天馬さんよね?
咲希:は、はいっ! あいり先輩、覚えててくれたんですか!?
愛莉:もちろんよ! バッチリ覚えてるわ!
咲希:わわ……! 嬉しいです……!
志歩:ていうか咲希、ここまで並んだんだから、 何か買ったら?
咲希:あ、そうだった! それじゃあ……健康祈願のお守りください!
愛莉:わかったわ。 ピンク色でかわいいから、天馬さんにぴったりね
愛莉:はい、どうぞ! 天馬さんの健康を祈って、ぎゅーっと愛莉パワーを 注入しておいたわっ♪
咲希:ホントですか!? 嬉しい~! さすがあいり先輩、すっごく神対応……!
愛莉:ううん、他のお客さんもいるから、 ゆっくり話せなくてごめんなさいね
志歩:ありがとうございました、桃井先輩。 それから……来年も姉のこと、よろしくお願いします
愛莉:ええ、もちろん! 雫のところには顔出した? きっと喜ぶと思うわよ
志歩:う……邪魔になるのは嫌だなって思ったんですけど……。 でも……桃井先輩が言うなら、あとで顔見せてこようと思います
愛莉:ふふ、よかった! それじゃあ——みんなでバンド、がんばってね!
咲希・志歩:『はい!』
咲希:ただいま~! やっぱりあいり先輩、スーパー神対応だったよ! もっと好きになっちゃった!
一歌:ふふ、よかったね咲希。 ……まだ時間はあるから——先におみくじ引いちゃおうか?
志歩:そうだね。 お参りのあとだともっと混みそうだし
穂波:——うんっ!! 行こう、みんな!!
志歩:ひとりだけ気合いの入りかたが違いすぎない?
一歌:戦場に行くって感じだね……
穂波:おみくじは……あそこだね! あ、あそこのおみくじには花里さんがいるみたい
一歌:本当? なら、あそこで引こうか
リン:『あたしも引きたーいっ! ほなっち、あたしの分も引いてくれる?』
MEIKO:『私も引いてほしいな! カイトもでしょ?』
KAITO:『…………少し、気になる』
レン:『いや、でも6人分も引いたら さすがにおかしいって思われないか?』
MEIKO:『あ、それなら私達の分をまとめてひとつ、 穂波に引いてもらうのはどうかな』
一歌:えっ、でも……
穂波:——はいっ! 任せてください! 今回こそは必ず結果を出してみせます……!
一歌:あ……。穂波、大丈夫かな……
ミク:『なんだか、心配だね……』
みのり:……はい! 39番ですね! こちらがおみくじです。次のかたどうぞ~
穂波:——こんばんは、花里さん
みのり:あ、穂波ちゃん! 偶然だね~!
みのり:はい、おみくじをどうぞ! 筒を2、3回振ると出てきやすいよ
穂波:ふぅ……いきます!
みのり:(わ! 穂波ちゃん、なんだかすごく真剣に引いてる! こんなに真剣におみくじ引く人初めて見たかも……! 何かかなえたいお願いでもあるのかな……?)
穂波:——これです! これでお願いします!
みのり:あっ、はい! ええと、66番……こちらです!
穂波:…………っ!
穂波:ど、どうしてまた大凶なの~!!
みのり:だ、大凶!?
一歌:あ、やっぱり……
レン:『めちゃくちゃフラグ立ってたもんなぁ……』
みのり:(ど、どうしよう……! このままじゃ穂波ちゃんが……!)
みのり:——大丈夫だよ、穂波ちゃん! 諦めなかったら、きっと道は開けるから!
穂波:は、花里さん……
みのり:だから——もし穂波ちゃんがよければ、もう1回引こう! もう1回引いたら次はきっと良くなるよ! ……100円はかかっちゃうけど
穂波:……100円でもう一度チャンスが手に入るなら……えいっ! 34番です!
みのり:はい! こちらです!
穂波:……!! ま、また凶……!!
みのり:でも大丈夫、さっきよりは良くなってるよ! 諦めなければ次はもっと良くなるかも!
穂波:……うん、そうだね! えーいっ!
志歩:……おみくじって、そういうものだっけ?
ミク:『きっと違うと思うけど……』
穂波:あ……! 吉! 花里さん、吉が出たよ!
みのり:お、おめでとう~!! やっぱり諦めなかったら、道は開けるんだね~!!
咲希:——ふふっ。ほなちゃんが嬉しそうだから、 全然オッケーだねっ♪
志歩:……ま、そういうことにしておこうか
穂波:みんな、おまたせ~! ちゃんと吉が引けたよ~!
一歌:ふふ、そうだね。 ……あ
一歌:鐘の音だ。 気づいたら、年越ししてたみたいだね
志歩:本当だ。 いつの間に……
穂波:あ、ごめんね……。 ついおみくじに力が入ってバタバタしちゃって……
咲希:だいじょーぶだいじょーぶ! それじゃあ、みんな改めて——
みんな:『あけましておめでとう!』
一歌:じゃあ、みんなでお参りに行こうか
咲希:うんっ! 今年もいーっぱいお願いしちゃおうっと!!
遥:…………ふふっ

第 7 话:いつもどおりの練習日

夜明け前
神社の拝殿
愛莉:ふぅ……さすがにこの時間になると落ち着いてきたわね
遥:愛莉、お疲れさま
遥:休憩に行ったみのりと雫はそろそろ戻ってくる頃だと思うから、 そのあと、私達も休憩に行こうか
愛莉:そうね。カイロを貼ったけどやっぱり寒いし、 ゆっくりあったまりたいわ
???:遥~!
遥:え? この声は……
杏:あけましておめでと、遥! お、巫女姿もバッチリ似合ってるじゃん!
こはね:遥ちゃん、あけましておめでとう! 今年もよろしくお願いします
遥:杏、こはね……! まさかここで会うなんて思わなかったな
こはね:ここで巫女さんのお手伝いをするって、 みのりちゃんから聞いて来たんだよ
彰人:……本当に杏の親友って 桐谷遥だったんだな……
冬弥:そうだな。 ……そんなに意外だったか?
彰人:意外っつーか、桐谷遥っていえば画面の向こう側の人間って イメージだったからな
愛莉:あら? もしかしてそこにいるのって、彰人くんと冬弥くん?
彰人:——ん? 桃井さん? こんなところで何してるんすか?
愛莉:見てのとおり、巫女よ、巫女! 遥達と——今一緒にグループを組んでいるみんなと、 お手伝いに来てるのよ
彰人:そうだったんすか……。 ん? つーことは……花里は桃井さんと同じグループ……?
愛莉:あら、みのりに会ったことがあるのね! 彰人くんの言うとおり、みのりとわたし達で MORE MORE JUMP!っていうグループを組んでるのよ
彰人:マジすか……
遥:たしか、杏のチームのみんなが、 みのりがファンフェスタに出る時に歌を教えてくれたんだよね
杏:うん! 彰人と冬弥も、みのりちゃんにいろいろ教えてたんだ
愛莉:そうだったのね。 ありがとう、彰人くん、冬弥くん!
遥:私からも、ありがとうございます。 みのりがすごく助かったって言っていました
彰人:ああ、いえ。 大したことはしてないので
冬弥:はい。むしろこちらこそ、歌を教えることで 改めていろいろ学べました
遥:ふふ、やっぱり杏と一緒に活動しているだけあって、 すごく歌に熱心なんですね
こはね:あ、そういえば……みのりちゃんは?
遥:みのりは今、休憩に行ってるんだ。 もう少ししたら戻って来ると思うから、 あとでおみくじのほうに行ってあげて?
こはね:うん、ありがとう遥ちゃん!
杏:それじゃ、4人でお参りしよっか!
杏:よし! もうすぐ私達の番だね。 お願いごとはバッチリだよ!
冬弥:ああ。俺達の願いはひとつだからな。 ……ん?
レン:『オレもお参りする!』
リン:『わたしもー!!』
彰人:おい、お前ら。顔出すのはいいけど、 あんまり目立たないようにしろよ?
レン:『はーい!』
ミク:『——じゃあ、私もちょっとだけやらせてもらおうかな?』
こはね:あ、ミクちゃん! ミクちゃんも一緒にお参りしてくれるんだね
ミク:『ふふ。せっかくだしね。 一緒にお願いごとさせてよ』
杏:お、次が私達の番だね! それじゃあみんな、いくよー!
こはね:(RAD WEEKENDを超えるために頑張ります。 だから——見守っていてください!)
遥:(……みんな、すごく真剣にお願いごとしてる。 やっぱり、あのイベントについてのお願いごとなのかな)
遥:……頑張れ、みんな
杏:——これでビシっと1年始まったね! あとはみのりちゃんに会ったらミッションクリア!
冬弥:それまでは、この辺りで休憩するか。 ……ん? あそこで甘酒を配っているようだな
こはね:そういえば甘酒ってお酒だけど、 私達も飲んでいいのかな?
冬弥:ああ。 甘酒には米麴から作られるものと 酒粕から作られるものがあるんだが——
冬弥:神社でふるまわれているものは米麴のもので、 そちらにはアルコールが含まれていないらしい
杏:へー! さすが冬弥、よく知ってるね!
冬弥:本で読んだだけだがな
彰人:酒か……。 そういえば昔、メイコさんにウイスキーを すすめられたことがあったな
杏:え? メイコさんが?
KAITO:『メイコ、未成年にお酒をすすめたの!?』
ルカ:『ちょっとちょっとーどういうこと? 大人としてよくないんじゃないの~?』
こはね:わ! カイトさん、ルカさん!
MEIKO:『ふたりとも誤解しないでよね? あれはたとえ話をしようとしただけで、 本当にすすめたわけじゃないもの』
冬弥:それで……どうしたんだ、彰人は
彰人:は?
冬弥:未成年の飲酒は法律で固く禁止されている。 だから——
彰人:飲んでねえよ! あと結局ウーロン茶だったからな、それ
冬弥:そうか、ならよかった
こはね:ふふっ……
こはね:あ……!
みのり:よーし、休憩も終わったし、 これからまたがんばるぞ~っ!!
こはね:みのりちゃんが戻ってきたみたい! ねえみんな、おみくじの所にみのりちゃんがいるから、 みんなで引きに行かない?
杏:うんっ! そうしよう!
こはね:みのりちゃーん!
みのり:あっ、こはねちゃんっ! 来てくれたんだね~!
みのり:しかもVivid BAD SQUADのみんなで……!
杏:お疲れさま、みのりちゃん! 巫女さんの格好寒そうだけど、大丈夫?
みのり:うんっ! 肩とか腰とかいっぱいカイロ貼ってるから 結構あったかいんだよ!
みのり:あ、おみくじどうぞ! 今は参拝してる人も少ないし、引くチャンスだよ!
冬弥:おみくじか……。 せっかくだし引いてみるとするか
彰人:ま、ちょっとした運試しだな。 オレもやってみるか
みのり:うん! じゃあ順番に引いていってね!
杏:よし、みんないい? せーので開くよ?
杏:せーの……!
杏:やったー! 大吉じゃん!
こはね:本当? やったね杏ちゃん! 私は中吉だったよ
冬弥:俺は吉だった
彰人:末吉か……微妙だな
彰人:そういや、吉と末吉ってどっちが上なんだ?
冬弥:所説あるらしいが、一般的には吉のほうが 上だと言われているらしい
みのり:あ! あんまり結果が良くなかったら、 もう1回引けるからね!
彰人:わざわざそこまでして 運勢変えたいヤツいるのか……?
こはね:ふふ、ちゃんと中身も読むと楽しいよね。 待ち人とか、争いごととか、一言とか——
こはね:あ……『思うに任すべし』だって
杏:思うに任す……思うようにやっちゃえってことか。 ふふ、いい言葉もらったね。 こはねにぴったしじゃん!
彰人:……思うようにか。 なら、このあと練習していくか?
冬弥:奇遇だな。 ちょうど俺も同じことを考えていた
杏:あはは! そうなると結局いつもどおりの 練習日って感じだけど——
杏:そっちのほうが、私達っぽいよね!
こはね:うんっ!
こはね:みんな——今年も一緒に頑張ろうね!

第 8 话:レッツ初詣ショー!

午後1時
神社の境内
子供達:お母さん、あそこに変なのいる! 怖い~!
子供達:あれって、頭ガブガブ噛むやつだよね!?
獅子舞ロボ:ガブ……
ネネロボ:子供達に怖ガラレテ悲シイソウデス
類:うーん、今の子供達にとって、 獅子舞はちょっと怖いものみたいだね
類:さすがに子供達を怖がらせてしまうのは本意じゃないから ネネロボと一緒に少しここで待っていてほしいな。 ワンダーステージでのショーで活躍してもらおう
えむ:そっかぁ……。 獅子舞ロボさん、残念だけどここで待っててね!
獅子舞ロボ:ガブ……
寧々:ていうか、神社にこれを持ちこむつもりだったの……?
司:まぁ、正月らしいと言えば正月らしいが……。 参拝の列に並ぶと悪目立ちしてしまうし、 今回はここで留守番をしてもらうとするか
司:それでは全員、初詣に行くぞー!!
遥:さて……2回目の休憩も終わったし、あと少しだね。 夕方まで頑張ろう
遥:……ん? あれって……獅子舞? なんであんなところでじっとしてるんだろう……
神社の拝殿
えむ:世界中のみーんながもーっと笑顔になれますようにっ!
ミク:『なれますようにーっ!』
リン・レン:『なれますようにー!』
寧々:お願いごとって声に出していいわけ? ……ま、もう言っちゃってるからいいけど
司:オレ達のショーで、世界中を笑顔にするぞ!!!!
類:こちらはもはや決意表明になっているねえ
KAITO:『あはは……司くんらしいといえば司くんらしいねえ』
MEIKO:『ルカ~! お参りよ! 何かひと言でも言いなさい!』
ルカ:『う~ん……もう食べられないわ~……』
MEIKO:『そうじゃなくて、お願いごとを言うのよ!』
えむ:みんなお参りできたね~! よーし、それじゃ次は~……おみくじに行こーう!
司:今年最初の運試しということだな! いいだろう! 行くぞっ!
ミク:『レッツゴーゴー♪』
寧々:あ、ちょっと司! 急に走ったら危ないでしょ!
KAITO:『——はぁ、大丈夫かな? さすがに人も多いし、僕達が顔を出していると 気づかれちゃいそうだ』
類:たしかに……少し待っていてもらったほうがよさそうだね。 ああ、そうだ。カイトさん達の分もおみくじを引いておこうか?
KAITO:『ああ、それは助かるよ! ありがとう、類くん』
類:これくらい、なんということはないよ。 いつもお世話になってるからね
類:というわけでえむくん! みんなの分も合わせて引いてくれると嬉しいな!
えむ:みんな? あ、うん、わかった! それじゃああたしの分とあわせて、7回引くね~!
えむ:大吉だ~!!
えむ:あっ、こっちも大吉! これも大吉だよ~!! また大吉!! あっちもこっちも大吉!!
司:な、なんだこの豪運は……!?
類:おやおや、7回すべて大吉とはすごい確率だね。 こうなったら僕達の分もえむくんに引いてもらおうか
寧々:それじゃ意味ないでしょ……
えむ:わっはっはー! 全部大吉大吉~!
みのり:え、えむちゃんすごい……! ……ちょっとだけ穂波ちゃんにわけてあげてほしい!
司:ふぅ、全員大吉となったことだし、 あとは——
???:あら? もしかしてそこにいるのって……司くん?
司:ん? おおーっ!!
遥:……! 今の大声、何? もしかして事故か何かあったんじゃ……!
司:そこにいるのは雫ではないか~! ひさしぶりだな!
雫:やっぱり司くんだったのね! ひさしぶりね〜
えむ:わぁ~! キラキラしてるお姉さんだ~! 司くんのお友達なの?
司:ああ! 雫は志歩の姉でな。 そう頻繁ではないが、昔は公園で遊んだりしたものだ!
えむ:ええっ! 志歩ちゃんのお姉さんなんだー! はじめまして、こんにちは! 鳳えむですっ!
雫:あら、あなたもしぃちゃんのお友達なのね? はじめまして。妹がいつもお世話になってます
遥:……雫! 今の声って……あれ? 鳳さん?
えむ:あ、遥ちゃんだ! 遥ちゃんも巫女さんになってる~♪
寧々:え……遥って、桐谷遥? 似てるけど、でも、こんなところで巫女してるわけないし……
遥:ねえ、鳳さん。 今すごく大きな声がしたと思うんだけど、何か知らない? 事故か何かと思ったんだけど……
えむ:司くんのでっかいデシベルの声だから大丈夫だよ!
司:なんだでっかいデシベルとは! せめて数値で言え!
遥:あ……何事もなかったならよかった。 教えてくれてありがとう、鳳さん
遥:もしかして……こちらの皆さんが、 鳳さんが前に言ってたワンダーステージの人達?
えむ:うんっ! みんなでたっくさんの人を笑顔にしてるんだよ♪
遥:ふふ、そうなんだね
遥:あ——すみません、申し遅れました。 鳳さんと同じ学校に通う、桐谷遥です。 あけましておめでとうございます
寧々:や、やっぱり……!
雫:……あら? そっちのおふたりは……
類:春頃に山でお会いしましたね。 お元気そうで何よりです
雫:まあ、草薙さんと神代さんよね? あの時は本当にありがとう!
司:ん? なんだ。 ふたりとも知りあいなのか?
雫:ええ! 前にピクニックに行って道に迷った時に、 おふたりが助けてくれたのよ
司:……ああ! そういえばそのようなことを ワンダーステージで話していたな!
えむ:じゃあじゃあ、ふたりは司くんのお友達とお友達だったんだね! すっごい偶然だね~♪
寧々:友達っていうか、偶然知りあったって感じだけどね。 まさかアイドルの日野森雫と知りあうとは思わなかったけど……
遥:そうだったんだ……。 雫を助けてくれてありがとう
寧々:あ、えっと、その……わたしは別に……
類:フフ、不思議なところで縁がつながっているものだねえ。 ……ん?
子供:うえーん!
えむ:あっ、あっちのほうでちっちゃい子が泣いてる! 階段で転んじゃったみたいだよ!
遥:大変……! 今すぐ行かなきゃ——
類:ふむ……。 ここは僕達に任せてくれないかな
遥:えっ……?
類:年の初めに泣いている子供がいるんだ。 それなら、僕達の出番だろう?
司:なるほど……それは一理あるな! 幸いケガもしていないようだし、 ここはひとつ、オレ達があの子を笑顔にしようじゃないか!
えむ:おお~っ!
寧々:え、あ、ちょっとー! すみません日野森さん……と、き、桐谷さん? 失礼します!
雫:あらあら……ふふ。 司くんってば、すっごく素敵なお友達がいるのねえ
子供:うえーん!
母親:よしよし、痛かったね……よしよし。 どうしよう、なかなか泣き止まないわね……
獅子舞ロボ:ガブガブ!
子供:わっ!? な、なあにこれ……!
母親:し、獅子舞……?
えむ:『むかーしむかし、ある神社に、 1匹の獅子舞ロボが住んでおりました!』
参拝客達:ん? なんだなんだ? 獅子舞ロボ?
参拝客達:何か見せ物でも始まるのか?
えむ:『子供がだーい好きで、笑顔にしたいと思う獅子舞ロボですが 見た目が怖いので、近づくと すぐに子供は離れていってしまいました』
寧々:『あの獅子舞、子供を頭から食べちゃうんだって!』
類:『わあ! みんな、逃げろー!』
獅子舞ロボ:ガブゥ……
えむ:『しかし! そんな様子を見ていた神様が、 獅子舞ロボに話しかけてくれました!』
司:『ハッハッハ! そう悲しむでない! みんなの笑顔を望むお前に、ワシが力を与えてやろう!』
獅子舞ロボ:ガブ?
司:『さぁ、これが神の力だ! 受け取れい!』
獅子舞ロボ:ガブ~!!
類:さあ、新しい仕掛けのお披露目だ! まずは——お正月らしく、餅を配ろうじゃないか!
子供:あっ、おもちだ! お母さん、ししまいさんおもちくれたよ~!
えむ:あっ! あの子、笑ってくれたよ! やった~!!
類:フフ、獅子舞ロボベータの力はこれだけじゃないよ。 さらに頭上に凧を上げて——
寧々:ふふっ。よかった。 ……でもあんまり騒ぐと、神社の人に怒られるから ほどほどにね?
遥:ここで劇を始めちゃうなんて……
遥:でも、そういえば…… みんなが笑顔になれますようにって お願いしてる声が聞こえたっけ
遥:きっとあれは——鳳さん達だったんだね

第 9 话:叶いますように

午後5時
神社の拝殿
みのり:ひぇ~、クタクタだ~
雫:そうねえ。休憩時間以外立ちっぱなしだから、 思ったよりも疲れたわね
愛莉:何言ってんの。明日はお正月配信もあるんだから、 疲れたなんて言ってられないわよ?
遥:ふふ、さすが愛莉は体力あるね
みのり:……あ! 配信も巫女さんの服でやっちゃうのはどうかな!? 絶対みんな喜ぶよ!
愛莉:さすがに配信のために貸し出してはくれないでしょ……。 あら?
瑞希:うわ~! ホントにみんな巫女さんになってる~! めちゃめちゃカワイイ~っ!
絵名:ちょっと、最初に言うことがそれ? ここはあけましておめでとうでしょ
愛莉:絵名! 瑞希!
みのり:わ~! あけましておめでとうございますっ!
雫:朝比奈さんも、あけましておめでとう。 今年もよろしくね
まふゆ:あけましておめでとう、日野森さん。 絵名から聞いてたけど、 本当にみんなで巫女さんのお手伝いをしてたんだね
雫:ええ。いろいろあって、 みんなでお手伝いをしようっていうことになったの
まふゆ:そうだったんだ、大変だね
奏:う……さ、寒い……!
愛莉:あら、大丈夫? 今年のお正月はあったかいって言ってたけど、 日が落ちてくるとさすがに冷えるわよね……
遥:そうだ。みんな甘酒を飲んでいくのはどう? あったまるよ
瑞希:いいね! お言葉にあまえて頂いちゃおっか♪
雫:はい、どうぞ
奏:あ……ありがとう。 ……あったまる……
瑞希:くぅ~! アイドルに甘酒をもらえるなんて! これは五臓六腑にしみわたっちゃうね!
絵名:おじさんみたいなこと言わないでよね……
まふゆ:すごくあったまるよ。 ありがとう、日野森さん
雫:ふふ、どういたしまして
瑞希:よーし、あったまったことだし、 神社でやれること全部やっちゃおう!
奏:やれることって……?
瑞希:やっぱまずはおみくじでしょ!
まふゆ:こういうのって、普通はお参りからじゃない?
瑞希:まーまー、固いこと言わないで! 大事なのは信じる心だからさ!
愛莉:だいぶテンション任せねー。 でもま、行きたいところから行っていいんじゃないかしら
奏:……そうだね。 絶対に順番を守らなきゃいけないってわけでもなさそうだし
絵名:ま、それもそっか。 愛莉の様子も見れたし、ちゃちゃっとやって、お参りして、 ファミレスでのんびりしよ
遥:じゃあ、おみくじに案内するよ。 ついてきてくれる?
瑞希:お、やったー! 大吉~♪
絵名:なんで凶なわけ……
瑞希:うわ、凶とか初めて見たー! 交換してあげよっか?
絵名:いいからそんな同情!
みのり:えーと奏ちゃんは……99番です!
奏:ありがとう……。 あ……
奏:もう1回引いてもいい?
みのり:え? もちろんですよ! 誰かの分ですか?
奏:……うん。 誰かのっていうか……あっちのみんなの分だけど
みのり:——はい! 1番です! どうぞ!
まふゆ:それで、どうだったの? 奏は
奏:……末吉だった。まふゆは?
まふゆ:私も末吉。 番号も同じだし、同じ内容みたいだね
奏:うん。 あ……
奏:願望——努力すれば叶う、だって
まふゆ:…………。 努力すれば……
奏:今年も頑張るよ、まふゆ
まふゆ:……うん
瑞希:おーい! 参拝客いないから、すぐお参りできそうだよー!
奏:あ、うん。 今行くよ
遥:(……もう日もすっかり暮れたし、 もうすぐこの手伝いも終わりだな)
遥:(宵崎さん達のお参りが、最後に見届けられるお参りかも)
瑞希:みんな、お賽銭入れた? 用意できたら鈴鳴らすよ~
奏:……うん。大丈夫だよ
瑞希:それじゃいくね!
絵名:(今年も、自分の納得できる絵が描けますように。 それから——)
絵名:(……ううん。瑞希のことは、神様頼りじゃなくて、 私自身がなんとかしなくちゃね。 待つって決めたんだから)
瑞希:(……今年も、みんなと一緒の1年が始まって、よかったな)
瑞希:(どうか——この時間が、ずっと続きますように……)
まふゆ:(——自分を見つけられますように)
奏:…………
奏:(みんなを救う曲を——作れますように)
ミク:『…………』
ミク:(こっそり、見に来たけど……)
ミク:(みんな、すごく真剣にお願いごとしてるみたい)
ミク:『…………わたしも、お願いしよう』
ミク:(みんなのお願いごとが、かないますように——)
遥:……あれ?
遥:(宵崎さんのポケットから何かが 見えた気がしたけど……気のせいかな)
愛莉:どうしたの? 遥。 絵名達のほう見て、どうかした?
遥:あ……ううん。なんでもないよ
遥:——みんな、すごく真剣にお願いごとしてるなって思って
雫:そうね。 きっと、何か大切なことをお願いしてるんでしょうね
みのり:うんうん! 大切なお願いごとだと、 自然とお願いする時間も長くなっちゃうよね!
遥:……うん
遥:何をお願いしてるかは、わからないけど——
遥:叶うといいな。 みんなのお願いごと
午後6時
遥:さて——これで終わりだね。 みんな、本当にありがとう
愛莉:終わってみるとあっという間だったわね! いい経験ができたわ!
雫:そうね。甘酒をふるまうと、みんな笑顔になってくれるから、 とっても嬉しかったわ
みのり:うん! 大変なこともあったけど、すっごく楽しかったね!
遥:そうだね。それに——たくさんの人がお願いごとを してるのを見られたのがよかったな
雫:ふふっ、そうね! ——あ、それじゃあ私達も、最後にみんなでお参りをしましょう?
愛莉:そうね! こんなにがんばったんだもの、神様もきっと、 わたし達のお願いをよーく聞いてくれると思うわ!
遥:ふふっ、そうだね
遥:それじゃあ——鈴を鳴らすよ
遥:(この先も、みんなと一緒に、 たくさんの希望を届けられますように——)
愛莉:よし! バッチリお願いできたわ!
みのり:うん! あ、だったらせっかくだし、 おみくじ引いて帰ろうよ!
雫:あ、じゃあお守りもいただきたいわ。 配信を安全にできるようなお守りはあるかしら?
愛莉:そんなもんないわよ! なによ、配信安全のお守りって!
遥:ふふっ……。 それじゃあみんな——お正月配信も頑張ろうね!
みのり:おーっ!!