活动剧情
セカイのハッピーニューイヤー!
活动ID:9
第 1 话:セカイの狭間で
セカイの狭間
ミク:あけましておめでとう!
ミク:新年早々キミに会えるなんて、嬉しいな
ミク:うん。今年もよろしくね
ミク:去年は、わたしと一緒にみんなを見守ってくれて、 本当にありがとう!
ミク:キミのおかげで、わたしも素敵な1年をすごせたよ
ミク:ねえ、今年もわたしと一緒に、あの子達とセカイを 見守ってくれる?
ミク:よかった! キミなら、きっとそう言ってくれるって思ってたよ
ミク:今年も素敵な年になるといいね。 あの子達にとっても、セカイのわたし達にとっても……
ミク:それに、見守ってくれるキミにとっても!
ミク:……そうだ! また、一緒にセカイに行ってみない?
ミク:あの子達やセカイのわたし達が 新年をどんな風にすごしてるのか、ちょっと気になってるんだ
ミク:ありがとう!
ミク:それじゃあ、 あの子達に会いに行こう!
第 2 话:大晦日のすごしかた
瑞希の部屋
瑞希:『K、昨日アイディアもらったとこ 直してみたんだけど、どうかな?』
奏:『……うん。すごく良くなってる。 これでいこう』
瑞希:『よかったー! Kの意見聞いて正解だったよ!』
絵名:『じゃあ、今日はそろそろお開きにする? だいぶ長いこと作業したし』
まふゆ:『そうだね。私も落ちる』
奏:『わかった。わたしはまだ作業してるから、 何かあったら声かけて』
瑞希:『あ! その前にみんな、ちょっといい?』
奏:『なに?』
瑞希:『明日って何か予定ある? もしヒマだったら、みんなでどこかに遊びに——』
絵名:『私はパス』
瑞希:『え~! なんで!?』
絵名:『寒いから。外出たくないの』
奏:『わたしも……。 寒いと、動けなくなるから』
瑞希:『えー、なにその理由……。 ねえ、雪は?』
まふゆ:『私は予備校の冬季講習がある。 ここに来るのも、少し遅れるかも』
瑞希:『そっかー。大晦日まで勉強なんて、雪も大変だね』
絵名:『っていうか、暇なら家にいればいいじゃん』
奏:『……そういえば、大晦日はライブに行くって 言ってなかった?』
瑞希:『アニソンのカウントダウンライブねー。 実はそれ、外れちゃったんだー』
瑞希:『去年までそんなに倍率高くなかったんだけど、今年は 有名アーティストが来るから、申しこんだ人が多かったみたい』
瑞希:『2年続けて当たってたから、 いけると思ってたんだよねー……』
絵名:『外れたんなら、大人しく家でゆっくりしたらいいじゃん。 無理に予定作ることないでしょ』
瑞希:『それはそうなんだけど……。うちの両親、今年の年末年始は 海外に住んでるお姉ちゃんに会いに行っててさ』
瑞希:『家にいてもごはん作るの面倒だし、 どうせなら外で食べたいな~って思ってたんだよね』
瑞希:『だから、ニーゴのみんなで遊べたらいいなって——』
絵名:『はいはい、残念でした』
瑞希:『えっ、本当に? 本当に行かない!?』
絵名:『行かない』
奏:『ごめん』
瑞希:『うー、そっかぁ』
まふゆ:『じゃあ、落ちるね。 また夕方に』
瑞希:『……またねー』
瑞希:(あーあ、失敗かぁ……。 明日、他に話し相手になってくれそうな人いないかなぁ)
瑞希:(でも、大晦日は誰も捕まらなそうだな~。 ニーゴのみんななら、って思って誘ったのに)
瑞希:はあ……
翌日 大晦日
カフェ
客の少女A:ねえねえ、どれ頼むー?
客の少女B:あ、このケーキ可愛くない? 私はこれにしよっかなー
瑞希:(はあ……。なんとなくカフェに入ってみたけど、 みんな楽しそうだなー)
瑞希:(あーあ、ボクだってチケットが当たってたら、 今頃は楽しく——)
客の少女A:ねえ。そういえば、お正月ってどうするの?
客の少女B:私は友達とカウントダウンパーティーするよ。 今日の夜から友達の家に泊まるんだ
客の少女A:へえ、いいなあ! 盛り上がりそうだね!
瑞希:(……カウントダウンパーティーかぁ。おもしろそうだなぁ)
瑞希:(ニーゴのみんなとできたらいいけど…… まふゆの家は厳しそうだし、 絵名と奏は外出たくないんだよね~)
瑞希:(……あ。でも、それだったら……!)
瑞希:『ねえねえ、みんな! ちょっと提案があるんだけど!』
絵名:『もう、いきなり何? うるさいんだけど』
瑞希:『あはは、ごめんごめん』
まふゆ:『……みんな、もう集まってたんだね』
奏:『雪。予備校で遅れるんじゃなかったの?』
まふゆ:『そのはずだったんだけど、予定より早く終わったの』
瑞希:『ナイスタイミング! 実は、みんなに提案したいことがあるんだ!』
奏:『……提案?』
瑞希:『うん! ねえ、みんなで、カウントダウンパーティーやらない?』
第 3 话:カウントダウンパーティー!
瑞希の部屋
奏:『カウントダウンパーティー?』
瑞希:『そう! みんなで集まったら、楽しいんじゃないかなって思ってさ』
絵名:『私はパス。外出たくないって、昨日言ったでしょ』
瑞希:『ふっふっふ。そこもちゃんと考えてきたよ!』
絵名:『え? 考えたって……』
瑞希:『ズバリ! セカイでやればいいんだよ!』
絵名:『セカイで?』
瑞希:『そう! それなら外に出なくても集まれるし、 ミクと一緒にカウントダウンパーティーできるじゃん♪』
絵名:『でも、あそこって何もないじゃん。 それなのにパーティーって……』
瑞希:『だから、お菓子とかグッズとか持ちこめばいいんだよ! 準備はボクが全部やるからさ』
絵名:『Amiaが? まあ、そういうことなら行ってもいいけど……』
瑞希:『やったー! Kはどう?』
奏:『……うん、そうだね。 久しぶりにミクとも話したいし』
奏:『雪は、どう?』
まふゆ:『……元日は家族で親戚まわりするから忙しいけど、 今日の夜なら、大丈夫だと思う』
瑞希:『よかったー! みんなありがと!』
瑞希:『じゃあ準備できたら、またナイトコードで連絡するから、 みんなでセカイに集まろうね!』
誰もいないセカイ
ミク:…………
ミク:最近、みんな来ないな
ミク:……でも、ここに来ないのは いいことなのかも
ミク:———みんな、楽しくすごせてるといいな
瑞希:やっほー、ミク!
ミク:あ……
ミク:みんな、どうしたの?
奏:……ミク?
絵名:そんな心配そうな顔しなくても大丈夫だよ。 今日は遊びにきただけだから!
ミク:……遊びに?
瑞希:そう! ねえミク、 一緒にカウントダウンパーティーしない?
ミク:カウントダウン、パーティー?
絵名:そ。年越しをみんなでお祝いするの。 瑞希がみんなでやりたいんだって
絵名:騒がしくなっちゃうけど、大丈夫?
ミク:……うん
瑞希:やったー! じゃ、さっそく準備しよーっと♪
ミク:瑞希、何持ってるの? 紙袋がたくさん……
瑞希:パーティー用のお菓子! ちょっと持ってきすぎちゃった感あるけど、いいよね!
絵名:あ、そうだ。私も持ってきたよ。 はい、これ
瑞希:え、これって、デパートで売ってる高いジュースじゃん! 有名なフルーツパーラーのやつ!
絵名:親の知りあいからお歳暮で送られてきたやつだから、 値段は知らないけど……
絵名:余ってたから持ってきただけだし、 適当に飲んじゃっていいよ
奏:……あ、わたしも少しだけど持ってきた。 ポリポリチップスのローストチキン味
瑞希:うわ、これクリスマス限定のやつじゃん! 気になってたんだよね、うれしー!
まふゆ:……瑞希
まふゆ:紙皿とコップと、ナプキン
瑞希:えっ、まふゆも持ってきてくれたの!? しかも、ナプキンすっごいオシャレ!
まふゆ:お母さんが前に買ったみたいだけど、使ってなかったから。 ……今日、使うと思って
瑞希:すっごく助かるよ! みんな、ありがとう!
ミク:……みんな、楽しそう
ミク:——よかった
絵名:瑞希、このお菓子、まふゆが持ってきてくれた 紙皿に盛っていい?
瑞希:うん、それでよろしく!
絵名:ふう……準備終わったよ
まふゆ:こっちも終わった
奏:……お菓子が並ぶと、パーティーって感じがするね
瑞希:うんうん! ボクと奏のお菓子と、絵名のジュース!
瑞希:それにまふゆの持ってきてくれたオシャレなナプキンが、 とーってもいい感じにパーティー感出してるよね~!
絵名:ちょっと大げさじゃない?
絵名:でも……たまにはこういうのもいいかもね
奏:うん
まふゆ:…………
瑞希:あ、そろそろカウントダウン始めないと!
絵名:はいはい、わかったってば
奏:こういうの初めてだな……。 なんか、くすぐったい
瑞希:じゃあ、テンション上げて楽しいカウントダウンにしちゃおー! ほら、まふゆも!
まふゆ:……うん
瑞希:ミクも、準備できてるー?
ミク:うん、大丈夫
瑞希:よかった! じゃあ、いくよー! 5、4、3、2、1——
瑞希:ハッピーニューイヤー! みんな、あけましておめでとう!
ミク:……あけましておめでとう
ミク:(ここは、まふゆ以外、誰もいないセカイだったけど、 みんなのおかげで、こんなに楽しいこともできるようになった)
ミク:(これからも……いろいろあるかもしれない)
ミク:(だけど、わたしは——)
ミク:(いつでもここで、みんなを待ってるね)
ミク:新しい年もよろしくね、みんな
第 4 话:アイドル達のお正月♪
ステージのセカイ
ミク:5、4、3、2、1……!
ミク・リン:『ハッピーニューイヤー!!』
ミク:みんな、わたし達のカウントダウンライブに来てくれて、 本当にありがとう!
リン:今年も、いーっぱいがんばるから、応援よろしくねー!
ミク:リンちゃん、新年最初のライブ、大成功だったね!
リン:うん! みんな楽しんでくれてよかった~♪
みのり:ミクちゃん、リンちゃん! あけましておめでとう!
遥:年明けライブ、すごく盛り上がってたね
ミク:あ、みのりちゃん! 遥ちゃん!
愛莉:わたし達もいるわよ
リン:あっ! 愛莉ちゃんと、雫ちゃんも来てくれたんだね!
雫:去年はいろいろありがとう。 ふたりには、とても助けられたわ
愛莉:今年はアイドルとしてめいっぱい輝いていくつもりだから、 よろしくね!
ミク:こちらこそ、今年もよろしくね!
リン:うんうん! いーっぱい歌って踊ろうねっ♪
みのり:それで、突然なんだけど……ふたりにお願いがあるの!
ミク:お願い?
リン:なになに? わたし達にできることなら、なんでもするよっ♪
みのり:わあ、ありがとう!
みのり:実は……
みのり:それで、まずは動画配信をしようって話になったんだ
愛莉:でも、やっぱりファンに見てもらうものだから 配信をする前に、練習したいって思ったのよ
遥:それで、ミクとリンにも手伝ってもらいたいと思って
ミク:もちろんいいよ! それで、今日はどんな動画を撮るの?
愛莉:ちょうどお正月だし、お正月らしい遊びをしてるみんなを 撮れたらって話をしてたわ
リン:お正月らしい遊び?
雫:ええ、家にいろいろあったから持ってきたの。 百人一首かるたに、福笑いもあるわ
雫:これを使って動画を撮れたら楽しそうだと思って
リン:わあ、すっごくおもしろそう!
ミク:みんなで素敵な動画を撮れるように、がんばろうね!
みのり:ふたりとも、ありがとう!
愛莉:じゃあ、さっそく準備を始めましょうか! わたし、かるたには自信あるのよね
雫:私は、かるたはあんまり得意じゃないんだけど……。 福笑いだったら、どうにかなる気がするわ
愛莉:なんでかしら。雫の福笑い……。 事故る予感しかしないわね……
雫:え、どうして?
遥:うん、カメラの位置はこれで大丈夫そう
遥:それじゃあ、テスト撮影を始めるよ
愛莉:——みんなー! あけましておめでとう! 今日はMORE MORE JUMP!の お正月特番をお届けするわよ!
愛莉:まずはかるたから始めるわね。 遥、読み手をお願いしてもいい?
遥:うん、任せて
雫:じゃあ、まずはリンちゃんと愛莉ちゃん、 ミクちゃんとみのりちゃんのペアね
リン:愛莉ちゃん、がんばろうね!
愛莉:ええ! 絶対に勝つわよ、リン!
みのり:うう、わたし、かるたすごく苦手なんだよね……。 迷惑かけちゃったらごめんね、ミクちゃん
ミク:大丈夫だよ、みのりちゃん! 一緒に楽しんじゃおうっ♪
みのり:うん……! ありがとう!
遥:それじゃあみんな、札を並べてね
みのり・リン:『はーい!』
第 5 话:たまにはのんびり
ステージのセカイ
遥:『ひさかたの、ひかりのどけきはるのひに——』
愛莉:はいっ!
みのり:えっ!? もう取ってる!?
リン:わあ、愛莉ちゃんすごい! あっという間だったね!
みのり:うう、全然手が出せなかった……
ミク:大丈夫だよ、みのりちゃん! まだまだここから!
みのり:ミクちゃん……! うん、そうだね!
みのり:よーし、がんばって愛莉ちゃんに勝つぞー!
遥:『はなのいろは、うつりにけりないたづらに——』
愛莉:はいっ!!
みのり:えーっ!? 今のは取れると思ったのに~!
愛莉:じゃあ、次はいよいよ福笑いね!
遥:うん。まずは雫からよろしくね
雫:ええ、わかったわ!
リン:がんばれ、雫ちゃーん!
雫:ええと、これが目、かしら……?
みのり:あ、雫ちゃん! それはほっぺた……
愛莉:ダメよ、みのり! 完成するまでは黙ってなくちゃ
ミク:でも、教えてあげたくなっちゃう気持ちわかるなぁ
雫:みんな、どうしたの?
遥:ううん、なんでもないよ。 雫、続けて
雫:わかったわ。ええと……
雫:これが口かしら? 目をここに置いたから……この辺りね
リン:わ、そこに置いちゃうの!?
みのり:雫ちゃん、大胆……!
遥:まあ、見えてないからね
雫:できたわ。どうかしら?
遥:これは……なんていうか、ホラー映画に出てくる……
みのり:ピ……ピカソの絵みたいでかっこいいよ!!
雫:よかった。褒めてもらえて嬉しいわ
愛莉:いや、もうどこからツッコめばいいわけ?
愛莉:はあ、疲れた……。 でも楽しかったわね!
遥:そうだね、息抜きにもなったし
雫:ふふ、カメラのことを忘れて 盛り上がっちゃったわね
みのり:うん! ほんと、楽しくて——
みのり:あ~っ! 動画撮ったの忘れてた!!
雫:あら、みのりちゃんも?
みのり:う、うん……どうしよう。 最後まで流れを決めてたのに……
愛莉:そこまでヘコまなくても大丈夫よ
遥:うん、とりあえず動画を見てみよう
みのり:う、うん……っ
みのり:わあ……
リン:とってもおもしろいね!
ミク:うんっ! 百人一首も福笑いも、 みんなすごく楽しそう♪
雫:あら、なんだか恥ずかしいわね……。 ほっぺを目のところに置いたり、口を鼻に置いたり……
リン:見てて、ハラハラドキドキって感じだったよ~!
みのり:最初から決めてた流れと全然違うから、 大丈夫かなって思ってたけど……
愛莉:結構いい感じに撮れてるでしょ?
愛莉:番組を撮る時も、一応流れを決めておくんだけど 大抵台本どおりには進まないのよね
愛莉:自然体で動いたほうがおもしろい流れになったりするものよ
みのり:なるほど……!
遥:さすが愛莉だね
愛莉:そういう遥だって、最後まで止めなかったってことは わたしと同じ考えだったんじゃない?
遥:そうだね。たしかに、それもあったけど……
雫:けど?
遥:みんなが楽しそうだから、 この風景を撮っておきたいなって思ったんだ
ミク:ふふっ♪ 動画に映ってるみんな、 とっても生き生きしてるもんね!
リン:うん、みんなが楽しそうで、 わたしもニコニコしちゃった♪
遥:ありがとう、ミク、リン
雫:うふふ、やっぱり恥ずかしいけど…… 喜んでもらえて嬉しいわ
みのり:うんうん、わたしも勉強になりました!
遥:じゃあ、いい動画も撮れたことだし、 本番用の企画でも考えようか
ミク:ねえ遥ちゃん、今日はもう少しみんなで遊ばない?
遥:え?
リン:せっかくのお正月だもんね! 今日はみんなとゆっくりおしゃべりしたいな~!
ミク:わたしも、さっきの福笑いやってみたいな♪
愛莉:……たしかに、最近バタバタしてたし 今日くらいゆっくりしてもいいかもね
遥:そうだね。企画はいつでも作れるし
雫:じゃあ、今日はみんなでお正月を楽しみましょう
みのり・リン:『うんっ!』
第 6 话:羽根つきバトル!
元日
crase cafe
MEIKO:はい、みんな。 お正月特別メニューよ
ミク:へえ、紅白団子のぜんざいに、甘酒スムージーか。 抹茶ラテは白玉に花も飾ってあるんだ
ミク:すごく豪華だね。どれもおいしそう
レン:うん! 全部頼みたいくらいっ!
リン:メイコの特別メニュー、ずーっと楽しみにしてたんだよね!
MEIKO:ふふ、つい張り切っちゃったわ。 どれでも好きなものを頼んでちょうだい
リン:はーい! ねえねえ、レンはどれにする?
リン:せっかくのお正月だし、今日はひとりひとつずつ頼んで シェアしようよ!
レン:そうだな! じゃあオレは抹茶にする!
リン:わたしはぜんざい!
MEIKO:抹茶ラテひとつと、ぜんざいひとつね
ミク:私は……新年最初の注文だし、 メイコのブレンドコーヒーにしようかな
MEIKO:ふふ、わかったわ
ミク:……やっぱり、こうやってみんなで のんびりすごせるのがお正月の醍醐味だよね
MEIKO:ええ。でも、お正月だからって気を抜いて、 ゆっくりしすぎないようにしないとね
レン:たしかに、少しは動かなきゃな~
リン:じゃあ、一緒にジョギングする?
レン:ジョギングか~。 ずっと走ってるのって飽きるんだよなー
リン:え~、じゃあ何がいいかなぁ?
MEIKO:……あら?
杏:メイコさん、あけましておめでとうございます!
MEIKO:杏ちゃん、あけましておめでとう
こはね:今日はみんないるんですね。 今年もよろしくお願いします
ミク:こちらこそ、今年もよろしくね
レン:あ、彰人と冬弥も来てくれたんだね! ふたりとも、あけましておめでとう!
彰人:ああ、去年は世話になったな。 今年もよろしくな
冬弥:また、みんなで歌おう
リン:うん! よろしくね、ふたりとも!
杏:ところで、今って何してたの?
ミク:みんなでお正月を満喫してたんだ。 まったりのんびりね
こはね:ふふ、お正月らしいね!
リン:でも、ダラダラしすぎないように 何か運動しなきゃねって、レンと話してたんだよ
杏:あ、それなら……。ちょうどいい物持ってきてるんだ。 みんなでやらない?
MEIKO:あら、羽子板じゃない!
リン:羽子板……ってなに?
MEIKO:1年を健康にすごせますように、っていう願いをこめて お正月に飾るものよ
レン:へえ、そうなんだ~!
こはね:それに、羽根つきっていう遊びができるんだよ
杏:この板で、羽根をボールにして打ち合うの。 羽根を落としたほうが負けね!
リン:わあ、おもしろそう! 羽根つきバトルだね!
レン:オレ達もやってみたい!
MEIKO:あら、いいわね。 羽根つきは厄除けをするって意味もあるし 羽子板も4つあるみたいだから、4人でやってみたら?
冬弥:……だが、羽根を落とすと顔にスミを塗られることになる。 レン、リン。顔中スミだらけにならないよう注意したほうがいい
彰人:そこまでガチでやんのか……?
レン:負けなきゃいいんだろ? それなら楽勝だって!
リン:うんうん! わたし達は息ぴったりだし、 ぜーったいに勝つ自信あるよ♪
杏:それじゃ、私とこはねで相手になるよ。 負けたほうはスミで顔に落書きされるってルール有りで!
こはね:えっ、杏ちゃん!?
杏:大丈夫だって! 私達は最高の相棒なんだから
リン:わたしだって絶対負けないよー!
レン:ねえ、彰人と冬弥も一緒にやらない?
冬弥:俺は、羽根つきをやったことがないんだが……。 彰人はどうだ?
彰人:ガキの頃1回だけな。 ま、オレはパスだ
杏:もう、ノリ悪いなあ。 彰人はほっといて、先に私達で勝負しよ!
リン:うん! じゃあみんなで外に行こう!
ミク:私も、ちょっと見に行こうかな
MEIKO:じゃあ私は、さっきの注文を作って あとで持っていくわね
リン:はーい! じゃあ、ちょっと行ってくるね!
レン:リン、絶対勝とうな!
リン:とーぜん! わたしとレンが最高の相棒だってこと、 この勝負で証明しちゃおうね!
杏:ふふ、ふたりとも張り切ってる。 私達も負けてられないね、こはね!
こはね:うん! 頑張ろうね、杏ちゃん!
冬弥:じゃあ、俺達は見学しているか
彰人:おい、練習は……。 はぁ。ま、正月だし、少しだけな
ミク:それじゃ、始めよっか。 私が審判やるよ
ミク:どちらかのチームが羽根を打ち返せなかったら 1点入るってルールにしよう
ミク:5点取ったほうが勝ちでいい?
レン:うん、オレ達はそれでいいよ!
杏:私達もオッケー!
ミク:わかった。 それじゃあ、羽根つきバトル、スタート!
杏:いっくよー! やあっ!
リン:あ、レンのほうに行ったよ!
レン:任せろ……って、あれ? 外した~!
杏:やった! まずは私達のチームが1点ゲットだね!
こはね:羽子板って形が変わってるし、当てるの難しいもんね
杏:……ってことで、レンくんは罰ゲーム!
レン:わ、わかってるって! 顔にスミを塗るんだよな……
リン:——ねえ、杏ちゃん! わたしにも塗ってくれない?
リン:レンはわたしの相棒だから、 罰ゲームもふたりで受けたいの!
ミク:ふふ、さすがは“最高の相棒”だね
杏:……よし、わかった! じゃあレンくんと同じところに塗るね
杏:ここに、ちょんっと! はい、リンちゃんも
リン:わ、くすぐったい! ……でも、なんか楽しいね!
レン:あはは、テンション上がってきたかも! よーし次は負けないぞ~!
杏:こはね、そっち飛んだよ!
こはね:うん! ……えいっ!
リン:わわっ! 手前に来た~! どうしよう、届かないかも……っ
リン:……でも、諦めない! 届いて~!
レン:繋がった! ナイス、リン!
こはね:すごいよ、リンちゃん!
杏:次は私だね! レンくん、そっちに飛ばすよ!
レン:よーっし、受けて立つ!
レン:(リンが繋げてくれたんだ。 オレも絶対に打ち返してみせる!)
杏:えいっ!
レン:……っここだ! やあっ!!!
こはね:あっ!?
杏:ええ!? あれ打ち返されちゃうか~!
リン:やったね、レン! 1点取ったよ~!
レン:ああ! この調子でいこう!
こはね:ご、ごめん、杏ちゃん! 打ち返せなかった……
杏:大丈夫だよ。次、気持ち切り替えてこ!
ミク:面白い勝負になりそうだね
レン:よーし、どんどんこーい! 今のオレとリンは無敵だよ!
杏:なかなか言うじゃん、レンくん! じゃ、どんどんいくよ!
杏:それっ!!
レン:へへっ、そこに打ってくると思った! えーいっ!!
第 7 话:最強チーム登場?
ストリートのセカイ
ミク:……勝負あり、だね。 レンとリンのチームの勝ち!
レン:よーっし! 勝った!!
リン:やったね、レン!
レン:おう! やっぱりリンは最高の相棒だな!
リン:えへへっ♪ レンもねっ!
杏:あはは、負けちゃった。 ふたりとも強いなあ
こはね:うん、レンくんもリンちゃんもすごかったね……!
杏:……ふふっ、こはね、すごい顔になってる!
こはね:えっ? でも、杏ちゃんだって……。 あははっ
冬弥:すごかったな。 白石と小豆沢もいい勝負をしていた
彰人:……もしかしてお前、羽根つきやりたいのか? あんなの別に——
ミク:へえ、彰人はやらないんだ。 もしかして、負けるのが怖いの?
彰人:な……そんなわけあるか
ミク:じゃあ、やってみたら? 意外と面白いかもよ
冬弥:彰人、足を引っ張ってしまうかもしれないが、 俺もやってみたい
彰人:……ったく、わかったわかった。 やればいいんだろ
ミク:決まりだね。 レン、リン! 彰人と冬弥が対戦したいって!
レン:ほんと? やったー!
リン:ふふーん、どこからでもかかってこーい!
彰人:——いいか冬弥、やるからには勝つぞ!
冬弥:ああ!
レン:よっしゃー! またオレ達の勝ち〜!
彰人:くそ、1点差かよ……!
冬弥:……すまない。俺が足を引っ張ってしまったな
冬弥:彰人も俺のフォローに回らなければ、もっと動けただろうに……
彰人:おい、また深刻になってんじゃねえよ。 たかが羽根つきだろ
杏:最後はスライディングまでしてたけどねー?
彰人:あぁ?
冬弥:だが、おかげで楽しかった。ありがとう
彰人:……はぁ。ま、そんならいいか
MEIKO:みんな、お疲れ様。 ご注文のドリンクを持ってきたわよ
杏:わあ、ありがとうございます! ちょうど喉かわいてたんです
ミク:あ、そうだ。せっかくだし、メイコも一緒に羽根つきやらない?
MEIKO:え、私も?
ミク:うん。みんなを見てたら、私もやりたくなってきたんだ
リン:じゃあさ、ミクとメイコでペア組んで、わたし達と対戦してよ!
レン:今のところ、オレ達が最強なんだ! メイコとミクにも勝って、いっちばん強いって証明するよ
ミク:ふふ、いいね。戦いがいがあるよ
MEIKO:そうね。さっそく始めましょうか!
杏:じゃあ、私が審判やるね
杏:ルールはさっきと一緒ね。5点先取制で、 どっちかのチームが打ち返せなかったら1点入るよ
杏:……それじゃあ羽根つきバトル、スタート!
レン:それっ!
ミク:これくらいなら余裕だね
リン:わ、打ち返されちゃった!
レン:うう、まだまだこれから! えいっ!
ミク:……うん、いいところに打ってくれたね、レン
ミク:えいっ!
レン:うわっ!? あんなの打ち返せないよ!
ミク:ふふ、見学してた時に、レン達の動きはだいたいわかったから
レン:そ、そんな~!
MEIKO:さすがね、ミク
ミク:どうする? 顔を真っ黒にされる前に降参したほうがいいんじゃない?
リン:まだまだここから! 次はわたしが打つよ!
リン:えいっ!
MEIKO:ふふ、リンも上手ね。 でも、これは打ち返せるかしら? それっ!
レン:なっ……!? あっという間に2点差……!?
リン:うそー!?
ミク:メイコも調子いいみたいだね
MEIKO:ええ、そうみたい。 ミクと一緒に組んでるからかしら?
レン:ま、まだまだ……! ミクとメイコに勝って、オレ達が最強だって証明しないとな!
リン:うん! 諦めるにはまだ早いよね! 切り替えてこー!
ミク:ふたりも本気出してきたね
MEIKO:そうね。でも、手加減はしないわよ
リン:望むところだよ~!
レン:よし、次いっくぞー!
ミク:よし、私達の勝ち
レン:うー、負けた……
リン:結局、1点しか取れなかったね……
杏:ふたりとも、すごかったよ!
ミク:ありがとう、杏。 リン、レン。いい試合ができて楽しかったよ
MEIKO:ええ、私もよ
リン:わたしも楽しかったけど……。 でも、やっぱり勝ちたかったなあ
レン:オレも……
彰人:なに新年から落ちこんでんだよ。 お前らはお前らでよくやっただろ
冬弥:ああ。どこからどう見ても、 レンとリンは最高の相棒同士だったからな
レン:でも……
杏:ねえ、ふたりとも。 ちょっと休憩したら、私達と一緒に新年最初のライブをしない?
レン:ライブ?
こはね:うん! せっかくみんな揃ってるから、 思いっきり歌えるかなって思ったんだけど……どうかな?
レン:……うん! いいね、やろう!
リン:わたしもー! 何歌おっか? レンがDJやって、わたしがこはね達と歌って、それから——!
ミク:思ったより早く立ち直ったね、ふたりとも
MEIKO:ふふ、それがレンとリンのいいところよね
ミク:まあね
ミク:こんな風に、今年もみんなで競い合っていける年にしたいね
第 8 话:獅子舞ロボと遊ぼう!
ワンダーランドのセカイ
獅子舞ロボ:ガブブブブブブ!!!!
司:うおおおおおおおおっ!!!! こいつ、いつまで追いかけてくるんだー!?
獅子舞ロボ:ガブガブガブガブガブ!!!!
司:頼む、誰か助けてくれー!!! もう、足が限界だー!!
レン:司くん! あとちょっとがんばって! もうすぐ助けるから!
KAITO:ミク、レン、準備はいいかい?
ミク:うん! オッケーだよ!
KAITO:それじゃあ、獅子舞ロボの捕獲作戦を開始しよう!
ミク・レン:『おーっ!!』
数十分前
えむ:よいしょっ!
ミク:はいっ!
えむ:よいしょーっ!
ミク:すごいすごい! えむちゃん、お餅つくの上手だねー!
えむ:やったー! ミクちゃんに褒められた~! この調子で、すっごくすっごーくおいしいお餅をつこうね☆
獅子舞ロボ:がぶ!
えむ:あ、獅子舞ロボさんもお餅つきたいの?
獅子舞ロボ:がぶがぶ!
えむ:わかった! あとで一緒にやろうね!
類:えむくんが獅子舞ロボと仲良くなれたようでよかったよ。 徹夜で作った甲斐があったな
レン:すごいね、類くん。本当に生きてるみたい! ……でも、なんで急に獅子舞のロボットを作ったの?
類:フフ、季節の行事に合わせたロボットを 作ってみようと思ってね
類:ネネロボからシステムを流用してはいるけど、 人工知能を搭載しているから全自動で動くんだ
レン:へえ! なんだかよくわかんないけど、すごいね!
寧々:……ねえ、誰かこっち手伝ってくれない? お餅取り分けたいの
MEIKO:私が手伝うわ! 一緒にやりましょ♪
司:今日は正月だけあって、どこもかしこも盛り上がっているな!
KAITO:そうだね。最近は新しいショーのアイディア出しに 行き詰まってたところだから、息抜きできてよかったよ
司:ほう、カイト達の新しいショーか
KAITO:うん。ミクが見つけてきた大型ネットで何か面白いことが できないかって話してたんだけど、なかなか難しくてね
KAITO:それにしても、よく臼と杵を見つけてきたね。 かなり年季が入ってるみたいだけど……
司:ああ、あれか。年末の大掃除の時に、 えむが家の敷地内にある蔵で見つけたらしい
獅子舞ロボ:がぶがぶ!
司:おわっ、急になんだ? お前はえむと一緒に餅つきするんじゃなかったのか?
獅子舞ロボ:がぶ!
類:どうやら、司くんのことが気に入ったみたいだねえ。 一緒に遊びたいんじゃないかな
司:オレと……? まあ、どうしてもと言うなら遊んでやらんこともないが……
獅子舞ロボ:がぶっ
司:いててててっ! おいっ、頭をかじるな! 遊んでやらんぞ!!!!
ミク:うん、いい感じ! あとちょっとでできそうだねっ
えむ:そうだね! よーし、もうひとがんばり〜! よいしょっ!
ミク:はいっ
えむ:よいしょっ!
ミク:はいっ
えむ:よいしょおおおおっ!!!
えむ:……あ
ミク:あ、えむちゃんの手から 杵がスポーンって抜けちゃった!
KAITO:司くん! 危ない!!
司:なっ!? なんで杵がこっちに飛んで……!
司:おい、獅子舞ロボ! 早くお前も避け——
獅子舞ロボ:がぶっ!?
えむ:わーーー!!! ごめんね、獅子舞ロボさん! あたしが手を滑らせちゃったから……
ミク:あれれ? 獅子舞ロボさん、 何もしゃべらなくなっちゃったけど……
獅子舞ロボ:…………
司:おい、返事をしろ!
獅子舞ロボ:…………
司:もしかして、壊れたんじゃないか……? おい類、こいつのメンテナンスを——
獅子舞ロボ:ガ、ガガ、ガガガガガ——
司:……え?
獅子舞ロボ:カブブブブ!!!
司:なっ!?
獅子舞ロボ:ガブガブガブガブ!!!!
司:や、やめろ! こっちに来るな!!
司:ど、どうなっているんだ~!?
第 9 话:獅子舞ロボ捕獲大作戦!
ワンダーランドのセカイ
司:うわああああ!
獅子舞ロボ:ガブブブブブブ!!!
えむ:すごいすごい! 獅子舞ロボさんって足が速いんだね! あたしも競走したーい!!
ミク:えっ! 競走するならミクもまぜて~!
類:なるほど……
類:ネネロボから流用したシステムの一部に衝撃が加わったことで、 司くんを敵と認識するようになったのか……
類:これは想定外だよ!! すぐにデータを取らないと!!
MEIKO:みんな、楽しそうね! 私もまぜてほしいわっ♪
寧々:……あんまり騒ぐとホコリが舞うから、 お餅取り分けるまでは静かにして
司:お前らあああ! いいからオレを助けろーーーー!!!
レン:ど、どうしようカイト! このままじゃ司くんが……!
KAITO:そうだね。なんとかして助けないと……! あの獅子舞ロボをうまく足止めできたらいいんだけど……
ミク:足止め……? あっ、そうだ! ねえねえ、これなんてどうー?
MEIKO:これって……ミクが持ってた大型ネット?
ミク:うん☆ 運動会のショーをやろうとした時に 見つけたんだ~!
KAITO:ああ、なるほど。 これで獅子舞ロボを捕獲するってことだね
ミク:うんうん☆ ミク達なら、きっとできるはずっ
レン:じゃあボク、えむちゃん達にも手伝い頼んでくるね!
レン:ってことで、大型ネットを使って、 獅子舞ロボの暴走を止めたいんだ!
類:それは名案だね。 本当はもう少しデータを取りたかったんだけど……
寧々:……まあ、さすがにそろそろ助けないと、 あいつの体力がもたなそうだしね
えむ:あたしも、もちろん協力するよっ!
レン:ありがとう、みんな!! 捕獲作戦なんだけど、まず、カイトとミクが合図を出すから——
レン:それじゃあみんな、さっき話したとおりによろしくね!
えむ:りょーかい!
KAITO:ミク、レン、メイコ、準備はいいかい?
ミク:うん! オッケーだよ!
レン:ボクも、いつでもいけるよ!
MEIKO:私もバッチリよ! ワクワクしてきたわね!
KAITO:よし。それじゃあ、獅子舞ロボの捕獲作戦を開始しよう!
レン・MEIKO:『おーっ!!』
寧々:……あ、ミク達がネットを広げたよ。 えむ、次お願い
えむ:はーい! あたしが獅子舞ロボさんをネットのほうまで 連れていけばいいんだよね☆
えむ:がんばるぞ~!
えむ:獅子舞ロボさーん、こっちこっちー!
獅子舞ロボ:ガブッ?
司:なっ、えむ!?
えむ:あたしと追いかけっこしよー!
獅子舞ロボ:ガブガブガブ!!!
えむ:あはは、速い速い! でも、あたしも負けないよー! それーっ!
類:うん。計画どおりうまくいってるね
KAITO:でも、どうして獅子舞ロボがえむちゃんを追いかけると 思ったんだい? さっきまで司くんを追いかけていたのに
類:もともと獅子舞というものは、晴れの日に、 幸せを招き、厄を払うものだったんだ。 だから——
類:えむくんと似たところがあるんじゃないかと思ってね
KAITO:ええ?
寧々:え? それってドッグランで犬同士が仲良くなる……みたいな?
類:そういうことさ。 さあ寧々、次の準備はいいかい?
寧々:なんか全然納得できないけど……ま、いいか。 ドローンはいつでも動かせる
MEIKO:こっちも準備OKよ!
寧々:じゃあ、ネットを引き上げるよ
司:あれは……類のドローン? が、大きなネットを引っ張り上げて……
レン:えむちゃん! 最後、よろしくね!
えむ:りょーかーいっ!! ネットのとこまでいっくよ~☆
獅子舞ロボ:ガブガブガブガブガブ!!
えむ:……ごめんね獅子舞ロボさん! これで追いかけっこはおしまいっ!
獅子舞ロボ:……ガブ?
ミク:よーしっ、今だよ寧々ちゃーーーーんっ!
寧々:ネットを、獅子舞ロボの上に落下させる……!
獅子舞ロボ:ガブガブ!?!?
MEIKO:うまくいったわ! レン、逃げられないようにネットの端押さえて!
レン:わかった!
司:おお、獅子舞ロボがネットの中に入ったぞ!
獅子舞ロボ:ガブガブガブ!!!
類:よし、最後の仕上げだ。 寧々、頼むよ
寧々:わかった
類:よし、このまま獅子舞ロボをネットごと引き上げて——
獅子舞ロボ:ガブ! ガブガブガブ!!
えむ:わあ、すごいすごい! 類くんのドローン、力持ちだねー! 獅子舞ロボさんがネットの中で宙吊りになってるー!
MEIKO:大漁大漁!って感じね~!
獅子舞ロボ:ガブー!!!
類:ごめんね、スイッチを切らせてもらうよ
獅子舞ロボ:ガブッ!? ガ、ぶ、が……
レン:司くん、無事でよかったよ!
司:ああ、助けてくれてありがとな、レン
ミク:司くんも、追いかけっこお疲れさま☆ いーっぱい走ってたね〜!!
類:フフ、おかげで僕もいいデータが取れたよ。 帰ったら分析しないと
司:おい、お前らもっとオレをいたわったらどうだ! そもそも類、オレはお前の作ったロボットが原因で——
寧々:はいはい、お疲れお疲れ。こういうのはいつものことでしょ。 ほら、餅つき大会に戻るよ
えむ:みんな、戻ろー! お醤油と、きなこと、あと抹茶も 持ってきてるから、いろんな味のお餅にしようねっ☆
レン:ねえ、えむちゃん! 次はボクがお餅ついてもいい?
えむ:うんっ! じゃあやりかた教えるねー!
司:…………
司:……なんだかあいつら、どんどんオレの扱いが雑になってないか?
KAITO:司くん、新年早々大変だったね。 本当にお疲れさま
司:まったくだ……。正月からこんな目にあうとはな……
KAITO:そうだね。でも……
KAITO:なんだかんだで、退屈はしてないんだろう?
司:——まあな!
司:未来のスターに、退屈なんてものは相応しくないからな!
KAITO:ふふ、それでこそ司くんだね
KAITO:さて、僕達も餅つき大会に合流しようか
司:ああ、そうだな! 誰よりも強くコシがある餅をついて、 オレのスター性を見せつけてやるぞ!!
第 10 话:ミクと一緒に初詣
教室のセカイ
志歩:……うん、いいんじゃないかな。 今日はこれで終わりにしよう
咲希:やったー! しほちゃんのOKが出ました!
志歩:言っとくけど、ギリギリ及第点だからね
志歩:今日はもう遅いし、細かいところは 次の練習で詰めていくよ
ルカ:ふふ、相変わらず厳しいわね
ミク:でも、いい演奏だったよ。 みんなお疲れさま
一歌:ありがとう。 ミク達が教えてくれたおかげだよ
一歌:次の練習も……って、あれ?
一歌:もしかして、今日で 今年の練習は終わり?
穂波:あ……そういえば、明日は大晦日だね
ルカ:それじゃあ、しばらくは練習を休んで ゆっくりお正月をすごすのがいいかもしれないわね
咲希:さんせーい! 息抜きは大事だし!
咲希:……というわけで! このあとどこか寄ってこーよ♪ カフェとか、ショッピングモールとか
志歩:今日は雪の予報出てたでしょ。 もう家に帰ったほうがいいよ
穂波:そうだね。今日の夜は、一段と寒くなるって 天気予報でも言ってたし……
志歩:それに年末年始って営業時間いつもと違うし、 この時間から行ってもゆっくりできないんじゃない?
咲希:ううー、そっかあ……。 みんなで遊びたかったなぁ
一歌:咲希……
一歌:……そうだ。 もしよかったら、うちでお泊まり会しない?
咲希:えっ、お泊まり会!? 楽しそう〜!
穂波:でも、明日は大晦日だし……。 急に押しかけたらご両親も迷惑に思うんじゃないかな
一歌:それなら大丈夫。 ふたりとも、昨日から温泉旅行行ってるから
一歌:私がひとりだけ家に残ってるのを気にしてたし、 みんなが泊まるのは大歓迎だと思うよ
咲希:やったー! いっちゃんありがとう!
咲希:ねえ、ほなちゃんとしほちゃんも来れるよね?
穂波:うん、年末年始はバイトに行く予定もないし……。 家族に連絡を入れておけば、わたしは大丈夫
志歩:私も、バイト入ってないから別に平気だけど
咲希:やったやったー! みんな一緒なら、きっと楽しい年越しになるね♪
一歌:もう咲希ってば、はしゃぎすぎだよ
ルカ:ふふ、みんな嬉しそうね
ミク:うん。みんなで思い出作りできる 時間が増えてよかったよね
ルカ:ミク、私達も思い出作りに、お泊り会する?
ミク:楽しそうだけど……、 ルカと一緒だと、一晩中ギターの特訓することになりそう
咲希:ねえねえ、せっかくお泊まり会するんだし、夜になったら みんなで初詣行かない?
穂波:うん、行きたいな!
志歩:まあ、たまにはいいかもね
咲希:わあ、やった~!
一歌:……そうだ。 もしよければ、ミクとルカも一緒にどうかな
ルカ:え、私達も?
一歌:うん、もしふたりがよければだけど……
ルカ:ありがとう。ぜひ一緒に行きたいわ
ミク:私も。初詣に行けるのは、1年に一度だけだもんね
志歩:でも、どうやって行くの? セカイには初詣する場所とかないよね
ルカ:ふふ♪ それはあとでのお楽しみよ
咲希:なんだかワクワクしてきちゃった♪ 早く夜にならないかな~!
一歌:もう、咲希ってば気が早いよ
穂波:じゃあ、日付が変わる少し前になったら、 ミクちゃんとルカさんを呼びますね
ルカ:ええ、楽しみにしてるわね
大晦日当日
一歌の部屋
咲希:わあ、久しぶりのいっちゃんの部屋だー!!
穂波:昔とあんまり変わってないね。 あ、でもミクちゃんのCDはずっとあるんだね
一歌:うん。昔からお小遣い貯めて買ってたし、 私にとっては宝物だから
一歌:あ、飲み物とか持ってくるね。 ちょっと待ってて
穂波:一歌ちゃん、わたしも手伝うよ。 お邪魔させてもらってるんだし……
一歌:ありがとう、穂波
咲希:じゃあ、アタシはしほちゃんと トランプ大会の準備してるね!
志歩:トランプ大会? そんなのするなんて聞いてないけど
咲希:だってお泊り会っていったらトランプ大会でしょ? ほらほらしほちゃん、一緒に準備しよ~!
志歩:……はいはい、わかったってば
穂波:ふふ。咲希ちゃん達、楽しそうだね。 今日は誘ってくれてありがとう、一歌ちゃん
一歌:ううん、私もみんなが来てくれて嬉しいよ
咲希:うそー!? また負けた! ほなちゃん、七並べ強すぎるよ~!
穂波:あはは、たまたま運がよかっただけだよ
一歌:もう少しで勝てそうだったんだけどな……。 すぐ9出しておけばよかった
志歩:……ていうか、もうすぐ0時じゃん
咲希:ほんとだ! みんなでいると、時間経つのあっという間だね
穂波:じゃあ、そろそろミクちゃん達を呼んで……って、あれ? スマホが光ってる……
一歌:あ、私のも……!
ルカ:『みんな、お待たせ。お泊まり会、楽しんでるかしら?』
穂波:ルカさん、来てくれたんですね!
ルカ:『ええ、待ちきれなくって』
ミク:『ルカってば、ずっとまだかなってそわそわしてたよね』
ルカ:『あら、ミクだってそうじゃない』
咲希:よーし、じゃあ全員揃ったことだし、そろそろ出かけよっか!
一歌:うん、みんなで年越しができるなんて嬉しいな
第 11 话:今年も、来年も
神社の拝殿
一歌:……あ、今、日付変わったね
穂波:あけましておめでとう、みんな
咲希:あけましておめでと~!!
一歌:おめでとう、みんな。今年もよろしく
志歩:うん、よろしく。 ……それにしても、すごい人だね
咲希:お参りするだけでも結構時間かかっちゃいそうだね
咲希:じゃあ並んでるあいだに、何をお願いするか考えとこうっと♪
ミク:『ルカは何をお願いするの?』
ルカ:『ふふ、まだ内緒よ』
一歌:願いごと、か……
一歌:(もっと演奏がうまくなりますように、とか? でも……)
志歩:意外と列の進み早いね。 これならすぐに順番来るかも
穂波:そうだね。お賽銭の準備しておこうかな
咲希:あ、アタシ、5円玉いっぱい用意してきたよ!
志歩:投げるのは1回だけなんだから、 そんなに用意しても意味ないでしょ
一歌:(3人とも、楽しそう)
一歌:(去年の今頃は、こんな風にみんなと 初詣に行けるなんて思ってなかったから、嬉しいな)
一歌:(……そうだ。私の願いごとは……)
咲希:よーし、初詣も終わったことだし、 みんなでいろいろまわってみよー!
志歩:咲希、練習終わってからそればっかりだよね
咲希:だって、ずーっと楽しみだったんだもん♪
咲希:あ、ねえねえ! あっちに屋台がいっぱい出てるよ!
一歌:本当だ。わたあめに、チョコバナナに……。 お祭りみたいだね
咲希:ねえ、いっちゃん。あっちに焼きそば売ってるよ! 一緒に買いに行かない?
一歌:うん、いいよ。 みんなの分も買ってくるね
穂波:ありがとう、いってらっしゃい
ルカ:『本当、屋台もいろいろあるわね。 見ているだけで楽しいわ』
ミク:『うん、どこもおいしそうなもの売ってるね』
志歩:お土産にいくつか買って、あとでセカイに持っていこうか
ミク:『え、いいの?』
志歩:うん。パックに入ってるから持ち運びもしやすいし、 食べてるところ見てるだけじゃつまらないでしょ
ルカ:『ありがとう、志歩。嬉しいわ』
穂波:……あ。ミクちゃん、ルカさん、 あっちにおみくじがありますよ
ミク:『本当だ。 幸運みくじ、って書いてある』
志歩:引いてみる?
ルカ:『引いてみたいけれど……。 でも、どうやって引けばいいのかしら?』
穂波:それなら、わたしが代わりにルカさんの分を引きましょうか?
ルカ:『あら、いいの? それじゃあお願いしようかしら』
志歩:私も試しに引いてみようかな。 ミクも引く?
ミク:『うーん、どうしよう……。 大吉が出て、運を使い切っちゃうのは嫌だし……』
ルカ:『ふふ。ミク、大吉を引く気まんまんね』
ルカ:『ミク、大吉が出ても、運を使い切ることにはならないから 大丈夫よ』
ミク:『……あ、それもそっか。 じゃあ、お願いしようかな』
志歩:うん、任せて
穂波:じゃあ、ルカさんの分からいきますね!
穂波:……って、あれ!? だ……大凶……!?
ルカ:『あら……』
志歩:大凶なんて初めて見た……
穂波:ご、ごめんなさい……! わたしのせいで、ルカさんの今年の運勢が……っ!
ミク:『大丈夫だよ、穂波。 おみくじなんだし、そこまで気にしなくてもいいって』
ルカ:『ミクの言うとおりよ。それに、ほら “努力すれば報われる”ってちゃんと書いてあるもの』
ルカ:『きっと今年もいつもどおり、私にやれることを やっていけばいいってことだと思うの。 だから大丈夫よ』
穂波:ルカさん……
穂波:でも、やっぱりこんなのダメです!
ルカ:『え?』
穂波:今のはわたしの分っていうことにして、もう一度引いてみます!
穂波:えいっ! ……って、今度は凶!?
志歩:穂波……
咲希:あ、いたいた! しほちゃん、ほなちゃーん!
志歩:なに? どうしたの?
咲希:向こうで甘酒配ってたの! すっごくおいしいから飲んでみて!
志歩:私はいい。甘いのそんなに好きじゃないし
咲希:え~! おいしいのに~!
一歌:……ていうか、穂波どうしたの? この世の終わりみたいな顔してるけど
穂波:うう~……
咲希:初詣、すっごく楽しかったね!
穂波:うん、そうだね。 いろいろあったけど……
志歩:穂波、気にしすぎだって
咲希:そういえば、みんなはさっき何をお願いしたの?
一歌:お願い……って、お参りの?
咲希:うん! みんな、どんなお願いしたのかな~って
一歌:私は……、 今年も、みんなと一緒にいられますようにってお願いしたよ
咲希:えっ?
咲希:いっちゃん、それ一緒! アタシも、みんなと一緒にいたいってお願いしたんだ!
咲希:今年だけじゃなくて、来年もその次も、 ずっとずーっと一緒にいられますようにって
穂波:ふふ、わたしも同じだよ。 志歩ちゃんは?
志歩:……まあ、そんな感じ
咲希:すごいすごい! こんなことってあるんだねー!
ミク:『ふふ。みんなの想いは、あの歌を見つけた時から 変わってないみたいだね』
ルカ:『ええ、そうみたいね』
穂波:じゃあ、そろそろ帰ろっか
一歌:うん、そうだね
一歌:……また来年も、みんなで初詣に来られたらいいな
穂波:一歌ちゃん……
志歩:今から来年の話って、さすがに気が早くない?
咲希:えー、いいじゃん! アタシも、またみんなで一緒に初詣来たい!
穂波:うん。来年も、絶対一緒に来ようね
ミク:『……ふふっ』
ルカ:『嬉しそうね、ミク』
ミク:『まあね』
ミク:『バラバラだったみんなが、こうやって未来の約束まで してるんだって思ったら、なんだか嬉しくて』
ルカ:『そうね。今年もきっといろいろあるだろうけど——』
ルカ:『この子達の成長を、一緒に応援していきましょうね』
ミク:『——うん!』